-
- AGRI PICK 編集部
AGRI PICKの運営・編集スタッフ。農業者や家庭菜園・ガーデニングを楽しむ方に向けて、栽培のコツや便利な農作業グッズなどのお役立ち情報を配信しています。これから農業を始めたい・学びたい方に向けた、栽培の基礎知識や、農業の求人・就農に関する情報も。…続きを読む
さわやかなブルーが一面に広がるネモフィラ
国営ひたち海浜公園ホームページ「春のフラワーカレンダー」
花壇やハンギングバスケットに
花壇はもちろんプランターや鉢植え、ハンギングバスケットの縁に植えると、枝先が垂れるように咲きます。とても花付きが良く、鉢の中であふれんばかりに開花する様子は見事です!グランドカバーに
細かく枝分かれしてよく茂るネモフィラは、1株で20cmほどの範囲に広がるので、グランドカバーにも最適です。ただし、踏み付けには弱いので、人が歩かないところに植えましょう。代表的なネモフィラの品種
インシグニスブルー
マキュラータ
ネモフィラの花言葉
ネモフィラの花言葉は、「可憐」「あなたを許す」「どこでも成功」などです。ネモフィラの育て方|地植えやプランターなど
栽培カレンダー
温暖な地域では9月下旬~10月上旬に種まきしますが、寒冷地では春まきにしましょう。1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
種まき | ● | ● | ||||||||||
植え付け | ● | ● | ||||||||||
肥料(プランター・鉢植えの場合) | ● | ● | ||||||||||
開花 | ● | ● |
土作り
ネモフィラは酸性土を嫌います。苦土石灰を1平方メートル当たり100g、堆肥、腐葉土などの有機物を2~3kg、元肥として化成肥料100gを施し、冬の間によく耕しておきましょう。種まき
発芽適温は18~20℃です。ネモフィラの根は枝分かれしにくく、まっすぐ地中深く伸びていく「直根性」です。太い根を傷つけてしまうとダメージを受けやすく、移植は苦手。そのため、咲かせたい場所の土に直接、パラパラと種をまきしましょう。また、ネモフィラの種は嫌光性なので、厚み1cmくらいの土をかぶせて、種に光が当たらないようにしてください。育苗
発芽するまで、乾かさないよう注意して管理します。本葉が3~4枚になったら、15~20cmくらいの間隔になるように、元気な芽以外を間引きましょう。越冬
苗の選び方
ネモフィラの苗は、お正月を過ぎたころから4月ごろまで売られています。葉の緑色がみずみずしく、徒長しておらず、茎がしっかりとしている苗を選びましょう。株が大きく生長してからの移植は苦手なので、若い苗を選ぶようにしてください。植え付け
場所・日当たり
肥料分が少なめで、乾燥気味の土壌を好みます。日当たりと風通しの良さも大切です。水やり
肥料
地植えの場合は、元肥だけでよく育ちます。むしろ肥料分(とくにチッ素)が多過ぎると、花付きが悪くなる・徒長する・軟弱になる、などの影響が出ます。過剰に与えないように注意しましょう。鉢植えやプランターでは、生育の様子を見て液肥などを与えましょう。病気
灰色かび病、ボトリチス病などが発生します。肥料が多過ぎる、風通しや水はけが悪いといったことが、病気に繋がりやすいので注意しましょう。灰色かび病の防除や対策方法については、この記事をチェック!
害虫
春になると、アブラムシが発生しやすくなります。見つけ次第、駆除しましょう。アブラムシの退治方法はこちら!
ネモフィラの花が終わったら
ネモフィラは一年草なので、花が枯れた後、葉や株をそのままにしていても花が咲くことはありません。次の植物を植え付けるためにも、最後は株ごと抜き取りましょう。