目次
スナップエンドウの特徴とは?

スナップエンドウの呼び名にポイント!
スナップエンドウは、エンドウの生長段階の呼び名、と覚えておくとわかりやすいですよ。・サヤエンドウ(絹さや):豆がまだ小さい、さやも膨らんでいない時期
・スナップエンドウ:さやの外から豆の感覚がわかる時期
・グリンピース:豆が大きくなり豆だけ食べるようになった時期
栽培カレンダー

連作障害について
連作を嫌うため、5年あけるようにしましょう栽培適温
12~20℃栽培初心者に!スナップエンドウのおすすめ品種
スナップエンドウには、つるありとつるなしの品種があります。プランターで栽培する場合は、草丈が高くなり過ぎない、つるなしの品種が最適です。種まきの時期が間に合わなかった、冬越しに失敗したという方は、春まき可能な種類を。スナップエンドウは1つの畝で、違う品種を複数栽培することも可能なので、いくつか植えて、品種ごとの形や甘みの違いなども楽しんでみてくださいね。
つるありのおすすめ品種
まるでお菓子のような甘さ「スナック753」
寒さに強く、甘みが強い品種です。冬越しで枯れるリスクも少ないため、初心者向き。アメリカではシュガースナックと呼ばれているように、まるでお菓子のような甘さが魅力です!食べごたえが魅力「グルメ」
さやが9~10cmと長めの品種です。大きさのインパクトと違い、さやは固くなりにくく、肉厚でジューシーな食感。種まき時の過湿を嫌うため、深まきにならないように注意しましょう。つるなし&春まき可能な品種
極早生の万能品種「スナック2号」
草丈が70~80cmほどのため、プランターでも90cmの支柱を使えば、十分栽培できます。うどんこ病に強く、極早生品種なので春まきが可能。2月下旬~3月中旬までに種をまけば、1カ月半後の5月に収穫できます。種まき時期を選ばない!丈夫なスナップエンドウ「ホルンスナック」
春まきやプランター栽培に向いている、つるなしの品種です。耐暑性と耐寒性があるので、種まきの時期に迷う初心者にぴったり!気候が読めない年にも、ホルンスナックの丈夫さは重宝されます。【畑編】スナップエンドウの栽培方法

Step1. 用意するもの
スナップエンドウの種と、土作りや栽培に必要な道具を用意しましょう。Step2. 土作り
1. 種まきの2週間前までに1平方メートルあたり200gの苦土石灰をまき、土に混ぜ込みます。2. 種まきの1週間前までに1平方メートルあたり2kgの堆肥と50gの化成肥料をまき、土に混ぜ込みます。
3. 高さ10~15cm、畝幅60~70cmの畝を作成しましょう。
4. マルチシートを張ります。
ワンポイント
化成肥料は、分量が多くならないように注意しましょう。多く加えると、つるボケの原因となります。
Step3. 種まき
1. マルチカッターなどでビニールに穴を空けて、土のくぼみの深さは2cmほどにしておきます。2. 穴の中に種を4点まきします。まき終わったら、薄く土をかけて軽く鎮圧します。
3. 鳥害にあわないように、不織布や防虫ネットをかけて対策しましょう。
Step4. 冬越し・防寒対策
厳寒期を前に、冬越しの準備を行います。防虫ネットを被せて、霜や突風の影響を最小限にしましょう。2月下旬まで被せておきます。Step5. 追肥
2月下旬と3月中旬の2回、追肥を行います。1平方メートルあたり、30gの化成肥料を株元に混ぜ込みましょう。4月の収穫のタイミングになってからは、2週間に1回の頻度で行ってください。Step6. 支柱を立てる

Step7. 収穫
白い花が開花して20~30日経過すると、収穫のタイミングです。さやがふっくらして、中の豆の感触を確認できるようになったら収穫しましょう。ワンポイント
さやが1cm以上の厚みになると、皮がかなり固くなってしまいます。そうなってしまったものは、中の豆をグリンピースとして食べましょう。
【プランター編】スナップエンドウの栽培方法

Step1. 用意するもの
スナップエンドウの種と、土作りや栽培に必要な道具を用意しましょう。Step2. プランターと土を準備する
1. プランターは、深さ20~30cm、幅60cm以上の物を用意しましょう。2. 根腐れを防止するため、鉢底石を底に敷き、野菜用培養土を縁から2cm下の高さまで入れます。
3.プランターの下にすのこなどを敷き、風通しと日当たりが良い場所に置きましょう。
ワンポイント
室外機の横など、湿度が高い場所には置かないように注意しましょう。
Step3. 種まき

2. まき終わったら、薄く土をかけて軽く鎮圧します。
Step4. 追肥
2月下旬と3月中旬の2回、追肥を行います。1株あたり10gの化成肥料を株本に混ぜ込みましょう。4月の収穫のタイミングになってからは、2週間に1回の頻度で与えます。Step5. 支柱を立てる

Step6. 収穫
白い花が開花して20~30日経過すると、収穫のタイミングです。さやがふっくらして、中の豆の感触を確認できるようになったら収穫しましょう。ワンポイント
さやが1cm以上の厚みになると、皮がかなり固くなってしまいます。そうなってしまったものは、中の豆をグリンピースとして食べましょう。
風の影響を防ぐ支柱の立て方とは?
春になっていよいよ収穫というタイミングで、春一番などの突風により株が折れてしまった…ということはよくあります。せっかくうまく冬を越したスナップエンドウなので、こんな残念な結果は防ぎたいですよね。支柱の立て方と麻ひもを駆使すれば、風の影響を最小限にできます!Step1. 麻ひもを交差させる

Step2. 麻ひもの間を通す

ワンポイント
防虫ネットを支柱の周りに囲うように巻き付けると、防風効果があります。2月下旬にはネットは取り、内部の気温が上がり過ぎないようにしましょう。
スナップエンドウの害虫と病気対策

アブラムシ
プランター栽培では湿度が高くなり、アブラムシの発生につながりやすいので注意してください。1つの株に発生していた場合は、すぐにその株は抜き取り処分して、まん延しないようにしましょう。アブラムシの撃退ポイントはこちら!
うどんこ病
株が弱ってくると、うどんこ病が発生しやすくなります。追肥不足などが原因となる場合があるため、適度に肥料を投入するようにしましょう。うどんこ病が発生しやすい時期など、詳しく解説!
スナップエンドウは、採れたてが一番甘い!
