花の女王バラの種類から選び方のコツ、新鮮な楽しみ方まで魅力に迫る!【Garden Story連携企画】

ガーデニング・植物の魅力や、花・緑にまつわる暮らしの楽しみを紹介している「Garden Story」との連携企画!今月は花の中の女王と呼ばれるバラの魅力に迫ります。5月から6月にかけて見頃を迎えるバラには、4万ともいわれる種類があります。その中からあなたにぴったりの花を選ぶためのヒントや咲いた花の楽しみ方、バラに秘められたパワーなど魅力をたっぷりご紹介します。


木立性のバラ

提供:Garden Story

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美しい花の写真が満載のGarden StoryとAGRI PICKとの連携企画!今月は、花の女王「バラ」をピックアップ。バリエーション豊かな花の中から、初心者でも育てやすい品種や選び方、楽しみ方など、バラの魅力をお伝えします。

バラの品種は4万種以上!

いろいろなバラ
提供:Garden Story
バラはその美しい花と豊かな香りで古くから多くの人々を魅了してきました。原種といわれる野生のバラから、人が交配して育種した園芸品種まで、登録されているだけでも実に4万種以上あります。その違いは色や形、香りの種類、トゲの有無、花びらも5枚のものから一輪で100枚以上の多くの花弁を持つものまで、実に個性豊かなバリエーションがあります。バラには選ぶときに必ず押さえておきたい2つの特徴があります。

バラを選ぶ際のポイント1. 樹形

まずはバラの樹形です。バラには大きく分けて次の3つの樹形があります。庭の広さや場所に応じて適したタイプを選びましょう。

つるバラ

つるバラ
提供:Garden Story
クライミングローズとも呼ばれます。枝がしなやかでよく伸びるタイプのものです。一般的に2m以上に伸びる種類を指します。「つる」といっても、アサガオやツタなどのように勝手に支柱に絡まって伸びたり、壁に這い上がったりという性質はなく、自立もしません。ですから、壁やフェンス、アーチなどの構造物があることが前提になり、長く伸びた枝を人が留め付けることで、美しい風景をつくることができます。この作業を「誘引」といいます。

中には枝が10m近く伸びるものもあるため、スペースを考慮し、剪定や誘引の労力も考えて選ぶ必要があります。大きくなるものであっても、株元のスペースは40〜50cm四方で済み、空間を使って立体的に仕立てられるため、必ずしも広い庭だけに適するというわけではありません。むしろ小さな庭でも窓辺などに上手に誘引すれば、省スペースで花いっぱいの風景を描くことができる種類です。

木立ち性

木立性のバラ
提供:Garden Story
ブッシュローズとも呼ばれます。構造物などがなくても、枝が自立して咲きます。庭植えはもちろん、花壇や鉢植えなどにも向いています。樹高30cmほどのミニバラから150cm以上の大型になるものまであります。樹高だけでなく、生育した際の横幅の大きさ(株張り)も、大きく張り出すものからほっそりスマート型まであるので、植える場所のスペースに応じて選ぶとよいでしょう。

半つる性

半ツル性のバラ
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シュラブローズとも呼ばれます。つる性と木立ち性の中間くらいのイメージ。木立性よりは枝がしなやかで2m近く伸びますが、つるバラほどは伸びません。小さな庭で「小型のつるバラ」として重宝します。庭の入り口などに設置する幅1m前後のアーチを彩るには、つるバラよりもむしろ半つる性の方が、初心者でも扱いやすくおすすめです。

バラを選ぶ際のポイント2. 開花周期

庭に咲くピンクのバラ
出典:写真AC
バラの見ごろは主に5〜6月の春ですが、それ以外の季節にも咲くものがあり、次の3つのタイプに分けられています。

一季咲き性

一年のうち5〜6月にのみ花を咲かせます。

四季咲き性

四季を通じ、繰り返し花を咲かせます。

返り咲き性

季節や条件によって繰り返し花を咲かせます。

それぞれに、よい点がある一方で、栽培の労力の点でも差があります。詳しくは以下をご参照ください。

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愛着がわくバラの選び方

ウィリアム・シェイクスピア2000
提供:Garden Story
上記はバラを栽培するうえで押さえておきたい性質ですが、個性豊かなバラはもっと個人的な動機付けで選ぶこともできます。その一つがバラの名前。バラの名前には神話や文学作品、著名人にちなむものも少なくありません。例えば「ウィリアム・シェイクスピア2000」というドラマチックな赤色のバラ。シェークスピアは言わずと知れた英国の劇作家ですが、バラの中には「オフォーリア」や「スイート・ジュリエット」など、その劇中の登場人物名を冠したものも。名前の響きやその背景にある物語から選ぶのも楽しいですよ。

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花色ごとに花言葉が違うバラの花

さまざまな色のバラ
提供:Garden Story
もう一つ、花言葉でバラを選んでみるのもおすすめです。バラにはたくさんの花色がありますが、色ごとに花言葉の意味が異なります。

赤いバラ

「愛情」「恋」「美」「あなたを愛しています」「強烈な恋」など、愛や恋の感情を表します。プロポーズのシーンにもしばしば用いられますね。

ピンクのバラ

「かわいい人」「上品」「美しい少女」「しとやか」「幸福」など、可憐な姿にぴったりな花言葉です。フランスやドイツ、イタリアでは「ローズ」「ローザ」はそのまま「ピンク色」を指す言葉で、まさにバラ色といえばこの色。

白色のバラ

「純潔」「清純」「心からの尊敬」「相思相愛」「私はあなたにふさわしい」などが花言葉。花嫁のブーケに選ばれることも多い白バラですが、花言葉も結婚式のシーンにぴったりです。

黄色のバラ

「友情」「献身」「平和」といったポジティブワードの一方、「嫉妬」や「薄らぐ愛」などネガティブな意味も。西洋と東洋で、黄色という色自体が正反対の捉え方をされていることが影響しているようです。都合よく解釈するのがおすすめですが、イエローローズが美しいことは間違いありません。

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バラ苗の買い方

ピンク色のバラ
提供:Garden Story
まずはバラを入手することがバラ栽培の第一歩です。同じ品種でもバラの苗には「新苗」「大苗」「鉢植え苗」の3タイプがあり、それぞれ販売時期、価格、購入後の管理の仕方が異なります。

苗のタイプ

新苗

圃場で接木して1年ほど育てた小さい苗で、春に販売されます。価格は低めに設定されていますが、生長するまでに時間がかかります。いきなり庭植えするより、一度鉢植えにしてから秋以降に地植えにした方がよいでしょう。

大苗

圃場で接木して数年育てた大きい苗。圃場から掘り上げて、秋に販売されます。苗がすでに大きく充実しており、すぐに地植えにできます。新苗よりは価格が高めですが、初心者でも失敗が少ないです。

鉢植え苗

大苗を鉢に植え付けて育てた苗です。6号鉢(直径18cm)に入った苗で、すでに大きく充実しており、すぐに地植えにできます。通年販売しており新苗よりは価格が高めですが、初心者でも失敗が少ないです。

苗の植え替え

苗を入手したら、植え替えます。苗が入っている鉢は、運搬用の小さなサイズのことが多く、そのままでは順調に生育しないため、地植えにするか、2回りほど大きな鉢に植え替えましょう。

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バラの香りは育てた人の特権

花びらの多いピンク色のバラ
提供:Garden Story
実は、切り花のバラには、香りの強いものはそう多くありません。それは芳香成分が多く含まれるバラは花びらが傷みやすく、流通が難しいためです。本来、バラの中には人々を魅了してやまない甘く官能的な香りを持つものが少なくありません。

実際、バラの精油は香水の原料として世界中で高値で取引きされ、名だたるメゾンの香水にも用いられています。さらに、近年ではバラにはその香りを嗅ぐと、幸福感をもたらしてくれるホルモンの一種「オキシトシン」を分泌させるという研究データも。香りの濃いバラを以下で詳しくご紹介しています。

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バラは食べてもおいしい!



バラで作ったジャム
提供:Garden Story
バラの花は眺めたり、香りを楽しんだりするだけでなく、食べてもおいしいのです。無農薬で栽培したバラなら、花びらを摘んでジャムをつくることができます。おいしさのポイントはどんな花を使うか。香り豊かで、花弁数が多く、色の濃い品種を選ぶと、鮮やかで美しいバラジャムが完成します。詳しい作り方は以下をご参照ください。

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バラには奥深い魅力が

数種類のバラの咲く庭
出典:写真AC
バラにはたくさんの種類があり、育てればその奥深い魅力にハマっていくこと間違いありません。まずはお気に入りの1品種を探すところから始めてみませんか?

「Garden Story」には、日々を彩る花や植物の育て方、初心者から通まで楽しめるガーデニング情報がたくさん掲載されています。ぜひそちらもチェックしてみてくださいね。
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