夏バテに対策に!健康野菜・モロヘイヤを育てよう|農業・ガーデニング・園芸・家庭菜園マガジン[AGRI PICK]

夏バテに対策に!健康野菜・モロヘイヤを育てよう

ビタミンやミネラルが豊富な、健康野菜として知られるモロヘイヤ。モロヘイヤの栄養や食べ方、家庭菜園での育て方まで詳しく教えます。病気や害虫の心配も少なく、畑やプランターで数株育てておくと、とても便利。夏に向けて、ぜひ栽培に挑戦して見てください!


出典:写真AC
ビタミンやミネラルが豊富な、健康野菜として知られるモロヘイヤ。青菜が少なくなる夏に収穫できる、貴重な葉物野菜でもあります。独特のぬめりがあり、おひたしやスープにすると口当たりがよく、夏バテで食欲のないときもおいしく食べられます。
モロヘイヤは暑さに強く、真夏もぐんぐん枝葉を伸ばして、最盛期は毎日のように収穫できます。病気や害虫の心配も少なく、畑やプランターで数株育てておくと、とても便利。夏に向けて、ぜひ栽培に挑戦して見てください!

1. モロヘイヤってどんな野菜?

なにげなく食べているモロヘイヤですが、いったいどんな野菜なのでしょうか。
ルーツや栄養素、食べ方など、さまざまな方面からスポットを当ててみましょう。

古代エジプト王も食べた、高貴な野菜!?

モロヘイヤの原産地はインド西部~アフリカ北部。古代エジプトですでに食用にされていたという記録があることから、その歴史の古さが伺えます。モロヘイヤの語源は、アラビア語で「王家の野菜」を意味する「ムルキーヤ」。王がモロヘイヤのスープを飲んで病気を治した、という故事に由来しているそうです。また、美貌の女王として知られるクレオパトラも、モロヘイヤのスープを好んで食べたと言われています。

モロヘイヤの栄養素は?

モロヘイヤは、ビタミンA、B群、C、E、K、カルシウム、カリウム、食物繊維など、体に必要な栄養素をバランスよく含み、美容や健康、生活習慣予防、老化予防などに効果があると言われています。ネバネバ成分が胃粘膜を保護して消化を促し、肝臓や腎臓の機能を高める働きもあるとされるので、夏バテ対策にもぴったりです。

おいしい食べ方は?

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原産地に近いエジプトでは、葉を細かく刻んで、ニンニクで香りづけしたチキンスープにたっぷりと入れるモロヘイヤのスープが代表的な料理。コリアンダーシードやクミンシードなどを加えると、より本格的です。
和食なら、サッとゆでておひたしにしたり、お味噌汁の具にするのが手軽。ネバネバ好きの方には、ゆでてから刻んで、納豆に混ぜるのもおすすめです。

栄養素を逃さない調理法

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モロヘイヤの葉は火が通りやすく、また、加熱しすぎるとせっかくの栄養素が損なわれてしまいます。おひたしなどにする場合は、熱湯に入れて20秒ほどゆで、葉の色が変わったらすぐざるに上げて、冷水で冷まします。スープやお味噌汁に入れる場合も、最後の仕上げに入れて、火を通しすぎないようにしましょう。

【注意】さやと種は口にしないこと

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モロヘイヤを栽培していると、茎の先端に黄色い花が咲き、種の入った細長いさやがつきます。さやと種、茎や新芽の部分にはストロファンチジンという毒性を持つ成分が含まれ、動悸や息切れ、めまい、嘔吐、呼吸困難などの症状を引き起こす場合があります。特にさやと種は毒性が強いので、絶対に口にしないようにしましょう。花が咲く前の蕾の段階で、先端を切り取ってしまうことをおすすめします。
市販のモロヘイヤは安全基準を満たしているため、茎ごと売られていますが、家庭菜園で栽培する場合は、葉だけを摘み取って利用するようにしてください。


2. モロヘイヤの栽培カレンダー

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モロヘイヤは寒さに弱く、25~30℃の気温が生育に適しています。苗の植えつけは、気温が十分に上がる5月から6月に行うのがおすすめです。自分で種をまいて苗づくりをする場合も、1日の平均気温が25℃を超える場所で育てましょう。

種まき:5月
植えつけ:5~6月
収穫:7~10月

 

3. モロヘイヤの育て方【畑編】

苗の植えつけからスタートすれば、収穫までは約1カ月。自分で苗づくりをする場合は、ポリポットに3~4粒種をまき、本葉が1~2枚出たら、最も元気な株を1本残してほかは間引きます。本葉4~5枚になったら畑に植えつけましょう。種は有毒なので、口に入れないように気をつけてください。

 

Step1. 用意するもの

・モロヘイヤの苗

*そのほか必要なものは、こちらの記事を参照してください。

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Step2. 土作り

栽培する区画の土壌酸度を測り、pH5.5~6.5になるように、必要に応じて石灰をまきます。次に、堆肥と肥料をまいてよく耕し、畝を立てます。

*詳しい土作りの方法はこちらを参照してください。

Step3. 苗の植えつけ

AGRI PICK編集部
畝の表面をよくならし、苗のポットと同じ深さの植え穴を掘ります。2株以上植える場合は、30~40cm間隔をあけましょう。ポットをはずして苗を植えつけ、周りの土を寄せて密着させるように手で押さえ、たっぷりと水やりします。

 

Step4. 摘心

株の高さが30cmを超えたら、主枝(株の中心の最も太い茎)の先端をハサミで切ります。こうすることで、わき芽がたくさん出て収穫量がアップします。

 

Step5. 追肥

植えつけから1カ月ほどたったら、2週間に1回を目安に肥料を追加で与えます。粒状の肥料の場合は、株の両側にまいてクワで土となじませ、株元に軽く土を寄せておきます。液体肥料の場合は、パッケージの記載通りに水で薄めてジョウロで与えましょう。

 

Step6. 収穫

株が50cmほどの高さになったら、収穫スタート。わき芽の先端から15~20cmのところをハサミで切り取ります。調理するときは葉だけを摘み取って使うようにしてください。収穫後にさらにわき芽が伸び、10月ごろまで収穫が続けられます。収穫中も定期的に追肥を続けましょう。

 

4. モロヘイヤの育て方【プランター編】

基本的な育て方は畑と同じですが、プランターの場合は水切れさせないように気をつけて育てましょう。特に夏場は土が乾燥しやすいので、こまめな水やりが欠かせません。
プランターは深さが30cm程度のものを用意します。2株以上育てる場合は、間隔をきちんとあけられるように、横幅が50cm以上のプランターを選びましょう。


Step1. 用意するもの

・モロヘイヤの苗
・深さ30cm程度のプランター

*そのほか必要なものは、こちらの記事を参照してください。

アイリスオーヤマ エアーベジタブルプランター 530

ベジタブルプランター530
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ベジタブルプランター530
・参考価格:630~700円前後
(※受け皿は別売りです)

Step2. プランターの準備

プランターの底に鉢底ネットを敷き、底面が見えなくなるくらい鉢底ネットを敷きます。培養土を縁から2~3cm下まで入れ、ジョウロで水をかけてよく湿らせます。

 

Step3. 苗の植えつけ

土の表面をよくならし、苗のポットと同じ深さの植え穴を掘ります。2株以上植える場合は、30cmほど間隔をあけましょう。ポットをはずして苗を植えつけ、周りの土を寄せて密着させるように手で押さえ、もう一度ジョウロで水やりします。

 

Step4. 摘心

株の高さが30cmを超えたら、主枝(株の中心の最も太い茎)の先端をハサミで切り、わき芽の成長を促します。

 

Step5. 追肥

植えつけから1カ月ほどたったら、2週間に1回を目安に肥料を追加で与えます。液体肥料をパッケージの記載通りに水で薄めて、水やりの要領でジョウロで与えるか、粒状の肥料を株元にまきます。

 

Step6. 収穫

株が50cmほどの高さになったら、わき芽の先端から15~20cmのところをハサミで切って収穫します。調理するときは葉だけを使うようにしてください。収穫中も定期的に肥料を与えると、長く収穫が続けられます。

 

5. 栄養不足が気になるときは、モロヘイヤで1品追加!

出典:写真AC
暑さに負けず、ぐんぐん育つモロヘイヤは、育てがいのある野菜です。こまめに収穫することで、さらに新しい茎(わき芽)が出て、うまくいけば4か月ほど収穫が楽しめます!

暑さで食欲がないときや、忙しくて栄養不足になりがちなときも、モロヘイヤは心強い味方。葉をサッとゆでて、だしじょうゆやポン酢をかけるだけでおいしく食べられるので、食事の偏りが気になるときに、手早く1品追加できます。
せっかくたくさん収穫できるので、上に挙げた以外にも、おいしい食べ方をいろいろ研究してみてくださいね。和食や中華、エスニック風など、幅広くアレンジできますよ!


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