【失敗しないそら豆の栽培方法】摘心やアブラムシの駆除方法も!

そら豆の栽培方法をご紹介します。追肥や摘心、アブラムシなどの害虫対策、支柱の立て方など、種まきから収穫までの育て方を徹底解説!プランター栽培の方法も伝授しちゃいます!!そら豆の種類もご紹介するので、そら豆を全く知らない人でも安心♪


出典:写真AC
そら豆といえば初夏の味覚の代表格!とれたてゆでたてのそら豆のおいしさは格別です。ふかふかのさやに包まれた淡い緑色の豆は見た目もユニークで、栽培しないと味わえないメリットがたくさん。
今回は基本的な栽培方法や注意点をしっかり説明していきます。

そら豆とは?

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そら豆は、さやを空に向けて実らせることから「空豆」、また、形が蚕(かいこ)に似ていることから「蚕豆」とも書かれます。最も簡単な食べ方は、塩ゆでしてそのまま食べる方法。ほかにも、焼きそら豆や炒め物など、いろいろな味わいがあります。
そら豆はタンパク質や、ビタミン類、カリウム、鉄、銅など栄養がたくさん、しかもバランスよく含まれています。
そら豆の薄皮には食物繊維がたくさん含まれています。外して食べることが多いですが、新鮮なそら豆は比較的薄皮も柔らかいので是非一緒に食べてもらいたいです。

そら豆の栽培カレンダー

野菜を育てる上で大事なのが作業を行うタイミングです。きちんと時期を把握して逃さないようにしましょう。

そら豆の品種紹介

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主な産地は鹿児島県や千葉県などと言われていますが、ハウス栽培などの発展のおかげで現在は全国各地で作られるようになりました。よく売られているポピュラーなものから珍しい品種も紹介してみたいと思います。


一寸そら豆

「一寸」と名付けられていることから分かるように、豆の粒が3cmくらいの大粒な豆です。関西地方ではそら豆の総称として、「一寸」と呼ばれたりします。
よくスーパーなどで出回っているのは一寸系統の豆であることが多いです。ホクホクとしていて甘くおいしいと評判のそら豆です。
サヤに豆が3つ入る確率が特に高い一寸そら豆で「三連」という品種もあります。
ITEM
一寸そら豆 種
・内容量:45ml


ITEM
三連 種
・内容量:40ml

さぬき長莢蚕豆

さやの長さが20cmほどで中には4~6粒の豆ができます。小粒で味も申し分ないです。名前に「さぬき」とついていることから、香川県の郷土料理などに使われることも多いです。

ITEM
さぬき長莢早生 種
・内容量:30ml

初姫

豆の色が小豆のように赤く、粒の大きさは一寸そら豆と同じくらいです。ホクホクしておいしいそら豆ですが、ゆでるとせっかくの赤い色が落ちてしまい緑色になってしまうので、調理法は軽く蒸すのがおすすめ!料理の彩りにも一役買ってくれます。

カルマジン

日本ではあまりなじみがないですが、ヨーロッパなどでよく食べられている品種で、豆の色は薄いピンク色をしています。味も良くたくさん取れるのが特徴。
ホームセンターなどではあまり見かけませんが、ネット通販などでは手に入ることもあるので変わり種が好きな方は是非チャレンジしてみてください。
こちらもやはり、ピンク色を残すには蒸すのが適しています。

ポポロ(ファーべ)

イタリア語でそら豆という意味の「ファーべ」。一つのさやに小粒の豆が5粒ほど入ります。新鮮なうちはえぐみが少なく生食もできます。もちろん加熱してもおいしいです。すりおろしたペコリーノチーズと一緒に食べるのがイタリア流の食べ方。
ITEM
ファーべ(ポポロ)
別名ポポロとも言われている品種のそら豆です。生食に適していることから「サラダそら豆」とも呼ばれています。分枝の数が多く、放任すると10~20本まで分枝します。一さやに5粒ほどそら豆の種子が入っており、大きさは通常のそら豆と変わりません。

城陽長莢

ポポロと同様に西洋系の品種で、細長く一サヤに6~7粒程度、大きさのよくそろった豆が入ります。こちらも名前でも加熱でも食べることができます。草勢が強く120~150cmまで生長します。

ITEM
城陽長莢 種
・内容量:約50ml

駒栄

花芽が分化するのに低温条件が不要の新品種。春まきに最適です!秋まきも可能で、寒くなってくると花を落としますが、春先で気温が上がってくると再び花を咲かせます。


そら豆の基本的な栽培方法

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旬が短いそら豆。自分で栽培すれば新鮮で一番おいしい状態で食べることができます。


栽培のポイント

そら豆は秋植えと春植えがあり、よりたくさん実をつけたいのであれば秋植えがおすすめです。
また、野菜の中でもアブラムシが付きやすいので予防策はきちんと取りましょう。
アブラムシが避けの効果がある、マルチや銀泉テープなどの資材を使うのも効果的です。

Step1. 種まき

そら豆は直まきすると鳥に食べられてしまうことがあるので、ポットに種をまき、本葉2~3枚まで育ったら畑に植え付ける方法をおすすめします。直径10cmのポットに育苗培土を8分目まで詰めます。種のお歯黒と呼ばれる黒い筋を下に向けて、2粒まくと良いでしょう。種は完全に埋めるのではなく、少し見える状態にし、水をたっぷりとあげましょう。
10日~2週間ほど経過し本葉が出てきたころに、元気の良い方を残し間引きしましょう。

Step2. 土作り

そら豆は連作障害の出やすい植物なので、マメ科野菜を5年以上栽培していない区画を選びましょう。元肥には1平方メートルあたりに石灰150g、堆肥2kg、化成肥料(多くても50g)の順に畑にまきます。石灰散布後は1~2週間ほどあけるのがベターです。マメ科の植物はチッ素を供給する根粒菌(こんりゅうきん)ろいう菌が共生するため、チッ素が多い肥料が多いと、「つるぼけ」という状態になり実の数が減ってしまいます。畝立ては幅60cm、高さは15cmくらいが良いでしょう。

Step3. 植え付け

苗は本葉2~3枚の頃に植え付けます。市販の苗を植える場合も、大きくなりすぎていないものを選びます。植え方は移植ゴテで苗のポットと同じ大きさの植穴を掘り、苗を植える土煙手軽く手で押さえ、たっぷりと水やりします。2株以上植える場合は40cmほど感覚をあけます。

Step4. 整枝

春になるとそら豆の株元からたくさんの枝が伸びてきます。枝が多すぎると養分が分散しやすく、また、新芽にアブラムシが付く心配があります。元気な枝を6~8本残し、ほかは根元から切り取りましょう。
やり方は、大きくて元気そうな枝を6本程残します。そら豆はどんどんわき芽を出そうとするので、元気な芽を円状に残すようにして中心部分に土を盛り上げるとわき芽が出づらくなり、その後も育てやすい状態になります。

Step5. 倒伏対策

出典:AGRI PICK編集部
草丈が伸びてくると風であおられて倒れたり、折れてしまったりすることもあります。
畝の四隅に150cm程の支柱を挿しひもを張って倒れないように固定しましょう。
株の成長に合わせてひもを追加します。

Step6. 摘芯

草丈が70cmを超えたら、茎の先端を切ります。枝の上部10cm位をはさみ等で切ってしまいましょう。
摘芯をすることで上への成長が止まり、さやに栄養がいくようになります。

Step7. 追肥

花が咲き終わり、さやがつき始めたら追肥をしましょう。

Step8. 収穫のタイミング

上を向いていたさやが下に垂れ始めたころが収穫のタイミングです。そら豆は旬が短く逃すとおいしくなくなってしまいます。
はさみでさやを一つ一つ取りましょう。

病気かなと思ったら

そら豆で注意すべき虫はアブラムシ。病気はアブラムシを媒介してウィルス病にかかることがあります。対策としては植え付けの際に浸透移行性殺虫剤をまいたり、支柱にアルミテープを張ったり、シルバーマルチを敷いたりするのが効果的です。また、「バンカープランツ」という害虫の天敵である虫が生育環境として好む植物を、株の周囲に植え付けることでもアブラムシを撃退することができます。

アブラムシについてはコチラの記事をチェック!


そら豆をプランターで作ってみよう

身近な場所で野菜を育てたい人におすすめのプランター栽培。そら豆もプランターで育てることができます。簡単にできるので是非試してみてください!

必要な物

・野菜用プランター
・野菜用培養土
・そら豆の種
・120~150cmくらいのリング支柱

植え付けは畑と同様、本葉2~3枚のころに植え付けましょう。植え付けるプランターは深さ30cm以上、土の容量10L程度のものを使いましょう。複数株育てる場合、株間は20cmほど空けるのが理想的です。
管理も畑と同じで整枝と誘引、摘心、追肥をタイミングよくきちんと行いましょう。支柱はリング1株で育てる場合はリング支柱、複数株育てる場合は、地植えと同様に四隅に支柱を立て、ひもやテープをリング状に張りましょう。
追肥も忘れずにやるとぷっくりとしたおいしいそら豆ができますよ。

プランターでも!アブラムシには注意を

どこに植えてもアブラムシはやってきます。アブラムシが一度付きだすとあっという間に増えるので、植えると同時に対策をしましょう。
アブラムシはキラキラ光る反射光を避ける性質があります。地植え同様に、反射光テープやアルミホイルなどを使ってアブラムシの嫌がる環境を作りましょう。
また、アブラムシは新芽の先端に付きやすいので、摘芯で高さを押さえることも予防になります。

たくさん収穫できたら|そら豆の食べ方と保存方法

出典:写真AC
そら豆がたくさん収穫できたけど、塩ゆでしか思い付かないという方も多いと思います。旬が短いそら豆をおいしく食べられる料理と、保存食を紹介します。

そら豆と新玉ねぎのかき揚げ

同じ時期に出回る新玉ねぎとそら豆の相性は抜群で大人も子どもも好きな味です。両方の一番おいしい時期に是非作ってみてください。

クックパッド「そら豆と新玉ねぎのかき揚げ」

そら豆のポタージュ

そら豆の独特な香りが苦手な方におすすめなのがポタージュ。牛乳などを入れることによってまろやかになり、癖もほとんど気にならなくなります。淡い緑色の見た目もとても綺麗です。嫌いな人にこそ是非作ってもらいたいです。
クックパッド「とろ~りスープ☆そら豆のポタージュ」

豆板醤

たくさん収穫できて困っている方にはチャレンジしてもらいたい豆板醤。そら豆が原材料だって知っていましたか?収穫してから時間が経ったものでもちゃんとできるので、辛いもの好きな方は作ってみると面白いと思います。
もやし工房「そら豆から自家製豆板醤を作ろう」

まとめ

出典:写真AC
いかがでしたか?そら豆栽培に挑戦してみたくなったでしょうか?少しのことを気を付ければ、そら豆は意外と簡単に栽培できてしまいます。また、自分で栽培すれば、一番おいしい状態のものをたくさん食べることができますよ!そら豆の花はとってもきれいなので、観賞するのも楽しくておすすめ!種類も迷うほどあるので、いくつか同時に育ててみるのも面白いですね。

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sayuri kaku
sayuri kaku

暮らしを楽しむことを追求中。食、植物、アウトドアのことばかり考えています。