どっさり収穫をめざそう!ピーマン&パプリカの育て方

ビタミンたっぷりの健康野菜、ピーマンとパプリカ。実をつける野菜の中では、栽培方法がシンプルで失敗が少なく、初心者にもおすすめです。もちろん畑でもプランターでも育てられます。植えつけから、わき芽かき、支柱立て、水やりなど管理のポイントまで紹介します!


出典:PIXTA
ビタミンたっぷりの健康野菜、ピーマンとパプリカ。実をつける野菜の中では、栽培方法がシンプルで失敗が少なく、もちろん畑でもプランターでも育てられます。タイミングのよい管理作業を行えば、夏から秋にかけて毎日のように実をつけ、食べきれないほどの収穫も夢ではありません。
植えつけ方から管理のポイントまで詳しく紹介しますので、ぜひ挑戦してみてください!

農家向け栽培情報はこちら。

1. ピーマン&パプリカ、収穫量UPのポイントは?

出典:写真AC
ピーマンとパプリカは、同じナス科トウガラシ属の仲間。開花から15~20日目の若い実を利用するピーマンは、うまくいけば1株で50個以上も収穫できる、おトクな野菜です。

赤や黄色に完熟してから収穫するパプリカは、開花から収穫まで50~60日かかるため、個数は少なくなりますが、ずっしりと大きな実がつきます。

株を元気に育てて、収穫量をUPさせる栽培のポイントをまとめてみました。

ポイント1
花の咲いた苗は、成長が早い

撮影:編集部
植えつけにベストなのは本葉8~10枚に成長した苗です。さらに最初の花(つぼみ)がついていれば、その後の成長も早く、収穫までもスピーディー。購入した苗が小さすぎるときは、日当たりのよい場所で育て、植えつけに適したサイズになってから植えるとよいでしょう。

ピーマン苗 京みどり 断根接木苗 9cmポット

ピーマン 京みどり(接ぎ木苗)
ITEM
ピーマン 京みどり(接ぎ木苗)
早生でたくさん収穫できる品種。病気に強い接木苗なら、初心者でも失敗なく育てられます。

・内容:接ぎ木苗 9cmポット
・参考価格:260円前後
11月末、まだ実が…(夏秋栽培)
6月24日に定植したのですが、12月になろうと言う今日現在でも、結構たわわに実をつけ続けています(当地は平野部中間地、露地植えです)。スタミナがある株(品種というべきか)なんですね。2株購入したのですが、10月でも鈴なりで家で食べきれなかったので、ご近所さんにおすそ分けした所「へえぇ! ピーマン、まだこんなに採れるんですか??」との反応でした。=いつも、玉ねぎ、イチゴ、ソラマメ、ジャガイモなど、収穫が6月上旬までずれこむ野菜の後作に何を植えようかと悩みます。こちらのショップさんでは、納期の幅が広く、6月下旬でも春植え果菜苗が購入できるので、とても助かっています。(以下略) 出典:楽天市場

フルーツパプリカ セニョリータゴールド

フルーツパプリカ セニョリータゴールド(苗)
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フルーツパプリカ セニョリータゴールド(苗)
丸くてかわいいミニパプリカの苗。甘みがあり、生でも食べられるおいしさです。

・内容:ポット苗
・参考価格:250円前後
去年、初めて植えてみたら、かなり、実がなり、味もよかったです。パプリカ臭さがなく、あっさりしています。カメムシが大量発生するのが困りました。 出典:楽天市場

そのほかのピーマン・パプリカ品種は、こちらの記事でもたくさん紹介しています。

ポイント2
3本仕立てに整枝

成長するにつれて、葉のつけ根からわき芽が伸びてきます。わき芽を放置するとそちらに養分が取られて、実の数が減ってしまいます。最初の花のついている枝と、その近くから伸びる太い枝2本を残し、それより下のわき芽は摘み取りましょう。枝が混み合って風通しが悪くなるのを防ぐ効果もあります。

ポイント3
一番果は早めに収穫

撮影:編集部
最初の花からできた実を「一番果」と呼び、この果実を小さめのうちに収穫すると、その後の実つきがよくなります。パプリカの場合も、色がつく前のグリーンの実を小さめで収穫してしまいましょう。小さな実も、ピーマンと同じように食べることができます。

ポイント4
害虫対策は早めに

ピーマンには、アブラムシやハダニ、チャノホコリダニなどの小さな害虫がつくことがあります。新芽や葉の裏などに隠れていることが多いので、見つけにくいのですが、葉の汁を吸うので、数が増えると成長に影響します。葉が縮れたり変色したりしていたら、裏側などをチェックして、ポンプ式の噴霧器などで水をかけ、払い落とします。早めに対策すれば被害も少なくて済みます。

このほか、ナス科野菜を好むタバコガの幼虫がつくことがあります。大型で、実に穴をあけて中身を食べてしまうので、こちらも周囲を探して、早めに取り除きましょう。

ポンプ式噴霧器 2L

2L ポンプ式 噴霧器
ITEM
2L ポンプ式 噴霧器
手動で加圧するポンプ式の噴霧器。液体肥料や薬剤の散布にも使用できます。

・容量:2L
・参考価格:2,000円前後

ポイント5
収穫中も肥料を忘れずに

ピーマンやパプリカの収穫は、初夏から秋にかけて3~4か月間続きます。途中で肥料切れさせると、収穫量が落ちてしまうので、収穫が始まっても2週間に1回を目安に、肥料を与えるようにしてください。特にパプリカは、開花から完熟するまで50~60日ほどかかり、株も体力を使います。定期的な追肥を欠かさないようにしましょう。

3. ピーマン・パプリカの栽培カレンダー

・植えつけ:5月~6月上旬
・収穫:6~10月

4. 菜園での育て方

出典:PIXTA
ピーマン、パプリカの育て方はほとんど共通です。
追肥、整枝などのちょっとした作業が収穫量を左右するので、上で紹介したポイントをしっかり押さえておきましょう。

Step1. 用意するもの

ピーマン、パプリカの苗
そのほか必要なアイテムは、こちらの記事をご覧ください。


Step2. 土作り

栽培する区画の酸度調整を済ませ、植えつけの2週間前を目安に、堆肥と肥料を入れて土作りをし、幅60cm程度の畝を立てます。マルチを張っておくと、低温や雑草対策になります。

土作りの詳しい方法はこちらを参照してください。

Step3. 苗の植えつけ

畝の中央に苗のポットと同じサイズの穴を掘り、ポットをはずして植えつけます。周りの土を寄せて軽く押さえ、ジョウロでたっぷりと水やりします。2株以上植える場合は、間隔を40~50cmあけましょう。

Step4. 支柱立て

株が成長すると重みで倒れやすくなるので、株の脇に支柱を立て、中心の太い茎にひもをかけて誘引します。

Step5. 追肥

植えつけの2~3週間後から、2週間に1回を目安に肥料を与えます。散布する量や頻度は、肥料のパッケージを参照してください。粒状の肥料は株の周りにパラパラとまき、クワなどで土となじませて株元に寄せます。

Step6. 摘果

一番果が、本来の収穫サイズの半分ほどの大きさになったら、早めに切り取ります。

Step7. 収穫

品種によって収穫までの日数や大きさは違いますが、ピーマンなら開花から15~20日後、パプリカなら50~60日後が、おおよその目安です。へたの上をハサミで切って収穫しましょう。

Step8. 整枝

栽培の後半に入ると、葉が茂りすぎて風通しが悪くなることがあります。混み合いすぎている場合は、収穫の終わった茎葉を適宜整枝すると風通しがよくなり、病気の予防になります。

5. プランターでの育て方

出典:PIXTA
プランターでの育て方も、畑の場合とほとんど同じです。
日当たりのよい場所で育てるのが基本ですが、ピーマンやパプリカは、暑すぎると実をつけにくくなります。特にマンションなどのベランダは、夏場は輻射熱で床が熱くなるので、ウッドパネルやレンガを敷くなどの工夫をしましょう。水切れにも十分注意してください。

Step1. 用意するもの

・ピーマン、パプリカの苗
・直径30×深さ30cm程度のプランター

そのほか必要なアイテムは、こちらを参照してください。

Step2. プランターの準備

プランターの底に鉢底ネットを敷き、底面が見えなくなるくらい鉢底石を入れます。培養土を縁から2cmほど下まで入れ、水でよく湿らせておきます。

Step3. 苗の植えつけ

プランターの中央に苗のポットと同じ大きさの穴を掘り、ポットをはずして植えつけ、たっぷりと水やりします。植えつけ後は日当たりのよい場所に置き、土が乾いたら水やりしながら育てます。

Step4. 支柱立て

株が倒れないように支柱を立て、中心の太い茎にひもをかけて誘引します。

Step5. 追肥

植えつけの2~3週間後から、2週間に1回を目安に肥料を与えます。散布する量や頻度は、肥料のパッケージを参照してください。

Step6. 摘果

一番果が、本来の収穫サイズの半分ほどの大きさになったら、切り取ります。

Step7. 収穫

ピーマンなら開花から15~20日後、パプリカなら50~60日後が、収穫の目安です。へたの上をハサミで切って収穫しましょう。

Step8. 整枝

栽培の後半に入ると、葉が茂りすぎて風通しが悪くなることがあります。収穫の終わった茎葉を適宜整枝して、風通しよく育て、病気を予防しましょう。

6. ピーマン&パプリカで、菜園がカラフルに

出典:PIXTA
グリーンピーマンのみずみずしさと、パプリカの鮮やかなビタミンカラー。ビジュアル的にも美しく、菜園を華やかにしてくれること間違いありません。

ピーマンは完熟させてから食べてもおいしいので、栽培の後半は収穫を伸ばして、赤ピーマンを楽しむのもおすすめです。

パプリカはゆっくりと時間をかけて、グリーンから赤や黄色、オレンジなど、それぞれの品種の色に変化します。熟す途中のマーブルカラーも美しいので、ぜひ鑑賞してみてくださいね。
もちろん、どの段階でも食べられます!

紹介されたアイテム

ピーマン 京みどり(接ぎ木苗)

ピーマン 京みどり(接ぎ木苗)

¥258 税込

フルーツパプリカ セニョリータゴールド(苗)

フルーツパプリカ セニョリータゴールド(苗)

¥250 税込

2L ポンプ式 噴霧器

2L ポンプ式 噴霧器

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Akiko Isono
Akiko Isono

編集者兼ライター。家庭菜園・ガーデニング専門誌の編集に8年間携わり、現在は雑誌やムック、WEBを中心に、植物、農業、環境、食などをテーマとした記事を執筆。好きな野菜はケールとにんじん。