目次
見た目だけじゃない!庭木の効果
目隠し
「リビングや庭先でゆったりしたいけど、人の目が気になって落ち着かない」「カーテンを閉めたり、フェンスを立てたりするのは味気なく感じてしまう」そんな方には庭木がおすすめです!庭の見栄えを良くし、自然の目隠しとなってくれて、一石二鳥です。日除け
「部屋は採光が良く明るいけれど、夏場に陽が当たると部屋が暑い」「西日が差し込んで建物の傷みが心配」そんなお家には庭木を取り入れれば自然のカーテンとなって日差しを遮り、心地良い空間を作ってくれます。庭木の種類
庭木の選び方の前に、庭木の種類を確認しておきましょう。種類によって、特徴が異なります。好きな雰囲気や用途によって、自分にあった種類を選ぶことが大切です。庭木の分け方は、高さ、葉、花と果実の3種類あります。ひとつずつ解説していきますね。高さの種類
高木
高木とは、針葉樹と広葉樹の中で、成木の樹高が3メートル以上の木のことです。高木は高い方から大高木、中高木、小高木の3つに分けられます。樹高20メートル以上を大高木、6メートル以上のものを中高木、6メートル未満3メートル以上のものを小高木といいます。代表的な樹種
サクラ、スギ、ヒノキ、アカマツ、クロマツ、イチョウ、ケヤキ、シラカシ、イヌマキ、モッコク、モチノキ、ヤマモモ、ブナ、ユリノキ、ハナウメ、ロドレイア、アメリカデイゴ、イチジク、ナツメなど
中木
中木とは、成木の高さが3メートル以上の木のことです。手頃なサイズなので、寄せ植えに使用されることもあります。また、同じ種類、同じサイズの中木を一定の間隔で植える列植に使われることが多いです。生け垣にして視線を遮ったり、道の両脇に置いて、ある方向への誘導に使われたりすることもあります。代表的な樹種
カナメモチ、イヌツゲ、サンゴジュ、キンモクセイ、エニシダ、ツバキ、ヒイラギ、ヒバ、ウバメガシ、サザンカ、ウケザキオオヤマレンゲ、ウメモドキ、コニファー、クロモダ、シデコブシ、シモクレン、サンショウなど
低木
低木は高木、中木以外の木であり、高さが0.3メートル以上で、枝張りが0.6メートル以上の木のことをいいます。低木は低いものから、低木、矮性低木、伏臥低木の3つに分けられます。低木は3メートル以下、矮性低木は50センチメートル以下、伏臥低木は地面から数センチメートルの樹種を指します。代表的な樹種
ヤマブキ、ツツジ、センリョウ、キャラボク、紅メギ、クチナシ、ラベンダーヒイラギナンテン、アジサイ、アベリア、キソケイ、アオキ、ハイビャクシン、シャクナゲ、ハマナス、ミツマタなど
葉の種類
常緑樹
常緑樹は、1年中緑の葉をつけている木のことです。しかしながら、ずっと同じ葉が生え続けているわけではありません。光合成の効率が悪くなった古い葉から落ちていきます。常に緑に見えるのは、古い葉と新しい葉が混在しているからです。常緑広葉樹の種類は多いですが、常緑針葉樹の種類は少ないです。代表的な樹種
クスノキ、サザンカ、クチナシ、シラカシ、ツゲ、ジンチョウゲ、シイノキ、アオキ、シャクナゲ、ツツジ、ヒイラギ、カツラ、キンモクセイ、アセビ、モッコク、マツなど
落葉樹
落葉樹とは、春に新しい葉が生まれ、秋には紅葉し、冬に落葉する木のことです。温帯に多く分布しています。季節によって見た目が変わるので、庭に植えると季節ごとの表情が楽しめます。落葉広葉樹の種類は非常に多いですが、落葉針葉樹の種類は非常に少ないです。代表的な樹種
ウメ、ライラック、ウツギ、イチョウ、カリン、アジサイ、ハナカイドウ、ヤマブキ、ポプラ、メタセコイヤ、ヒメリンゴ、アベリア、ボケ、ウツギ、モクレン、ケヤキ、ハナミズキなど
そのほかの種類
花をつける樹種
花をつける樹種は、庭に彩りをもたらしてくれます。咲く季節が決まっているので、季節を感じられます。剪定時期を誤ると、つぼみを切り取ってしまい、花が咲かないことがあるので気をつけましょう。また、花の甘い蜜は虫を寄せ付けてしまうので注意が必要です。代表的な樹種
サクラ、ツツジ、シャクナゲ、エニシダ、アセビ、ジンチョウゲ、ハクモクレン、アンズ、フジ、ハナミズキ、ライラック、バラ、アナベル、オオデマリ、サルスベリ、ギンモクセイ、ヒイラギなど
実をつける樹種
実をつける樹種は食材にもなるので、人気があります。季節ごとに植えるのもいいでしょう。ただ、甘い実をつける木は庭木には不向きなことも。虫が寄ってきますし、実が落ちて腐ったらニオイが気になります。レモンは虫害に強く初心者でも育てやすいですよ。代表的な樹種
レモン、カキ、イチゴ、リンゴ、オリーブ、ウメ、グミ、クコ、ミルタス、マタタビ、クチナシ、ソヨゴ、ヤマボウシ、ナンテン、アオキ、センリョウ、ジューンベリー、ハナミズウキ、コムラサキなど
庭木の樹種を選ぶポイント
大きさ
まずどこに植えれば目隠しや日除けができるか考えてみましょう。玄関や庭先、窓を遮るような形になる場合が多いです。場所のイメージがついたら、次にどのくらい高い庭木を、どのように植えたら良いかを考えてみます。地面や生け垣に植え込むのか、それとも庭の模様替えのしやすさを考えてプランターや植木鉢にするのか。玄関まわりに植える場合、高木の常緑樹を植えてしまうと年中暗くなってしまうばかりか、寒々しく感じることがあるので注意が必要です。
遮へい性
木には常緑樹と落葉樹があります。より季節感を楽しむなら落葉樹ですが、晩秋から初春にかけては落葉してしまいます。実用性を重視するならば、常緑樹中心に緑の壁を仕立てても良いでしょう。ただ、あまりにも庭木が多いと逆に日陰が多くなって、庭の雰囲気が暗くなってしまいます。ベランダの場合、プランターの低木と木目調のフェンスで上手く組み合わせると良いかもしれません。
手入れのしやすさ
庭木の中には、剪定などの手入れをあまりせずに、樹姿がまとまったまま生長していく品種や、病害虫に強い品種もあります。例えば松の木だと、きれいな樹姿を保つには適宜剪定をしていく手間が必要です。一方アオキは低木かつ剪定は2~3年に1回程度なので、松の木と比べて育てるのは楽です。海の近くでは塩害に強い種類を
庭の雰囲気
目隠しや日除けをちゃんとしてくれる庭木であるかはもちろん、自分が楽しめる庭の雰囲気であるかも大事。庭木一つで家全体の印象も変わります。実用性を保ちながら、空間に彩りを添えるような庭造りを楽しんでみましょう。【高木・中木・低木】庭木の代表種
高木|クロガネモチ
おすすめポイント
丈夫なのでどこでも植えることができます。大気汚染や日照不足にも強い。どっしりと落ち着いた樹形がおすすめです。
基本情報
特性・形態 | 常緑性高木 |
最大樹高 | 15m |
耐寒性 | 普通 |
耐暑性 | 強い |
花の色/時期 | 白~薄緑/5~6月 |
実をつける時期 | 10月~翌年1月 |
植え方・手入れポイント
新緑の頃はハマキムシが付くこともあるので、早めに薬剤で防除しましょう。斑点病の葉が落葉したら、落ち葉は集めて焼却し、翌年から薬剤散布を行ってください。高木|アラカシ
おすすめポイント
主に関西地方の町中でよく見かける木です。秋になるとどんぐり拾いができるので、お子さんがいる家庭にぴったり。
基本情報
特性・形態 | 常緑性高木 |
最大樹高 | 20m |
耐寒性 | 普通 |
耐暑性 | 強い |
花の色/時期 | 黄~黄緑/4~5月 |
実をつける時期 | 9~10月 |
植え方・手入れポイント
東北南部から沖縄まで広い地域で植栽可能です。やせ地でも育ちますが、日当たりと水はけがいい土地を好みます。4月下旬以降または9月ごろに植えるのが適しています。剪定は年1~2回必要です。樹形を整えるために刈り込んだり、風通しを良くするために枝抜きをしたりします。日当たりと風通しがよくないと、病害虫がつきやすくなります。水やりは雨に任せて問題ありません。高木|ツバキ
おすすめポイント
艶のある濃い緑の葉っぱと花びらのピンクが美しい樹木です。品種も豊富で、白やピンク、赤など鮮やかな色でお庭を明るくしてくれます。
基本情報
特性・形態 | 常緑性高木 |
最大樹高 | 5~10m |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
花の色/時期 | 赤、ピンク、白、複色/11~12月、2~4月 |
実をつける時期 | – |
植え方・手入れポイント
日当たり関係なく植えられますが、西日が強過ぎる場所は避けましょう。強い風に吹かれると、蕾が落ちる原因になるので、冬に北風が吹き込む場所は避けるのが無難です。植えて2年以内は、水をたっぷりやりましょう。2年以上のものには、降雨で十分です。3~4月には剪定を行います。枝の間引きと弱い切り戻しがメインです。強剪定は数年に1度で構いません。中木|キンモクセイ
おすすめポイント
その香りで秋が来たことを教えてくれます。大きく育ち、存在感があるので、庭のシンボルツリーに向いています。
基本情報
特性・形態 | 常緑性中木 |
最大樹高 | 5~6m |
耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | 普通 |
花の色/時期 | オレンジ/9月下旬~10月中旬 |
実をつける時期 | – |
植え方・手入れポイント
暖かい気候を好みます。寒い地域は苦手です。日当たりの良い場所に植えると花つきがよくなります。排気ガスなどの大気汚染には弱いので、交通量の多い場所には向きません。夏場は水をこまめにやりましょう。地中が乾燥すると、生育悪化に繋がります。カイガラムシ類の発生を防ぐためにも、風通しをよくすることを意識して剪定して下さい。中木|カエデ
おすすめポイント
いわゆるモミジと言われる葉っぱです。秋になると、赤く色づいた紅葉を楽しめます。
基本情報
特性・形態 | 落葉性中木 |
最大樹高 | 5~25m |
耐寒性 | 普通 |
耐暑性 | 弱い |
花の色/時期 | 赤/4月中旬~5月上旬 |
実をつける時期 | – |
植え方・手入れポイント
カエデは通気性と水はけがよく、日当たりのいい場所を好みます。庭木の場合、夏の水切れさえ気をつければ、水やりは必要ありません。夏は朝夕にたっぷり水を与えましょう。葉が落ちたら、有機物と緩行性のある化成肥料を混合したものを施肥しましょう。落葉後すぐに徒長枝やからみ枝を剪定します。中木|ウメ
おすすめポイント
春になると白やピンクの小さな花を咲かせます。万葉集でも歌が詠まれている木なので、品の良いお庭づくりに向いています。
基本情報
特性・形態 | 落葉性中木 |
最大樹高 | 5~10m |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
花の色/時期 | 白、ピンク、赤、複色/1~3月 |
実をつける時期 | – |
植え方・手入れポイント
庭植えもできますし、鉢植えで盆栽にするのもきれいです。植えてから2年経つまでは、地表が乾いたら、水をやりましょう。それ以降、夏に降雨がなければ十分な水やりが必要です。春と秋には葉が白くなるうどんこ病にかかることも。枝をスッキリさせて風通しをよくしましょう。老木であっても移植が簡単なので初心者にも向いています。低木|ツツジ
おすすめポイント
誰もが知っているツツジも、実は庭に植えるのは難しくありません。刈り込みに強く、枝葉が密に生えるので、玉仕立てや垣根、寄せ植えなどさまざまな形で楽しめます。高木の足元に寄せるのもおすすめ。
基本情報
特性・形態 | 落葉性低木 |
最大樹高 | 50cm~2m |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
花の色/時期 | 白、ピンク、赤、紫、複色/4月中旬~5月中旬 |
実をつける時期 | – |
植え方・手入れポイント
午前中は日が当たる場所に植えましょう。鉢植えの場合は1年を通して屋外で育てます。夏は日陰に、冬は北風が当たらない場所に置きましょう。根が細く吸水性が弱いため、特に夏は朝か夕方の水やりが必須です。幼木のうちは放任して大きく育て、仕立てる場合は花後から7月中旬ごろに形を整えましょう。ツツジの魅力や詳しい育て方など、関連記事はこちら!
低木|ナンテン
おすすめポイント
梅雨から夏にかけては小さな白い花が咲き、秋には真っ赤な実をつけるので、1年を通して楽しめる庭木です。
基本情報
特性・形態 | 落葉性低木 |
最大樹高 | 2~3m |
耐寒性 | 普通 |
耐暑性 | 普通 |
花の色/時期 | 黄白、白/6~7月 |
実をつける時期 | 11月、12月、1月、2月 |
植え方・手入れポイント
午前中だけ日があたる半日陰地に向いています。西日が当たる場所は避けましょう。夏に適宜水をあげれば、特に水やりは不要です。鶏ふんなどの有機肥料と緩行性の化成肥料を混ぜたものを施肥しましょう。剪定は春に枯れた茎を切り落とすだけで問題ありません。ナンテンの魅力や詳しい育て方など、関連記事はこちら!
低木|ウツギ
おすすめポイント
病気や虫に強く、あまりお手入れしなくてもどんどん育ちます。日本原産で日本の暑さも寒さにもよく耐えます。
基本情報
特性・形態 | 落葉性低木 |
最大樹高 | 1.5~2m |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
花の色/時期 | 白、ピンク/5月中旬~6月上旬 |
実をつける時期 | – |
植え方・手入れポイント
日当たりのいい場所を好み、西日の乾燥に強いです。粘土質の土壌でも育ち、庭植えだと水やりは不要です。秋の終わり頃から冬の間に絡み枝は剪定しましょう。花が終わった後の6月ごろには伸び切った枝を切り落とす必要があります。【定番中の定番!】常緑樹の庭木
イヌツゲ
おすすめポイント
日陰や大気汚染にも耐え、生長が早く刈り込みにも強いので、場所に合わせて散らし玉、玉仕立て、円筒型などさまざまな形に仕立てられ、トピアリーにもできます。
基本情報
特性・形態 | 常緑性高木 |
最大樹高 | 10m |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
花の色/時期 | – |
実をつける時期 | – |
植え方・手入れポイント
適応力があるので土地の湿り気、乾燥度合いに関わらず育ちますが、やせ地での生長は避けた方が無難でしょう。剪定は年に2回を目安に、6~7月に1度、再び芽が伸びてから9月下旬以降に2回目の剪定を行うのがベストです。カイヅカイブキ
おすすめポイント
丈夫で扱いやすいため、特徴のある自然な姿を楽しむ、あるいは刈り込んで自由な形を楽しむなど、楽しみ方に幅があるのが魅力です。生け垣や玉散らし風などにも仕立てられます。
基本情報
特性・形態 | 常緑性低木~高木 |
最大樹高 | 1~15m |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
花の色/時期 | – |
実をつける時期 | – |
植え方・手入れポイント
日当たりと水はけの良い土壌を好みます。葉が黄色い品種は、日当たりがいいほうが発色が良くなります。梨などのバラ科の植物の近くに植えると赤星病を媒介してしまう危険性があるため、植栽場所に十分な注意を払いましょう。ヒメシャラ
おすすめポイント
夏に咲くツバキに似た白い小さな花がかわいらしい。花は1日で落ちてしまう「一日花」ですが、次々と咲き続けてくれます。夏だけでなく、秋には紅葉、冬は落葉した後の赤みの滑らかな木肌が美しい。
基本情報
特性・形態 | 落葉性高木 |
最大樹高 | 12~15m |
耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | 普通 |
花の色/時期 | 白/6~7月 |
実をつける時期 | – |
植え方・手入れポイント
植付けは芽が出る前の2~3カ月がベスト。日当たりの良い土地を好みますが、西日などの極度の乾燥に弱いです。根の部分近くに植栽を植えるとなどして直接日光を遮りましょう。土が乾燥すると、葉が垂れ下がります。12月または2~3月にかけて、軽い枝抜きをしましょう。シラカシ
おすすめポイント
樹姿がほっそりと美しく伸びていきます。生け垣や堀沿いの植え込みにおすすめです。
基本情報
特性・形態 | 常緑性高木 |
最大樹高 | 20m |
耐寒性 | 非常に強い |
耐暑性 | 普通 |
花の色/時期 | 白/4~5月 |
実をつける時期 | 9~10月 |
植え方・手入れポイント
どんぐりを植える場合は、とりまきするか、春まで乾燥しないように保存しておきましょう。枝先が分枝してよく生長するので、年に3回程度の剪定し枝先が大きくなり過ぎないようにします。うどんこ病が発生しやすいので、風通しと採光が保てる場所に植えましょう。ヤマモモ
おすすめポイント
和風、洋風のどちらの庭にも適しています。6~7月に実る果実でジャムや果実酒づくりも楽しめます。
基本情報
特性・形態 | 常緑性高木 |
最大樹高 | 15m |
耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | 強い |
花の色/時期 | 赤/4月 |
実をつける時期 | 6月、7月 |
植え方・手入れポイント
やせた土地でも育ちます。放って置くと非常に大きく育ってしまうため、コンパクトに楽しみたいときは最低年に1回の剪定が必要です。コブ病になったら病気の枝を切って燃やし、薬剤をまいて防除しましょう。【育てやすい!】初心者におすすめの庭木
アオキ
おすすめポイント
葉が大きめに茂るので一本だけでも十分存在感があります。葉に黄色や白の斑が入った品種が人気です。
基本情報
特性・形態 | 常緑性低木 |
最大樹高 | 1~3m |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
花の色/時期 | 緑、茶、紫/3月下旬~5月上旬 |
実をつける時期 | 11月、12月、1月、2月 |
植え方・手入れポイント
樹形は放っておいても自然に整うので、剪定は2年に1回程度で大丈夫。冬は乾燥しているため、冬枯れが出ないよう剪定は春先の3~5月ごろに行いましょう。カツラ
おすすめポイント
葉がかわいいハート型。秋になると緑から黄色に変わり変化が楽しめます。秋になると甘い香りが一面に漂い、乾燥させた葉は抹香の原料にもなります。
基本情報
特性・形態 | 落葉性高木 |
最大樹高 | 30m |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
花の色/時期 | 赤/5月 |
実をつける時期 | 10月、11月 |
植え方・手入れポイント
湿気と日向を好みます。逆に暑さには弱く、乾燥が激しいと葉焼けを起こし落葉する恐れもあります。剪定はあまり必要なく、自然な樹形が美しいとされています。アセビ
おすすめポイント
花がたくさん付き、開花している期間が長いので、花を楽しみたい人におすすめ。また、日陰でも育つので日当たりの悪い場所でも育ちやすいですよ。
基本情報
特性・形態 | 常緑性低木 |
最大樹高 | 1.5~2.5m |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
花の色/時期 | 白、赤/2月下旬~4月上旬 |
実をつける時期 | 10月、11月 |
植え方・手入れポイント
庭植えの場合は水やりは特に必要ありません。植える際は日向か半日陰の場所に植えると花付きが良くなります。また冬の冷たい風に当たると、葉が枯れてしまうので注意しましょう。シマトネリコ
おすすめポイント
花は樹冠を隠すほどみっしり咲き、庭に爽やかな装いをもたらしてくれます。あまり手が掛からず、寒さにも強い。高木になるため広いスペースが必要ですが、小さくコンテナで植栽することも可能です。
基本情報
特性・形態 | 常緑性高木 |
最大樹高 | 10m |
耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | 強い |
花の色/時期 | 白/5月下旬~7月上旬 |
実をつける時期 | 10月、12月 |
植え方・手入れポイント
ほとんど施肥の必要はありません。自然に樹形が整うため、伸びすぎた枝や込み過ぎた枝を間引く程度の手入れで十分。植付けは3月中旬~下旬、9月下旬~10月中旬がベストです。【庭やベランダを華やかに】花が咲く庭木
ポートワイン(オガタマ)
おすすめポイント
4~6月ごろに、枝の先に赤みを帯びた白い花を付け、バナナが熟したような甘い香りを放ちます。高さは4~5mと取り回ししやすい低木なので、植木鉢やコンテナ栽培にもおすすめです。
基本情報
特性・形態 | 常緑性高木 |
最大樹高 | 3~5m |
耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | 普通 |
花の色/時期 | 黄、複色/4~6月 |
実をつける時期 | 7月、8月 |
植え方・手入れポイント
生長がやや遅めなので、剪定は樹形を整える程度で良く、手間はあまり掛かりません。しかし剪定せずに放って置くと樹冠が乱れてしまいます。寒さにやや弱いので剪定や移植は春以降が良いでしょう。強い日差しを嫌うため、日除けよりも目隠しの庭木として窓付近などに置くのをおすすめします。ハイノキ
おすすめポイント
清涼感あふれる葉の様子が魅力。生長が緩やかで、大きくなりにくいため狭い庭でも管理しやすいのが特徴です。
基本情報
特性・形態 | 常緑性高木 |
最大樹高 | 3~4m |
耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | 普通 |
花の色/時期 | 白色/4~5月 |
実をつける時期 | 7~9月 |
植え方・手入れポイント
基本的には日向を好みますが、根張りが浅いため乾燥に弱い。強い日差しや西日が当たる場所では、葉が弱ってしまうことがあります。半日陰程度の場所がベスト。生長が遅いため剪定はあまり必要としません。ユキヤナギ
おすすめポイント
雪のような白い花が春に見頃を迎えます。庭木としてだけでなく、切り花としても使えます。
基本情報
特性・形態 | 落葉性低木 |
最大樹高 | 1~2m |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
花の色/時期 | 白色/4月 |
実をつける時期 | – |
植え方・手入れポイント
強健で生育がとても旺盛なので、どんな土地でも育ちます。風通しをよくしておかないと、病害虫がわく可能性があります。大きく生長するので鉢植えには向きません。乾燥がひどい夏以外は水やりが不要です。細い枝には花がつきにくいので、5月ごろに剪定しましょう。ユキヤナギの魅力や詳しい育て方など、関連記事はこちら!
【爽やか】和風の庭におすすめの庭木
ソヨゴ
おすすめポイント
樹形が自然に整うため、和風、洋風、ベテラン、初心者問わず、手軽に楽しめる人気に庭木です。
基本情報
特性・形態 | 常緑性高木 |
最大樹高 | 10m |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
花の色/時期 | 白/5~6月 |
実をつける時期 | – |
植え方・手入れポイント
手入れはほとんど必要ないですが、病害虫予防のため不要な枝は切った方が良いでしょう。植え付けに最適なのは6~7月頃、日当たりの良い場所を好みますが、日陰にも耐えられます。植えてから2年以内は水やりが必要ですが、それ以降は特に必要ありません。黒竹
おすすめポイント
幹の始めは緑色で、2年かけてだんだんと真っ黒になります。葉は鮮やかな緑に対し幹が黒いため、コントラストが美しく映えます。
基本情報
特性・形態 | 常緑性中木 |
最大樹高 | 5~10m |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
花の色/時期 | – |
実をつける時期 | – |
植え方・手入れポイント
竹なので地下茎がどこまでに広がり、ほかの植栽エリアを侵食してしまう恐れがあります。植え付け場所を区切るなり、鉢植えにするなど工夫をしましょう。地植えは、地中にトタン板を入れて場所を区切るのがおすすめです。大名竹
おすすめポイント
鮮やかな緑が特徴で、剪定により節部に葉を密集させることができ、風情のある美しい仕立てができます。生け垣や庭園竹として人気のある常緑樹です。
基本情報
特性・形態 | 常緑性低木 |
最大樹高 | 5~10m |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
花の色/時期 | – |
実をつける時期 | – |
植え方・手入れポイント
黒竹同様、植える際は場所の選定に注意が必要です。地植えする場合、よほど広い敷地か近所に地下茎が越境してはびこる心配のない環境の確保が大事です。【コニファーなど】プランターで育てられる庭木
コニファー
おすすめポイント
欧米風の庭を演出できます。葉先から黄色く色付く新芽が美しく、人気な庭木の一つです。樹姿がまっすぐ上に伸びるので、横に並べやすく目隠し、日除けのアレンジが簡単です。
基本情報
特性・形態 | 常緑性低木 |
最大樹高 | 0.5~20m |
耐寒性 | 普通 |
耐暑性 | 強い |
花の色/時期 | – |
実をつける時期 | – |
植え方・手入れポイント
生長が早いのでまめな刈り込みが必要。病害虫に強く薬剤や肥料は特に必要ありません。大きく育つのでスペースは十分確保しましょう。狭い庭に向いているのは「スカイロット」「ブルースター」など。マンリョウ
おすすめポイント
樹高は1mほどで取り回ししやすく、鉢植えとして飾りにも。葉の濃緑と鮮やかな実の赤が相まって個性的です。夏に小さな白い花を咲かせます。
基本情報
特性・形態 | 常緑性低木 |
最大樹高 | 1m |
耐寒性 | 普通 |
耐暑性 | 強い |
花の色/時期 | 白/7月 |
実をつける時期 | 1月、11月、12月 |
植え方・手入れポイント
もともと芽の生長が遅く、剪定は不要なので手間が掛かりません。日陰に植えて根を乾燥させないようにするのが良いでしょう。【一味違う魅力あり!】個性的な庭木
レッドロビン
おすすめポイント
何といっても鮮やかで赤の新芽です。生け垣にすると一面に生え渡り真っ赤な壁を作ります。剪定すれば季節を問わず赤い新葉を楽しむことができます。秋にも赤い実を付けるので、赤い庭木として洋風の庭に多く用いられています。
基本情報
特性・形態 | 常緑性高木 |
最大樹高 | 3~10m |
耐寒性 | 普通 |
耐暑性 | 強い |
花の色/時期 | 白/5月~6月上旬 |
実をつける時期 | 11月 |
植え方・手入れポイント
生長が早いので、定期的に刈り込みを行わないと頭頂部が乱れやすくなります。年に1回以上の刈り込みが好ましい。日向を好みます。レッドロビンの魅力や詳しい育て方など、関連記事はこちら!
フェイジョア
おすすめポイント
花弁は外側が白く、内側は淡い紫色となっています。垂れ下がるように咲くユニークな花の姿は観賞価値が高く、ほのかに甘みがあるのでエディブルフラワーとしての用途もあります。葉の緑はオリーブのような、上品で落ち着いた色合い。
基本情報
特性・形態 | 常緑性高木 |
最大樹高 | 1.5m以上 |
耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | 強い |
花の色/時期 | 白、紫/5月、6月、7月、8月 |
実をつける時期 | 10月、11月、12月 |
植え方・手入れポイント
定植適期は3~4月。剪定は発芽前が最適です。間引き剪定では地際から生える枝や木全体の枝を整理します。木がある程度の高さまで伸びたときは切り返しましょう。フェイジョアの魅力や詳しい育て方など、関連記事はこちら!
ローリエ
おすすめポイント
生長が早くどんどん枝葉を伸ばして育ちます。土を選ばず日当たりさえよければOK、どなたでも植えられます。植えにまっすぐ伸びるので育てるスペースは小さくても大丈夫。
基本情報
特性・形態 | 常緑性高木 |
最大樹高 | 15m |
耐寒性 | 普通 |
耐暑性 | 強い |
花の色/時期 | 黄/4~5月 |
実をつける時期 | 9月、10月 |
植え方・手入れ方ポイント
枝葉が茂るのが早いため、定期的な剪定作業が必要になります。適宜小枝を間引きしないと風通しが悪くなり、カイガラムシなど病害虫の被害に遭いやすくなります。庭木の剪定
剪定の基本
剪定の目的
庭木のお手入れとして欠かせないのが、剪定です。枝を切り、樹形を整えるのが目的です。枝を切ることで木の生育を助け、美観を高めます。同じに高さや幅の調整や、風通しを良くし病害虫の予防に繋げる意味合いもあります。剪定の時期
剪定は一般的に、木本体への負担を抑える意味で3つの適した時期があります。・3月下旬~4月上旬の新芽が出る前で寒さが一段落した時期
・5月中旬~6月下旬の新芽が出そろい固まった時期
・9月中旬~10月上旬のまだ寒くなる前の時期
なお、落葉広葉樹、常緑樹広葉樹、常緑針葉樹と、種類や休眠時期によっても剪定時期が異なります。それぞれの庭木の特質を踏まえた剪定をしましょう。
剪定箇所の決め方
代表的な不要枝は以下のようなものがあります。・ひこばえ:根本や地中から生えてくる勢いのある枝。主幹の養分や水を奪われます。
・胴吹き枝:幹の途中から出る枝・樹勢を弱らせますが、枝が欲しい場所に出た場合は残しても大丈夫です.
・徒長枝:ほかの枝より勢い良く長く伸びる枝。樹形を乱すうえ、花もあまり付けません。
・頂上枝:幹の上部で幹からそれて上に向かって伸びる枝。そのままにしておくと幹が2本あるように見えて、樹形を乱します。
・平行枝:長さ、太さなどが同じ2本以上の枝が、同じ方向に同じように伸びています。1本残してあとは切ります。
剪定の方法
太い枝の切り方
まず枝の下側に切り込みを入れて、次に枝の上側から切り込みを入れると、重みで折れます。そして最後に残った枝の根本を切ります。切る位置
枝元の出っ張りを残して根本から切ります。枝を残し過ぎるとそこから枯れたり、芽を出したりすることがあります。芽の残し方
芽には樹冠の内側に向く内芽、外側に向く外芽があります。必ず外芽のすぐ上を切るようにしましょう。切り戻しと切り替え
切り戻し剪定とは、目的の大きさに合わせるために、枝の長さを縮める剪定です。切りたい位置にはさみを入れて枝を短くします。切り戻した後は、切り口付近から数本枝が出るため、枝葉の数が増えていきます。間引き
間引き剪定とは、日当たりを良くするために枝葉の数を減らす剪定です。枝が混み合っている場所を中心に行います。株の更新
株立ちの庭木を、地面のすぐ上の株元で全ての枝を切ります。切った後は勢いのある新しい枝が伸びてきます。剪定の関連記事はこちら!
庭木の施肥
肥料の基本
庭木の生長に必要な3大栄養素は、チッ素、リン酸、カリウムです。チッ素は茎や葉、根の生長を助けます。リン酸は花や実の形成に、カリウムは木を丈夫にする働きがあります。庭木の生長を見ながら、それぞれ適切な時期を選んで、適切な量で施肥しましょう。
肥料の種類
肥料には有機質肥料と無機質肥料があります。有機質肥料とは動物や植物など自然素材のものを原料にしています。ほとんどが庭木に優しくゆっくり効きます。無機質肥料とは化学的に合成された肥料で、水に溶けるとすぐに根から吸収されるものや、ゆっくり効くものもあります。また、ゆっくり効く有機質肥料と素早く効く無機質肥料を混ぜた配合肥料があります。施肥するとすぐに効き目が現れ、効果が長続きします。
代表的な肥料
・鶏ふん:鶏のふんを乾燥させた肥料で、チッ素とリン酸を多く含みます。効き方はゆっくりで、花付きや花の品質を良くします。・骨粉:原料は動物の骨を砕いた粉です。リン酸を多く含みます。ゆっくり効き、開花や結実を促す働きがあります。
・油かす:大豆のしぼりかすなどから作られた肥料。チッ素を多く含み、ゆっくり効きます。枝葉を伸ばす働きがあります。
・堆肥:落ち葉や牛ふんなどを発酵・熟成させた肥料です。ゆっくり効きます。通気性の向上など、土壌改良するときに使うことが多い。
・草木灰:草木を焼いて灰にした肥料で、カリウムを多く含みます。速効性があり、酸性の土壌のpH調整に役立ちます。
・尿素:チッ素のみ含まれます。速効性の無機質肥料で、液肥、葉への散布もできます。
・硫安:チッ素のみ含まれます。ゆっくり効くタイプです。花が咲いた後にカリウムが含まれる肥料と一緒に使われることが多いです。
・化成肥料:2種類以上の化成肥料を合成したものです。
施肥の基本
苗木を植え付けるときに施す元肥と、肥料分が不足したときに施す追肥があります。ただ、庭木の場合、土壌改良のために堆肥を施す必要があっても、元肥を施す必要はあまりありません。施肥の種類
庭木の追肥には、1年間の生長に備えるために12~2月頃に施す寒肥(かんごえ)と、花や実を付けた後に施すお礼肥(れいごえ)があります。施肥の方法
寒肥には油かす、鶏ふん、骨粉などの有機質肥料を施します。有機質肥料はゆっくり効き、新芽が活発になることに効果が現れます。一方、礼肥には速効性の化成肥料を施します。たくさんの花や実を付けた後、消耗した庭木の体力を素早く補給するためです。ただし与え過ぎると根を傷めてしまうので、注意が必要です。
庭木の病虫害対策
病虫害対策の基本
普段から手入れを怠らなければ、病害虫を特に気にすることもありません。手入れを丁寧にやれば、庭木の変化にも早く気付いて、対処できるようになりますし、薬剤の使用も被害もできる限り抑えられます。病害
病害の種類
特に庭木に多く見られる病気はうどんこ病、こぶ病、ごま色斑点病、根こぶ病、さび病、すす病、炭疽病などです。症状として葉色の付いた斑点が現れる場合が多く、葉を枯れさせ、木を弱くします。果実を腐らせるといった被害も出ます。病害の対策
主な病害の対策は以下の通りです。・うどんこ病:病害の葉を取り除き、ボルドー液、ダイセン水和剤などを散布する。
・こぶ病:コブのある枝は切り取る。使用したはさみは消毒しほかの庭木への感染を防ぐ。
・ごま色斑点病:病害のある葉を取り除き、焼却する。被害が大きいときはベントレート水和剤などを散布する。
・根こぶ病:根本にコブができる病気。発病した場合その木ごと廃棄し、土壌を入れ替える。冬にはアグロバクテリウム・ラジオバクター剤などを散布。
・さび病:石灰硫黄合剤、ダイセン水和剤などを散布。被害が大きいときは木を廃棄。
・すす病:カビの発生源となるアブラムシなどの害虫を駆除する。剪定で風通しを良く。
・炭そ病:斑点のついた部分は取り除いて焼却。被害が大きいときは銅水和剤などを散布する。
主な虫害と対策
虫害の種類
虫害の中でも、樹木の種類を問わず発生しやすいのはアブラムシ、アメリカシロヒトリ、カイガラムシ、カメムシ、カミキリムシ、キリクイムシなどです。芽、葉、茎、実から汁を吸ったり、葉や木の内側を食い荒らしたりするため、生育不良や枯死といった被害をもたらします。
虫害の対策
まずは剪定をしっかり行って風通しを良くすることが基本です。枝葉がこもってしまうと病害虫のリスクが高くなります。対処法と薬剤は以下の通り。・アブラムシ:発芽前に数回オルトランやスミチオンなどを散布。
・アメリカシロヒトリ:幼虫がついている枝を丸ごと切り落として焼却。幼虫が発生する時期にオルトランやスミチオンなどを散布。
・カイガラムシ:大量発生した場合、冬にマシン油乳剤、石灰硫黄合剤などを散布。
・カメムシ:見つけ次第捕殺。数が多い場合はバイジットなどを散布。
・カミキリムシ:成虫は見つけ次第捕殺。幼虫が侵入した穴を見つけたら殺虫剤を注入。
・キリクイムシ:4月にトラサイドなどを散布。
庭木に関するQ&A
ここまで庭木の選び方や植え方を紹介してきましたが、庭木を植えたことのない人にとっては、わからないことだらけですよね。そこで、庭木に関するよくある質問に対してお答えしていきます。大きく育ってしまってから「買わなきゃよかった」とならないように、購入前に解決しておきましょう。助成金はどのように申請すればいい?
コンクリートのブロック塀だと地震で崩れる可能性があるので、生け垣推奨のために、生垣を植えると、自治体から助成金がもらえることがあります。助成金の申請方法は自治体によって異なります。事前に申し込まないと、受給できないことも。1軒あたり50万円ほどもらえる自治体もあります。お住まいの自治体に問い合わせてみましょう。芝生と庭木の境界はどのようにすればいい?
庭に芝生が敷いてあると、木の根本まで広がってくることがあります。芝生は地中を通って広がっていくので、地中に防波堤になるものを入れて、芝生の侵攻を防ぎましょう。例えば、瓦やトタンを縦に数十枚埋め込む方法があります。深さ20cmほどまで埋めれば、十分でしょう。鉄だと地中で劣化しやすいので、注意が必要です。伐採したあとの枝などはどう処分する?
処分する方法は大きく分けて2つあります。1つは庭に穴を掘って埋める方法です。地中で微生物が分解してくれるので、いい肥料になります。2つ目はゴミとして処分する方法です。少量であれば、可燃ごみに出せます。大量の枝であれば、ゴミ処理場に持っていきましょう。処理料金がかかることもあり、運搬する当日まで伐採した枝を濡らさないようにして下さい。水分で枝が重くなって、運搬が大変になります。庭木を植えてみよう!
日除けと目隠しだけでなく、庭木を彩り豊かに飾る庭木。生長していくと自然の四季の変化や手入れ作業も楽しめます。もちろんあまり手入れしなくても、日光や人目を遮ってくれ、樹形が美しいままの品種もあります。庭木は生活空間を引き立ててくれます。自分だけのガーデニングライフをぜひ始めてはいかがでしょうか?