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グリーンカーテンのネットの張り方と固定方法|おしゃれなネットの紹介や台風対策も解説


実はかなり重くなるグリーンカーテンは固定が重要。マンションやベランダでもできる、支柱の固定方法やネットの張り方、片付け方を解説。また、簡単に設置できる支柱一体型ネットや自立式のネット、おしゃれなグリーンカーテン用フェンスなどを紹介します。

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くまちゃん

田舎生まれ田舎育ちのフリーライター。実家に家庭菜園のスペースがあり、幼い頃からさまざまな野菜を収穫してきました。きゅうりとじゃがいもが好きです。…続きを読む

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出典:写真AC
夏の日差しを柔らかく遮ってくれるグリーンカーテン。朝顔やフウセンカズラなど、見て楽しむにもいいですよね。でも、ネットがたるんでいたり、風で倒れてしまうことも。美しいグリーンカーテンを作るなら、ネットや支柱もちょっとこだわってみませんか?ネットの張り方や支柱の固定方法はもちろん、初めてでも設置しやすいネットつき支柱も紹介します。

グリーンカーテンにおすすめの植物や失敗しない育て方のポイントはこちらから!

グリーンカーテンネットの選び方

出典:写真AC
「グリーンカーテンってたくさん種類があって、どれを選んだらいいかわからない…」と悩みますよね。取り付ける場所や素材によって、使いやすいネットは変わってきます。ご自宅に合ったネットを選んで、皆さんの理想通りのグリーンカーテンを作りましょう!

取り付け場所をチェック

一軒家の場合、軒下に取り付ける方法、地面に杭を打って支柱をくくりつけ、自立させる方法などがあります。アパート・マンションに住んでいて、ベランダで洗濯物を干す場合は、取り付ける場所が限られてくるので注意が必要です。可動式のグリーンカーテンも作れるので、工夫しながら楽しみましょう。

ネットの大きさをチェック

取り付ける場所によってネットの大きさは異なりますが、一軒家のグリーンカーテンであれば、180×180cmのネットで十分対応できます。さまざまな大きさのネットが販売されているので、取り付けたい場所に合った大きさのものを買いましょう。使う場所に合わせてカットする場合、ほつれないネットを使用してくださいね。

ネットの素材|麻やポリエチレン

ネットの素材は、麻やポリエチレンのものが多く販売されています。麻のネットは、植物の時期が終わったあと、ネットと植物を分別せずにそのまま捨てられるのメリットがあります。ポリエチレンは、麻と比べて植物との区別がつきやすいのに加え、軽くて丈夫なので、グリーンカーテンを扱い慣れていない初心者におすすめです。

おすすめのグリーンカーテンネット5選

出典:写真AC
自宅に合うグリーンカーテンネットの大きさや種類がわかったら、実際にネットを選んでみましょう。この記事では、おすすめの大きめなグリーンカーテンをご紹介します。育てたい植物と取り付けたい場所にぴったりなネットを見つけてくださいね。

1. サイズも網目サイズの種類も豊富!

シンセイ 園芸つるネット

サイズも網目サイズの種類も豊富にある、ポリエチレン製のグリーンのネット。四隅にひもがついているので、引っ張れば簡単にネット張りができます。

サイズ0.9mx1.8m、1.8mx1.8m、1.8mx2.7m、1.8mx3.6m
網目サイズ10cm角、12cm角、24cm角
材質ポリエチレン製

2. 風に強い!

DAIM サイドロープ付 緑のカーテンネット 3.6×5m

両サイドが強力なロープになっているので、ネットがたわみません。

サイズ360×500cm
網目サイズ10cm角
材質ポリエチレン
重さ281g

3. 天然麻100%使用で地球にやさしい

第一ビニール 麻ひもネット

天然素材を100%使用している麻のネットです。自然分解するので、使用後に植物と一緒に土に埋めることができます。

サイズ180×180m
太さ3mm
網目サイズ15cm角
材質麻(黄麻)

4. ネットが目立ちにくい

マルソル つるものネット 透明タイプ

景観を損なわずにつる性植物を栽培できる、透明の園芸ネットです。

サイズ180×270cm
網目サイズ10cm角
材質ナイロン

5. ほつれにくい!

日本マタイ(マルソル) バルコニー園芸ネット レンガ

景観に溶け込むレンガ色の園芸ネット。ほつれにくいので、好きな長さにカットして使用可能です。

サイズ180×180cm
網目サイズ10cm角
材質ポリエチレン
重さ95.2g

設置簡単!支柱一体型ネット・フェンスおすすめ5選

出典:写真AC
高いところでの作業もあり、グリーンカーテンの設置は自分でおこなうとなかなか大変。固定が甘くて倒れてしないかも心配です。簡単・安心に設置するなら支柱一体型のセットがおすすめ。ネットで販売されている支柱一体型ネットを厳選して紹介します!

1.西洋風のグリーンカーテンに

アイアン製グリーンカーテン Argyle(アーガイル)

壁に立て掛けるだけで簡単に設置できます。ネットに比べて強度があり、ゴーヤなどの実の重さにもたわむ心配なし。

サイズ幅80✕奥行68✕高さ245.5cm
材質スチール
重さ6.6kg

2. サイズ調整も可能!アーチ型で広々空間

フレキシブル ウォールフェンス(スタンダード)

壁に立てかけるだけで簡単に設置できます。先端には保護・滑り止め用のゴムキャップがつけられ、土の地面には付属の埋め込みベースでしっかり固定できますよ。

サイズ高さ193✕幅110cm
材質スチール

3. アパート・マンションのベランダにも!

緑のカーテン(立掛けタイプ)

ネットや支柱、固定具がセットになっていているので、簡単に設置できます。

サイズ80✕240cm
材質スチールパイプ(樹脂コーティング)ポリエチレン、スチール

4. おしゃれなガーデンフェンス

プランター台付フェンス ハイタイプ

フェンスを組み立てて、プランターを乗せるだけと、初心者でも簡単に設置できます。

サイズ幅89✕奥行35.5✕高さ192cm(フェンス本体)
材質スチール(フェンス本体)

5. コンパクトに収納できる

アイアン製グリーンカーテン グラフ

立てかけるだけで簡単に設置できます。使わない時期には3分割して収納可能です。

サイズ80✕245.5cm
材質スチール
重さ約5.6kg

100円ショップのグリーンカーテンネットを設置

100円ショップのグリーンカーテンネットってどうなの?
出典:写真AC
グリーンカーテンネットは、「園芸用ネット」として、100円ショップのダイソーやセリアにも売っています。
サイズもいろいろあり、窓のサイズによって、選べるようになっています。
今回は、100円ショップのグリーンカーテンネット(園芸用ネット)を、実際に自宅の窓に設置してみました!
ぜひ参考にしてみてくださいね。

ダイソーやセリアにはどんなグリーンカーテンネットがあるの?

100円ショップ「ダイソー」や「セリア」には、どんなグリーンカーテンネット(園芸用ネット)があるか気になりますよね。
では、それぞれお店別に紹介していきます。

まずは、ダイソーのグリーンカーテンネット!

ダイソー園芸ネット
撮影:AGRI PICK編集部
ダイソー「園芸ネット」
撮影:AGRI PICK編集部
ダイソーには「園芸ネット」として2種類のサイズのものがあります。
100×120cmの小さいサイズのものと、180×180cmの大きいサイズ。
価格はどちらも110円(税込み)です。

セリアのグリーンカーテンネット

セリアのグリーンカーテンネット
撮影:AGRI PICK編集部
セリアのグリーンカーテンネット
撮影:AGRI PICK編集部
セリアのグリーンカーテンネット(園芸用ネット)も2種類あります。
カラーは、グリーンとブラウンの2色。
サイズはグリーンのものが60×240cm、ブラウンが、90×180cm。
価格はどちらも110円(税込み)です。

今回は、セリアのグリーンカーテンネットを購入!

今回はセリアのグリーンカーテンネットを購入!
撮影:AGRI PICK編集部
今回は、設置する窓のサイズが縦200cmのため、240cmと一番長いセリアのグリーンカーテンネットを購入しました。
設置したい窓のサイズを測ってから、そのサイズに合わせたグリーンカーテンネットを選ぶと失敗がないですよ。

ネットを設置する時には「オーニングフック」が必要

グリーンカーテンネットを設置する時には、「オーニングフック」が必要です。
「オーニングフック」は、窓枠に簡単に取りつけることができます。
穴開けも不要でネジ式なので、窓枠もキズをつけません。

「オーニングフック」が必要
撮影:AGRI PICK編集部
「オーニングフック」は、ダイソーに売っています。
カラーは茶色と黒色の2色があり、窓枠の色によって選べるようになっています。

オーニング用フック
撮影:AGRI PICK編集部
今回は、窓枠が黒なので、黒色を購入しました。

オーニング用フック
撮影:AGRI PICK編集部
2個入っており、フック部分と固定パーツにわかれるようになっています。

「オーニングフック」をサッシ枠に取り付ける

「オーニングフック」をサッシ枠に取り付ける
撮影:AGRI PICK編集部
「オーニングフック」は、ネジをゆるめると、下に隙間ができるようになっています。
その隙間にサッシ枠を下から入れます。
深く最後まで入れたら、ネジを左右均等に閉めます。

「オーニングフック」をサッシ枠に取り付ける
撮影:AGRI PICK編集部
そうするだけで、簡単にサッシに取り付けることこができます。
穴を開けたりもしないので、とって便利です。
あとはこのフックに取り付けるだけです。

グリーンカーテンネットを設置!

最後はツル性の植物の前にグリーンカーテンネットを設置するだけ。

グリーンカーテンネットを設置するだけ
撮影:AGRI PICK編集部
まずは、グリーンカーテンネットの下に、なにか重りになる棒などを縛り付けます。
今回は、家にあった棒を縛り付けたのですが、花壇やプランターの隣に支柱やブロックなどで固定すると、より丈夫になります。

オーニングフックにグリーンカーテンネットをかけると…。
グリーカーテンネットをかけると
撮影:AGRI PICK編集部
グリーカーテンネットをかけると
撮影:AGRI PICK編集部
とっても簡単に、グリーンカーテンネットを設置できました!

グリーカーテンネットをかけると
撮影:AGRI PICK編集部
カーテンにしたい、ツル性植物の前に設置するだけです。
とっても簡単なので、暑い夏を涼しくするためにも、ぜひ試してみて下さいね。

グリーンカーテンネットの張り方と支柱の固定方法

出典:写真AC
しっかり茂ったグリーンカーテンの重さは思った以上!180×180cmのネットで約30~40kgにもなります。また、強風で加わる力はかなりのもの。倒れてしまっては、せっかく育てたグリーンカーテンが台無しになるのはもちろん、人に当たったりする危険も。グリーンカーテンはしっかり固定しましょう。

手作り!基本の立てかけ式の作り方

  1. 支柱4本・ネット・紐・針金・ブロックを用意します。
  2. プランターの左右の脇に支柱を置きます。
  3. 左右の支柱の上から10cmほどの位置に、横にした支柱を渡し、針金で固定します。
  4. 横にした支柱にネットを針金で数カ所とめます。
  5. 左右の支柱にもネットを紐で結びつけます。できるだけピンと張るようにします。余った部分はくるくる巻き、その上から紐で留めましょう。
  6. ネットの下の端に合わせて残った支柱を横に渡し、針金で固定します。
  7. 作ったネット付きの枠を起こし、壁に立てかけます。
  8. 支柱の足をブロックの中に入れて固定します。
  9. 枠の上辺を軒や外壁のフックにワイヤーで針金で結びつけて、固定したら出来上がりです。

マンション・ベランダでもできる固定方法

上の階のベランダに突っ張る

突っ張り支柱タイプなら、固定する場所がないベランダでも大丈夫。上の階のベランダの底面に垂直に突っ張る方法と、立て掛けるように斜めに突っ張る方法があります。

上から吊り下げ

上の階のベランダから吊るすこともできます。物干しから吊るしたい場合は、耐荷重をチェック。目安は30kgです。

自立式

支柱とネットが一体化しており、足もついているため、それだけで立つタイプ。設置が簡単で、倒れにくく安全です。

手すりに固定

軽いグリーンカーテンであれば手すりに固定する方法も。手すり固定用の金具を利用すれば簡単に取り付けられます。これだけでは弱いので、支柱の下はブロックなどで固定しましょう。

グリーンカーテンを上手に片付けるポイント

出典:写真AC
意外と手間がかかるのが後片付け。手早く済ますコツを知って手間を減らしましょう。
  1. 先に根元を切る:植物が緑で元気な状態ではつるを外すのも大変。片付け始める前に、根元を切って枯らしておくことで片付けやすくなります。もちろん水はやらず乾燥させます。
  2. はさみでつるを切ってから取り外す:先にはさみで、つるをある程度の間隔に切っておき、まとめてはずすと作業効率が上がります。良い剪定バサミがあると気持ちよく作業できますよ。
  3. 一回きりのネットを使う:毎年新しいネットにするのも手。麻ネットなど、一夏利用のもので、かつゴミの分別が植物と同じものを使えばそのまま捨てられるのでとっても楽です。

グリーンカーテンネットの台風対策

出典:写真AC

頑張って育ててきたグリーンカーテンが、台風でだめになってしまったらもったいないですよね。そこでここからは、台風を乗り切るための対策について簡単にご紹介します。

対策が必要なのは、大きくわけて支柱、プランター、ネットの3カ所です。
支柱には、倒れない工夫が必要です。動かせる支柱を使用している場合は、横に倒したり室内に入れたりしましょう。ネットが重くなっているので、おろす際は要注意。動かせないものは杭などで補強し、倒れないようにしてください。

プランターは、コンクリートブロックなどの重いもので固定するのが望ましいです。不可能な場合はロープで縛って固定して、強風で倒れないようにしてください。

ネットは地面におろす、何カ所かを建物に固定するなどの方法があります。風よけネットを使用するのも効果的です。

植物を傷ませずに台風をやり過ごせる方法をとってくださいね。

この夏こそ!涼しいグリーンカーテンに挑戦しよう

出典:pixabay
グリーンカーテンを作り始めようというときに、一番ハードルになるのはネットや支柱の設置。価格を重視する人や自作が好きな人は自分で設置もできますし、簡単に設置したいなら支柱・ネット一体型も使えます。自分にあった方法で、この夏、グリーンカーテンに挑戦してみませんか?

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