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観葉植物の虫除け対策・害虫がわかない方法|虫がつきにくいインテリアグリーンの種類も紹介!


「観葉植物の虫対策」について解説!日々植物を扱うプロが、室内管理で気をつけるべき害虫の種類や、虫がわく原因、虫除け方法、駆除の仕方などをアドバイスします。ちょっとした工夫でできる、土に虫がわかない方法も教えます!

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白田 仁 監修者

ボタニカルショップ「NEO GREEN 渋谷」オーナー

白田 仁

「趣味の園芸」テキストで、園芸ダイアリーの観葉植物を担当し、執筆・監修を2年間務める。そのほか、インテリアグリーンに関する本の監修も多数。店舗で扱う植物は、全て自身の目で厳選し、鉢合わせしたもの。植物とかわいらしいネコ達との暮らしが垣間見れるインスタグラムは必見! HP:http://www.neogreen.co.jp/ Instagram:https://www.instagram.com/neo_green/…続きを読む

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AGRI PICK 編集部

AGRI PICKの運営・編集スタッフ。農業者や家庭菜園・ガーデニングを楽しむ方に向けて、栽培のコツや便利な農作業グッズなどのお役立ち情報を配信しています。これから農業を始めたい・学びたい方に向けた、栽培の基礎知識や、農業の求人・就農に関する情報も。…続きを読む

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観葉植物

出典:写真AC
お部屋にフレッシュな彩りを与えてくれる観葉植物。日々生長する姿にも元気をもらえますよね。
そんな観葉植物ですが、虫がわかないか気になって、室内に置くのを躊躇(ちゅうちょ)してしまう…という人も多いのでは?また、お部屋で育てている植物に、虫がついているのを発見してしまった!とショックを受けている人もいるかもしれません。
せっかくのグリーンライフを楽しむためにも、気になる虫対策はしっかり行っておきたいもの。
そこでこの記事では、観葉植物の害虫について解説。日々観葉植物を扱うプロに、つきやすい虫の種類や発生する原因、駆除方法など詳しくお話を聞きました。害虫がつきにくい観葉植物の種類も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

観葉植物の虫対策について教えてくれたのは

白田 仁さん

白田仁さん
撮影:AGRI PICK編集部
ボタニカルショップ「NEO GREEN 渋谷」オーナー。
NHK「趣味の園芸」テキストで、園芸ダイアリーの観葉植物を担当し、執筆・監修を2年間務める。そのほか、インテリアグリーンに関する本の監修も多数。店舗で扱う植物は、全て自身の目で厳選し、鉢合わせしたもの。植物とかわいらしいネコ達との暮らしが垣間見れるインスタグラムは必見!

HP:http://www.neogreen.co.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/neo_green/

NEO GREEN 渋谷

NEOGREEN渋谷
画像提供:白田仁
あわただしい現代生活を送る都市生活者に向け、グリーンポットを提供。観葉植物をよりインテリアに取り入れやすいよう、「景色をつくる」鉢合わせを追求しています。
「NEO GREEN 渋谷」では、ほっこりかわいらしい「どんぐりポット」から、マニアックな多肉・観葉植物まで、さまざまな植物に出合うことができます。

ADDRESS:東京都渋谷区神山町1番5号グリーンヒルズ神山 1階
OPEN:12:00-20:00
TEL/FAX:03-3467-0788
E-MAIL:[email protected]
定休日:月曜日(祝祭日にあたる場合は火曜日)

白田さん監修・観葉植物の記事をチェック!

グリーンライフの提案

観葉植物につきやすい虫の種類|飛び回る黒い小さい虫や、白い虫の正体は!?

観葉植物に被害を与える害虫は、主に「カイガラムシ」と「ハダニ」、「アブラムシ」です。特にカイガラムシとハダニは、閉じられた空間で発生しやすい「温室害虫」であることから、室内管理の植物につきやすいニ大害虫として問題となっています。
このほかには、植物の生育に悪影響はないものの、その見た目で不快感を与える虫として「トビムシ」や「コバエ」、「ヤスデ」などが挙げられます。

カイガラムシ

コナカイガラムシ
画像提供:白田仁 ▲エバーフレッシュの葉についた「コナカイガラムシ」
カタカイガラムシ
画像提供:白田仁 ▲フィカス・アルテシマの葉裏についた「カタカイガラムシ」

カイガラムシとは

風通しが悪く、空気が滞るような場所で観葉植物を育てていると、発生しやすくなる害虫です。カイガラムシは、寄生する植物ごとに種類が異なり、姿形も多岐にわたります。世界では3,000種以上、日本国内だけでも400種以上存在するといわれ、素人には種類を見分けことは困難です。

観葉植物につくカイガラムシの種類

観葉植物では、フワフワとした白カビのような「コナガイガラムシ」や、小さな黒点状の姿をした「カタカイガラムシ」がよく見られます。メスが植物の茎や枝、葉脈部分に取り付いて、体の下に卵を産み付け、その後足を退化させ動かなくなります。成虫の体は硬い殻に覆われており、卵も肉眼では確認しにくいため、一度ついてしまうと非常に厄介です。

カイガラムシの被害

カイガラムシは放置していると、どんどん増え続けます。排せつ物はカビの原因になったり、「すす病」を引き起こたりして、植物の光合成を阻害します。また、カイガラムシの排せつ物は糖度が高いため、アリを引き寄せてしまうことも。鉢周辺の床がベタベタしているときは、カイガラムシに寄生されている可能性があります。

カイガラムシの駆除方法

薬剤の散布が有効です。ただし、カイガラムシは成虫を駆除しても卵が残っていることが多く、完全に駆除するのはなかなか大変。カイガラムシ用の駆除剤には、植物に薬剤を吸収させ、それを吸った成虫にダメージを与えるものや、油で窒息死させるといったタイプのものがおすすめです。

カイガラムシ対策はこちらの記事でも紹介しています!

ハダニ

ハダニ
画像提供:白田仁 ▲「ハダニ」被害を受けたエバーフレッシュの葉

ハダニとは

ハダニは主に植物の葉裏に寄生し、口針を差して吸汁する害虫です。気温が高く、乾燥した環境を好むため、室内管理の観葉植物は注意が必要です。増殖スピードも非常に早いため、放置しているとあっという間に増えて、被害も大きくなってしまいます。

ハダニの被害

ハダニに吸汁されると、葉の色がまだら状に抜け、しまいには枯れ落ちてしまいます。さらにハダニが繁殖すると、枯葉が増え、植物の生育も阻害されるなど深刻な被害につながります。
また、ハダニは移動する際に尻から糸を吐き出すため、植物の葉にクモの巣が張ったように見えることも。この糸が張った部分にハダニがもぐっていると、薬剤をかけても届かなくなるため、さらなる繁殖の原因にもなってしまいます。

ハダニの駆除方法

薬剤を散布して駆除します。または、葉水をたっぷり与えてハダニをおぼれさせるのも有効な手段です。ハダニは葉裏に多く寄生するため、日頃からよく観察し、まめに葉水をすることで予防ができます。

ハダニ対策はこちらの記事でも紹介しています!


葉水のコツや注意点などはこちらの記事で!

アブラムシ

アブラムシ
出典:写真AC

アブラムシとは

アブラムシは、体長2〜4mmほどの小さな昆虫で、植物の先端にある柔らかい新芽などを好んで吸汁します。
観葉植物を室内で管理している場合、アブラムシがつく心配はあまりありませんが、ベランダなど室外に置いていると、成虫が飛来して寄生してしまうことがあるため注意が必要です。また、室内でも窓を開けた際にアブラムシの成虫が入ってきてしまうこともあります。

アブラムシの被害

アブラムシに新芽を吸汁されると生長点がダメージを受け、新葉が生えてもチリチリと変形したり、黒ずんでしまったりするなど、正常な新葉が生えてこなくなります。
また、アブラムシはカイガラムシ同様、共存者であるアリを誘引するために甘い排せつ物を出しますが、この排せつ物が黒カビの原因となり、最終的には植物を枯らしてしまいます。さらに、植物から植物へと移動するときに「すす病」などのウイルスを媒介することも。

アブラムシの駆除方法

日頃から、新芽や葉の裏をよくチェックしておきましょう。もしアブラムシがついてしまったら、被害が大きくなる前に薬剤を散布するなど、早めの対策が重要です。

アブラムシ対策はこちらの記事でも紹介しています!

トビムシ

トビムシ
出典:PIXTA

トビムシとは

トビムシは、約1~2mmほどの非常に小さな虫です。世界で確認されている種類は3,000以上と多く、体色も白や黒などさまざまなものが見られます。
土の中に生息するトビムシは、有機物を食して分解することで、微生物のエサを増やすという役割を果たします。自然界では益虫であり、植物にも悪影響を与えないため、害虫とはいえません。むしろ、トビムシがいることで土中の微生物が増え、植物の生育も良くなるのです。
しかし、室内で育てている観葉植物の土にわいたトビムシが、水やりのたび大量に浮き出てくるのは、気持ちの良いものとはいえません。トビムシは、空気が届きやすい表土付近の数cmの深さで繁殖する上、乾燥に弱い性質があります。メリハリのある水やりを心がけ、表土が乾燥する時間を作ると増殖を防げます。

トビムシの駆除方法

鉢土にトビムシがわいても、観葉植物の生育に影響はなく、鉢の外にも出ることはありません。ただ、見た目的に嫌だという人は、不快害虫用の殺虫剤で駆除してください。
また、トビムシは有機物を食べるため、腐葉土などの有機物を含む土を使用しないというのも防除対策になります。

コバエ

コバエ
出典:PIXTA

コバエとは

体長1~5mmほどのごく小さなハエで、「コバエ」というのは総称です。コバエは非常に種類が多く、「キノコバエ」「ショウジョウバエ」「チョウバエ」などがよく知られます。この中でも特に多いのがキノコバエで、世界で確認されているものでは約2,400種、さらに学術的に未登録のものも含めると、約10,000もの種類が存在するといわれています。
観葉植物につくコバエとしては、体長1~2mmの「クロキノコバエ」が最も目にする種類です。飛来した成虫が土に卵を産み付け、数日で幼虫が孵化(ふか)し、繁殖するというサイクルを短い期間で繰り返します。コバエの幼虫は、土中の有機物をエサとして分解するだけで、観葉植物の生長に悪影響は与えません。また、成虫も人に害を与えることはありませんが、大量に繁殖し、部屋の中を飛び回って不快感を与えることから「不快害虫」とされます。

コバエの駆除方法

卵を産み付ける前に、コバエの成虫を駆除してしまえば繁殖を防ぐことができます。市販の殺虫剤で駆除するようにしましょう。
また、コバエがわかないようにするには、有機物を含む腐葉土を使わないようにするのも有効な手段です。腐葉土を使うのであれば、鉢土の表面数cmを赤玉土などの無機質の用土で覆うと、成虫が卵を植え付けるのを防ぐことができます。
高湿度の環境もコバエが好むため、鉢土が常にジメジメしていると発生しやすくなるため、注意してください。

コバエ対策はこちらの記事でも紹介しています!

    ヤスデ

    ヤスデ
    出典:写真AC

    ヤスデとは

    ヤスデも種類が多く、日本国内だけでも250種以上生息しているといわれます。見た目はムカデと似ていますが、ムカデのようにかみついたりすることはありません。ヤスデは、落ち葉などの有機物を食べて分解することで、微生物のエサを増やすため、自然界のサイクルを助けるという意味では益虫になります。

    ヤスデの駆除方法

    植物と共生関係にある、微生物の増殖には役立つヤスデですが、グロテスクな見た目から「不快害虫」として嫌われます。室内に侵入してしまったら、殺虫剤で駆除しましょう。また、室内管理の観葉植物には、腐葉土などの有機物は使用しないほうがベターです。ヤスデはジメジメした環境を好むため、水やりのし過ぎなどで過湿気味にならないように管理することも対策になります。

    不快害虫についてはこちらの記事でも紹介しています!

      室内なのにどこから来たの?観葉植物に虫がつく原因とは

      観葉植物
      出典:写真AC
      室内で育てているのに、観葉植物に虫がついてしまうのはなぜでしょうか。ここからは、虫がわく原因をチェックしていきましょう。

      購入した観葉植物に虫がついていた

      購入した観葉植物の苗や鉢土に、すでに虫がついていることがあります。植物が元気でも、葉裏に卵を産み付けられていたり、土の中にコバエの幼虫が潜んでいたりすることもあります。

      コバエなどが網戸から侵入した

      室外から虫が入るのを防いでくれる網戸ですが、油断は禁物。極小のコバエやアブラムシの成虫などは、網戸の目を潜り抜けて侵入してきます。
      侵入したコバエの足に、カイガラムシやハダニの卵が付着している場合もあり、コバエがとまった室内の観葉植物に虫がわいてしまうことも。

      観葉植物のプロ直伝!虫がわかない方法・虫除け対策

      アロマスプレー
      出典:写真AC
      観葉植物に虫がわかないよう、日頃から対策をしておくのも重要です。観葉植物のプロに、虫を防ぐ有効な方法を教えてもらいました。

      虫がわかない土を使う

      虫は土に誘引されるということはありませんが、有機物を含む土は幼虫のエサになるため、気になる人は腐葉土などを避けましょう。有機物が含まれていない土であれば、室外から虫が侵入しても産卵される心配がありません。
      観葉植物の土をブレンドする場合は、無機質の赤玉土を多めに配合し、腐葉土の代わりにピートモスを使うのがおすすめです。無調整のピートモスを使用するときは、土が酸性に傾いてしまうのを防ぐために、もみ殻くんたんも加えましょう。

      赤玉土を使った虫対策用の配合は、こちらの記事で紹介しています!


      鉢土の表面を赤玉土で覆う

      有機物をエサにする虫の幼虫は、土の表面から数cmほどの深さにしか生息できません。土中深くには酸素が届きにくいためです。コバエなどの成虫も、土の表面に卵を産み付けるため、小粒の赤玉土で鉢土を覆っておくと産卵を防ぐことができます。

      アロマオイルやお酢で虫除けスプレーを作る

      虫が嫌うアロマオイルや酢を利用するのもおすすめです。殺虫剤のように虫を殺すことはできませんが、土の中の微生物に悪影響もなく、虫が寄ってくるのを防ぐことができます。
      使用方法は、虫が嫌うレモングラスなどのアロマオイルやお酢を水で薄め、観葉植物に吹き付けるだけと手軽。お酢はあまり濃いと植物を傷めてしまうため注意しましょう。100倍程度の濃度にし、少量ずつスプレーしてください。

      虫除けハーブやおすすめのアロマオイルについては、こちらの記事で!


      観葉植物に虫がわいてしまった…駆除方法は?

      カタカイガラムシ
      画像提供:白田仁
      気をつけていたのに、観葉植物の鉢に虫がわいてしまったら…とてもショックですよね。でも、早めに対策すれば大丈夫です!ここでは、発生してしまった虫を駆除する方法について紹介します。

      鉢を水没させる

      虫がわいてしまった鉢を12時間程度、水没させると虫を死滅させることができます。ただし、それ以上水に浸けておくと、植物の根に悪影響を及ぼしてしまうため気をつけましょう。

      虫がわいた鉢土の表面を削り取る

      虫が発生してしまっても、鉢土の表面を2~3cmほど削り取れば駆除することができます。表面の土を取り除いたら、さらなる予防のため、赤玉土を敷き詰めておくと効果的です。

      プロおすすめ!害虫がつきにくい観葉植物10選

      虫がどうしても気になるという人は、性質が丈夫で、害虫がつきにくい観葉植物を選んでみてはいかがでしょう。
      そこでここからは、プロがおすすめする、虫がつきにくい観葉植物の種類を紹介していきます!

      モンステラ

      モンステラ・デリシオサ
      画像提供:白田仁
      切れ込みの入った大ぶりな葉がおしゃれな「モンステラ」。トロピカルな印象が強い観葉植物ですが、意外と寒さには強く、丈夫な性質を持ちます。害虫もつきにくいため、インテリアグリーンにはぴったり!ただし、風通しの悪い環境で長期間管理すると、まれにカイガラムシがつくことがあるので注意しましょう。

      モンステラの種類と育て方はこちらの記事で!


      サンセベリア

      サンセベリアトリファスキアータローレンチ
      画像提供:白田仁
      「サンセベリア」は病害虫の心配がほとんどない、非常に丈夫な観葉植物です。入手もしやすいため、観葉植物を初めて育てるという人にもおすすめのグリーンといえます。種類も多く、品種によってさまざまな葉姿が楽しめるのも魅力。画像は、サンセベリアの中で最もポピュラーな「サンセベリア・トリファスキアータ・ローレンチ」という品種です。

      サンセベリアの種類と育て方はこちらの記事で!


      ゴムの木(フィカス・エラスティカ)

      フィカス・エラスティカ・ソフィア
      画像提供:白田仁
      「ゴムの木(フィカス)」も、古くからよく親しまれている観葉植物のひとつ。種類が非常に多いことでも知られ、葉姿や樹形には幅広いバリエーションがあります。ゴムの木(フィカス)は、基本的に育てやすい植物ですが、中でも特に丈夫で害虫がつきにくいのが、原種の「フィカス・エラスティカ(インドゴムノキ)」から派生した、エラスティカ系の品種です。画像は「フィカス・エラスティカ・ソフィア」という品種で、耐乾性があり、日陰にもよく耐えます。

      ゴムの木の種類と育て方はこちらの記事で!


      ポトス

      ポトス・エンジョイ
      画像提供:白田仁
      「ポトス」も園芸店などでよく見かける、とてもメジャーな観葉植物です。性質は非常に強健で、害虫もつきにくいため、初心者には特におすすめ。品種によって、葉に斑(ふ)が入ったものや、明るい葉色のものなど、さまざまな葉姿が楽しめます。画像は、緑の葉に入る真っ白な斑がさわやかな「エンジョイ」。ここ最近人気を集めている品種です。

      ポトスの種類と育て方はこちらの記事で!


      アンスリウム

      アンスリウム・アンドレアナム・グリーンキング
      画像提供:白田仁
      赤やピンク、ブラックなど、さまざまな色合いの花(仏炎苞)が目を楽しませてくれる「アンスリウム」。主に花を楽しむものがよく知られていますが、実や葉姿を観賞するタイプも流通しています。そんなアンスリウムは、ほとんど害虫がつかないため、育てやすいのも魅力。ただし、無風の環境ではカイガラムシが発生することがあるので注意しましょう。

      アンスリウムの種類と育て方はこちらの記事で!


      シュロチク&カンノンチク

      ウンナンシュロチク
      画像提供:白田仁
      細やかな葉が涼し気な「シュロチク」と「カンノンチク」。両者は同じヤシ科・ラピス属の植物で、見た目も性質も非常に似ており、日本では江戸の昔から観葉植物として親しまれてきました。「シュロチク」と「カンノンチク」は、非常に丈夫で、病害虫の心配がほとんどありません。環境によっては、ハダニがつくことがありますが、風通しの良い場所で管理すれば予防できます。

      シュロチク&カンノンチクの種類と育て方はこちらの記事で!


      アスプレニウム

      アスプレニウム
      画像提供:白田仁
      「アスプレニウム」も、害虫がつきにくい観葉植物のひとつです。まれにハダニがつくことがありますが、風が良く通る場所に置き、乾燥しないよう管理をしていれば大丈夫。屋外に置くと、ナメクジの食害にあうことがあるため、管理場所は部屋の中がおすすめです。定期的に葉水をたっぷり与えると、ハダニの予防になります。

      アスプレニウムの種類と育て方はこちらの記事で!


      葉水の効果や正しいやり方についてはこちら!


      ダバリア

      ダバリア
      画像提供:白田仁
      日本にも古くから自生している「ダバリア」。繊細な葉と、フワフワと毛の生えた根茎が魅力の観葉植物です。基本的に害虫の心配はありませんが、風通しが悪い場所ではハダニやカイガラムシがつくことがあるため、管理場所には注意しましょう。まめな葉水も、ハダニ予防に有効な手段です。

      ダバリアの種類と育て方はこちらの記事で!


      クンシラン

      クンシラン
      画像提供:白田仁
      色鮮やかな花だけでなく、うつくしい葉姿も楽しめる「クンシラン」。クンシランの葉は、剣状のものや丸みのあるもの、斑が入るものなど多くの種類があり、見る者の目を楽しませてくれます。害虫はつきにくいですが、空気がよどんだ場所ではハダニが発生することも。窓際など、風通しの良い場所で管理するようにしましょう。

      クンシランの種類と育て方はこちらの記事で!


      ドラセナ

      ドラセナ
      画像提供:白田仁
      シャープな葉と、すっきりとした樹形が魅力の「ドラセナ」。メジャーな観葉植物ですが、特に「マッサンゲアナ」は「幸福の木」という流通名で広く普及しています。画像は「パラオ」という、細葉が特徴の品種。ドラセナはとても丈夫なため、あまり手間がかけずに育てられます。風通しの良い管理場所であれば、害虫知らずなのもうれしいポイント!

      ドラセナの種類と育て方はこちらの記事で!


      きちんと対策すれば虫の心配はなし!グリーンライフを楽しもう

      ポトス
      出典:写真AC
      今回は、観葉植物の虫対策について紹介しました。虫が苦手だから、部屋に植物は置けないという人も、しっかりと対策をすれば大丈夫。すてきなグリーンライフを楽しみましょう!

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