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ラディッシュってこんな野菜!名前の由来から食べ方まで
ラディッシュの見た目は赤かぶのようですが、実はれっきとした大根の仲間です。別名を「二十日大根」ともいいます。丸い形だけではなく細長い形や、白や黄色のものなど、個性豊かな品種が多いのも魅力的です。ラディッシュ・二十日大根の名前の由来って?
ラディッシュの語源は、「radix(ラディクス)=根」というラテン語から由来しているそう。二十日大根という名前は、種をまいてから約20日で収穫できることからきています。ラディッシュの栽培カレンダー
・種まき:3~5月、9~10月・収穫:4~6月、10~12月
生育適温と連作期間は?
生育適温:15~20℃連作障害:あり。1年は間をあけましょう。
ラディッシュのおすすめの食べ方
バーニャカウダで!切らずにそのままの形を生かす
ラディッシュは色も形も特徴的なので、ほかのフレッシュな野菜と盛り付けて、バーニャカウダで食べるのがおすすめです!水洗いして生のままか、軽くゆでて、皮も葉もまるごと食べましょう。ディップするソースは、本来のバーニャカウダソースももちろんおいしいですが、簡単にできる味噌マヨネーズなどでも十分に楽しめます。
サッポロビール株式会社「バーニャカウダ」
ピンク色のピクルスに
ラディッシュをピクルスにすると、中までピンク色にきれいに染まり、さっぱりたくさん食べられます。本格的なピクルス液を作らなくても、シンプルに酢と砂糖だけでもできますよ。cookpad「自家栽培ラディッシュでピクルス」
お祝いメニューやお弁当にも!ラディッシュの飾り切りの作り方
失敗なし!ラディッシュを上手に育てる2つのコツ
ラディッシュは発芽しやすく育てやすい野菜ですが、2つの栽培のコツを意識するだけで、さらにきれいでおいしいラディッシュができます!1. 害虫対策は万全に!
芽が出てからの生育中は害虫が付きやすく、春先は特にアブラムシやアオムシの食害に遭いやすいです。種まき直後に防虫ネットをかけて、侵入を防ぎましょう。また見つけたらすぐに捕殺してください。このほか、ラディッシュにはヨトウガによる被害も多く見られます。葉を食害するヨトウガの幼虫(ヨトウムシ)は、日中株元の土中に潜って隠れており、夜間に活動するため見つけにくい厄介な害虫です。放置すると株全体が食害されてしまうこともあり、早めの対策が必要になります。
防虫ネットに関する記事はこちら!
アブラムシやアオムシなどの詳しい害虫対策はこちらの記事で!
2. 土の塊は崩しておく
畑で栽培する場合、土の塊や小石があると形がゆがむ原因になります。土の塊ならよく耕しておくことが大切です。石が混じっている場合は、取り除きましょう。プランターでも手軽にできる!ラディッシュの育て方
ラディッシュは、プランターでも地植えでも育てられます。色や形などさまざまな品種がありますが、どれもほとんど同じ栽培方法でできますよ。種を準備しよう!おすすめのラディッシュの品種
5色のラディッシュを一度に!「カラフルファイブ」
赤・白・紫・ピンク・薄桃紫色と5種類のラディッシュが、1つのパッケージにミックスされています。収穫の時にどの色が出てくるか楽しみですね!まんまるで真っ赤「レッドチャイム」
表面がきれいな赤色で、形もまんまるなラディッシュ。そろいが良く、洗っても色落ちしません。甘さと程よい苦味のバランスが抜群で、とてもおいしい!Step1. 用意するもの
土作りや栽培に必要な道具を用意しましょう。Step2. 土を準備する
プランター栽培の場合
1. プランターは幅65cm、奥行き20cm、深さ20cm以上の物を準備しましょう。2. 根腐れを防止するため、鉢底石を底に敷き、野菜用培養土を縁から2cm下の高さまで入れます。
畑や地植え栽培の場合
1. 種まきの2週間前までに、1平方メートルあたり200gの苦土石灰をまき、土に混ぜ込みます。2. 種まきの1週間前までに、1平方メートルあたり100gの化成肥料をまき、土に混ぜ込みます。
3. 高さ10~15cm、畝幅60cmの畝を作成しましょう。
Step3. 種まき
1. 長細い棒や板を使って、深さ1cmのまき溝を2つ作りましょう。プランターも地植えも同様です。2. 溝と溝の間隔は10~15cmにします。
3. まき溝に1cm間隔で種をまき、種が隠れるくらいに土をかけて軽く鎮圧します。
4. 水をたっぷり与えましょう。
水やりの量に注意!
種まきしてからの水やりは、必ず表面の土が乾燥しているか確認してから行いましょう。プランターの下部に水が溜まってしまったり、畑の土が常に湿っている状態になると、根が下に伸びなくなってしまいます。
Step4. 間引き
1. 本葉が1枚出て触れ合うようになったら生育が悪い芽を間引きし、2cm間隔になるようにします。2. 1回目の間引き後は、株元の土を寄せます。本葉まで埋めないようにしましょう。
3. 本葉が4枚になったら、3cm間隔になるように2回目の間引きをします。株元を押さえながら抜き取ります。間引きした葉は、ベビーリーフとしてサラダなどで食べられますよ!
4. 2回目の間引き後も、株元の土を寄せます。
5. 高さ15cmほどになったころ、4cm間隔になるように3回目の間引きをします。
追肥のタイミング
土作りのときに肥料がしっかり混ぜ込まれていれば、追肥は必要ないですが、もし生長に不安があれば、本葉が2~3枚のタイミングで、1度だけ追肥を行いましょう!株にあたらない位置に溝を作り、その中に化成肥料を約10gパラパラとまいてから、土に軽く混ぜ込みます。