ブルーベリー栽培の土作り|地植え、鉢植えの違いや適した時期をご紹介|農業・ガーデニング・園芸・家庭菜園マガジン[AGRI PICK]

ブルーベリー栽培の土作り|地植え、鉢植えの違いや適した時期をご紹介

ブルーベリー栽培のポイントともいえる土作り。植え付け前に、ブルーベリーが好む酸性にしておきましょう。ここでは地植え、鉢植えそれぞれの方法を解説します。ピートモスの使い方、注意点などもご紹介。


土作りはブルーベリー栽培の要

▲おいしいブルーベリーを育てるには、「土」が最大のポイント!
ブルーベリーは家庭で栽培しやすい果樹の筆頭です。けれど土が合わないと、あっけなく枯れてしまうことも。逆に、土作りのポイントさえ押さえられれば、後の育て方は簡単!鉢植えでも容易に管理できますよ。まずは、土作りのコツを覚えましょう!

ブルーベリーが好むのは酸性の土

▲植え替え前に、土を酸性にしておきます。
ブルーベリーは酸性の土を好む植物です。これは欠かせないポイントで、特に、ハイブッシュ系統の品種は肥沃な酸性土壌でないと枯れやすいので注意しましょう。ブルーベリー栽培に適した土の特徴は以下の3つです。

酸性(pH6.9以下)

これが一番大事なポイント!pHが7.0以上の土壌でブルーベリーを育てるのは困難。植え穴にピートモスをたっぷりと施し、酸性の土壌を作ってから植え付けます。

有機物が多い

有機物に富んだ肥沃な土壌であることも重要です。やせた土に植え付けるなら、最初に土壌改良をしっかりと行っておきましょう。

水はけがよい

水はけ・水もちのバランスが良い土で育ててください。水はけが悪いと根腐れや病気につながりやすいです。逆に水もちが悪いと、夏場に乾燥して、実がシワシワになってしまいます。

土作りはいつ行う?

▲ピートモスには前日から水をかけてなじませておきましょう。
ブルーベリーの苗を地面や鉢に植え付ける時期は、3月~4月上旬が適当です。そのため、土作りもその時期に行います。市販のピートモスは乾燥しており、水となじみにくいので、できれば前日に水をかけてかき混ぜておくと良いでしょう。

ピートモスを使おう

▲ピートモス。おいしいブルーベリーのためには惜しまず使って。
ブルーベリー栽培に欠かせない用土といえば、ピートモスです。ピートモスはホームセンターの土コーナーで販売されています。これを使わないと、ブルーベリーにふさわしい酸度を保つのは困難。ブルーベリーを育てるなら、ためらわずに必ず用意しましょう。「酸度未調整」と書いてあるものを選んでください。栽培中には適宜追加してあげるのがおすすめです。

カナダ産 ピートモス 3.8CU
ITEM
カナダ産 ピートモス 3.8CU
ケチらずたっぷりとピートモスを使うかどうかが、ブルーベリー栽培の行く末を決めるといっても過言ではありません。こちらのピートモスはたっぷり入っているのにお買い得価格。惜しみなく使えます!

・容量:約225L(圧縮約107L)、復元時約200L
・参考価格:1,700円前後~
この手の圧縮パックは、たくさん使う人には割安で有利なんですが、通販では送料が問題になります。近所に新しいホームセンターが開店したのですが、このピートモスを含むいくつかの圧縮パックを扱っており、商品代金だけ見たらAmazonより少し高いものの、送料を含む金額ではホームセンターの方が安くなりました。一般に、ホームセンターより、Amazonの方が送料を含めても安いことが結構多いのですが、こういう大きな(送料の嵩む)商品はまだまだホームセンターの方に軍配なのでしょうか。因みに、この手の圧縮パックは、中身はギュッと固まっているため、削り崩しながら使うイメージになります。たくさん処理する時、結構大変です。袋の側面を破かないようにし、雨が入るなどしなければ、かなり長持ちします。 出典:Amazon

土作りの手順(地植えの場合)

▲植え穴に苗を置き、ピートモスで周りを固めます。

Step1. 水をピートモスに含ませる

バケツにピートモスを入れ、上から水をかけてしっかりとなじませます。水を吸ったピートモスは重くなるので、運ぶのが大変ならこの手順は飛ばしてしまってもかまいませんが、できれば事前に水を含ませておいてください。
ピートモスは、1本の苗に対して20~30ℓ程度を目安にしましょう。

Step2. 植え穴を掘る

苗の根より2~3倍大きい植え穴を掘ります。深さ30センチ、直径50センチくらい必要です。ブルーベリーは根を縦よりも横に伸ばす植物なので、深さよりも幅を取ると良いでしょう。苗と苗の間隔は2メートルほど取ってください。

Step3. ピートモスを入れる

掘った植え穴にピートモスを入れ、地面の土となじませます。苗の根に触れる部分は、全部ピートモスになるようにしてください。水になじませていないピートモスを使うなら、穴に注ぎながら水もかけます。

Step4. 苗を固定し、肥料を与える

植え穴の中心に根鉢をくずした苗を固定し、溝をピートモスで埋めていきます。最後に水をたっぷりとかけて、置き肥として緩効性の肥料を株周りにばらまきましょう。肥料の種類に決まりはなく、リン・チッ素・カリが均等に配合されているもので問題ありません。

土作りの手順(鉢植えの場合)

▲鹿沼土とピートモス、水を混ぜておきます。

Step1. 用土を混ぜる

鹿沼土とピートモスを均等な量用意し、バケツの中で水とよく混ぜ合わせておきます。

Step2. 鉢の準備をする

底に穴が開いた鉢を用意します。苗よりも大きく、縦長より横長のものが望ましいです。鉢底に穴がないものは、水はけが悪いので避けます。虫の侵入と、栄養が流れ出るのを防ぐため、鉢底穴をネットでふさぎ、上から底が見えなくなるくらいの鉢底石を敷いてください。

Step3. 苗を固定し、肥料を与える

Step1で作ったピートモスと鹿沼土の混合土を注ぎ、苗を中心に固定したら、鉢と苗の溝を埋めます。最後に鉢底から流れ出るくらいたくさんの水を注ぎ、株周りに緩効性の肥料を置いたら、日当たりの良いところで管理しましょう。

土づくりの注意点

▲ピートモスを活用し、酸性の土壌を保ちましょう。

何よりも土壌を酸性に保つことが重要

ピートモスを惜しみなく使った、酸性土壌であることがとにかく重要です。栽培中に酸度が変わってしまわないよう、毎年春にピートモスを足してあげると安心です。栽培中に枯れてしまったら、ピートモスが少ない、土の酸度が足りなくなった、といった原因を疑います。

ほかにもこんな栽培トラブルが

品種と気候の相性が悪い、2品種以上を育てていないから実がつかない、水・日光が不足している、というのもよくある栽培トラブルです。

土作りにあると便利な道具

土の酸度を測定できる道具があると便利です。土作りをするときに役立つのはもちろんですが、栽培がうまくいかなかったとき、酸度が原因だったのかどうか確かめることもできます。

 シンワ測定 土壌酸度計
ITEM
シンワ測定 土壌酸度計
土に約1分間差し込むだけで、酸度が計測できます。電池は不要です!ブルーベリー以外の植物を栽培するときにも役立ちますよ。

・参考価格:3,200円前後~
鉢植えブルーベリーの土壌管理用として購入しました。
電池不要で、使用前の較正も必要ないので、簡単に測定できました。
手持ちの別メーカーの酸度計とも比較しましたが、同じ値が表示されたので、計測値は正確だと判断されます。
ボルタ電池と同じ仕組みですので、使用前に電極を良く磨いて酸化膜を除去することが、キーポイントのようです。 出典:Amazon

ピートモスでブルーベリーを栽培しよう

▲ブルーベリーはこんなに大きくなります。苗と苗の間の距離をとりましょう。
「ブルーベリーの土って、どれがいいの?」と迷ったら、ピートモスを使いましょう!前日にたっぷり水を含ませておけば、すくすくとブルーベリーが育ちます。「ブルーベリーの土」と書かれて売られているものを使うのは間違いではありませんが、ピートモスのほうが経済的で、農家さんの間でも定番ですよ。

 

紹介されたアイテム

カナダ産 ピートモス 3.8CU

カナダ産 ピートモス 3.8CU

¥879 税込

 シンワ測定 土壌酸度計

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