鶏ふん(鶏糞)肥料を使いこなす!効果・使い方・量など素朴な疑問を解決

有機栽培できて栄養満点の肥料「鶏ふん(鶏糞)」ですが、使い方や効果、成分などわからないことも多いのでは?ペレットなど鶏ふんの種類別の解説や堆肥、肥料としての使い分け、量、注意点の解説や使い方Q&Aで、鶏ふんを使いこなしましょう!おすすめの鶏ふんも紹介します。


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牛ふんが土壌改良材として使われるのに対して、鶏ふん(鶏糞)は肥料として使われます。ホームセンターで簡単に購入でき、栄養豊富なうえに安いため、農業やガーデニングでよく使われます。でも、「何となく」で鶏ふんを使っていませんか?鶏ふんの使いどころや、牛ふんとの違いを押さえて、もっと効果的に使いこなしましょう!

鶏ふん(鶏糞)とは?においや成分、pHなど

鶏ふんは有機肥料の一つです。ニワトリのふんを乾燥させて作ったもので、牛ふんや豚ぷんよりもチッ素・リン酸・カリの三要素が多く含まれます。チッ素は葉を茂らせ、リン酸は開花・結実を促進し、カリは植物を丈夫にする成分です。鶏ふんの場合、特に優れているのはリン酸ですが、チッ素、カリもバランスよく含まれています。牛ふんや豚ぷんよりも早く効く一方で、効果が切れるのも早いのが特徴です。堆肥なので若干臭いはありますが、さほど強くありません。

また、ニワトリは貝殻を食べるため、カルシウム豊富。土をアルカリ性に傾ける石灰と併用する際、多すぎるとカルシウム過多になる恐れがあるので注意してください。酸性土壌を好む植物には向きません。

 

牛ふんとの違いや動物性堆肥の種類など


堆肥・肥料としての鶏ふんの効果と使い方

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鶏ふんを元肥・堆肥として使う

発酵鶏ふんはアンモニア態窒素を多く含んでいます。作物はアンモニア過多になるとダメージを受けるため、元肥にするなら植え付けや種まきの一週間くらい前に使っておきましょう。

鶏ふんを追肥・肥料として使う

追肥にはあまり使われませんが、必ず完熟のものを選びます。株元に与えると根が傷みやすいので、根からやや離れたところや、株間に施肥します。

鶏ふんの種類|鶏ふん堆肥・鶏ふんペレット・炭化鶏ふんなど



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発酵鶏ふん(鶏ふん堆肥)

追肥ではなく元肥として使われるのが一般的です。名前の通り、鶏のふんを発酵させてあります。効き目の早さが特徴の堆肥です。

乾燥鶏ふん(鶏ふんペレット)

鶏のふんを乾燥させて作ったタイプです。風によって飛び散らず、においも抑えてあるので、扱いやすさがポイント。元肥にも追肥にも使えます。

炭化鶏ふん

800℃以上の高温で完全に炭化させたタイプです。追肥に使いやすいうえ、鶏ふん特有の臭いがないので、家庭菜園用としてもおすすめ。

鶏ふんの使い方Q&A|量や使い分けなど

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Q. 元肥として鶏ふんを使う場合、いつどのくらい土に混ぜるの?

A. 1坪あたり約2kgが目安です。植え付けの1~2週間前くらい前に施肥します。

Q. 牛ふんとの使い分けが知りたい!

A. 「土の質を向上させたい!」というときは牛ふん、「植物に栄養を与えたい!」というときは鶏ふんがいいでしょう。牛ふんは鶏ふんよりも長くゆっくり効き、有機質に富んだふかふかな土へと導いてくれます。最初の元肥として使うのが基本です。

Q.鶏ふんにいろいろ種類があってわかりにくい!

A. 迷った方には、臭いが少なく撒きやすい以下の鶏ふんがおすすめです。ニワトリが食べる餌によって成分は変わるものの、アルカリ性が大丈夫な植物なら花・野菜・樹木問わず使えます。

 

おすすめの鶏ふん

ITEM
有機質肥料 鶏ふん
施肥の方法がパッケージに書かれているので安心。有機栽培におすすめな、与えやすい粒状の鶏糞です。

・容量:10kg

顆粒ですから、使いやすいです。
植木鉢には一握り、パラパラと撒いたら、立派な花が咲きました。すこし臭いがありますから、外に保管しています。


ITEM
ペレット鶏糞
まきやすく管理が楽なペレット状になっています。臭いが少なく、リーズナブルでおすすめ!

・容量:15kg

ペレットでない鶏糞を使いたくなくなります。風で飛ばされることもない。臭いにおいが服や鼻につくこともない。かなり仕事が楽になりました。


ITEM
細粒 完全発酵鶏ふん
完全発酵させてあるので、早く効き目が表れます。粒にはなっていませんが、さらっとしており扱いやすいです。

・容量:15kg

細粒 完全発酵ケイフンは匂わずさらっとしていてとても使い易い。今年の肥料はケイフンで頑張ります。 


Q. 鶏ふんはどうして追肥としてマイナーなの?



A. 追肥は元肥と違って、花前、結実前などの狙ったタイミングで早く効かせたいものです。なので速効性がある化成肥料がよく使われます。鶏ふんは以下のような商品が追肥に使われますが、「堆肥の中では効きが早い」とはいえ、やはり1カ月くらい掛けてジワジワ効くので、追肥としてはマイナーです。とはいえ、有機栽培では選択肢の一つに十分なりうるでしょう。

 

【炭化鶏ふん】臭わない!追肥にも使える

ITEM
創和 炭化けいふん
追肥、元肥、寒肥等に使える鶏糞です。花壇や家庭菜園に便利な3kg。容量が少ない分リーズナブルです。鶏糞のお試し購入にもおすすめ。

・容量:3kg

園芸歴10年。出来るだけ有機肥料を使うようにしています。今までは鶏糞は臭くてご近所迷惑と思い使っていませんでした。
これは臭いはごく少なく、さらさらとした手触りで、撒いた後も全く問題なく、花や野菜の育ちは大変良いように思います。
再購入予定です。


Q. 鶏ふんが効果的な野菜や果物は?不向きなものも教えて欲しい!

A. ほうれん草やネギ、みかんなどにはおすすめです。サツマイモやじゃがいも、酸性土を好むブルーベリーには向いていません。

Q. 鶏ふんと油粕の違いって?

A. 有機肥料の選択肢の一つに、油粕(あぶらかす)があります。油粕は葉を茂らせるチッ素が豊富。花や実を豊富に付けさせたいときは鶏ふん、野菜や樹木の生長を促したいときは油粕…と使い分けると良いでしょう。

栄養豊富な鶏ふんを使いこなす!

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鶏の腸は短いため、吸収しきれなかった栄養が牛ふんよりも多くふんに含まれます。そのため鶏ふんは栄養成分豊富なのです。しかも安いのが嬉しいですね。人によって鶏ふんの使い方はいろいろですが、作物やタイミングに応じた使い分けが重要です。こうしなければいけないというセオリーがあるわけではないので、難しく感じるかもしれませんが、育てている作物を知ればおのずと鶏ふんとの相性もわかってくるはずですよ!

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MitsuyaNao
MitsuyaNao

ブルーベリー畑やってます。農業、ガーデニング、アイテム紹介系中心のライター。