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画像提供:福田俊
緑の葉が直射日光を遮り、自然の中にいるような癒しをもたらしてくれるグリーンカーテン。花が咲くものや、果実が収穫できる種類を育てればお得感も倍増!
そんなグリーンカーテンですが、きれいに茂らせるには少々コツが必要です。初心者であれば、育てやすい植物を選ぶことも失敗しないためには大切。そこでこの記事では、グリーンカーテンに仕立てやすい植物の種類や作り方、気をつけたい点などを解説します。家庭菜園のプロに、栽培ポイントも教えてもらいました!
グリーンカーテンとは?
出典:写真AC
グリーンカーテンとは、主につる性の植物をネットなどに這わせ、窓の外やベランダ、外壁などを覆うことをいいます。「緑のカーテン」とも呼ばれ、植物の葉が夏の強い日差しを遮り、室内の温度上昇を抑えてくれます。また、植物のすき間から風が通るので、まるで木陰にいるような快適さに!
1階の窓など、地面に近い場所であれば、プランターでなく地植えにしましょう。地植えにすると植物の勢いが全然違い、立派なカーテンになりますよ!
グリーンカーテンのメリット
出典:写真AC
見た目にも涼やかなグリーンカーテン。具体的には、どのようなメリットがあるのでしょうか?ここでは、グリーンカーテンを設置することで得られる効果を紹介します!
直射日光を遮る
カーテン状に茂った植物の葉が直射日光を遮り、室内の気温が上がり過ぎるのを防ぎます。また、風が通り抜ける際に、葉から蒸散された水分が室内に運ばれ、涼しく感じさせる効果も。グリーンカーテンは窓辺だけでなく、日光が当たって熱がこもりやすい外壁に設置するのも効果的です。
ヒートアイランド現象を緩和
グリーンカーテンは遮光効果があるため、エアコンなど冷房機器の使用を抑えることができます。そのため、夏場に高くなりがちな電気の使用量を減らすことができ、節電や省エネにもつながります。
また、人口の多い都市部は、密集した建物やコンクリートの路面が太陽熱を反射し、過酷な暑さになりがちです。さらに、夏場はクーラーをつけるので、排出された室外機の熱が外気温を上げてしまうという悪循環に。このように、都市部だけ気温が上昇する「ヒートアイランド現象」が近年問題になっています。グリーンカーテンは、このヒートアイランド現象をやわらげる有効な手段として注目されており、多くの企業も取り入れ始めています。
グリーンカーテンにおすすめの植物
出典:写真AC
グリーンカーテンは葉で日差しを遮るだけでなく、果実を収穫したり、色鮮やかな花を観賞したりと、育てる植物によって楽しみ方は実にさまざま。毎年違う植物で、グリーンカーテンを作ってみるのも良いですね。
それではさっそく、グリーンカーテンにおすすめの植物をチェックしていきましょう!それぞれ栽培難易度を星の数(☆~☆☆☆☆☆)で表示していますので、ぜひ参考にしてみてください。数が多くなるほど難しくなります。
ニガウリ(ゴーヤ)
画像提供:福田俊
生育旺盛で、葉も大きいゴーヤはグリーンカーテンにぴったり!地植えにすると、根がしっかりと張り、葉がよく茂った大株になります。果実が食べられるのも魅力的。真夏の炎天下でも毎日のように収穫できますよ。
ゴーヤの定植時期である春は、風が強い日が多いので要注意。苗が風に振り回されて傷まないように、行灯(あんどん)で囲うと安心です。行灯は、苗のつるが長く伸び始めたら外してOK。高温になる夏はバケツで株元にたっぷりと水やりし、元気に育てましょう。
ゴーヤの詳しい育て方やおすすめの種類は、こちらの記事で!
アサガオ(朝顔)
出典:写真AC
栽培難易度 | 植え付け月 | 開花時期 |
☆☆ | 5~6月 | 7~10月 |
アサガオも、グリーンカーテンにはお馴染みの植物。何といっても美しい花が楽しめるのが良いですよね!じょうすに育てれば、長期間花を咲かせてくれます。初夏になると苗が店頭で並び始めるので、手に入れたら早めに植え付けましょう。
つるが伸びてきたらネットに誘引し、先端の芽を摘芯しながら脇芽を増やしていきましょう。夏は水切れしやすくなるため、朝晩たっぷりと水を与えてください。花がらはこまめに摘み取り、種をつけないようにすると長く花を咲かせてくれますよ!
トウガン(冬瓜)
画像提供:福田俊
栽培難易度 | 植え付け月 | 収穫月 |
☆☆☆ | 4月中旬〜5月中旬 | 8月中旬〜9月 |
つるがどんどん伸びて、よく茂るトウガンはグリーンカーテンにぴったり!5月の連休ごろに苗を植えれば、夏にはおいしい果実を収穫できます。家庭菜園では大きくなり過ぎない「姫とうがん」がおすすめです。1kgぐらいの果実がたくさんなって、十分な日陰になります。
トウガンは、栽培の初期段階にウリハムシに食害されることがあるので注意が必要。苗を植え付けてからつるが伸びるまでの間は、防虫ネットを設置して対策してください。
トウガンの詳しい育て方やおいしい食べ方は、こちらの記事で!
ヘチマ
出典:写真AC
果実を乾燥させてタワシに加工したり、茎から採取した水分を化粧水にしたりと、日本では昔から親しまれてきたヘチマ。暑さに強く、大きな葉がよく茂るので、グリーンカーテンには最適です。高温多湿を好むため、苗の植え付けは気温が十分上がる5月が適期になります。定期的に追肥をするとより生育が旺盛になり、たくさん収穫することができますよ。
ヒョウタン
出典:写真AC
ヒョウタンも、古くから日本で栽培されてきた植物です。大ぶりの葉がよく茂り、夏の日差しを十分遮ってくれます。果実もたくさんなりますが、食用には向かないため、乾燥させて容器やクラフト用の素材などに活用するのがおすすめ。苗を手に入れたら、日当たりと風通しの良い場所に植え付けましょう。ヒョウタンは非常に生育旺盛なので、できれば地植えのほうがベター。
エアーポテト
出典:PIXTA
エアーポテトは長芋や自然薯の仲間で、つるになるビッグサイズのむかごを収穫します。大きなハート型の葉がほど良い日陰を作り、涼し気なグリーンカーテンにすることができます。空中にぶら下がるむかごの様子もユニーク!つるはぐんぐん伸びますが、あまり分岐しないので、株間を狭めにするか摘芯をして脇芽を増やすと良いでしょう。
むかごのおすすめレシピはこちらをチェック!
ムクナマメ(ムクナ豆)
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ムクナマメは、東南アジアや中国南部を原産とするマメ科の植物で、収穫量が多いことから「ハッショウマメ(八升豆)」という和名でも呼ばれます。性質は非常に強健で、ほかの植物を寄せつけないほど豊かに茂ります。11月になると、房状に垂れ下がる紫色のゴージャスな花を咲かせ、実をつけます。さやが黒く硬くなり、中の豆がカラカラと音を立てるようになったら収穫のタイミングです。
ハヤトウリ
出典:写真AC
ハヤトウリは「千成(せんなり)」という別名がつくほど、多収の植物です。生育スピードも非常に早く、ものすごい勢いで茂るため、ボリュームのあるグリーンカーテンになります。11月にはウリがたくさん収穫できるので、漬物や炒め物、サラダなどにしておいしく食べましょう!
ムラサキヤマイモ(紫山芋)
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その名の通り、鮮やかな紫色の果肉が特徴のムラサキイモ。加熱調理しても色は変わることがなく、生のまますりおろせばパープルカラーのとろろに!ムラサキイモの葉は、一般的な山芋よりも大きいため、グリーンカーテンとしても活躍します。4月に種芋を植え、水切れに注意して育てましょう。地上部が枯れてきたら芋を掘り出して収穫します。
ヤマイモの育て方はこちらの記事で!
ミニトマト
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ちょっと意外かもしれませんが、ミニトマトは枝葉がよく茂るのでグリーンカーテンにすることも可能!放任で育ててもグングン大きくなり、良い日よけになります。何より夏の間中、新鮮な果実を収穫できるのがうれしいですよね。ミニトマトは、苗を植え付けたら、2~3節ほど土に埋める「寝かせ植え」をするのもおすすめ。茎から強い根がたくさん出て、より旺盛に生長します。
ミニトマトの育て方や種類については、こちらの記事をチェック!
カボチャ
画像提供:福田俊
栽培難易度 | 植え付け月 | 収穫月 |
☆☆☆☆ | 4~5月 | 7~8月 |
葉が大きいカボチャは、短期間でカーテン状に茂ります。ミニカボチャやひょうたん形のバターナッツなど、いろいろな品種があるので好みのものを選んでみましょう。カボチャの着果率を上げたい場合は、人工授粉をするのがおすすめです。
カボチャの育て方や種類については、こちらの記事をチェック!
ブドウ
画像提供:福田俊
栽培難易度 | 植え付け月 | 収穫月 |
☆☆☆ | 11月~翌3月 | 8~10月 |
ブドウは、一度植えると何度でも収穫できる永年生の果樹です。植え替えの必要はないので、カーテンというよりは、しっかりした棚に仕立てます。秋に落葉しますが、春になるとまた芽生え、初夏に葉を茂らせて夏~秋に収穫というサイクルを繰り返します。苗は日当たりの良い場所に植え付け、追肥をして果実を大きく育てましょう。
ブドウの育て方はこちらの記事をチェック!
キウイフルーツ
出典:写真AC
栽培難易度 | 植え付け月 | 収穫月 |
☆☆☆☆ | 10月~翌3月 | 10~11月 |
キウイフルーツも、ブドウと同じ永年生の果樹なので植え替えはせず、丈夫な棚に誘引して育てます。窓辺のグリーンカーテンには向いていませんが、庭などの日よけスペースとして楽しめます。キウイフルーツは日光を好むため、日の良く当たる場所で栽培しましょう。夏に水切れすると果実がつかなくなってしまうので注意してください。
キウイフルーツの育て方はこちらの記事をチェック!
キュウリ
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栽培難易度 | 植え付け月 | 収穫月 |
☆☆☆ | 4~8月 | 6~10月 |
つる性のキュウリは、グリーンカーテンにするのもおすすめです。収穫期間が長いので、ゆっくりと効くぼかし肥料などを与えましょう。果実の収穫が始まったら、水やりは頻繁に行ってください。収穫初期は、果実がまだ10cm程度のうちに収穫し、株の勢いをつけるようにすると収穫量がアップします。
キュウリの育て方や種類については、こちらの記事をチェック!
ミニメロン(ころたん)
出典:PIXTA
栽培難易度 | 植え付け月 | 収穫月 |
☆☆☆☆ | 4月中旬〜6月上旬 | 7~8月 |
初心者にはややハードルが高いメロン栽培ですが、ミニメロンの「ころたん」は病気に強く、比較的育てやすい品種です。地植えでもプランターでも栽培は可能で、グリーンカーテンにも最適。果皮に傷をつけて模様を描くという楽しみ方も。苗を植え付けるときはあまり早植えにせず、温度が十分上がってからにすると失敗が少なくなります。
ころたんの育て方はこちらの記事をチェック!
バタフライピー
出典:写真AC
つるを長く伸ばし、美しいブルーの花を次々と咲かせるバタフライピー。視覚からも涼しさを提供してくれるグリーンカーテンが作れます。バタフライピーは観賞するだけでなく、摘み採った花を熱湯に浸すと、神秘的な青いハーブティーが楽しめます。栽培は、プランターでもOKですが、地植えにするとより大きく育てることができます。ボリュームを増やすには、こまめに摘芯し、脇芽を増やすことがポイントです。
グリーンカーテンに必要な材料
出典:写真AC
グリーンカーテンにする植物を選んだら、次は必要な材料を準備しましょう!ここでは、プランターで育てる場合に使うアイテムを紹介します。
苗
グリーンカーテンにするには、つる性植物が適しています。できれば葉が大きめの種類を選ぶと、遮光効果がアップしますよ。また、葉肉が薄い植物なら、適度な透け感も楽しめるのでナチュラルな雰囲気に!
ビタミンたっぷり!沖縄の在来品種「アバシゴーヤー」
グリーンカーテンに人気のゴーヤ。全長20~25cmほどの肉厚な果実が収穫できます。食味はみずみずしく、マイルドな苦みが特徴です。
耐暑性抜群!炎天下でもキュウリがたくさん採れる
シャキシャキとした歯ごたえで、さっぱりとした食味のキュウリです。耐病性が強いので、真夏でも安定した収穫ができます。
プランター
プランターは、夏場はどうしても水切れしやすくなります。土が乾燥しないように、できるだけ大きいプランターを選びましょう。
グリーンカーテンに使うプランターは、とにかく大きいものがベスト!サイズが大きければ大きいほど、根がよく張るので生育も良くなります。
底面吸水ができるグリーンカーテン用プランター
底の部分4箇所に、水を溜められるスペースが付いているプランター。水切れしやすい夏場も、これなら安心!
IRIS グリーンカーテン用プランター
・サイズ:幅90×奥行34.5×高さ29.8cm
・容量:58L
・材質:ポリプロピレン
・重量:約2kg
土
プランターの容量や数に合わせ、必要な量の土を用意しましょう。
つる性植物用に最適な配合土
サンアンドホープ グリーンカーテンつる植物の土
植物の生育を助ける有機堆肥を配合した土。緩効性肥料も入っており、そのまますぐに使えます。
・内容量:25L
鉢底石
プランターの底に敷くことで、排水性・通気性を高めます。また、鉢底穴から虫が侵入するのを防ぐ効果も。鉢底石には、軽石のほか大粒の赤玉土や木炭なども鉢底石として使えます。
繰り返し使えるネット入り!
軽石をネットで分包した、使い勝手の良い鉢底石。土に混ざってしまわないので、グリーンカーテンを片付ける際も取り出しやすく、洗って保存しておけば再利用できます。
自然応用科学 ネット入り 鉢底に入れる石
・内容:0.5L×20袋
鉢底石の選び方や使い方は、こちらの記事で!
支柱
ネットを張るために使います。高さのあるグリーンカーテンを作るためには、できるだけ長い支柱がベターです。
トラスコ中山 園芸支柱
グリーンカーテン用に最適な長さの園芸支柱です。先端の突き差し部分は、耐久性に優れたスチールを採用しています。
・サイズ:太さ1.6×全長21cm
ネット
植物のつるを誘引してグリーンカーテンを作るために、ネットは必要不可欠です。長さがあるものを選べば、2階から吊り下げて使うこともできます。
繰り返し使える丈夫なネット
マルソル 園芸ネット
耐久性のある太糸を使った園芸ネット。繰り返し使えるので経済的です。
・サイズ:1.8×3.6m
・目合:13cm角目
狭い場所には支柱いらずの自立式もおすすめ!
ベランダなど、狭い場所でもグリーンカーテンが楽しめる自立式のフェンスです。プランターを台に載せたら設置完了です!
プランター台付フェンス ハイタイプ アーガイル
・サイズ:幅89×奥行36×高さ192cm
・材質:スチール
・重量:7.6kg
・カラー:ホワイト、ブラック
ネットの詳しい張り方は、こちらの記事で紹介しています!
グリーンカーテンの作り方
画像提供:福田俊
ここからは、支柱とネットを組み合わせて作るグリーンカーテンの設置方法を解説します!
グリーンカーテンは、支柱を立ててネットを張る方法のほか、高い場所からネットを吊り下げる方法、アーチ状になった支柱にネットを張る方法など、さまざまな設置の仕方があります。軒先であれば、突っ張りポールを支柱代わりに使うという方法も!
支柱の組み方もアイデア次第でいろいろできるので、アレンジしてみるのも良いですね。どのような場所にグリーンカーテンを作りたいかで、設置方法は変わってきます。いろいろと工夫してみるのも楽しいですよ。
スペースがあれば、しっかりしたブドウ棚のようなものが理想です。私は支柱を残しておき、毎年ネットだけ張り替えるようにしています。簡易的にグリーンカーテンを作るのであれば、園芸支柱を立て、キュウリネットなどを張るだけで十分です。家の軒先などに立てかけるのでなければ、野菜用のキュウリ支柱のアーチ仕立てが丈夫で良いと思います。
Step1. プランターの準備
プランターに土を入れておきます。プランターの数は、ネットの幅に合わせて用意しましょう。
Step2. 支柱を組み立てる
窓の幅と高さに合わせ、左右に2本、上下に2本の支柱を組み立てます。
Step3. ネットを張る
組み立てた支柱にネットを張ります。ネットに付属されている取り付けロープを使用しても良いですし、ない場合は園芸用のクリップなどで固定するのもおすすめです。
園芸用 ステンレスクリップ
強力なバネで、ネットをしっかり固定できる園芸用クリップ。錆びにくいステンレス製です。
・内容:10個
・仕様:8~11mm程度の支柱に対応
ネットの張り方は、こちらの記事でも詳しく解説しています!
Step4. 支柱を固定する
支柱が倒れてしまわないように、しっかりと固定します。専用の転倒防止パーツを使うと安心です。
緑のカーテン 転倒防止パーツ
窓のサッシに差し込んでしめるだけで、簡単に設置ができる転倒防止パーツです。付属のひもを支柱に結び付けて使います。
・内容:2個
・材質:本体/ステンレス、ネジ・ひも/ナイロン
・耐荷重:約3kg
Step5. 苗を植え付ける
プランターの土に穴を掘り、苗を植え付けます。苗どうしが近くなり過ぎないよう、50cmくらい間隔をあけましょう。
Step6. プランターを置く
ネットの前に、苗を植え付けたプランターを置きます。最後に水をたっぷり与えたら設置完了です!
Step7. つるを誘引する
苗のつるがある程度伸びてきたら、ネットに誘引します。
グリーンカーテンで植物を育てる際のポイント
出典:写真AC
せっかく作ったグリーンカーテン、できるだけきれいに茂らせたいですよね。そこでここでは、グリーンカーテンの日常管理について紹介します!
水やり|プランター栽培は水切れに注意
地植えの場合は、地中の水分や降雨があるため、特に水やりは必要ありません。ですが、プランターではどうしても土が乾きやすくなります。土の表面が乾いたら、鉢底穴から流れ出るまでたっぷり水を与えましょう。
水やりに便利なツールをチェック!
肥料|定期的に与えて収穫量をアップ!
肥料が足りないと生育の勢いがなくなり、収穫量が下がってしまいます。元肥はもちろん、果実がなり始めたら追肥も定期的に行いましょう。
どんどん伸びる緑のカーテンの肥料
まきやすい細粒タイプ。チッ素・リン酸・カリの3要素をバランス良く含み、つる性植物の栽培に適しています。
・内容量:500g
追肥として、株元にぼかしや油粕などを振るのもおすすめです。
ぼかし肥料の作り方や使い方はこちら!
肥料について詳しく知るならこちら!
剪定|基本的には放任で
葉を豊かに茂らせるため、剪定はせずに放任主義でOKです。ただし、あまり茂り過ぎると蒸れてしまう場合があるので、様子を見ながら適度にカットしましょう。
おすすめの剪定ばさみは、こちらの記事で紹介しています!
グリーンカーテンに関するQ&A
出典:写真AC
グリーンカーテンに関する、よくある疑問や質問を福田先生に聞きました!
Q. 時期が終わった後どうやって撤収すればいい?
はさみで丁寧につるを切って、ネットから外しましょう。先に根元を切り、枯らしておくと取り外しやすくなります。最後にネットを回収してくださいね。
Q. 上から下に育てることのできる植物って?
下に向かって伸びるというよりは、どの植物もつるや果実の重みなど、何らかの要因で垂れ下がります。そのまま育てていると、また上に向かって伸びていきますよ。
Q. 日差しが強すぎる場所で育てることはできる?
もちろん可能です!日差しが強いところだからこそ、グリーンカーテンの出番なのではないでしょうか。生育を良くするには、地中にしっかり根を張らせることが最も大事です。
グリーンカーテンでおしゃれに日除けを
出典:写真AC
日差しを遮るだけでなく、育てる楽しみや果実の収穫も体験できるグリーンカーテン。日よけシートやサンシェードも良いですが、ナチュラルな雰囲気を演出するなら、やっぱり緑のカーテンが一番!きれいな花が咲く植物を選べば、優雅な窓辺になりますよ。この夏はぜひ、エコでおしゃれなグリーンカーテンにチャレンジしてみてくださいね!