株式会社グリーンフィールドプロジェクト
松崎 英【株式会社グリーンフィールドプロジェクト】有機認証の中でも厳しいとされる「ヨーロッパ有機認証」を取得した、有機種子を輸入・販売。2017年には、日本の固定種を残すことを目的とした「SAVE THE SEED (セーブ・ザ・シード)プロジェクト」を開始。「有機栽培するなら、その種も有機種子であってほしい」という思いから、日本での有機種子の普及に尽力しています。 HP:http://gfp-japan.com/…続きを読む
- AGRI PICK 編集部
AGRI PICKの運営・編集スタッフ。農業者や家庭菜園・ガーデニングを楽しむ方に向けて、栽培のコツや便利な農作業グッズなどのお役立ち情報を配信しています。これから農業を始めたい・学びたい方に向けた、栽培の基礎知識や、農業の求人・就農に関する情報も。…続きを読む
この記事では、そんなキャベツの品種について紹介していきます。家庭菜園でキャベツを育ててみたいという人は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
キャベツにはどんな種類があるの?
キャベツの種類は、栽培できる時期や大きさ、形などの特徴で分けると、主に以下の3タイプがあります。寒玉キャベツ
一般的にキャベツというと、「寒玉キャベツ」のことを指します。夏に種をまき、秋から冬にかけて収穫するため「冬キャベツ」とも言われます。葉が硬く、良く締まっていて、平べったいのが特徴です。春系キャベツ
寒玉キャベツの対極となる品種が、秋まき・翌春収穫の「春系キャベツ」です。柔らかな葉がふんわりと緩く巻かれ、球は丸い形をしているのが特徴。グリーンボール
1~2月に種まきし、初夏に採るタイプが「グリーンボール」です。最近では、冬以外にもまける品種も見られます。球は小ぶりのボール型で、しっかりと葉が巻かれます。GFP松崎さん
キャベツは栽培時期により、この3種類に分かれますが、ほかにも「芽キャベツ」や「赤キャベツ」、「とんがりキャベツ」などのユニークな見た目のものもあります!
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キャベツの育て方はこちらの記事で!
キャベツの品種を選ぶポイント
キャベツの品種選びは、栽培時期によって選ぶのがポイントです。
夏まきで冬に収穫したいなら「寒玉キャベツ」、秋まきなら「春系キャベツ」、初春まきなら「グリーンボール」というように、自分が栽培する時期に合った品種を選びましょう。
GFP松崎さん
最近アブラナ科に多く見られる「黒腐病」が非常に発生しやすくなっています。初心者には、耐病性を持つ品種がおすすめです。
黒腐病とは?こちらの記事をチェック!
プロが選ぶ!キャベツのおすすめ品種BEST5
ここからは、家庭菜園におすすめのキャベツの品種をランキング形式で紹介していきます!5位「札幌大球」固定種
GFP松崎さん
普通のキャベツの10倍ほどと、とてつもなく大きなキャベツです!外葉がかたいので、漬物にするのがおすすめ。寒さで凍ってしまっても、球の中心部分がおいしく食べられるので、札幌では保存食にもなっています。北の在来種である「札幌大球」は、文化的にも面白味があるので応援している品種です!
4位「とんがりキャベツ」有機・固定種 グリーンフィールドプロジェクト
GFP松崎さん
見事にとんがった、ユニークなキャベツ!一部ヨーロッパでは、この「とんがりキャベツ(シュピッツコール)」が一般的ですが、日本のスーパーでは滅多にお目にかかれません。食味は、一般のキャベツ同様に甘味もあり、生食でもおいしく食べられますよ。
3位「彩里」F1 タキイ種苗
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黒腐病を含め、病気に強い品種です。耐暑性もあるので、初心者でも安心して栽培できますよ。早生なのも嬉しい秀品です!
2位「アーリーボール」F1 サカタのタネ
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生育がとにかく早い!極早生のグリーンボール系品種です。葉は柔らかいので、サラダなどの生食でもおいしく食べられます。
1位「初恋」F1 トーホク
GFP松崎さん
寒玉キャベツですが、食味は寒玉と春系の中間といった感じ。シャキシャキ感と甘みが絶妙で、キャベツの味がしっかり感じられます。とにかく美味しいキャベツです!