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AGRI PICKの運営・編集スタッフ。農業者や家庭菜園・ガーデニングを楽しむ方に向けて、栽培のコツや便利な農作業グッズなどのお役立ち情報を配信しています。これから農業を始めたい・学びたい方に向けた、栽培の基礎知識や、農業の求人・就農に関する情報も。…続きを読む
グリーンカーテンネットのリスクとお悩みについて
グリーンカーテンネットの選び方
「グリーンカーテンってたくさん種類があって、どれを選んだらいいかわからない…」と悩みますよね。取り付ける場所や素材によって、使いやすいネットは変わってきます。ご自宅に合ったネットを選んで、皆さんの理想通りのグリーンカーテンを作りましょう!
取り付け場所をチェック
一軒家の場合、軒下に取り付ける方法、地面に杭を打って支柱をくくりつけ、自立させる方法などがあります。アパート・マンションに住んでいて、ベランダで洗濯物を干す場合は、取り付ける場所が限られてくるので注意が必要です。可動式のグリーンカーテンも作れるので、工夫しながら楽しみましょう。
バルコニー用グリーンカーテンネット
ネットの大きさをチェック
取り付ける場所によってネットの大きさは異なりますが、一軒家のグリーンカーテンであれば、180×180cmのネットで十分対応できます。さまざまな大きさのネットが販売されているので、取り付けたい場所に合った大きさのものを買いましょう。使う場所に合わせてカットする場合、ほつれないネットを使用してくださいね。
ネットの素材|麻やポリエチレン
ネットの素材は、麻やポリエチレンのものが多く販売されています。麻のネットは、植物の時期が終わったあと、ネットと植物を分別せずにそのまま捨てられるのメリットがあります。ポリエチレンは、麻と比べて植物との区別がつきやすいのに加え、軽くて丈夫なので、グリーンカーテンを扱い慣れていない初心者におすすめです。
おすすめのポリエチレンのグリーンカーテンネット
おすすめの麻のグリーンカーテンネット
住居タイプ別の張り方と固定方法
一戸建ての場合
一戸建ての場合は比較的自由度が高く、いくつかの方法があります。1. 軒下設置型
窓の上部が軒下になっている場合、軒に支柱を固定する方法が安定感があります。フックやワイヤーを使って上部を軒に固定し、下部はプランターや地面に置いた支柱で支えます。2. 地面固定型
庭がある場合、地面に支柱を立てる方法が最も安定します。支柱を地面に20〜30cm程度埋め込めば、強風にも負けにくいグリーンカーテンが作れます。3. 壁立てかけ型
外壁に立てかける形で設置する簡易的な方法です。支柱の上部を壁に立てかけ、下部はブロックなどで固定します。手軽ですが、風に弱いので補強が必要です。緑のカーテン(立て掛けタイプ)
マンション・アパートの場合
マンションやアパートでは、壁や床に穴を開けられないことが多いので、工夫が必要です。1. ベランダ突っ張り型
上の階のベランダ底面と自分のベランダの床の間に突っ張り棒を設置し、そこにネットを固定する方法です。力がかかっても外れない頑丈な突っ張り棒を選びましょう。2. 物干し利用型
既存の物干し竿や物干しポールを利用してネットを吊り下げる方法です。グリーンカーテンの重さ(約30〜40kg)に耐えられるか確認が必要です。3. 手すり固定型
ベランダの手すりに専用の固定金具を取り付ける方法です。手すりの形状に合った金具を選びましょう。下部はプランターの重みで安定させます。共通のポイント
どの住居タイプでも、グリーンカーテンは思った以上に重くなります(約30〜40kg)。しっかりとした固定が命です。特に台風シーズンには強風で倒れないよう補強しましょう。必要な材料と道具リスト
グリーンカーテンの設置に必要な材料・道具を住居タイプ別にまとめました。基本セット(すべての住居タイプに共通)
- グリーンカーテン用ネット(180×180cmサイズが一般的)
- 麻ひもまたはビニールひも(ネットの固定用)
- はさみ(ひもを切る用)
- 軍手(安全のため)
- つる性植物の種または苗
- プランター(鉢)と培養土
一戸建て用追加アイテム
- 支柱(直径2〜3cm、長さ2m程度のもの)4本
- 針金(支柱の固定用)
- ペンチ(針金を切る・曲げる用)
- コンクリートブロック(支柱の固定用)
- フック(壁や軒下に固定する場合)
マンション・アパート用追加アイテム
- 突っ張り棒(耐荷重30kg以上)
- 手すり固定用金具(手すりに取り付ける場合)
- オーニングフック(窓枠に取り付ける場合)
- S字フック(物干し竿に吊るす場合)
便利アイテム(あると便利なもの)
- 支柱一体型ネット(設置が簡単)
- 自立式フェンス(安定感がある)
- 重り(プランターの固定に)
- 結束バンド(補助的な固定に)
グリーンカーテンにおすすめの植物や失敗しない育て方のポイントはこちらから!
グリーンカーテンネットの張り方と支柱の固定方法
しっかり茂ったグリーンカーテンの重さは思った以上!180×180cmのネットで約30~40kgにもなります。また、強風で加わる力はかなりのもの。倒れてしまっては、せっかく育てたグリーンカーテンが台無しになるのはもちろん、人に当たったりする危険も。グリーンカーテンはしっかり固定しましょう。手作り!基本の立てかけ式の作り方
- 支柱4本・ネット・紐・針金・ブロックを用意します。
- プランターの左右の脇に支柱を置きます。
- 左右の支柱の上から10cmほどの位置に、横にした支柱を渡し、針金で固定します。
- 横にした支柱にネットを針金で数カ所とめます。
- 左右の支柱にもネットを紐で結びつけます。できるだけピンと張るようにします。余った部分はくるくる巻き、その上から紐で留めましょう。
- ネットの下の端に合わせて残った支柱を横に渡し、針金で固定します。
- 作ったネット付きの枠を起こし、壁に立てかけます。
- 支柱の足をブロックの中に入れて固定します。
- 枠の上辺を軒や外壁のフックにワイヤーで針金で結びつけて、固定したら出来上がりです。
- 支柱4本・ネット・紐・針金・ブロックを用意します。
100円ショップのグリーンカーテンネットを設置してみた
グリーンカーテンネットは、「園芸用ネット」として、100円ショップのダイソーやセリアにも売っています。
サイズもいろいろあり、窓のサイズによって、選べるようになっています。
今回は、100円ショップのグリーンカーテンネット(園芸用ネット)を、実際に自宅の窓に設置してみました!
ぜひ参考にしてみてくださいね。ダイソーやセリアにはどんなグリーンカーテンネットがあるの?
100円ショップ「ダイソー」や「セリア」には、どんなグリーンカーテンネット(園芸用ネット)があるか気になりますよね。
では、それぞれお店別に紹介していきます。まずは、ダイソーのグリーンカーテンネット!
ダイソーには「園芸ネット」として2種類のサイズのものがあります。
100×120cmの小さいサイズのものと、180×180cmの大きいサイズ。
価格はどちらも110円(税込み)です。セリアのグリーンカーテンネット
セリアのグリーンカーテンネット(園芸用ネット)も2種類あります。
カラーは、グリーンとブラウンの2色。
サイズはグリーンのものが60×240cm、ブラウンが、90×180cm。
価格はどちらも110円(税込み)です。今回は、セリアのグリーンカーテンネットを購入!
今回は、設置する窓のサイズが縦200cmのため、240cmと一番長いセリアのグリーンカーテンネットを購入しました。
設置したい窓のサイズを測ってから、そのサイズに合わせたグリーンカーテンネットを選ぶと失敗がないですよ。ネットを設置する時には「オーニングフック」が必要
グリーンカーテンネットを設置する時には、「オーニングフック」が必要です。
「オーニングフック」は、窓枠に簡単に取りつけることができます。
穴開けも不要でネジ式なので、窓枠もキズをつけません。
「オーニングフック」は、ダイソーに売っています。
カラーは茶色と黒色の2色があり、窓枠の色によって選べるようになっています。
今回は、窓枠が黒なので、黒色を購入しました。
2個入っており、フック部分と固定パーツにわかれるようになっています。
「オーニングフック」をサッシ枠に取り付ける
「オーニングフック」は、ネジをゆるめると、下に隙間ができるようになっています。
その隙間にサッシ枠を下から入れます。
深く最後まで入れたら、ネジを左右均等に閉めます。
そうするだけで、簡単にサッシに取り付けることこができます。
穴を開けたりもしないので、とって便利です。
あとはこのフックに取り付けるだけです。グリーンカーテンネットを設置!
最後はツル性の植物の前にグリーンカーテンネットを設置するだけ。
まずは、グリーンカーテンネットの下に、なにか重りになる棒などを縛り付けます。
今回は、家にあった棒を縛り付けたのですが、花壇やプランターの隣に支柱やブロックなどで固定すると、より丈夫になります。
オーニングフックにグリーンカーテンネットをかけると…。
とっても簡単に、グリーンカーテンネットを設置できました!
カーテンにしたい、ツル性植物の前に設置するだけです。
とっても簡単なので、暑い夏を涼しくするためにも、ぜひ試してみて下さいね。グリーンカーテンを上手に片付けるポイント
意外と手間がかかるのが後片付け。手早く済ますコツを知って手間を減らしましょう。- 先に根元を切る:植物が緑で元気な状態ではつるを外すのも大変。片付け始める前に、根元を切って枯らしておくことで片付けやすくなります。もちろん水はやらず乾燥させます。
- はさみでつるを切ってから取り外す:先にはさみで、つるをある程度の間隔に切っておき、まとめてはずすと作業効率が上がります。良い剪定バサミがあると気持ちよく作業できますよ。
- 一回きりのネットを使う:毎年新しいネットにするのも手。麻ネットなど、一夏利用のもので、かつゴミの分別が植物と同じものを使えばそのまま捨てられるのでとっても楽です。
グリーンカーテンネットの台風対策
出典:写真AC
頑張って育ててきたグリーンカーテンが、台風でだめになってしまったらもったいないですよね。そこでここからは、台風を乗り切るための対策について簡単にご紹介します。
対策が必要なのは、大きくわけて支柱、プランター、ネットの3カ所です。
支柱には、倒れない工夫が必要です。動かせる支柱を使用している場合は、横に倒したり室内に入れたりしましょう。ネットが重くなっているので、おろす際は要注意。動かせないものは杭などで補強し、倒れないようにしてください。
プランターは、コンクリートブロックなどの重いもので固定するのが望ましいです。不可能な場合はロープで縛って固定して、強風で倒れないようにしてください。
ネットは地面におろす、何カ所かを建物に固定するなどの方法があります。風よけネットを使用するのも効果的です。
植物を傷ませずに台風をやり過ごせる方法をとってくださいね。おすすめのグリーンカーテンネット5選
自宅に合うグリーンカーテンネットの大きさや種類がわかったら、実際にネットを選んでみましょう。この記事では、おすすめの大きめなグリーンカーテンをご紹介します。育てたい植物と取り付けたい場所にぴったりなネットを見つけてくださいね。
1. サイズも網目サイズの種類も豊富!
[spacekey_affiliate_shortcode key=8]2. 風に強い!
[spacekey_affiliate_shortcode key=9]3. 天然麻100%使用で地球にやさしい
[spacekey_affiliate_shortcode key=10]4. ネットが目立ちにくい
[spacekey_affiliate_shortcode key=11]5. ほつれにくい!
[spacekey_affiliate_shortcode key=12]設置簡単!支柱一体型ネット・フェンスおすすめ5選
高いところでの作業もあり、グリーンカーテンの設置は自分でおこなうとなかなか大変。固定が甘くて倒れてしないかも心配です。簡単・安心に設置するなら支柱一体型のセットがおすすめ。ネットで販売されている支柱一体型ネットを厳選して紹介します!
1.西洋風のグリーンカーテンに
[spacekey_affiliate_shortcode key=13]2. サイズ調整も可能!アーチ型で広々空間
[spacekey_affiliate_shortcode key=14]3. アパート・マンションのベランダにも!
[spacekey_affiliate_shortcode key=15]4. おしゃれなガーデンフェンス
[spacekey_affiliate_shortcode key=16]5. コンパクトに収納できる
[spacekey_affiliate_shortcode key=17]この夏こそ!涼しいグリーンカーテンに挑戦しよう
グリーンカーテンを作り始めようというときに、一番ハードルになるのはネットや支柱の設置。価格を重視する人や自作が好きな人は自分で設置もできますし、簡単に設置したいなら支柱・ネット一体型も使えます。自分にあった方法で、この夏、グリーンカーテンに挑戦してみませんか?