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ガーデニング初心者におすすめの花とハーブ|ガーデニングの始め方や必要なグッズも紹介


ガーデニング初心者におすすめの育てやすい花やハーブを季節ごとに紹介!また、ガーデニングを始める際に必要な道具や基本的な育て方など徹底解説。初心者でも失敗しないようこちらの記事を見ながらガーデニングに挑戦してみてくださいね。

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冥王堂あや

2008年クリスマスローズ好きが高じてマニアが集う店「冥王堂」創立。「クリスマスローズの世界展」育種コンテストで特別賞・ミヨシ賞をW受賞。近年は執筆業務やYouTubeチャンネルで園芸講師も担当。過去にNHK出版など園芸専門誌でも取材協力は多数あり。グリーンアドバイザー資格を持ち、子どもたちに園芸を教えるボランティア活動なども行っています。…続きを読む

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狭い庭でもできるガーデニング

出典:PIXTA
「ガーデニングに興味があるけど、何から始めたらいいのかわからない」というガーデニング初心者のために、おすすめのスタイルや庭づくりをするときに考えるべきポイントを紹介します。さらに、そろえるべき基本の道具、育てやすい花・野菜・ハーブまでピックアップ!初心者だからこそのガーデニングを楽しんでくださいね。

ガーデニングの魅力

ガーデニング
出典:写真AC
ガーデニングとは、植物を観賞するために植えるエクステリアの一種です。庭を装飾する目的もさることながら、ガーデニングの一番の魅力は「心が豊かになる」ことではないでしょうか。愛情をかけて育てれば、それに応えるように新芽を伸ばして美しく咲き誇ります。四季の変化を身近に感じることができるので、大人だけでなく、子どもの情操を養うのにも良さそうですね。
土いじりを楽しむことで、日々のストレスから解放されるメリットも。立ったり座ったり、お日様の下で汗をかきながら作業すれば、エクササイズにもなり一石二鳥ですね!

ガーデニングをする場所

ガーデニング庭植え
出典:Pixabay
広いスペースがなくてもOK!玄関前などの狭い庭やベランダでも、花、ハーブ、さらには野菜や果樹まで育てられます。それぞれ楽しみ方や、注意するポイントは異なるので、庭植えとベランダ栽培、それぞれのメリット・デメリットを分かりやすく解説します。

一軒家にお住まいなら、ほったらかしでも育つ地植え(庭植え)がおすすめです。敷地に余裕があれば、憧れのイングリッシュガーデンやボーダーガーデン、家庭菜園などのガーデニングも夢ではありません!デメリットは、立地条件によっては、日照や水はけが悪いなどの障害があるかもしれません。土壌改良を行い、環境に合った植物を選ぶようにしましょう。

ベランダ

ベランダでのガーデニングは初心者向け
出典:写真AC
ベランダでも鉢植えにすればガーデニングは十分に楽しめます。雰囲気の良いプランターを選ぶのも楽しみの一つですね。デメリットは、地面が土ではなく限られたスペースなので、床からの日光の照り返しやクーラーの室外機の熱風などで、夏は過酷な環境になりがちです。植え替え時に廃土が出たら、自治体に指定された廃棄処分をしなければなりません。

初心者におすすめの花とハーブ

ガーデニング
出典:PIXTA
こちらでは、初心者におすすめの花とハーブにはどんなものがあるか紹介します。春・夏・秋・冬それぞれの季節に活躍してくれる代表的な草花の種類を上げて、おすすめのポイントや魅力、育て方のコツを、初心者にも分かりやすく解説します。

春
出典:Pixabay
春(3~5月)は、お庭が一番うつくしくなる花のシーズンです!冬の休眠から目覚めて草木が芽吹き開花が始まります。植物は肥料を与えよく日の当たる場所で育てましょう。暖かくなると病害虫も同時に目覚めるので要注意です。夏~秋に咲く花の種まきは、およそ半年前の春の時期に行います。

チューリップ

チューリップ
出典:写真AC
チューリップは庭にあるとうれしい春の花の代表格。一重や八重、フリンジ、パロット咲きの形があり、カラーが豊富なのも魅力的です。切り花でも楽しめますよ。球根は秋に市販されるので10月ごろに植え付けましょう。特に目立った病害虫はありません。水やりもほぼ不要で植えっぱなしで育つので、初心者にもおすすめです。

ネモフィラ

ネモフィラ
出典:写真AC
ブルーの花を咲かせる一年草で、茨城県ひたちなか公園では、ネモフィラのブルーの絨毯が観光名所となっています。自宅でも秋になったら種をまき、簡単に群生させることが可能なのでチャレンジしてみましょう。青のほかに白黒のシックな品種もあります。花壇の前景にもおすすめです。

ネモフィラの育て方はこちらの記事もチェック!

ラベンダー

フレンチラベンダー
出典:写真AC
5月ごろ開花するラベンダーは、安眠のアロマでも有名なハーブです。暑さや蒸れに弱いので、暖地では日本の高温多湿にも強い品種、ウサギの耳の形をしたフレンチラベンダーがおすすめです。ラベンダーは実は常緑低木です。成長すると木質化するので、たまに切り戻しすると良いでしょう。

バラ

バラ
出典:PIXTA
憧れのバラ栽培にチャレンジしましょう!バラは鉢植えでの栽培も可能ですよ。ミニバラは難しいので、初心者は普通サイズのバラがおすすめです。四季咲き品種もありますが、一番美しく咲き誇るのは春の開花!冬にも肥料をしっかり与えます。バラには病害虫がつきものなので、無農薬で育てたくても、せめて春だけは殺虫殺菌をおすすめめします。

バラについてはこちらの記事もチェック!

夏
出典:写真AC
夏(6~8月)は、雨や湿気が多くなる季節なので、病害虫が多発しやすいので早めに農薬で予防しましょう。蒸れ防止に枯れ花や葉の込み合ったところを剪定し、風通し良くするのがおすすめです。夏の猛暑の時期は、植物も病害虫もいったん生長が緩慢になります。

アサガオ

アサガオ
出典:写真AC
アサガオは青、ピンク、白など色もさまざまですが、大輪や小輪、西洋アサガオ、変化朝顔など種類も豊富です。ゴールデンウィークごろに種まきし、風通しの良い日向で育てます。夏の風物詩ですが、開花は意外と遅く9月近くなることもあります。子どもと一緒に種まきしても楽しいですね。

バジル

バジル
出典:Pixabay
イタリアンに欠かせないハーブの一つ。作りピザやパスタなどに、自分で育てた無農薬のバジルはいかがでしょうか。初心者はポット苗で購入するほうが簡単に育てられます。摘心すれば脇芽が増えてボリュームUP。大きな葉っぱを収穫しても、小さな葉っぱがまた育つので長く収穫できますよ。一年草なので冬前には枯死します。

バジルについてはこちらの記事もチェック!

    ヤグルマギク

    ヤグルマギク
    出典:写真AC
    ヤグルマギクは、英名「コーンフラワー」春から夏に咲く秋まきの一年草です。背丈は1mほどで、ボーダーガーデンには欠かせない植物です。ブルー系のほかに、白、ピンク、茶褐色などがあり、すっと立ち上がる姿や細葉もおしゃれ。瘦せ地でも良く発芽するので、初心者でも簡単に育てられますよ。

    エキナセア

    エキナセア
    出典:Pixabay
    エキナセアは、丈夫で良く育つ夏の花で、初心者にもおすすめです。開花すると真ん中が盛り上がり、花弁が反り返るのが特徴的です。カラーも豊富で、グリーンや茶褐色など個性的な花もありますよ。日本では主に観賞用ですが、海外では免疫力UPのハーブティとして利用されています。

    秋
    出典:Pixabay
    秋(9~11月)は、涼しくなったら植え替えのシーズンです。冬の休眠に備えて肥料を与えましょう。気温が20℃くらいに下がるとまた病害虫が動き出すので注意します。台風前には倒れないよう支柱などの対策を。寒さに当たると紅葉が始まり、一年草は枯れ出します。秋は、春に咲く草花の種まきや球根植えの季節なのでお忘れなく!秋は、ガーデナーが一番忙しい季節です。

    パンジー・ビオラ

    パンジー・ビオラ
    出典:Pixabay
    秋ごろから春まで長く咲くので、庭植えや寄せ植え、ハンギングなどに大活躍します。100円程度でどこでも買える庶民的な花ですが、ここ数年で育種家ビオラが大フィーバー!なんと千円以上は当たり前。希少種は簡単には買えませんが「レディ」や「ローヴ・ドゥ・アントワネット」など、喉から手が出るほど欲しい人気品種にも注目!<

    パンジーとビオラの育て方はこちらの記事をチェック!

    ミント

    ミント
    出典:Pixabay
    ミントはスーッとする爽やかな香りのハーブです。秋のみならず一年中収穫できますが、秋のハーブの少ない時期でも良く育つので、ミントティーなどに大活躍します。強靭な生命力なので、初心者でも枯らすことなく育てられますよ。庭植えすると増えすぎて困ることも…。そんな時は鉢植えがおすすめです。

    ミントに関してはこちらの記事もチェック!

    ケイトウ

    ケイトウ
    出典:写真AC
    ケイトウといえば、初夏から秋に咲く、昔から日本で育てられている花です。かつては赤や黄色など、派手な原色のイメージでした。最近はベージュ系やスモーキーカラーなど、おしゃれ女子の心に刺さるような品種が増えています。寒さに弱く越冬できないので、日本では一年草扱いとなります。

    ルドベキア

    ルドベキア
    出典:写真AC
    ルドベキアは暑さに強く、初夏から秋までどんどんつぼみを上げて花を咲かせます。花後、真ん中の褐色の部分だけ残る姿は、まるでアートのような趣があります。本来は宿根草ですが、寒さには弱く越冬できずに一年草扱いですが、こぼれ種でよく増えます。

    冬
    出典:Pixabay
    冬(12月~翌年2月)は、冬咲きを除いたほとんどの植物が休眠に入ります。霜による凍傷に注意してください。株元に敷き藁などでマルチングするといいでしょう。地上部がなくなり越冬する植物もあるので、枯れたと間違えて捨てないでくださいね。寒くなれば、主要な病害虫も冬眠に入ります。

    クリスマスローズ

    クリスマスローズ
    出典:Pixabay
    冬にうつむいて咲くクリスマスローズは「冬の貴婦人」とも呼ばれます。実生では二つとして同じ花がないのが面白く、マニアに根強い人気があります。蒸れや暑さに弱く夏は休眠するので、夏は肥料をやらないようご注意を!冷涼な環境を好むため、水はけと風通しの良い半日陰の場所で育てましょう。

    クリスマスローズに関してはこちらの記事をチェック!

    ガーデンシクラメン

    ガーデンシクラメン
    出典:Pixabay
    耐寒性のあるガーデンシクラメンなら庭植えでも育ちます(冬に贈答品として出回っている大型シクラメンは屋外栽培不可)。クリスマスやお正月用の、冬の寄せ植えの材料としても活躍しますよ。春になったら断水して鉢ごと乾かして強制休眠させ、秋に植え替えて水やりを開始します。
    シクラメンに関しては下記の記事もチェック!

    ローズマリー

    ローズマリー
    出典:Pixabay
    ローズマリーは肉料理の臭み消しなどに使用するハーブです。常緑の樹木なので一年中収穫できますが、ほかのハーブが育たない寒い時期でもしっかり収穫できます。木立性と這性のものがあります。おしゃれに鉢植えにしてもいいですし、庭に植えて垣根風にしても素敵ですよ。

    ローズマリーの育て方は下記の記事をチェック!

    スイセン

    スイセン
    出典:Pixabay
    スイセンは凛として咲く姿が印象的な、早春を告げる花「スプリングエフェメラル(春の妖精)」の一つです。球根の植え付け時期は秋で、いろいろな種類の球根が市販されます。庭やプランターに植え付けるだけでほとんど手間いらずなので、初心者にもおすすめです。寒い季節に良い香りが漂います。

    初心者がまずそろえるべきガーデニンググッズ

    スコップや手袋などガーデニングに必要な道具
    出典:写真AC
    ガーデニングを楽しむために、初心者がまずそろえるべき園芸グッズはどんなものがあるでしょうか。Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの大手ネットショップではどんな商品が人気なのか、口コミも併せて見てみましょう。

    培養土

    培養土は、赤玉土7に対し、腐葉土3が基本の配合です。そこに元肥、軽石、鹿沼土など植物に合った資材をブレンドしてお好みの培養土を作ります。初心者は、市販の「花と野菜の培養土」を使うと手間が省けて便利です。「観葉植物の土」や「ブルーベリーの土」など、種類に合ったものも販売されています。
    花ちゃん培養土は、花ごころの人気商品です。腐植フルボ酸配合で、植物の根張りをよくすることで植物の生育を促します。そのまま使える有機成分肥料入り。

    花ごころ 花ちゃん培養土 25L

    ・原材料:バーク堆肥 ロックウール バーミキュライト 海藻堆肥
    ・重量:10Kg


    培養土に関してはこちらの記事もチェック!

      植木鉢・プランター

      プランター上なら鉢の種類にもこだわりたいところ。洋風の庭ならテラコッタ鉢がおすすめです。ホームセンターにある数千円のものから、ウィッチフォードのような数万円する輸入テラコッタまで種類は色々です。手軽に植えたいならプラスチック製のプランターが軽くておすすめ。趣味でたくさん栽培するなら菊鉢や、スリット入りの「とんでもないポット」もおすすめですよ。
      リッチェルのボタニーシリーズの鉢は、プラスチックに石粉・木粉を混ぜ合わせた素材で、ナチュラルテイストで高いデザイン性を実現しました。

      リッチェル ボタニー プレーンポット 20型

      ・外寸:φ20.1×18.3(cm)
      ・内寸:φ18.7×17.3(cm)
      ・容量:3.4L
      ・材質:ポリエチレン
      ・カラー:ベージュ、ホワイト、ダークグレー


      プランターに関してはこちらの記事もチェック!

        園芸ばさみ

        園芸ばさみは100円ショップでも販売していますが、ワンランク上を目指すなら、園芸専門メーカーのはさみを入手するといいでしょう。
        アルス「クラフトチョキ」は、プロアマ問わず手軽に買える値段が魅力。リベット(支点)からグリップ(力点)までの距離を大きく取り、テコの原理を応用しています。グリップも良いので長時間の選定作業でも疲れにくいのが特徴です。一度使うと手放せません。

        アルス クラフトチョキ ‎EG-330H

        ・刃長:40mm
        ・切断目安:生木6mmまで
        ・材質:高炭素刃物鋼(ハードクローム仕上げ)、PP
        ・重量:50g
        ・カラー:ホワイト、イエロー、ピンク、グリーン、パープル、ブラック


        園芸バサミに関してはこちらの記事もチェック!

        肥料

        肥料は、チッソ(N)・リン酸(P)・カリ(K)の三要素でできており、「元肥」「置き肥」「液肥」の三つに分けられます。元肥は植え付け時にあらかじめ用土に混ぜる肥料、置き肥は二カ月に一回ほど施す固形の肥料です。液肥は液体の肥料で、水で薄めて使います。
        肥料はハイポネックス社の液肥のほかにも、元肥の「マグァンプK」や、置き肥の「プロミック」などもおすすめです。

        ハイポネックス 液体肥料 原液 800ml

        ・容量:800ml
        ・成分:窒素全量6.00% (内アンモニア性窒素2.90%)硝酸性窒素1.05%、水溶性りん酸10.0%、水溶性加里5.0%、水溶性苦土0.05%、水溶性マンガン0.001%、水溶性ほう素0.005%


        肥料についてはこちらの記事もチェック!

        スコップ(移植ゴテ)

        スコップにもサイズがあり、庭を掘り返すなら土木工事用の大きなスコップ、通常の園芸用スコップや用土をたくさんすくう深型スコップ、寄せ植えなど細かな作業をするときに使う「移植ごて」という細身のスコップもあります。軽量なプラスチックのものや錆に強いステンレス製、鋼のものなど、ホームセンターや100円ショップでも販売していますよ。
        高儀 GREEN ART スコップは、グリーンのカラーがナチュラルなガーデンに良く合うので、見せる収納にしてもおしゃれです。スコップのほかに、深型スコップ、移植ごても同シリーズで販売していますよ。

        高儀 GREEN ART スコップ 100

        ・材質:ポリカーボネート樹脂
        ・重量:90g
        ・カラー:グリーン


        スコップに関してはこちらの記事もチェック!

        ジョウロ

        ジョウロも100円ショップで販売していますが、ガーデニングで使うには小さすぎます。容量が5L前後のものが使い勝手がいいでしょう。じょうろは液肥や活力剤をやるときにも活躍します。除草剤に使用する場合は、水やり用とは別のじょうろを用意してくださいね。ガーデニングスペースが増えてきたら、巻き取りホースリールのシャワーで水やりするほうが楽になります。
        ロイヤルガーデナーズクラブシリーズのじょうろは、ふた付なので移動中も水の跳ね返りがありません。色や形がイングリッシュガーデンのイメージに良く合いおしゃれで高級感があります。

        ロイヤルガーデナーズクラブシリーズ じょうろ G92214

        ・重量:800g
        ・容量:6L
        ・材質:ポリプロピレン他
        ・カラー:グリーン、ブラウン


        ジョウロに関してはこちらの記事もチェック!

        園芸グローブ

        園芸用グローブは、リーズナブルなものから一万円ほどするものまで様々です。普段の庭作業用なら、ホームセンターなどでも販売されている「背抜き手袋」や「防水手袋」が便利ですが、バラなど棘のある植物の剪定をするときは、腕や服を傷つけないようロングタイプの専用のものを使用したほうが安全です。
        東和コーポレーション WEST COUNTYのロンググローブは、人工皮革製の手袋なので洗濯も可能。洗っても硬くなりにくい手袋で、本革のグローブより軽くて柔らかいのが特徴です。

        東和コーポレーション WEST COUNTY

        ・サイズ:XS、M、L、XL
        ・材質:フェイクレザー
        ・カラー:モス、ルビー

        鉢底石

        鉢底石は、用土を入れる前にプランターの底に入れて、排水性や通気性を高めるための園芸資材です。最近では、ネットに入ったものも市販されており、植え替えの時に鉢底石と土などが簡単に分別できます。きれいに洗えば繰り返し使えるのも便利ですね。
        「鉢底に入れる石」は、日本産の軽石を選別。ネットに0.5Lずつ入って小分けされているため、鉢のサイズに合わせて使用料を調整可能です。旧製品よりネットが丈夫になりました。

        鉢底に入れる石 0.5L×10個

        ・材質:軽石
        ・容量:0.5L×10袋
        ・重量:1.86kg
        ・肥料の有無:無


        鉢底石に関してはこちらの記事もチェック!

        地植え編|花の基本の育て方

        ボーダーガーデン
        出典:Pixabay
        地植え(庭植え)でガーデニングをする場合の、基本的な育て方を解説します。まずは、自宅の庭の日当たりや水はけなど、どんな条件なのか把握しておきます。季節や天候によっても違いますし、午前と午後でも違います。よく観察してから環境に合った草花を選びましょう。

        日当たり

        各家庭により条件は異なります。一日中、日当たりが良い場所、午前中だけ日が当たる場所なら一般的な植物はほとんど植え付け可能です。明るい日陰であれば、日陰を好む植物を使ってシェードガーデンにすると良いでしょう。しっとりとした大人の雰囲気になりますよ。

        水はけ

        土壌改良
        出典:写真AC
        植え付け場所が決まったら、大雨が降った後に観察してみましょう。いつまでも水たまりが引かないようなら水はけが悪い土壌なので、腐葉土や軽石などをすき込んで高畝にして排水性を良くします。それでもだめなら暗渠排水工事が必要かもしれないので、造園業者に相談しましょう。

        水やり

        地植えの場合は、降雨があるので、鉢植えほど頻繁にやらなくてもすぐ枯れることはありません。2~3日に一回(真夏や日照りの時は毎日)良く晴れた午前中に水やりをしましょう。庭木なら、一度根付いてしまえば水やりはほとんどいりません。定期的に雨が降れば、その水分だけで生長します。

        肥料

        地植えなら、大地にしっかり根が張るので、肥料はそこまでしなくても生長します。二週間に一回ほど水やり代わりに薄めた液肥を与えるといいでしょう。ただし、牡丹やバラなど肥料食いの植物は注意が必要です。元肥、花後のお礼肥、寒肥などをしっかり与えると花付きが良くなります。

        剪定

        剪定
        出典:写真AC
        摘心すると脇芽や花数が増えてボリュームが出る植物もあります。地植えで生長が著しく、大きくなりすぎてしまったら剪定でコンパクトにまとめます。込み合い過ぎて蒸れると病害虫の温床になるので、枝を透かしたり、枯れ花を摘んだりして風通しを良くしましょう。自然樹形の庭木は、休眠期の冬に間引き剪定を行います。

        夏越し

        高温多湿の日本では、夏越しも大きな課題です。昨今の温暖化により、昔は地域で育っていた植物でも、暑さに耐えられず育たないケースも出てきました。特定の草花が夏に枯れることが続いたら、もはや地植えは無理なのかもしれません。日陰に移動できる鉢植えで再チャレンジしてみましょう。

        冬越し

        霜が降りる地域では、株元に敷き藁などしてマルチングしましょう。草花の耐寒性を詳しく調べたければ「Hardiness Zone」というアメリカ農務省(USDA)の耐寒性の基準があります。「学名 zone」で検索すれば(ほぼ海外のサイトですが)何度までの寒さに耐えるか調べられますよ。

        プランター編|花の基本の育て方

        プランター栽培
        出典:Pixabay
        プランター(鉢)植えでガーデニングする場合の、基本的な育て方を解説します。プランターは、ベランダや舗装した玄関アプローチなど、土壌のない場所でも植物を育てられるメリットがあります。一方では、植物は限られた鉢内でしか生長できないので、人の手によるケアが必要です。

        日当たり

        プランター植えなら、日照のコントロールが自由自在にできます。植え付け直後は養生して日陰で管理し、春~初夏の成長期には日向の場所で育て、猛暑の直射日光を避けたければ風通しの良い日陰に退避し、冬は霜が当たらない軒下などで管理できます。

        水はけ

        プランターの限られた鉢内で、水はけが悪いと水が停滞し、草花は根腐れを起こしてしまいます。通気性を好むのか、水持ちを好むのかその草花の特徴に合った培養土を選び、鉢内の環境を整えましょう。市販の花と野菜の培養土を利用して、軽石を足したり、腐葉土やミズゴケを足したりして水はけを調整すると便利です。

        水やり

        水やり
        出典:写真AC
        プランターの置き場所によっては、屋外でも雨水が当たりにくい箇所もあるので、水やりは定期的に行います。2~3日に一回、鉢の表面が乾いたら、鉢底から水が流れるまでしっかりと水を与えましょう。そうすると鉢内の古い空気が押し出され、新鮮な空気に入れ替わり、根が生き生きと生長します。

        肥料

        プランター植えは、狭い鉢内の用土だけで生きねばならないので、人の手で栄養を補給します。培養土に元肥を適量混ぜ、肥沃な用土に植え付けます。その後、生長に合わせて、二カ月に一回、緩効性の置き肥を施し、二週間に一回ほど薄めた液肥を与えるといいでしょう。猛暑の時と厳寒時は、肥料をやるとかえって根を傷めてしまう場合があるので、やらないように注意しましょう。

        剪定

        鉢植えでは、地植えほど大きくなりませんが、上部が育ちすぎると強風などで転倒する可能性があります。バランスを見て剪定しましょう。宿根草が大きく育った場合は、大きな鉢に鉢増ししたほうがいいかもしれません。あまり鉢を大きくしたくない場合は、株分けを行いましょう。

        夏越し

        日陰
        出典:写真AC
        夏越しや冬越しはプランター植えの得意とするところです!暑い夏は、プランターを東側や北側の明るい日陰に移動すれば、直射日光で枯死する事故が防げます。さらに高山性や地中海性の耐暑性がない植物は、断熱鉢などを利用し、鉢を冷やす工夫をするといいでしょう。

        冬越し

        南国の花や常緑樹など、暖かい地方の植物を育てたい場合も鉢植えがおすすめです。先に記した「USDAの耐寒性ゾーン」を調べて、路地栽培が無理そうなら、簡易ハウスや加温ハウス、室内に取り込むなどの冬越し方法を模索します。室内に入れるならプランターや受け皿の見た目にもこだわりたいですね。

        初心者だからこそ!ガーデニングを自由に楽しんで

        ジョウロと花が咲き乱れるガーデン
        出典:写真AC
        初心者だからこそ、これから何を植えるのか、雰囲気をどうするのかも自由!ガーデニングに慣れてきたら、収穫したハーブを料理に取り入れたり、ドライフラワーを作ってみたりするのも楽しいですし、緑と触れ合う庭づくりの時間は、きっとあなたを癒やしてくれるはずですよ。

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