カリフラワー栽培のポイント!真っ白な理由は遮光にあり

家庭菜園でできるカリフラワーは、白以外にもオレンジ色、紫色などカラフルなものも!地植え・プランターで育てやすい、短期間で収穫できる品種など、栽培しやすいカリフラワーの種類と、基本の育て方、失敗しない栽培のポイントまで丁寧に解説します。


カリフラワー

出典:写真AC
ホクホクとした食感で、クセがなく食べやすいカリフラワー。真っ白なカリフラワーを作るためには、あるひと手間が必要です。まるまるした、おいしいカリフラワーを栽培するためのコツを紹介します!

白だけじゃない!カラフルなカリフラワーの品種も

種から育苗するより、苗から栽培を始める方が発芽の管理がなくおすすめですが、苗は販売されている時期や品種が限られます。家庭菜園で育てやすい品種の種は、いろいろな種類が1年中販売されていて、手軽に低価格で入手することができます。
苗作りも植え付けの仕方も、畑などの地植えやプランターでの栽培方法をしっかり紹介しているので、種からでも一度チャレンジしてみてください!

畑など、地植えにおすすめのカリフラワー

【種】カリフラワーの定番品種「スノークラウン」

生育旺盛なカリフラワーの定番品種です。約70日で収穫できるため、短期で収穫したい方におすすめです。
ITEM
スノークラウン 種
・内容量:0.8ml

【種】鮮やかなオレンジ色「オレンジブーケ」

まるでオレンジ色の花のブーケのような見た目のカリフラワーです。加熱しても色が落ちないため、料理の彩りにもおすすめ!
ITEM
オレンジブーケ 種
内容量:1.1ml

【種】シックな紫色のカリフラワー「バイオレットクイン」

花蕾は中ぐらいで、紫色は加熱すると濃い緑色に変化します。生のままピクルスにすると、赤くてよりきれいな紫に!ぜひ自家製にチャレンジして、色の変化も楽しんでくださいね。
ITEM
バイオレットクイン 種
・内容量:0.7ml

【苗】真っ白なカリフラワー「ブライダル」

ブライダルは、寒さに強く育てやすいカリフラワー。大きく育ち、重さ900gほどの真っ白なカリフラワーが収穫できます。
ITEM
ブライダル 苗
・内容量:4株入り

プランター栽培におすすめのカリフラワー

【種】プランター栽培におすすめ「美星」

花蕾の大きさが直径10cmほどの、小ぶりで密植に適したカリフラワーです。暑さにも強く70日程度で収穫できます。みずみずしく生食ができるため、サラダにもおすすめ!
ITEM
美星 種
・内容量:0.8ml

【種】育てやすい密植品種「スノードレス」

芯葉という中心から伸びてくる葉の生育が勢い良く育ち、花蕾をきれいに包みます。そのため真っ白なカリフラワーが収穫しやすい品種です。また生育障害が発生しにくい事と寒さに強い点が特徴です。
ITEM
スノードレス 種
・内容量:1.4ml

【苗】生でもおいしい!「オレンジ美星」

きめ細かい花蕾になるカラフルなカリフラワーです。オレンジ色が鮮やかな品種ですが、傷みやすい特徴もあるため収穫したらすぐに食べましょう。
ITEM
オレンジ美星 苗
・内容量:4株

カリフラワー栽培のポイント

たくさんのカリフラワー
出典:写真AC
カリフラワーは株を大きくすることで、食べる部分「花蕾(からい)」も大きくなるので、しっかりと元肥と追肥を施すことがポイントです。株間が狭くなると、生長を抑止し合うので注意しましょう。

栽培カレンダー

図:matsuta

連作障害について

連作を嫌うため、2年あけるようにしましょう

栽培適温

15~20℃

種まき時期に注意!ボトニングを防ぐ

種をまくのが適期より遅れた場合、生育初期の段階で低温にあう可能性があります。すると花蕾が大きくならない「ボトニング」という生育障害が発生します。地域によっても適期が違うので、種を購入する際はパッケージの裏面の、種まき時期をしっかり確認してください。

スペースを広く!大きなカリフラワーを作りましょう

スペースが狭いと、株同士が肥料を食い合ってしまいます。植え付け時は、株と株の間を40cm以上あけるといいでしょう。栽培エリアに余裕がある場合は、株間を広く確保することを意識してくださいね。

【地植え/プランター】カリフラワーの基本の栽培方法



カリフラワーの栽培
出典:写真AC
カリフラワーを栽培するのに欠かせないポイントは、肥料切れを起こさないことと、白くするための軟白作業をしっかり行うことです!

Step1. 用意するもの

カリフラワーの種と、土作りや栽培に必要な道具を用意しましょう。

Step2. 苗作り

カリフラワー種
撮影:matsuta
3.5号ポットを準備します。培養土を入れて3点まきし、水やりをしながら25℃前後で管理しましょう。
種まき後、3~4日で発芽します。本葉が2~3枚になったら、生育の良いものを1つだけ残して間引きします。

Step3. 土づくり

畑・地植えの場合

1. 苗の植え付け2週間前までに1平方メートルあたり100gの苦土石灰をまき、土に混ぜ込みます。
2. 苗の植え付け1週間前までに1平方メートルあたり1kgの堆肥と100gの化成肥料をまき、土に混ぜ込みます。
3. 高さ10~15cm、畝幅60~70cmの畝を作成します。
4. 植え付けまでに、マルチングをしましょう。

マルチシートの目的と張り方のポイントなど、詳しくはこちら!

プランターの場合

1. プランターは深さ30cm、直径65cmの物を準備しましょう。
2. 根腐れを防止するため、鉢底石を底に敷き、野菜用培養土を縁から2cm下の高さまで入れます。
3. 日当たりが良い場所に置き、プランターの下にすのこなどを敷いて風通しを良くしましょう。

Step4. 苗の植え付け

畑・地植えの場合

穴に水をやる
撮影:matsuta
1. ポットの底まで根が回って、本葉が4~6枚になったら苗を植え付けます。
2. マルチカッターを使って穴をあけ、穴に水をなみなみと注ぎます。
3. 水が完全に引いたら苗を穴に植えましょう。
4. 隙間なく土をかけて軽く鎮圧します。畝と苗の土に高低差ができないようにしましょう。
5. 水をたっぷり与えましょう。

ワンポイントアドバイス
複数植える場合は株間40~50cm、条間60cmにしましょう。


プランターの場合

苗の根鉢を見る様子
撮影:matsuta
1. ポットの底まで根が回って、本葉が4~6枚になったら苗を植え付けます。
2. プランターの土に、苗と同じくらいの穴をあけて水をなみなみと注ぎ、そこに苗を入れます。
3. 隙間なく土をかけて軽く鎮圧します。プランターの土と苗の土に高低差ができないようにしましょう。
4. 水をたっぷり与えましょう。

Step5. 防虫ネットを張る

防虫ネットをしてある野菜
出典:写真AC
植え付け直後に防虫ネットをかぶせましょう。暑い時期は虫の活動も活発なため、植えた直後に主軸を食べられてしまうことも多々あります。苗を植えたら、間髪いれずに防虫ネットまで設置して作業を終えるのがポイントです。
防虫ネットについて詳しくはこちら

Step6. 追肥を実施

畑・地植えの場合

植え付けしてから2週間経過したタイミングで、花蕾の様子を見て追肥します。追肥は、軟白作業のために葉を大きくすることにもつながります。1平方メートルあたり20gの化成肥料を土の上にパラパラとまき、しっかり土に混ぜ込みましょう。

プランターの場合

植え付け後、2週間経過したタイミングから、2週間ごとに30gの追肥を実施します。株元にパラパラと化成肥料をまきましょう。土に肥料を混ぜ込むようにしましょう。

Step7. 軟白作業で真っ白に育てる!

軟白作業図
図:matsuta
白色品種のカリフラワーは直射日光が当たり続けると、黄色く変色してしまいます。変色を防ぐために、花蕾が7~8cmになったころに軟白作業を実施します。オレンジの品種や紫の品種は不要な作業です。
外葉で花蕾を包むように巻き、麻ひもで先端を結束して、花蕾に日光が当たらないようにしましょう(イラスト左)。葉を上にのせるようにして光を遮断する方法も有効です(イラスト右)。
収穫するまでの間は続けます。葉を大きくするために、追肥をしっかりしていくことも重要ですよ!

Step8. 収穫

花蕾の直径が15cm以上になったら収穫します。根本から、はさみや鎌などでカットしましょう。

ワンポイントアドバイス
花蕾に付いた葉は、切り落としてしまって構いませんが、葉ももちろん食べられるので、繊維を立つように細切りにして、スープや炒め物にするのもおすすめです。


黒い斑点に要注意!

花蕾の表面に黒い斑点が出ていたら、カビが繁殖している可能性があります。そのまま食べてしまうと腹痛や嘔吐の原因になるので、食べないようにしましょう。中を切ってみて黒い斑点がそこまでない場合は、カビの部分を取り除いて食べることはできます。

カリフラワーの害虫対策

青虫の様子
出典:写真AC
カリフラワーはアブラナ科のため、キャベツなどと同じように害虫に食害されます。苗を植えたタイミングから防虫ネットをしっかりかぶせましょう。
防虫ネットの正しい張り方などについてはこちら!

ヨトウムシ・アオムシ

ヨトウムシは、一度に数100個の卵を産み、葉がボロボロになるまで食害する厄介な害虫です。日中は地中に潜っているため姿を見ることはあまりありませんが、フンや卵を見つけたら、株元を掘り返して潜んでいないか確認して見つけたら駆除しましょう。
アオムシも、苗を植え付けた後に葉を食べてしまう害虫です。卵やフンを見つけたら対策を強化しましょう。

ヨトウムシやアオムシの詳しい対策は、以下の記事から!

自作ならではの、カラフルなカリフラワーも栽培してみよう!

いろいろなカリフラワー
出典:写真AC
白だけでなく、カラフルな色合いが特徴のカリフラワーは、シンプルにサラダや温野菜にするだけで、食卓の彩りを豊かにします。スタンダードな白の品種と育ててみたい好きな色の品種を一緒に育てるなど、いろいろな色のカリフラワー栽培を楽しんでみてくださいね。

この記事に関連するタグ

関連する記事

カリフラワー
このまとめが気に入ったら
「いいね!」をしよう

この記事のキーワード

まつたかずき
まつたかずき

市民農園のスタッフをしながらライターとして活動しています。野菜づくりを誰もが気軽に出来る趣味にすることを目標に、初心者の方でも興味を持っていただける記事を執筆していきます!