植え付けの具体的な方法と、ポイントとなる作業を写真付きでご紹介します。
1. 植え付ける前に気をつけること
苗を植え付ける前に知っておきたい、大切なポイントを3つに絞ってご紹介します!
ポイント1. 苗の選び方
よい苗を植えれば、植え付けたあとも元気に成長します。お店で苗を選ぶ際には、次のような点をチェックしましょう。・虫食いがない
・茎が太くしっかりとしている
・葉の緑色が濃い
ひょろひょろとしている苗や、葉の色が薄かったり黄色っぽかったりする苗は、日照不足などでうまく育たない可能性があるので避けましょう。

ポイント2. 買ってきたらすぐに植える
野菜の苗は、トマトなら本葉が7~8枚、ナスなら5~6枚など、品目ごとにそれぞれ植え付けに適した大きさがあります。お店に並ぶ苗は、植え付けにちょうどいい大きさまで育てられたものが多いので、買ってすぐに植えるのがおすすめです。
大きすぎたり、小さすぎたりすると、うまく根付かかなかったり、寒さで傷んだりしてしまうので気をつけてください。
ポイント3. 生育適温に達してから植える
野菜にはそれぞれ、育ちやすい温度(生育適温)があります。トマト、きゅうり、ナスなどの夏野菜の多くは、1日の平均気温が20~30℃でよく育ちます。気温が低いと生育が遅れたり、霜などで枯れてしまう心配が。成長に適した温度になってから植え付けるようにしましょう。
2. 植え付けのポイント
Step1. 必要な道具を準備する
苗を植え付ける前に、まずは以下のアイテムを用意しましょう。・野菜の苗
・基本の道具
→野菜の苗のほかに必要な基本道具はこちら
Step2. 植え穴の位置を決める
土の表面をよくならし、メジャーで間隔を測り、目印をつけて苗を植える穴を掘ります。この時、成長後の大きさを考えて、苗と苗の間隔をきちんとあけることも大切なポイントです。
トマトなら50cm程度、ピーマンなら30cm程度、ズッキーニなら1m程度の間隔が必要になります。間隔が狭すぎると、うまく育たない可能性があるので気をつけてください。
Step3. 植え穴をあける

Step4. 土が乾いているときは、苗を植える前に水やりをする

こうすることで、苗の根をしっかり地中に根付かせることができます。
Step5. 根鉢を崩さないように苗をポットから取り出す


Step6. 苗を土に植える

最後に手の平で押さえて土の表面を平らにしましょう。
Step7. 水をあげる

マルチを張っている場合は、穴にきちんと水が入るようにしましょう。
苗の植え方がその後の生育を左右する!!
野菜だって生きています。育てる前から丁寧に扱い、手間暇をかけるほど、強く確実に育っていくでしょう。苗を植え付けた後も色々な管理作業があるので、次に必要な作業をカレンダーにメモしておくのもいいかもしれませんね。夏本番に向けて、自分の身体を元気にする、おいしい野菜を作ってみませんか?