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- AGRI PICK 編集部
AGRI PICKの運営・編集スタッフ。農業者や家庭菜園・ガーデニングを楽しむ方に向けて、栽培のコツや便利な農作業グッズなどのお役立ち情報を配信しています。これから農業を始めたい・学びたい方に向けた、栽培の基礎知識や、農業の求人・就農に関する情報も。…続きを読む
そこでこの記事では、数ある枝豆の品種の中から、特におすすめのものをランキング形式で発表します!収穫した枝豆のおいしさを100%引き出す、とっておきの食べ方も紹介するのでぜひチェックしてみてください。
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枝豆ってどんな野菜?
枝豆は早採りされた「大豆」
枝豆は、大豆がまだ熟していない青いうちに収穫されたもの。さやの付いた枝ごと収穫することから、「枝豆」と呼ばれるようになりました。現在出回っているのは、枝豆として収穫するために改良された品種です。枝豆は栄養たっぷり!
そして枝豆は、タンパク質のほかに、大豆には含まれないベータカロテン、ビタミンC、糖質などを豊富に含んでいます。さらにうれしいことに、美容効果が高く女性の味方といわれる「大豆イソフラボン」も、しっかり摂取できるのです!
枝豆の種類|青豆・茶豆・黒豆
青豆
枝豆のなかで最も一般的なのが「青豆」。さやも豆も鮮やかなグリーンのタイプをこう呼びます。千葉県、北海道などが主な産地で、ほぼ全国的に栽培されています。さっぱりとシンプルな味わいが特徴ですが、最近は、茶豆に似た香りや風味を持つ品種も人気が出てきました。茶豆
香りが良く大豆らしいコクが味わえる「茶豆」には諸説あり、豆の薄皮がやや黄味がかった品種、さやに茶色い産毛の生えた品種などが茶豆と呼ばれているようです。東北~関東地方で多く栽培されていて、新潟県の「黒埼(くろさき)茶豆」など、ブランドとして定着しているものもあります。黒豆
「黒豆」は文字どおり、おせち料理などに使う黒豆を、枝豆として若いうちに収穫したもの。兵庫県の丹波地方が主な産地で、大粒で食べごたえがあり、風味の良さとホクホクした食感が人気ですが、出荷期間が短く、限られた時期にしか手に入らない希少な枝豆でもあります。これは、普通の枝豆が種まきから3カ月ほどで収穫できるのに対して、黒豆は半年近くもかかるため。ただ、最近では、栽培期間が短い家庭菜園向きの品種も登場しています。野菜種子のプロが選ぶ!枝豆のおすすめ品種ランキング
いざ枝豆を栽培してみようと思っても、種類があり過ぎてどれを選べば良いか迷ってしまいますよね。そこで、今回は種子販売会社「株式会社グリーンフィールドプロジェクト」で代表取締役を務める、松崎英(ひで)さんにおすすめの枝豆品種を聞いてみました。食味の良さや育てやすさ、たくさん収穫できるかといった点を踏まえ、ランキング形式でご紹介します!
グリーンフィールドプロジェクトについて
有機認証の中でも厳しいとされる「ヨーロッパ有機認証」を取得した、有機種子を輸入・販売。2017年には、日本の固定種を残すことを目的とした「SAVE THE SEED (セーブ・ザ・シード)プロジェクト」を開始。「有機栽培するなら、その種も有機種子であってほしい」という思いから、日本での有機種子の普及に尽力しています。
HP:http://gfp-japan.com/
第4位「たんくろう 丸種」
黒枝豆の個性的な香りが楽しめる品種です。黒大豆は一般的には晩生種が多いため、枝豆には不向きと言われますが、こちらの「たんくろう」は珍しい早生種。黒大豆特有の大豆っぽい香りがなんともおいしく、大豆の風味好きの人には特におすすめ!大粒で食べ応えもアリ。第3位「湯あがり娘」カネコ種苗
こちらの「湯あがり娘」は、青豆(白毛豆)ながら茶豆のようなコクが味わえる画期的な品種。白毛豆でこの風味、そして日本中どこでも育てられるのはすごいのひとこと!今では枝豆の中で最もポピュラーともいえる、大人気の品種です。第2位「とびきり」サカタのタネ
「たくさん枝豆を食べたい」という人にはこちらの「とびきり」!豆が3粒さやがよく採れ、収穫量も多い品種です。食味もクセがなく、とってもおいしいと評判。また、場所を取らない立性で、高温になる環境下にも強いため、育てやすさの点でもおすすめです。第1位「サッポロミドリ」雪印種苗
枝豆といえば、一般的には青豆(白毛豆)。クセがないため、誰でもおいしく食べられる食味の良さが魅力です。そんな青豆の代表品種の一つがこの「サッポロミドリ」。草勢が強く、さらに極早生で大変育てやすいので、初心者にもおすすめです。「昔ながらの枝豆」を味わうなら、まずはこの品種から!楽天市場・Amazonで人気の枝豆品種ランキング
さらにもっと多くの枝豆品種を見たいという人は、楽天市場とAmazonのランキングをチェックしてみてくださいね!枝豆はプランター栽培もOK!
比較的栽培が簡単な枝豆は、プランター栽培にもうってつけ。自宅にいながら採れたての枝豆を味わえますよ!詳しい栽培のコツはこちらの記事で!
これで決まり!枝豆のゆで方&おいしい食べ方
枝豆は野菜の中でも味が落ちやすいといわれ、収穫から時間が経つとせっかくの甘みや香りが減ってしまいます。一度に食べきれないときも、とりあえず収穫してすぐにゆでてしまうのがおすすめですよ。
基本のゆで枝豆以外にも、手軽でおいしい調理をご紹介します!
枝豆のおいしいゆで方
Step1. さやを枝からはずし、水洗いして汚れを落とします。塩味をよくしみこませたいときは、さやの両端をキッチンばさみで切り取ります。Step2. 枝豆の重さの約4倍量のお湯(枝豆250gなら1L)を沸かします。
Step3. お湯の量に対して40%の塩(お湯1Lなら40g)を用意し、4分の1くらいを枝豆にふりかけ、しっかりもんで塩味をしみこませます。
Step4. お湯が沸いたら残りの塩を加え、枝豆の塩を洗い落とさずに入れて3~5分を目安にゆでます。ゆで過ぎるとうまみが溶け出してしまうので、気持ち短めにするのがポイント。
Step5. ゆであがったらすぐにざるに上げ、そのまま冷まします。塩をたっぷりめに加えているので、そのままでちょうどいい塩加減に仕上がりますよ。