玉レタスの栽培方法|シャキシャキ食感を目指そう!

冷気を好む玉レタスは栽培時期に注意が必要です。市民農園スタッフが、苗作りから植え付けまで、畑での栽培方法や室内での栽培方法を解説!夏栽培、冬栽培それぞれで失敗しやすい原因、発生しやすい害虫を知り対策しましょう。家庭菜園におすすめの品種もピックアップ!


玉レタスの結球した様子

出典:写真AC
サラダでおなじみの玉レタス!割ったときのみずみずしい葉を見ると食欲がわきませんか?スーパーでも高値で取り扱いされる野菜ですから、自分で栽培して収穫するのは最高のぜいたくです!シャキシャキの玉レタスを栽培するポイントをご紹介します。

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レタスの特徴と栽培時期

沢山の玉レタスを栽培している
出典:写真AC
玉レタスは冷気を好むため、栽培は秋冬の時期が向いてます。気温が暖かい地域では、特に栽培時期に注意が必要です。また玉レタスの中でも種類が分かれるため特徴を理解しましょう。

栽培カレンダー

レタスの栽培カレンダー
図:matsuta

連作障害について

レタスはキク科のため、連作が発生します。2~3年間空けて栽培しましょう。

生育適温

18~20℃が適温です。

結球するレタスの種類

バリバリ真ん丸でおなじみ|クリプスヘッド型

玉レタス
撮影:matsuta
レタスといえば真ん丸で固いクリプスヘッド型が一般的です。サラダや炒め物にも使われている、固く歯ごたえが楽しめる品種です。日本ではレタスといえばこの型ですね。

しんなりおいしい|バターヘッド型

チャオチャオレタス
撮影:matsuta
サラダ菜と呼ばれる半結球タイプのレタスです。ゆるやかな丸みを帯びて、しんなりとした食感が特徴です。サラダとして生食に向いてます。
▼リーフレタスの栽培方法はこちら

【畑編】玉レタスの育て方

女性がレタスを栽培している様子
撮影:matsuta
レタスは高値で売られていることもあり、栽培が難しいイメージがあります。実際、生長中には手間のかからない野菜ですが、失敗の確率も高いです。作業のポイントをおさえて栽培を成功させましょう。

Step1. 苗作り

レタスの苗が大量にトレーに入っている。
出典:写真AC
1. セルトレイか育苗ポットに培養土を入れます。浅く種をまきます。ポットの場合は3点まきしましょう。
2. 薄く土をかけてゆっくり水やりします。
3. 4~5枚の本葉になったら間引きを行います。生育が悪いものを根元からはさみでカットします。

Step2. 土作り

土に肥料を混ぜている様子
撮影:matsuta
1. 苗の植え付けの2週間前までに1平方メートルあたり200gの苦土石灰をまき、土に混ぜ込みます。
2. 苗の植え付けの1週間前までに1平方メートルあたり1kgの堆肥と200gの化成肥料をまき、土に混ぜ込みます。
3. 高さ10~15cm、畝幅60~70cmの畝を作成しましょう。

Step3. 苗の植え付け

レタスの苗が3つ植えてある
出典:写真AC
1. 苗の本葉が5~6枚となったら畝に植え付けを開始しましょう。
2. 株間30cm、条間45cmで植え付けて行きます。
3. 軽く根元を鎮圧して根鉢の土と畝の土の間に隙間ができないようにします。

Step4. 追肥

葉の状態と生育状況を見て必要な場合は追肥します。
1. 1平方メートルあたり、20gの追肥を行います。
2. 株元の土にしっかり混ぜ込みましょう。表面に出ていると害虫被害の原因になります。

Step4. 収穫

頭の部分を押して中身が詰まっている固さになったら収穫しましょう。根元を包丁や鎌でカットします。カットした切り口から出てくる白い液を拭きとっておくと長持ちしますよ。
【ワンポイント!】
結球後はなるべく早く収穫すること。冷気に当たり続けると味が落ちます。

【プランター編】玉レタスを室内栽培

プランターとジョウロ
出典:写真AC
玉レタスは湿度や温度の管理が難しいため、ベランダなどでの栽培も難易度が高め。おすすめはプランターを使って室内で栽培する方法です。特殊な照明も必要ないため、ホームセンターや100円ショップで道具もそろいます。

Step1. 苗作り

培養土に移植ごてが刺さっている
出典:写真AC
1. セルトレイか育苗ポットに培養土を入れ、浅く種をまきます。ポットの場合は3点まきしましょう。
2. 薄く土をかけてゆっくり水やりします。
3. 4~5枚の本葉になったら間引きを行います。生育が悪いものを根元からはさみでカットします。

Step2. プランターに移植する

カーテンから日差しが差し込む
出典:写真AC
1. プランターは室内に置けるサイズにしましょう。育苗ポットより小さくならないように注意!
2. 根腐れを防止するため、鉢底石を敷きます。
3. 苗を移植します。根鉢の間に隙間ができないように周りにも元肥入りの培養土を敷き詰めます。
4. 日当たりが良い場所に置き、多湿にならないように通気性も良くしましょう。
【ワンポイント!】
日当たりが良過ぎる場所は、日中気温が高くなり過ぎます。気温に注意して場所を選んだり、カーテンを閉めて調整したりしましょう。

Step3. 収穫

頭の部分を押して中身が詰まっている固さになったら収穫しましょう。根元を包丁や鎌でカットします。カットした切り口から出てくる白い液を拭きとっておくと長持ちします。

▼水耕栽培するならこちら

水耕栽培のキットを使うならこちら

夏と冬、季節ごとのポイントを解説!よくある失敗の原因は?

レタスに防虫ネットをかぶせている様子
撮影:matsuta
「玉レタスが丸まらない」「うまく収穫できなかった」こんな失敗の声も多いのですが、特に夏と冬では注意すべきポイントが違います。レタスの特徴を理解しないと、失敗の原因も特定できません。季節ごとの対策を把握していきましょう!

夏に多い!種まきに失敗する原因は?

冷蔵庫を開く様子
出典:写真AC

種も休眠?眠りから覚ます方法とは?

レタスの種は気温が約25℃以上になると休眠状態になります。夏場に種をまいて苗を作り始める場合は、休眠から覚ますことが必要です。まずは、種をガーゼに包み水に浸して水切りをします。ぬれたガーゼごとビニール袋に入れてから冷蔵庫で2日間冷やすことで、種が眠りから覚めて発芽できる状態になります。

夏の苗作りには寒冷紗!

夏から秋にかけて苗作りを始めます。しかし、8~9月ですとまだまだ気温が高い日も続きます。高温の影響を受けると苗はとう立ちしてしまいます。また暑さで苗にダメージがありますので、寒冷紗を使い温度の調節を行いましょう。寒冷紗で管理が難しい方は、9月中旬ごろを目安に気温を見ながら種まきしましょう。

▼寒冷紗についてはこちら

冬に結球しない原因は?

結球しない玉レタス
撮影:matsuta

肥料は適切に!多過ぎず少な過ぎず!

レタスの栽培期間は約2カ月で、種まきの時期も限定的です。そのため土作りでしっかり元肥を行わないと生育の遅れが発生し、最終的に結球しないまま厳寒期に突入して失敗することがあります。適切な時期に畝作りをして準備を行うことが大切です。また追肥で肥料を与え過ぎても、肥料過多で結球しなくなります。分量を守って作業しましょう。

レタスの病気と害虫対策は?

小さなアブラムシが白い布の上にいる
出典:写真AC
高温多湿により病気が発生する可能性が高く、水はけが悪い土地では特に栽培が難しいです。黒マルチを使用して泥の跳ね返りや、通気性を良くしましょう。また多湿になるとアブラムシも発生します。防虫ネットの使用もおすすめです。

▼アブラムシ対策についてはこちら

失敗しづらいレタスのおすすめ品種はこれ!

皿の上にレタスが置いてある
出典:写真AC
レタスは紹介してきた通り、生育途中での病気や気候の影響を受けやすいです。作業の手間がないぶん、家庭菜園では作りやすい品種を選ぶことも収穫の楽しみに直結します。ここではおすすめの品種を紹介します。

半結球タイプ|炒め物に最適なリバーグリーン

病気に強いのが特徴です。春の栽培期間で気温が上昇することによる結球の変形も起きにくいのが特徴です。炒め物に使ってもシャキシャキと歯ごたえが残るのが特徴のため、レタスチャーハンなどに使うと食感が楽しめます。

半結球タイプ|夏場に強い!炒チャオレタス

6月に播種すれば8月に収穫できてしまう最強レタスです!害虫や雨にも負けることなく、ぐんぐん育ちます。シャキシャキで肉厚なため、炒め物に最適です。

結球タイプ|大玉レタスのキングクラウン

乾燥や多湿に強く生育が旺盛です。玉レタスの中でも大玉のため食べごたえもあります。株は同じ大きさに生育しやすいです。雑草対策をすれば大きな株が収穫しやすくなるため、黒マルチを使用するといいです。

結球タイプ|冬場も育てやすいのはシスコ

寒さに強く冬場でも結球しやすいレタスです。夏の害虫対策は面倒だから冬場にレタスを栽培したいという方におすすめです。中玉レタスで玉そろいが良い点も特徴です。苗の定着率も良く成功率が高く難易度は低めと言えます。

レタスをプレゼントして家庭菜園上級者に!

レタスの上にサンドウィッチがのっている
出典:写真AC
玉レタスはきれいに作ると見た目にも良く、食欲もそそられます。レタスはサラダや炒め物など使い道の多い野菜です。できたレタスを知人や友人にプレゼントしてみてはいかがでしょうか。栽培をしたものを誰かにあげることは家庭菜園の醍醐味です!

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レタスを栽培する女性
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まつたかずき
まつたかずき

市民農園のスタッフをしながらライターとして活動しています。野菜づくりを誰もが気軽に出来る趣味にすることを目標に、初心者の方でも興味を持っていただける記事を執筆していきます!