目次
この記事では、7月に種まきできる野菜と、苗植えから栽培できる野菜の種類を紹介。家庭菜園のプロフェッショナル・福田俊先生が、栽培のコツやおすすめの品種についてアドバイスします。
来月(8月)のおすすめ品目もチェック!
家庭菜園のプロ|福⽥俊先⽣にお話しをうかがいました
関連サイト
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著書
『市民農園1区画で年間50品目の野菜を育てる本』(学研プラス)
『フクダ流家庭菜園術』(誠文堂新光社)
『福田さんのラクラク大収穫!野菜づくり』(学研パブリッシング)
7月に植える野菜の特徴・栽培の注意点とは?
気温がどんどん上がってくる7月。品種選びの際は、耐暑性を重視すると失敗が少なくなります。害虫の活動も活発になる時期なので、日頃から食害がないかよく観察し、防虫ネットを活用するなど対策をしっかり行いましょう。6月に植えるおすすめの野菜
ゴマ
▼ゴマの詳しい栽培方法はこちら!
黒ダイズ(黒大豆)
アズキ(小豆)
▼アズキの詳しい栽培方法はこちら!
8月に植えるおすすめの野菜
キャベツ
▼キャベツの詳しい栽培方法はこちら!
ブロッコリー
▼ブロッコリーの詳しい栽培方法はこちら!
カリフラワー
▼カリフラワーの詳しい栽培方法はこちら!
芽キャベツ
▼芽キャベツの詳しい栽培方法はこちら!
9月に植えるおすすめの野菜
ハクサイ
▼ハクサイの詳しい栽培方法はこちら!
のらぼう菜
▼のらぼう菜の詳しい栽培方法はこちら!
ザーサイ
▼ザーサイの詳しい栽培方法はこちら!
福田先生
ほかにも「雲仙こぶ高菜」や「子持ち高菜」、「三河島菜」といった野菜も9月から栽培できます。
7月に「苗植え」スタート!おすすめの野菜3選
黒ダイズ(黒大豆)
特徴
本来は正月の黒豆用として需要がありましたが、最近では枝豆にして食べるのも人気!深いコクと甘味のある味わいは絶品です。栽培のコツ
ダイズは、枝葉ばかり茂って実がならない「ツルぼけ」しやすい野菜です。そこでおすすめなのが「摘芯断根挿し木育苗」。発芽後、最初に出た葉と根をカットして育苗する方法です。このワンステップで、ツルぼけせず、収穫量も2倍に!また、8月末〜9月の開花期はカメムシに注意。寄生されると実がならなくなるので、防虫ネットで防除しましょう。栽培スペースの目安は、1株あたり30×30cm。
収穫時期
枝豆:10月中旬黒豆:11月以降
福田先生おすすめの品種
枝豆に関する記事はこちらをチェック!
アズキ(小豆)
特徴
あんこに加工したり、赤飯に入れたりと、昔から日本人の食生活には欠かせない小豆。大粒の「大納言」や一般的なサイズの「中納言」などの種類があります。栽培のコツ
アズキは多少ツルが伸びるので、高さ1mぐらいのフラワーネットを張って栽培します。栽培スペースの目安は、1株あたり30×30cm。収穫時期
10月中旬福田先生おすすめの品種
アズキ(小豆)の育て方やそのほかの関連記事はこちらをチェック!
白ネギ(長ネギ・根深ネギ)
特徴
白ネギは、春からずっと育苗しますが、時期的に7月に移植できるサイズ(40cmほどの長さ)になったものを植えましょう。栽培のコツ
伸び始めたら、首元(葉が分かれる部分)まで土寄せを行い、軟白部(葉鞘)を作ります。栽培スペースの目安は、1株あたり5×5cm。収穫時期
12〜2月福田先生おすすめの品種
白ネギの育て方についてはこちらの記事で!
7月に「種まき」する!おすすめの野菜5選
キャベツ
特徴
キャベツの栽培は、「春まき夏どり」や「秋まき初夏どり」もありますが、家庭菜園では夏に育苗し、暑い時期に植え付ける「夏まき秋冬どり」がおすすめ。なぜなら、病気や害虫の被害が少なくなる晩秋に収穫の時期を迎えるからです。市販の苗を購入する場合は、虫食いのない元気なものを選びましょう。栽培のコツ
アブラナ科であるキャベツは、アオムシやヨトウムシ、コナガなどの害虫がつきやすいため、早めの対策が必要。苗を植え付けたら、すぐに防虫網トンネルを設置しましょう。栽培スペースの目安は、1株あたり50×50cm。収穫時期
10〜12月福田先生おすすめの品種
YRデライトボール
球重は1~1.3kgほどのコンパクトな品種です。葉質は柔らかく、品質・食味ともに優れています。定植後45日前後で収穫可能な極早生種です。
・内容:小袋
・内容:小袋
初秋
気温が高くても元気に育つ、耐暑・高温結球性にすぐれた品種です。定植後、55日程度で収穫可能な極早生種。玉は扁円でよくしまり、やわらかい葉が味わえます。
・内容量:2ml
・内容量:2ml
新藍(しんらん)
各種病害に強い品種なので、安心して栽培することができます。食味は、みずみずしく甘みが強いのが特徴。肉質はしっかりしていながらも、歯切がれよく、なめらかな食感です。
・内容:0.8ml
・内容:0.8ml
クリスピーノ
ちぢれた葉が特徴のイタリア野菜「クリスピーノ」。一般的なキャベツと比べ、水分が少なく繊維質で、サクサクとした食感です。ロールキャベツなどの煮込み料理に最適!
・内容量:50粒
・内容量:50粒
キャベツの育て方や品種についてはこちらの記事で!
ブロッコリー
特徴
ビタミンCやビタミンE、ビタミンKをはじめとする栄養素が豊富に含まれるブロッコリー。ポットに種まきをして育苗し、まだ暑い時期に植え付ます。晩秋には収穫が可能!栽培のコツ
アオムシやヨトウムシ、コナガなどの食害にあいやすいので、早めの害虫対策が必須。苗の定植時に、防虫網トンネルを設置しましょう。栽培スペースの目安は、1株あたり50×50cm。収穫時期
10〜12月福田先生おすすめの品種
緑嶺(りょくれい)
種まき後、105日前後で収穫期となる中早生種です。しまりの良い大型の花蕾に生長し、形も崩れにくいのが特徴。根張りが良いため、乾燥や過湿に耐えます。
・内容:小袋
・内容:小袋
ピクセル
種まき後、90日前後で収穫できる早生品種です。花蕾は大型の円形で、濃い緑色をしているのが特徴。草姿はやや立性で、べと病や黒腐病にも強く、栽培しやすい品種です。
・内容:小袋
・内容:小袋
ハイツSP
定植後、約65日で収穫できる中早生種。側枝花蕾も収穫可能です。花蕾は、密度のある円形でしまりが良く、直径16cm、重さ450g程度に生長します。
・内容量:120粒
・内容量:120粒
ブロッコリーの育て方や品種についてはこちらの記事で!
カリフラワー
特徴
カリフラワーといえば、白い花蕾が一般的ですが、オレンジ色や紫色などカラフルな品種もあります。夏に育苗して植え付ければ、晩秋には収穫時期を迎えます。栽培のコツ
カリフラワーも、害虫がつきやすいアブラナ科です。苗を植え付けたらすぐに防虫ネットを張って、害虫対策を行いましょう。栽培スペースの目安は、1株あたり50×50cm。収穫時期
10〜12月福田先生おすすめの品種
カリフローレ
やわらかでほんのりと甘味を感じられるスティックブロッコリー。草勢は旺盛で、病害に強く育てやすい品種です。1株から数十本収穫できます。
・内容量:50粒
・内容量:50粒
白穂(はくほ)
大ぶりで真白な花蕾がうつくしい、早生タイプのカリフラワー。外葉で花蕾を覆って育てると、より花蕾が白く育ちます。
・内容量:1.3ml
・内容量:1.3ml
オレンジブーケ
花蕾がオレンジ色のカリフラワーです。加熱調理をしても変色せず、食味も良好。中早生タイプで、生育も旺盛なので栽培しやすい品種です。
・内容量:1.1ml
・内容量:1.1ml
バイオレットクイン
花蕾が濃い紫色の珍しいカリフラワーです。ゆでると鮮やかな緑色に変色するのもユニーク!定植後、70日ほどで500g程度の花蕾が収穫できます。
・内容量:0.7ml
・内容量:0.7ml
カリフラワーの育て方についてはこちらの記事で!
芽キャベツ
特徴
芽キャベツは高温多湿に弱く、気温が高いときれいに結球しません。夏に育苗・植え付けを行い、年明けに収穫します。直径2~3cmの大きさになったら収穫のタイミングです。栽培のコツ
芽キャベツも、アオムシやヨトウムシ、コナガなどの食害が多いため、防虫ネットは必ず設置してください。栽培スペースの目安は、1株あたり50×50cm。収穫時期
1〜2月福田先生おすすめの品種
芽キャベツの育て方についてはこちらの記事で!
ニンジン
特徴
梅雨明け頃に種をまき、晩秋~年明けに収穫します。種をまくタイミングを逃すと発芽率が下がったり、大きくならなかったりと失敗することがあるので注意が必要。栽培のコツ
ニンジンは、発芽させることがもっとも重要です。発芽するまで水は切らさず管理し、適期の間引きも行います。害虫は、キアゲハの幼虫にしましょう。栽培スペースの目安は、1株あたり10×10cm。収穫時期
12月〜2月福田先生おすすめの品種
ベーターリッチ
健康に良い「β-カロテン」がたっぷり!甘みが強く、臭みも少ないおいしいニンジンです。病気にも強く、生育旺盛なので栽培のしやすさも魅力。
・内容量:350粒
・内容量:350粒
ニンジンの育て方や品種についての関連記事はこちら!
今からでも間に合う夏の旬野菜!
コマツナ(小松菜)
コマツナの詳しい栽培方法はこちら!
ハツカダイコン(ラディッシュ)
ハツカダイコンの詳しい栽培方法はこちら!
チンゲンサイ
チンゲンサイの詳しい栽培方法はこちら!
カイワレダイコン
カイワレダイコンの詳しい栽培方法はこちら!
葉ダイコン
タイニーシュシュ(ミニハクサイ)
ハクサイの詳しい栽培方法はこちら!
ミズナ(水菜)
ミズナの詳しい栽培方法はこちら!
プランターで野菜を栽培する際のコツは?
Q. プランター・鉢のサイズは?
福田先生:スペースが許すなら、サイズは大きいほど良いでしょう。プランターについてはこちらの記事で!
Q. 種まきや植え方の違いは?
福田先生:畑と一緒でOKです。Q. 水やりのコツは?
福田先生:土が乾いたら水をたっぷり与えましょう。プランターは、畑のように地下水が上がってくるわけではありません。雨がなければ水分はなくなるので、水やりが必要です。当然露地よりは水やりの頻度は高くなります。Q. そのほか注意点は?
福田先生:プランターでも虫は容赦なくやってきます。防虫ネットか不織布のベタがけをすると良いでしょう。防虫ネットについてはこちらの記事をチェック!
苗植えや種まきのタイミングに注意!7月の栽培を楽しもう
紹介されたアイテム
丹波黒大粒大豆
丹波大納言小豆
長悦(ちょうえつ)
長宝(ちょうほう)
輝
YRデライトボール
初秋
新藍(しんらん)
クリスピーノ
ジェットドーム
しげもり
緑嶺(りょくれい)
ピクセル
ハイツSP
カリフローレ
スノークラウン
白穂(はくほ)
オレンジブーケ
バイオレットクイン
ファミリーセブン
早生子持(わせこもち)
新黒田五寸
夏蒔鮮紅五寸(なつまきせんこうごすん)
ベーターリッチ
クリスティーヌ
金美プラス