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暖かい季節は元気だった観葉植物が、冬になったら急に弱ってしまった…そんなことはありませんか?それはきっと、その植物が寒さに弱い種類だからかもしれません。「寒い時期でも観葉植物を楽しみたい!」という人は、寒さに強い性質のものを選ぶのがおすすめです。
そこで今回は、冬の寒さにも負けない、耐乾性のある観葉植物をたっぷり紹介します!おすすめの種類をピックアップしてくれたのは、観葉植物のプロ・白田仁さん。トイレなど暗い場所にも置ける種類も教えてもらいました!
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寒さに強い観葉植物とは?
出典:写真AC
耐寒性が強いかどうかは、観葉植物の原産地や自生している場所の気候が大きく影響します。例えば、砂漠地帯では日中の気温は50℃を超えるような暑さになりますが、夜間になると氷点下の寒さになることも珍しくありません。そのような場所で自生している植物は、おのずと耐寒性が強くなるのです。
また、古くから日本や欧米へ導入されて、品種改良が進んだ種類などは、温帯気候に順応して耐寒性が上がることもあるようです。そのほかにも、自生地と異なる気候へ順応する能力は種類ごとに大きな差があります。
植物は見た目だけでは、耐寒性の強さは分からないため、まずは原産地や自生地などを確認し、どのような気候を好むのかを知っておくのが重要になります。購入するときは、植物の出身地をお店の人に聞いてみるのも良いですね。
冬越しする際の注意点|水やり・置き場所など
出典:写真AC
耐寒性がある植物でも、元気に冬越しさせてあげるためには少々注意を払う必要があります。ここでは、冬場の管理方法で気をつけたいポイントを紹介します。
水やりは控えめに
冬は乾かし気味に管理することで、観葉植物の耐寒性が上がります。
また、気温が低い冬は鉢土も乾きにくくなり、ひんぱんに水やりすると過湿気味になってしまうため注意しましょう。土が常にジメジメしている状態が続くと、根腐れを起こして枯れてしまいます。
昼間は日光を当てる
観葉植物として扱われている植物は、ほとんどが熱帯~亜熱帯、または砂漠地帯とその周辺が原産地になります。耐寒性があるとはいっても、基本的に日の光は大好きです。昼間はできるだけお日様に当ててあげましょう。
気温の差に注意
日中は暖房でポカポカなのに、暖房が切れた夜間は極端に寒くなるなど、冬は室温の変化が大きくなりがち。極端な気温差が続くと、植物は弱ってしまいます。昼と夜とで20℃以上差が出るような環境にならないよう、管理場所には気をつけましょう。
【屋外(室外)向け】ベランダにも置ける!寒さに強い観葉植物10選
ここからは、寒さに強い観葉植物の種類を紹介していきます!まずは、零下近くの寒さまで耐えられる、屋外向けの観葉植物をピックアップしました。ベランダにグリーンを置きたいという人もぜひ参考にしてみてくださいね。
1. クンシラン(君子蘭)
画像提供:白田仁
クンシラン(君子蘭)が耐えうる最低気温の目安 | 5℃ |
クンシラン(君子蘭)の原産地 | 南アフリカ・ナタール地方 |
美しい花はもちろん、観賞価値の高い葉姿も魅力の「クンシラン(君子蘭)」。葉の形は幅の広いものや剣型などがあり、種類によっては華やかな斑(ふ)入りの葉を楽しめるものも。そんなクンシランは、2ヶ月間以上は10℃以下の低温にさらさないと、花芽が上がらなかったり、花茎が低い状態で開花したりします。冬の間は5℃くらいまでの低温にさらされるまで室外管理することが重要です。
クンシラン(君子蘭)の種類と育て方についてはこちらの記事で!
2. ヘデラ・ヘリックス(イングリッシュアイビー)
画像提供:白田仁
ヘデラ・ヘリックスが耐えうる最低気温の目安 | 0℃ |
ヘデラ・ヘリックスの原産地 | 北アフリカ、ヨーロッパ、アジア |
「イングリッシュアイビー」という通称でも知られる、つる性植物「ヘデラ・ヘリックス」。性質はとても丈夫で、屋外での越冬もできる優れた耐寒性があります。ハンギングにしたり、グランドカバーにしたりと幅広い楽しみ方ができる植物です。
ヘデラ・ヘリックスの種類と育て方についてはこちらの記事で!
3. トックリラン
画像提供:白田仁
トックリランが耐えうる最低気温の目安 | 1℃ |
トックリランの原産地 | 北アメリカ南西部~中米 |
「トックリラン」は、まるで徳利のように根元(基部)がぷっくりと膨らむ、ユニークな観葉植物。この膨らんだ部分に水を溜めるため、乾燥にも強い性質を持っています。寒さに強い植物ですが、耐暑性にも優れるため、年間を通して屋外管理でOK!日照不足では独特のぷっくりとした根元にならないため、たっぷり日に当ててあげましょう。
4. ユッカ
画像提供:白田仁
ユッカが耐えうる最低気温の目安 | 3℃ |
ユッカの原産地 | 北アメリカ大陸~中央アメリカ |
こちらのユッカも、耐寒性だけでなく、耐暑性もある非常にタフな観葉植物です。関東以南の温暖地域であれば、屋外で越冬することができ、夏の猛暑にも耐えます。耐陰性はありますが、お日様が大好きなので年間を通して明るい場所で管理すると元気に育ちます。
ユッカの種類と育て方についてはこちらの記事で!
5. パーセノシッサス(シュガーバイン)
画像提供:白田仁
パーセノシッサス(シュガーバイン)が耐えうる最低気温の目安 | 3℃ |
パーセノシッサス(シュガーバイン)の原産地 | 世界の熱帯~温帯 |
つる性の植物で、ふんわりと茂る様が楽しめる「パーセノシッサス」。画像は、園芸店などでよく見かける「シュガーバイン」です。手の平を広げたようなかわいらしい葉が特徴で、パーセノシッサスの中でも特に人気がある品種です。寒さにはとても強いのですが、夏の高温は苦手で根腐れを起こしやすいため、注意が必要。
パーセノシッサス(シュガーバイン)の種類と育て方についてはこちらの記事で!
6. シュロチク
画像提供:白田仁
シュロチクが耐えうる最低気温の目安 | 3℃ |
シュロチクの原産地 | 中国南部 |
民家の軒先でもよく見かけるように、「シュロチク」は屋外でも元気に育つ観葉植物です。耐寒性のみならず、耐陰性にも優れるため育てやすく、古くから園芸家に愛好されてきました。樹木がうっそうと茂るジャングルで自生する植物のため、直射日光に長時間当たると葉が劣化したり変色することも。枯れることはありませんが、美観を重視するのであれば注意しましょう。
シュロチクの種類と育て方についてはこちらの記事で!
7. シェフレラ・アルボリコラ・ホンコン(ホンコンカポック)
画像提供:白田仁
シェフレラ・アルボリコラ・ホンコンが耐えうる最低気温の目安 | 3℃ |
シェフレラ・アルボリコラ・ホンコンの原産地 | 世界の熱帯・温帯地方 |
メジャーな観葉植物のひとつである「シェフレラ」。とても強健で、育てやすいことから初心者にもおすすめのグリーンです。暑さにも強いため、年間を通して室外管理が可能。とくにこちらの「シェフレラ・アルボリコラ・ホンコン(ホンコンカポック)」は、非常に強い性質を持ち、屋外で雪をかぶってもへこたれないほどの耐寒性があります。画像はオレンジ色の実をたくさんつけた珍しい様子です。
シェフレラの種類と育て方についてはこちらの記事で!
8. オリズルラン
画像提供:白田仁
オリズルランが耐えうる最低気温の目安 | 3℃ |
オリズルランの原産地 | アフリカ、インドを中心とした熱帯地域 |
ランナー(匍匐茎)の先に、まるで折り紙細工のようなかわいらしい子株をつける「オリズルラン」。この株姿から、主に吊り鉢仕立てで販売されていることが多い観葉植物です。耐寒性が強いため、関東以南の温暖地域であれば屋外でも問題なく越冬できます。
9. ストレリチア
画像提供:白田仁
スチレリチアが耐えうる最低気温の目安 | 3℃ |
ストレリチアの原産地 | 南アフリカ |
南国の鳥を連想させる、色鮮やかな花を咲かせることから「ゴクラクチョウカ(極楽鳥花)」という和名を持つストレリチア。そのトロピカルなイメージ通り、暑さに強いのですが、実は耐寒性においてもかなり優秀な植物です。太い根に水分をためる性質があるため、乾燥にも良く耐えます。
ストレリチアの種類と育て方についてはこちらの記事で!
10. ソテツ(蘇鉄)
画像提供:白田仁
ソテツ(蘇鉄)が耐えうる最低気温の目安 | 0℃ |
ソテツ(蘇鉄)の原産地 | 日本(九州南部~沖縄)、中国南部、台湾 |
公園や道路脇などでもよく見かけるように、「ソテツ(蘇鉄)」は寒さ・暑さにとても強い丈夫な観葉植物。生長スピードは遅いため、定期的な剪定や植え替えなど、面倒な手間がほとんどいらないのも魅力です。ただし、南国の植物であるソテツは、日の光をたっぷり欲しがります。バランスの良い株に育てるためにも、日光がよく当たる場所で管理するようにしましょう。
ソテツ(蘇鉄)の種類と育て方についてはこちらの記事で!
【屋内(室内)向け】部屋で楽しむ!寒さに強い観葉植物8選
ここからは、室内で管理したほうがベターな、寒さに強い観葉植物を紹介します。耐寒気温の目安が、3~5℃となる種類をピックアップしました。
1. クワズイモ(アロカシア)
画像提供:白田仁
クワズイモ(アロカシア)が耐えうる最低気温の目安 | 5℃ |
クワズイモ(アロカシア)の原産地 | 東南アジア、太平洋諸島、インド南部、中国南部、日本南部 |
トロピカルムードたっぷりの葉姿で、人気の観葉植物「クワズイモ(アロカシア)」。生長すると2mほどの樹高に育つため、お部屋のシンボルツリーにもぴったり!品種によってはやや寒さに弱いものもありますが、日本でも自生している「クワズイモ(アロカシア・オドラ)」と「シマクワズイモ(アロカシア・ククラータ)」は耐寒性があり、5℃ほどの低温にも耐えることができます。乾燥は嫌うため、冬場はこまめに葉水を与えるのがおすすめ。
クワズイモ(アロカシア)の種類と育て方についてはこちらの記事で!
「葉水」のコツや方法はこちらで詳しく紹介しています!
2. フィカス・エラスティカ・アポロ(アポロゴムノキ)
画像提供:白田仁
フィカス・エラスティカ・アポロの耐えうる最低気温の目安 | 5℃ |
フィカス・エラスティカ・アポロの原産地 | 世界の熱帯地方 |
観葉植物の定番ともいえる「ゴムの木(フィカス)」。画像は、葉があまり大きくならない「フィカス・エラスティカ・アポロ」という品種で、和名を「アポロゴムノキ」といいます。ゴムの木(フィカス)は、寒さ・暑さに非常に強く、日陰でも耐える丈夫な植物なので、観葉植物の入門種としてもおすすめです。
ゴムの木(フィカス)の種類と育て方についてはこちらの記事で!
3. コルジリネ・ストリクタ・グローカル
画像提供:白田仁
コルジリネストリクタ・グローカルが耐えうる最低気温の目安 | 5℃ |
コルジリネ・ストリクタ・グローカルの原産地 | 中国南部、オーストラリア北部 |
品種が多い「コルジリネ」は、バリエーション豊かな葉姿を楽しめる観葉植物。耐寒性はありますが、葉の美しさを保つためには日当たりの良い場所で管理することが必要です。画像の品種は、シャープな葉が立ち上がるように生える「ストリクタ・グローカル」。人工的に曲げられた幹の様子も面白く、インテリアグリーンとして存在感を発揮します。
コルジリネの種類と育て方についてはこちらの記事で!
4. モンステラ
画像提供:白田仁
モンステラが耐えうる最低気温の目安 | 5℃ |
モンステラの原産地 | 熱帯アメリカ |
切れ込みの入った大きな葉が、エキゾチックな魅力を放つ「モンステラ」。おしゃれな観葉植物というと、このモンステラを思い浮かべる人も多いかもしれません。南国のイメージが強いモンステラですが、意外と寒さには強く、5℃程度の気温であれば問題なく冬を越すことができます。直射日光は葉焼けを起こすことがあるので避けたほうが良いですが、暗過ぎる場所もNG。明るい半日陰で管理するようにしましょう。
モンステラの種類と育て方についてはこちらの記事で!
5. フィロデンドロン・セローム
画像提供:白田仁
フィロデンドロン・セロームが耐えうる最低気温の目安 | 5℃ |
フィロデンドロン・セロームの原産地 | 熱帯アメリカ |
「フィロデンドロン」もモンステラと同じく、熱帯アメリカを原産とするエキゾチックプランツ。画像は「セローム」という品種で、切れ込みの入った大ぶりの葉が特徴です。フィロデンドロンは非常に種類が多く、つる性のものやカラフルな葉色のものなど見た目は多岐にわたります。また、品種によっては耐寒性の弱いものがありますが、「セローム」は大株になるほど耐寒性が強くなり、徐々に慣らせば屋外での越冬にも挑戦できます。ただし、霜が当たる場所は避けましょう。
フィロデンドロンの種類と育て方についてはこちらの記事で!
6. チャメドレア・セフリジー
画像提供:白田仁
チャメドレア・セフリジーが耐えうる最低気温の目安 | 5℃ |
チャメドレア・セフリジーの原産地 | 世界の熱帯~亜熱帯 |
「チャメドレア」は、インテリアグリーンとしてメジャーな「テーブルヤシ」と同じ属の植物です。性質もよく似ており、寒さ・暑さに強いため育てやすいのが魅力。画像の株は、チャメドレアの中でも細やかな葉が特徴の「セフリジー」という品種になります。直射日光で葉焼けを起こすことがあるため、レース越しなどの明るい半日陰が置き場所にはベストです。
7. フィカス・ルビギノーサ(フランスゴムノキ)
画像提供:白田仁
フィカス・ルビギノーサが耐えうる最低気温の目安 | 3℃ |
フィカス・ルビギノーサの原産地 | 世界の熱帯地方 |
「フランスゴムノキ」という和名でも知られる、「フィカス・ルビギノーサ」。ゴムの木の仲間の中でも特に寒さに強い品種です。どっしりとしたイメージが強いゴムの木ですが、こちらのルビギノーサは葉が細やかで繊細な雰囲気で、ナチュラルテイストのインテリアにもぴったり。十分に日光を当てることで、元気な株に育ちます。
ゴムの木(フィカス)の種類と育て方についてはこちらの記事で!
8. アガベ・アッテナータ
画像提供:白田仁
アガベ・アッテナータが耐えうる最低気温の目安 | 5℃ |
アガベ・アッテナータの原産地 | 北アメリカ南部、中央アメリカ、南アメリカ北部 |
アガベの中でも人気の品種「アッテナータ」は、マットな質感のシルバーリーフが特徴。この美しい葉を維持するためには、年間を通して室内の日当たりの良い場所で管理することが大切。寒さには強いですが、多肉植物であるため、鉢土の乾湿のメリハリを心がけ、冬期は水のやり過ぎに注意しましょう。
アガベの種類と育て方についてはこちらの記事で!
【日陰にも強い】耐寒性がある観葉植物3選|トイレや玄関内などに
最後に、トイレや玄関など日当たりが悪い場所にも置ける、耐陰性と耐寒性を兼ね備えた観葉植物を紹介します。
これらの植物は日陰でもよく耐えてくれますが、暗い場所に長期間置きっぱなしにするのは良くありません。植物なので、光合成をしないと枯れてしまいます。時々は日にしっかり当ててあげることを意識するようにしましょう。または、植物用のLEDライトを利用したり、2鉢用意して1週間ごとに交換したりするのもおすすめです。
1. フィロデンドロン・シルバーメタル
画像提供:白田仁
フィロデンドロン・シルバーメタルが耐えうる最低気温の目安 | 5℃ |
フィロデンドロン・シルバーメタルの原産地 | 熱帯アメリカ |
キラキラと輝く、メタリックな葉が美しい「フィロデンドロン・シルバーメタル」。この葉は、光を乱反射して増幅させるため、日の光が少ない環境でも育つという特徴があります。フィロデンドロン・シルバーメタルは、ほかの観葉植物のように光量不足で間延びした姿になることもなく、管理しやすいのも魅力。ただし、日陰に置いている場合、過湿気味になると株が弱って根腐れしてしまいます。水のやり過ぎには十分注意しましょう。
2. フィロデンドロン・オキシカルディウム
画像提供:白田仁
フィロデンドロン・オキシカルディウムが耐えうる最低気温の目安 | 5℃ |
フィロデンドロン・オキシカルディウムの原産地 | 熱帯アメリカ |
こちらも、フィロデンドロンの品種のひとつ「オキシカルディウム」。耐陰性は観葉植物の中で最も強いといえるレベルで、部屋の奥などに置いてもへこたれません。ただし、光量が少ない場所に長期間置いていると間延びした姿になったり、葉が小さくなったりするので要注意。定期的にたっぷりと日に当て、美しい姿を保ちましょう。
フィロデンドロンの種類と育て方についてはこちらの記事で!
3. シェフレラ・ホンコン・コンパクタ
画像提供:白田仁
シェフレラ・ホンコン・コンパクタが耐えうる最低気温の目安 | 3℃ |
シェフレラ・ホンコン・コンパクタの原産地 | 世界の熱帯~温帯地方 |
シェフレラといえば「シェフレラ・アルボリコラ・ホンコン(ホンコンカポック)」が有名ですが、こちらはそのアルボリコラ・ホンコンを品種改良した、小ぶりの葉が特徴の品種になります。性質は、アルボリコラ・ホンコン同様非常に丈夫で、耐陰性も優秀。小鉢で販売されていることが多いですが、生育が旺盛なため、コンパクトに収めるにはこまめな剪定が必要になります。
シェフレラの種類と育て方についてはこちらの記事で!
日陰に強い観葉植物の種類は、こちらの記事でたくさん紹介しています!
寒さに強い観葉植物は100均でも売っている?
出典:写真AC
100均ストアでも、観葉植物は販売されていますが、寒さに強いかどうかは種類をチェックすることが必要です。この記事でピックアップしたものを見つけたら、ぜひ育ててみてくださいね。ただし、100均で販売されている観葉植物は、まだ子株のものが多いため、寒さに耐える体力が十分ではありません。急に寒い環境にさらされると枯れてしまうこともあるため、徐々に低温に慣らすようにしましょう。
寒さに強い観葉植物に関するQ&A
出典:写真AC
ここでは、耐寒性のある観葉植物にまつわる質問にお答えします。インテリアグリーンのプロ・白田にお聞きしました。
北海道などの寒さが厳しい地域でも育てられる観葉植物は?
寒さの厳しいイメージがある北海道ですが、意外にも、冬の室内は低温になりづらくなっています。なぜなら、セントラルヒーティングや二重窓が普及しているうえ、住宅の作りも関東地方などよりもずっと機密性が高いためです。
しかも、観葉植物にとって東京の夏の高温は過酷ですが、北海道の夏は適温とも言えます。高温を好む多肉植物やサボテン類でない限り、北海道は観葉植物を育てやすい住環境が整っている地域と言えるでしょう。
ただし、注意が必要なのは、通信販売などで観葉植物を購入するときです。配送途中の寒さで、ダンボール箱の中であってもダメージを受ける場合があるので、冬季の購入は避けると良いでしょう。
寒さに弱い観葉植物を知りたい!
普及している種類の中では、「アロカシア(クワズイモ以外)」「クロトン」「アグラオネマ」「カラテア」「ディフェンバキア」「ネペンテス」「フィットニア」などでしょうか。
これらの植物を育てる際は、概ね10℃を下回らないように心がけてください。最低気温15℃を保てば、市販されているほとんどの種類がダメージなく越冬できるでしょう。
暑さに強い観葉植物の種類は、こちらの記事をチェック
寒さに強い観葉植物で風水効果もアップ!
出典:写真AC
寒い季節の彩りにもうれしい、耐寒性のある観葉植物。寒さに強いだけあって、基本的には丈夫な性質のものが多いため、育てやすいのも魅力です。リビングや寝室、玄関などに置けば、風水効果も期待できますよ!