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土作りはブルーベリー栽培の要
ブルーベリーが好むのは酸性の土
酸性(pH6.9以下)
これが一番大事なポイント!pHが7.0以上の土壌でブルーベリーを育てるのは困難。植え穴にピートモスをたっぷりと施し、酸性の土壌を作ってから植え付けます。有機物が多い
有機物に富んだ肥沃な土壌であることも重要です。やせた土に植え付けるなら、最初に土壌改良をしっかりと行っておきましょう。水はけがよい
水はけ・水もちのバランスが良い土で育ててください。水はけが悪いと根腐れや病気につながりやすいです。逆に水もちが悪いと、夏場に乾燥して、実がシワシワになってしまいます。土作りはいつ行う?
ピートモスを使おう
・容量:約225L(圧縮約107L)、復元時約200L
この手の圧縮パックは、たくさん使う人には割安で有利なんですが、通販では送料が問題になります。近所に新しいホームセンターが開店したのですが、このピートモスを含むいくつかの圧縮パックを扱っており、商品代金だけ見たらAmazonより少し高いものの、送料を含む金額ではホームセンターの方が安くなりました。一般に、ホームセンターより、Amazonの方が送料を含めても安いことが結構多いのですが、こういう大きな(送料の嵩む)商品はまだまだホームセンターの方に軍配なのでしょうか。因みに、この手の圧縮パックは、中身はギュッと固まっているため、削り崩しながら使うイメージになります。たくさん処理する時、結構大変です。袋の側面を破かないようにし、雨が入るなどしなければ、かなり長持ちします。
出典: Amazon
土作りの手順(地植えの場合)
Step1. 水をピートモスに含ませる
バケツにピートモスを入れ、上から水をかけてしっかりとなじませます。水を吸ったピートモスは重くなるので、運ぶのが大変ならこの手順は飛ばしてしまってもかまいませんが、できれば事前に水を含ませておいてください。ピートモスは、1本の苗に対して20~30ℓ程度を目安にしましょう。
Step2. 植え穴を掘る
苗の根より2~3倍大きい植え穴を掘ります。深さ30センチ、直径50センチくらい必要です。ブルーベリーは根を縦よりも横に伸ばす植物なので、深さよりも幅を取ると良いでしょう。苗と苗の間隔は2メートルほど取ってください。Step3. ピートモスを入れる
掘った植え穴にピートモスを入れ、地面の土となじませます。苗の根に触れる部分は、全部ピートモスになるようにしてください。水になじませていないピートモスを使うなら、穴に注ぎながら水もかけます。Step4. 苗を固定し、肥料を与える
植え穴の中心に根鉢をくずした苗を固定し、溝をピートモスで埋めていきます。最後に水をたっぷりとかけて、置き肥として緩効性の肥料を株周りにばらまきましょう。肥料の種類に決まりはなく、リン・チッ素・カリが均等に配合されているもので問題ありません。土作りの手順(鉢植えの場合)
Step1. 用土を混ぜる
鹿沼土とピートモスを均等な量用意し、バケツの中で水とよく混ぜ合わせておきます。Step2. 鉢の準備をする
底に穴が開いた鉢を用意します。苗よりも大きく、縦長より横長のものが望ましいです。鉢底に穴がないものは、水はけが悪いので避けます。虫の侵入と、栄養が流れ出るのを防ぐため、鉢底穴をネットでふさぎ、上から底が見えなくなるくらいの鉢底石を敷いてください。Step3. 苗を固定し、肥料を与える
Step1で作ったピートモスと鹿沼土の混合土を注ぎ、苗を中心に固定したら、鉢と苗の溝を埋めます。最後に鉢底から流れ出るくらいたくさんの水を注ぎ、株周りに緩効性の肥料を置いたら、日当たりの良いところで管理しましょう。土づくりの注意点
何よりも土壌を酸性に保つことが重要
ピートモスを惜しみなく使った、酸性土壌であることがとにかく重要です。栽培中に酸度が変わってしまわないよう、毎年春にピートモスを足してあげると安心です。栽培中に枯れてしまったら、ピートモスが少ない、土の酸度が足りなくなった、といった原因を疑います。ほかにもこんな栽培トラブルが
品種と気候の相性が悪い、2品種以上を育てていないから実がつかない、水・日光が不足している、というのもよくある栽培トラブルです。土作りにあると便利な道具
土の酸度を測定できる道具があると便利です。土作りをするときに役立つのはもちろんですが、栽培がうまくいかなかったとき、酸度が原因だったのかどうか確かめることもできます。鉢植えブルーベリーの土壌管理用として購入しました。
電池不要で、使用前の較正も必要ないので、簡単に測定できました。
手持ちの別メーカーの酸度計とも比較しましたが、同じ値が表示されたので、計測値は正確だと判断されます。
ボルタ電池と同じ仕組みですので、使用前に電極を良く磨いて酸化膜を除去することが、キーポイントのようです。
出典: Amazon