挿し木の方法・発根のコツと最適な土(用土)を徹底解説!これであなたも挿し木マスターに

成功する『挿し木』のポイントは、時期と土(用土)と発根促進剤(発根剤)!挿し木の方法(仕方)に加え、メネデール・ルートン・オキシベロンなど人気発根促進剤(発根剤)の効果の比較も!挿し木とは何かから、挿し芽・挿し穂のやり方、水やり、切り方のコツなど余すところなく徹底解説!これであなたも挿し木マスターに!


出典:pixabay
『挿し木』は、時期や土、温度などの条件と、切り方や挿し方、栄養の与え方などの両方を正しく調整しないと、なかなか成功率が上がりません。始めのうちは、全滅、なんてことも珍しくありません。でも、しっかりコツをつかめば100%成功させることができます!今回は、挿し木の方法と、成功させるためのポイントについて紹介していきます。さらに、挿し木に欠かせないメネデール、ルートン、オキシベロンなどの発根促進剤について、発根力を徹底比較!しっかり読んで、挿し木マスターを目指しましょう!

 

挿し木・挿し芽・挿し穂とは?

出典:写真AC
バラのような観葉植物やサボテンのような多肉植物、杉やヒノキのような樹木、トマトのような園芸植物などを増やす方法の一つとして「挿し木」というものがあります。増やしたい植物の若い枝・茎・葉などを切り取り、土に挿して増やしていく方法で、切り取るのが樹木の枝の時には「挿し木」、草花の茎葉のときには「挿し芽」と言い、土に挿すために切り取った枝や茎、葉のことを「挿し穂」と言います。

→次ページ:挿し木のメリットデメリット、挿し木の手順


挿し木のメリット・デメリット

クレマチス 出典:Flickr(photo-by:Takashi .M)

メリット

【1】親と同じ性質を持つクローンを増やすことができる
種子繁殖の場合はバリエーションが出てしまうところ、同じ色・形の花を増やせます。

【2】種から繁殖させるのが困難な植物を繁殖させることができる
クレマチス、ゼラニウム、マーガレットなど種からの繁殖が困難な植物を増やすのに最適。

 

デメリット

【1】成功させるのが難しい
プロ農家はほぼ成功しますが、初心者だと全滅も珍しくありません。

【2】成否の確認までに時間がかかる
挿し芽の場合新芽が出るまでに3~4週間かかるうえ、途中で枯れたり腐ってしまうことも。

 

挿し木(挿し芽)の方法・手順!

挿し木の方法はとてもシンプル!初心者でも簡単に行うことができます。挿し穂の準備から、発根、挿し木苗の完成までの流れを見ていきましょう。

 

Step1. 挿し穂の準備

成長している若い枝・茎を選んでカットします。長さの目安は5~10cm。先端に1~5枚程度葉を残して、後の葉は丁寧に取り除きます。植物の大きさによって適宜大きさ、枚数は調整していきましょう。

 

Step2. 水・発根促進剤に浸ける

Step1.で作った挿し穂の切り口を1~2時間水に浸けてから、切り口に発根剤(発根促進剤)を塗ります。

 

Step3. 土に挿す

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挿し穂の準備中に、ポット・鉢を用意し清潔な土を入れておく。挿し穂を挿す穴を開けておき、準備ができたら挿し穂を土に挿します。倒れないよう土を軽く押し固め、水やりをします。この時少し多めの水をやることがポイント!

 

Step4. 半日陰で発根まで管理

出典:写真AC
午前中だけ日があたるような半日陰で発根まで待ちましょう。目安は2~3週間。発根までは乾燥に気ををつけこまめに水やりをすること!ただし、多肉植物はすぐに水を与えない方がよいです。

 

Step5. 挿し木苗完成!

発根から1~2週間後、苗の完成!大きな鉢・庭・プランターに植え替え苗として育てましょう!方法は簡単ながら成功させるのが難しい挿し木・挿し芽。次に成功させるためのポイント『発根』についてコツを紹介していきます。

挿し木・挿し穂の発根のコツ!

挿し木の一番の難関は、根を生やし、そして伸ばすこと。根が生えずに枯れたり腐ったりしてしまうのが失敗の一番の要因です。植物が健全な根を生やし伸ばすのに、理想的な環境や養分を与えることが発根のコツです!

成功のポイントは時期と土(用土)と発根促進剤


成功率の低さがネックで挿し木を敬遠している方も多いかもしれませんが、しっかりとポイントをおさえれば、高い成功率で植物を増やすことができます!

発根のポイントは【1】時期、【2】土(用土)、【3】発根促進剤(発根剤)の3つ。それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。

 

ポイント1. 挿し木の時期


挿し木を行う時期は、木の活動が活発になる生育適温期が適しています。植物ごとに異なりますが、目安としては、


となります。ただ、適温期と異なる時期には、

・生育適温より高いとき
→霧吹きの回数を増やし、植物の体温を下げてあげる

・生育適温より低いとき
→ビニールシートや新聞紙などで暖かくしてあげる

というように、しっかり対処したうえで発根促進剤を適切に利用すれば、十分な成功率が見込めます!

 

ポイント2. 挿し木の土・用土


挿し木を成功させるには、挿し木に適した土(用土)を選ぶのがポイントです。挿し木に適した土(用土)は

1. 病原菌がいない・新しい
2. 粒度が小さく保水性が良い
3. 養分が少ない

といった条件を満たす土です。

病原菌がいるとカビてしまったり、養分が多いと根が出にくくなり枯れてしまいます。なので、腐葉土であったり、肥料を加えた土はNGです。挿し木に向いている土の種類には、ピートモスやバーミキュライト、鹿沼土(かぬまつち)、パーライトなどがあり、これらを配合することで、挿し木向きの土を作ることができます。

混合例として、

調整ピートモス 30%
バーミキュライト 8%
鹿沼土 13%
ぼら石(小粒) 20%
赤玉土(小粒) 15%
ビーエスライト 8%
焼きもみがら 5%
マグアンプK 1%


名田植物園「挿し木」より

のようなものがあります。

そうは言っても、自分で調合するのは中々大変ですよね。初心者の方には、予め調合された挿し木・種まき専用の土がおすすめですよ!

アイリスオーヤマ ゴールデン粒状培養土
ITEM
アイリスオーヤマ ゴールデン粒状培養土
・容量:14L
・重量:5.64kg
・参考価格:1,150円前後
普通と違い高価そうな効果に期待です。芽つめした、ハイビスカス系の、宿根を挿し木とこれからバオバブめだしします。 出典:Amazon

アイリスオーヤマ ゴールデン粒状培養土
ITEM
アイリスオーヤマ ゴールデン粒状培養土
・容量:14L
・重量(約):6kg
・参考価格:800円前後
届いたのは大分前ですが昨日、初めて使ってみました。さし芽種まき用土も各社から色々出ていますが、まだ、これ!といったお気に入りがなくて試しに注文してみました。初めての感触でした。わりとフカフカしてて、普通の培養土のような感じです。ピートモスが多く入っているのか、保水性が良いです。挿し木より種をまく時に良さそうな感じです。 出典:楽天市場


 

ポイント3. 発根剤・発根促進剤

出典:CLONEX
理想的な環境要因がそろっていないときには、発根促進剤を使って、発根や根の成長を促してあげる必要があります!発根促進剤には大きく分けて、根を『生やす』ことに秀でた「植物ホルモン剤」と、根を『健全に』することに秀でた「活力剤(活性剤)」の2種類があります。

前者は挿し木初期段階の発根に効果的で、後者は生育段階で根を健全化し、栄養の吸収を促し、植物全体を元気づけるのに効果的です。両方を上手く使い分けられるかが挿し木を成功させるポイントなんです!

発根促進剤・発根剤 徹底比較!発根力や成分・効果を見比べよう

発根促進剤・発根剤として圧倒的人気を誇る『メネデール』『ルートン』『オキシベロン』。みんな同じ発根促進剤だと思っていませんか?実は、それぞれ発根への効力や使う場面が異なっています。生育段階で使い分けることで、より高い効果を発揮します。

有名発根剤以外にも、オーガニックの『バイオルート』シリーズや、イギリスで人気の『クロネックス』など……まだまだ奥が深い発根促進剤。しっかりポイントをおさえて、用途に合った発根促進剤を選びましょう。




挿し木にチャレンジ!人気の植物一覧

バラ

飾って華やかなだけでなく、オイルやハーブティーなど様々な用途があるバラ。それだけに気に入った株を増やせると嬉しいですよね。梅雨時の5~7月下旬、接ぎ穂で増やすことができますよ。

 

ぶどう

ぶどうは挿し木ができる植物の中でも成功率がかなり高め。大きく育てるのは大変ですが、自分で育てて無限に食べられたら……夢が広がりますね!最初は結実させやすい巨峰がオススメ。

 

びわ

育てやすい反面、びわは個体差が大きい果樹です。種から育てるほうが簡単ですが、できるだけ良い個体を育てたいところ。他の主だった果樹よりは成功率が低いですが、挑戦する価値アリです。

 

レモンマートル


香りの強さが人気のレモンマートル。よく茂る葉には香り成分が本家レモンの10倍以上あり、レモンよりレモンらしいと言われるほど。成功率は高くないものの、枝は多く取っても全く問題がないほど強いので、挿し木の際は根気強く粘りましょう。

 

アジサイ

色々な種類があって発色も違う、そんな中から見つけたお気に入りを増やせるのが挿し木の魅力。もちろんアジサイも例外ではありません。挿し木から長くて2年ほどで花が咲き始めるので、早くから楽しむことができますよ!

 

ゼラニウム

ゼラニウムは可愛い花の咲く、育てやすくて人気の植物です。ガーデニング初心者にもオススメのため、株分けする場面が多いかもしれません。生育と同じく成功率は高いのですが、他と違って挿し穂の前に1~2日乾燥させる期間が必要です。

 

もはや語るまでもないほど人気の桜も挿し木で増やすことができます。実はあの『ソメイヨシノ』の大半も挿し木で増えたものなんですよ! ただ剪定する時期を誤ると元の株ごと腐り落ちてしまうこともあるため、切るのはプロに任せ、育てるほうだけにしておいたほうが無難です。

 

ラベンダー

ラベンダーも種より挿し木での増殖が主流の植物の一つ。花も綺麗で香りもよく、料理や虫よけ、香りのヒーリング効果など、使い道も多いため、増やしておいて困るということがありません。

 

パキラ

大きな鉢を買うとそこそこの値段がするわりに、挿し木をする中で一番成功率が高いと思われるのがパキラです。普通の方法でももちろん、脇から生えた小さな芽を土に刺しかえるだけでも育つほど。生命力の強さが魅力です。


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アイリスオーヤマ ゴールデン粒状培養土

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¥799 税込

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