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- AGRI PICK 編集部
AGRI PICKの運営・編集スタッフ。農業者や家庭菜園・ガーデニングを楽しむ方に向けて、栽培のコツや便利な農作業グッズなどのお役立ち情報を配信しています。これから農業を始めたい・学びたい方に向けた、栽培の基礎知識や、農業の求人・就農に関する情報も。…続きを読む
そこで野菜種子のプロに、数ある枝豆の品種から、特におすすめのものを聞きました!育てやすくおいしい枝豆をランキング形式で発表します。
枝豆の種類や栄養、収穫した枝豆のおいしさを100%引き出すとっておきの食べ方も紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
枝豆の種類は大きく分けて3種類(青豆・茶豆・黒豆)
枝豆は大きく分類すると、「青豆」「茶豆」「黒豆」の3種類に分かれます。青豆
枝豆のなかで最も一般的なのが「青豆」。さやも豆も鮮やかなグリーンのタイプをこう呼びます。千葉県、北海道などが主な産地で、ほぼ全国的に栽培されています。さっぱりとシンプルな味わいが特徴ですが、最近は、茶豆に似た香りや風味を持つ品種も人気が出てきました。
茶豆
香りが良く大豆らしいコクが味わえる「茶豆」には諸説あり、豆の薄皮がやや黄味がかった品種、さやに茶色い産毛の生えた品種などが茶豆と呼ばれているようです。
東北~関東地方で多く栽培されていて、新潟県の「黒埼(くろさき)茶豆」など、ブランドとして定着しているものもあります。
黒豆
「黒豆」は文字どおり、おせち料理などに使う黒豆を、枝豆として若いうちに収穫したもの。兵庫県の丹波地方が主な産地で、大粒で食べごたえがあり、風味の良さとホクホクした食感が人気ですが、出荷期間が短く、限られた時期にしか手に入らない希少な枝豆でもあります。これは、普通の枝豆が種まきから3カ月ほどで収穫できるのに対して、黒豆は半年近くもかかるため。ただ、最近では、栽培期間が短い家庭菜園向きの品種も登場しています。
野菜種子のプロが選ぶ!枝豆のおすすめ品種ランキング
いざ枝豆を栽培してみようと思っても、種類があり過ぎてどれを選べば良いか迷ってしまいますよね。枝豆のおすすめ品種を聞いたのは
そこで今回は、種子販売会社「株式会社グリーンフィールドプロジェクト」で代表取締役を務める、松崎英(ひで)さんに枝豆のおすすめ品種を聞きました!食味の良さや育てやすさ、たくさん収穫できるかといった点を踏まえ、ランキング形式でご紹介します!
グリーンフィールドプロジェクト
有機認証の中でも厳しいとされる「ヨーロッパ有機認証」を取得した、有機種子を輸入・販売。2017年には、日本の固定種を残すことを目的とした「SAVE THE SEED (セーブ・ザ・シード)プロジェクト」を開始。「有機栽培するなら、その種も有機種子であってほしい」という思いから、日本での有機種子の普及に尽力しています。
HP:http://gfp-japan.com/
1位. 「サッポロミドリ」
「昔ながらの枝豆」を味わうなら、まずはこの品種から!枝豆といえば、一般的には青豆(白毛豆)。クセがないため、誰でもおいしく食べられる食味の良さが魅力です。そんな青豆の代表品種の一つがこの「サッポロミドリ」。草勢が強く、さらに極早生で大変育てやすいので、初心者にもおすすめです。
サッポロミドリ 種
2位. 「とびきり」
「たくさん枝豆を食べたい」という人にはこちらの「とびきり」!豆が3粒さやがよく採れ、収穫量も多い品種です。食味もクセがなく、とってもおいしいと評判。また、場所を取らない立性で、高温になる環境下にも強いため、育てやすさの点でもおすすめです。
とびきり 種
3位.「湯あがり娘」
枝豆の中で最もポピュラーともいえる、大人気の品種!「湯あがり娘」は、青豆(白毛豆)ながら茶豆のようなコクが味わえる画期的な品種。白毛豆でこの風味、そして日本中どこでも育てられるのはすごいのひとことです!
湯あがり娘
第4位. 「たんくろう」
黒枝豆の個性的な香りが楽しめる品種。大粒で食べ応えアリ!黒大豆は一般的には晩生種が多いため、枝豆には不向きと言われますが、こちらの「たんくろう」は珍しい早生種。黒大豆特有の大豆っぽい香りがなんともおいしく、大豆の風味好きの人には特におすすめです。
たんくろう 種
内容量 | 20ml |
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枝豆は育てやすい!プランター栽培もOK
枝豆は、家庭菜園初心者でも簡単に育てられるおすすめの夏野菜。プランター栽培にもうってつけです。収穫したての枝豆のおいしさは格別!自宅にいながら、採れたての枝豆を味わえますよ。家庭菜園での枝豆の上手な育て方はこちら
プランターでの枝豆の栽培方法はこちら
農業で枝豆栽培に挑戦したい人はこちら
枝豆はどんな野菜?
枝豆は早採りされた「大豆」
枝豆は、大豆がまだ熟していない青いうちに収穫されたもの。さやの付いた枝ごと収穫することから、「枝豆」と呼ばれるようになりました。現在出回っているのは、枝豆として収穫するために改良された品種です。枝豆は栄養たっぷり!
大豆は「畑の肉」とも呼ばれるほどタンパク質が豊富で、全体の30%以上を占めています。大豆タンパクは必須アミノ酸をバランス良く含み、コレステロール値を下げることで、肥満の防止に効果的といわれています。そして枝豆は、タンパク質のほかに、大豆には含まれないベータカロテン、ビタミンC、糖質などを豊富に含んでいます。さらにうれしいことに、美容効果が高く女性の味方といわれる「大豆イソフラボン」も、しっかり摂取できるのです!
これで決まり!枝豆の茹で方&おいしい食べ方
まるまる太った枝豆が収穫できたら、さっそく調理スタート!枝豆は野菜の中でも味が落ちやすいといわれ、収穫から時間が経つとせっかくの甘みや香りが減ってしまいます。一度に食べきれないときも、とりあえず収穫してすぐに茹でてしまうのがおすすめ!枝豆のおいしい茹で方、手軽でおいしい枝豆レシピをご紹介します。
枝豆のおいしい茹で方
- さやを枝からはずし、水洗いして汚れを落とします。塩味をよくしみこませたいときは、さやの両端をキッチンばさみで切り取ります。
- 枝豆の重さの約4倍量のお湯(枝豆250gなら1L)を沸かします。
- お湯の量に対して40%の塩(お湯1Lなら40g)を用意し、4分の1くらいを枝豆にふりかけ、しっかりもんで塩味をしみこませます。
- お湯が沸いたら残りの塩を加え、枝豆の塩を洗い落とさずに入れて3~5分を目安に茹でます。茹で過ぎるとうまみが溶け出してしまうので、気持ち短めにするのがポイント。
- 茹であがったらすぐにざるに上げ、そのまま冷まします。塩をたっぷりめに加えているので、そのままでちょうどいい塩加減に仕上がりますよ。
うまみを引き出す!蒸し枝豆
- 洗って塩もみした枝豆をせいろに広げます。
- せいろをお湯を沸かした鍋にのせて5~6分蒸します。
- 蒸しあがったら完成!うまみがじっくりと引き出され、濃厚なおいしさになりますよ。
茹で枝豆でおいしい一品!にんにく炒め
- フライパンにごま油、にんにく、唐辛子を入れて火にかけます。
- にんにくが色づいてきたら、塩茹でした枝豆を入れて強火で1分ほど炒めます。
- 仕上げにしょうゆをサッとかけ回し、全体にからんだら火を止めます。
- にんにくの香りが食欲をそそる、ビールが進むおつまみに。