- MitsuyaNao
埼玉県の山奥で、約1反のブルーベリー畑を管理しています。ハイブッシュとラビットアイを約20品種栽培中。野菜、花、ハーブなども育てています。AGRI PICKでは、家庭菜園や園芸の初心者に向けた記事を中心に担当。他メディアでも多数執筆中。…続きを読む
さわやかなブルーが一面に広がるネモフィラ
北アメリカ原産のネモフィラは、4~5月に開花する一年草です。和名は瑠璃唐草(るりからくさ)といいます。茨城県ひたちなか市の「国営ひたち海浜公園」は、国内有数の大規模なネモフィラ畑があるスポットとして有名で、県外からも多くの観光客が訪れるほど人気です。涼しげなブルーの花はとても美しく、見るものを夢見心地にさせてくれますよ。国営ひたち海浜公園ホームページ「春のフラワーカレンダー」
花壇やハンギングバスケットに
花壇はもちろんプランターや鉢植え、ハンギングバスケットの縁に植えると、枝先が垂れるように咲きます。とても花付きが良く、鉢の中であふれんばかりに開花する様子は見事です!グランドカバーに
細かく枝分かれしてよく茂るネモフィラは、1株で20cmほどの範囲に広がるので、グランドカバーにも最適です。ただし、踏み付けには弱いので、人が歩かないところに植えましょう。代表的なネモフィラの品種
インシグニスブルー
マキュラータ
ネモフィラの花言葉
ネモフィラの花言葉は、「可憐」「あなたを許す」「どこでも成功」などです。ネモフィラの育て方|地植えやプランターなど
ネモフィラの生育適温は5~20℃くらいで、過湿に注意して育てるのがポイント!暑さに弱く涼しい気候を好みますが、極端な寒さには耐えられないため、冬の間は防寒を行いましょう。地植えでは定植後の肥料を与えず、放任でもよく育ちます。プランターや鉢植えの場合は、様子を見ながら追肥してください。栽培カレンダー
温暖な地域では9月下旬~10月上旬に種まきしますが、寒冷地では春まきにしましょう。1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
種まき | ● | ● | ||||||||||
植え付け | ● | ● | ||||||||||
肥料(プランター・鉢植えの場合) | ● | ● | ||||||||||
開花 | ● | ● |
土作り
ネモフィラは酸性土を嫌います。苦土石灰を1平方メートル当たり100g、堆肥、腐葉土などの有機物を2~3kg、元肥として化成肥料100gを施し、冬の間によく耕しておきましょう。種まき
発芽適温は18~20℃です。ネモフィラの根は枝分かれしにくく、まっすぐ地中深く伸びていく「直根性」です。太い根を傷つけてしまうとダメージを受けやすく、移植は苦手。そのため、咲かせたい場所の土に直接、パラパラと種をまきしましょう。また、ネモフィラの種は嫌光性なので、厚み1cmくらいの土をかぶせて、種に光が当たらないようにしてください。育苗
発芽するまで、乾かさないよう注意して管理します。本葉が3~4枚になったら、15~20cmくらいの間隔になるように、元気な芽以外を間引きましょう。越冬
ネモフィラが耐えられる寒さは、-3℃程度まで。とはいえ、暖房のある室内に入れたままにしておくと徒長してしまいます。過保護にしないほうが、枝数の多いしっかりした株に育つため、夜間だけ凍らないよう覆いをする程度の、軽い防寒にとどめるのがおすすめです。
苗の選び方
ネモフィラの苗は、お正月を過ぎたころから4月ごろまで売られています。葉の緑色がみずみずしく、徒長しておらず、茎がしっかりとしている苗を選びましょう。株が大きく生長してからの移植は苦手なので、若い苗を選ぶようにしてください。植え付け
直まきしなかった場合や、購入した苗を使って育てる場合は、育苗容器の底まで根が回ったら植え替えます。移植が苦手な植物なので、苗が若いうちに、急激な環境変化を避けて行ってください。時期は3月下旬ごろがベスト。植え付けの間隔は15~20cm程度です。プランターや鉢植えの場合は過湿になりやすいため、水はけの良い土作りを心がけてくださいね。場所・日当たり
肥料分が少なめで、乾燥気味の土壌を好みます。日当たりと風通しの良さも大切です。水やり
用土が乾いたらたっぷりと水をあげましょう。ただし、株元に水が溜まると株が軟弱になったり、根腐れを起こしやすいので、過湿にならないように管理しましょう。肥料
地植えの場合は、元肥だけでよく育ちます。むしろ肥料分(とくにチッ素)が多過ぎると、花付きが悪くなる・徒長する・軟弱になる、などの影響が出ます。過剰に与えないように注意しましょう。鉢植えやプランターでは、生育の様子を見て液肥などを与えましょう。病気
灰色かび病、ボトリチス病などが発生します。肥料が多過ぎる、風通しや水はけが悪いといったことが、病気に繋がりやすいので注意しましょう。灰色かび病の防除や対策方法については、この記事をチェック!
害虫
春になると、アブラムシが発生しやすくなります。見つけ次第、駆除しましょう。アブラムシの退治方法はこちら!
ネモフィラの花が終わったら
ネモフィラの花が完全に枯れる5~6月ごろ、2mmくらいの種を採ります。湿気の少ない場所で貯蔵しておけば、また次の秋に種まきできますよ。ネモフィラは一年草なので、花が枯れた後、葉や株をそのままにしていても花が咲くことはありません。次の植物を植え付けるためにも、最後は株ごと抜き取りましょう。