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- AGRI PICK 編集部
AGRI PICKの運営・編集スタッフ。農業者や家庭菜園・ガーデニングを楽しむ方に向けて、栽培のコツや便利な農作業グッズなどのお役立ち情報を配信しています。これから農業を始めたい・学びたい方に向けた、栽培の基礎知識や、農業の求人・就農に関する情報も。…続きを読む
ダイコンの種まきや間引き方法を動画付きで詳しく見る
ダイコンに追肥は必要ない?与え過ぎたり不足し過ぎたりに注意!
品種や育てる時期にもよりますが、ダイコンが順調に生育しているようなら追肥は控え、緩効性の元肥だけでもOKです。一つだけ注意したいのは、ダイコンの内部が白色のスポンジ状になる「す入り」という生理障害です。この原因は、ダイコンの収穫遅れのほかに 生育後期に養分供給が不足したときや、高温時の多過ぎる養分状態でも発生するので注意しましょう。ダイコンの栽培時期と肥料が必要なタイミング
ダイコンの肥料が必要な時期は、種まき前の土づくりのときと最終間引きをした後の追肥。春まきは3〜4月の種まき前と5〜6月の収穫前の最終間引き後、秋まきは9〜10月の種まき前と気温が下がってきてダイコンの白い肩が見え始めたら、冬まきは12月の種まきの前と翌年の収穫前2月ごろです。ダイコンの栽培時期
・種まき:春まき/3~4月、秋まき/9~10月、冬まき/12月・収穫:春まき/5~6月、秋まき/11~翌2月、冬まき/4月
ダイコンの「元肥」におすすめの肥料
畑(露地栽培)や庭でダイコンを栽培する場合、まずは元肥を土に混ぜておきます。土作りはどの野菜も一緒ですが、有機物が豊富に含まれ、それを分解する微生物がいっぱい活動しているふかふかの土が理想です。また、ダイコンは土中に石や土の塊などの異物があると、又根になったり生長が悪くなります。肥料を混ぜ込む前に土はよく耕し、ふるいなどを使って異物を取り除くようにしましょう。
ダイコンを畑や地植えで育てる場合の元肥
栽培前に十分な深さまで耕し、以下の元肥を混ぜ合わせておきます。排水性と保水性の良い土壌にしておけば、収穫まで栄養分が持続することもあり、その場合は追肥は必要ありません。1平方メートルの畑の土に対して、混ぜ込む肥料
・ぼかし:200〜300g
・草木灰:100g
ダイコン栽培に必要な元肥やふるいの関連記事はこちら!
ダイコンをプランターで育てる場合
一般的な野菜用培養土をプランターに入れるだけ!元肥がバランス良く入っているため、手軽に栽培をスタートできます。プランターでのダイコン栽培におすすめの培養土
ダイコンへの肥料の与え方は2通り!「追肥」の最適なタイミング・量・やり方
元肥をしっかり施した場合や順調に根が育っているようであれば、収穫まで肥料を与えなくてもOK!追肥は、それぞれの肥料の使用方法を確認して、 「置肥」または「側条施肥」の どちらか適した方法で与えましょう。ダイコンへ追肥を与える時期
最終間引きをおこなったタイミング、またはダイコンの白い肩が土から出始めるころに、肥料を与えて生育を高めていきます。肥料を与えるときの注意点
不完全な堆肥や化学肥料が直接ダイコンの根に触れると、岐根になりやすくなります。与える肥料や施す位置には注意しましょう。ダイコン栽培におすすめの肥料
油かすなど肥料の関連記事はこちら
1. 置肥(おきごえ)のやり方|ダイコンの株と株の間にまく
ダイコンの株間に、肥料を一握りパラパラと置くようにしてまきます。プランター栽培の場合も置肥にします。ダイコンの株元に肥料がかからないように、プランターの縁を1周するように油かすを一握り程度まきましょう。2. 側条施肥(そくじょうせひ)のやり方|ダイコンの条間にまく
ダイコンをすじまきにして複数の条で育てている場合、条と条の間に溝をつくって、すじ状に肥料を施します。初心者にもわかりやすい!ダイコンへの肥料・追肥のやり方を動画でチェック
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