目次
- アイビー(ヘデラ・ヘリックス)について教えてくれたのは
- アイビー(ヘデラ)ってどんな観葉植物?種類や特徴について
- アイビー(ヘデラ・ヘリックス)の花言葉と風水効果
- アイビー(ヘデラ・ヘリックス)の基本情報
- アイビー(ヘデラ・ヘリックス)の種類|人気の品種を紹介!
- アイビー(ヘデラ・ヘリックス)の室内での育て方
- アイビー(ヘデラ・ヘリックス)の植え替え方法
- アイビー(ヘデラ・ヘリックス)の増やし方|挿し木・水挿し
- アイビー(ヘデラ・ヘリックス)の剪定方法・切り戻しの方法
- アイビー(ヘデラ・ヘリックス)の病気・害虫
- アイビー(ヘデラ・ヘリックス)のおしゃれな飾り方|インテリア実例
- アイビー(ヘデラ・ヘリックス)に関する疑問やトラブルQ&A
- アイビー(ヘデラ・ヘリックス)を育ててみよう!
-
- AGRI PICK 編集部
AGRI PICKの運営・編集スタッフ。農業者や家庭菜園・ガーデニングを楽しむ方に向けて、栽培のコツや便利な農作業グッズなどのお役立ち情報を配信しています。これから農業を始めたい・学びたい方に向けた、栽培の基礎知識や、農業の求人・就農に関する情報も。…続きを読む
もみじのような形やハート型など、かわいらしい葉姿で人気の観葉植物「アイビー(ヘデラ)」。アイビーは、とても丈夫で屋外栽培も可能なため、花壇での寄せ植えやグランドカバーなど、ガーデニングにもよく使われます。
アイビー(西洋キヅタ)の仲間は数種類ありますが、その中でもイングリッシュアイビーと呼ばれる「ヘデラ・ヘリックス」は品種改良が最も進んでおり、数え切れないほどの品種が存在しています。そこでこの記事では、アイビーを代表するヘデラ・ヘリックスについて、育て方や種類を紹介。観葉植物のプロのアドバイスは必見です!ぜひチェックしてみてくださいね。
アイビー(ヘデラ・ヘリックス)について教えてくれたのは
白田 仁さん
ボタニカルショップ「NEO GREEN 渋谷」オーナー。
NHK「趣味の園芸」テキストで、園芸ダイアリーの観葉植物を担当し、執筆・監修を2年間務める。そのほか、インテリアグリーンに関する本の監修も多数。店舗で扱う植物は、全て自身の目で厳選し、鉢合わせしたもの。植物とかわいらしいネコ達との暮らしが垣間見れるインスタグラムは必見!
HP:http://www.neogreen.co.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/neo_green/
NEO GREEN 渋谷
あわただしい現代生活を送る都市生活者に向け、グリーンポットを提供。観葉植物をよりインテリアに取り入れやすいよう、「景色をつくる」鉢合わせを追求しています。
「NEO GREEN 渋谷」では、ほっこりかわいらしい「どんぐりポット」から、マニアックな多肉・観葉植物まで、さまざまな植物に出合うことができます。
ADDRESS:東京都渋谷区神山町1番5号グリーンヒルズ神山 1階
OPEN:12:00-20:00
TEL/FAX:03-3467-0788
E-MAIL:[email protected]
定休日:月曜日(祝祭日にあたる場合は火曜日)
白田さん監修記事をチェック!
アイビー(ヘデラ)ってどんな観葉植物?種類や特徴について
ここでは、アイビー(ヘデラ)全般の種類や特徴について解説します。
アイビー(ヘデラ)の種類について
アイビー(ヘデラ)はキヅタ属に分類される、つる性植物です。美しい葉を楽しむ観葉植物ですが、種類が非常に多く、葉の形や色合いは実にさまざま。葉の形は、大きく切れ込みの入ったタイプやハート型、葉のふちがフリル状なったタイプなどがあり、葉の色も薄いものから濃いもの、斑(ふ)が入ったものなど、バリエーション豊かな葉姿を観賞することができます。
英単語の「アイビー」の日本語訳は「ツタ」ですが、日本では、ヨーロッパの常緑ヅタを日本に自生する常緑ヅタの「キヅタ」と区別する呼称として、また西洋キヅタを総称する呼称として「アイビー」の名称を使っています。
ヘデラの主な種類には、「ヘデラ・コルシカ」「ヘデラ・カナリエンシス」「ヘデラ・ヘリックス」「ヘデラ・ロンベア(キヅタ)」の4つが知られ、自生地や葉の姿はそれぞれ異なります。
この中で、園芸的に広く流通しているのが「ヘデラ・カナリエンシス」と「ヘデラ・ヘリックス」です。特に「ヘデラ・ヘリックス」には何百もの品種があり、園芸の話題で「アイビー」というと、多くの人が「ヘデラ・ヘリックス」をイメージするほどの呼称となっています。
アイビー(ヘデラ)の特徴
アイビーは強健で寒さに強く、初心者でも育てやすいのが魅力です。ただし、葉を豊かに茂らせるアイビーは無風の環境に弱く、風通しの悪い場所では株がムレて枯れてしまうこともあります。
アイビー(ヘデラ・ヘリックス)の花言葉と風水効果
花言葉
「永遠の愛」「友情」「不滅」「結婚」などの花言葉を持つアイビー。ほかの樹木や壁面などにつるをしっかりとからませ、伸びていくアイビーの姿が由来になっているようです。
風水
生育旺盛で葉をどんどん増やすアイビーは、金運アップに効果があるとされています。葉先がとがった種類は、邪気を払い、良い運気をもたらすという風水効果も期待できます。
アイビー(ヘデラ・ヘリックス)の基本情報
ここでは、アイビー(ヘデラ・ヘリックス)の基本情報を紹介します。
基本情報
| 学名 | Hedera helix |
| 英語名 | English Ivy、Ivy、Common Ivy |
| 科名 | ウコギ科 |
| 属名 | キヅタ属 |
原産地
草丈
最大30m
耐寒性
強い
耐暑性
強い
アイビー(ヘデラ・ヘリックス)の種類|人気の品種を紹介!
ここからはおすすめのアイビー(ヘデラ・ヘリックス)の品種を紹介していきます。それぞれの栽培難易度は、星の数(☆~☆☆☆☆☆)で表示していますので、育てる際の参考にしてください。星の数が少ないほど育てやすい品種になります。
アイビーというと、深く切れ込みの入ったもみじに似た葉を連想することが多いですが、これは「ヘデラ・ヘリックス」の基本的な葉の形です。ヘデラ・ヘリックスの原種は、園芸用としては人気がないため、ほとんど生産されておらず、自生地でしか見ることはできません。ごくまれに、日本でも原種に近いものが「モミジバアイビー」という名で販売されていることもあるようです。上の画像が、モミジバアイビーとして売られていたもの。
ヘデラ・ヘリックス・ライトフィンガー
| 栽培難易度 | ☆☆ |
ヘデラ・ヘリックスらしい葉の形が特徴の「ライトフィンガー」。葉のサイズは小ぶりで、色は明るい緑色をしています。小鉢仕立てにすると愛らしい葉姿がよく映える品種です。
ヘデラ・ヘリックス・パーサリー
| 栽培難易度 | ☆☆ |
波打つような葉が、目を引く「パーサリー」。大きなフリルの中に、さらに小さなフリルが入っているため、とてもゴージャスな雰囲気!ほかの品種よりも葉のサイズが大きめで、つるが垂れてくるまでに時間がかかります。
ヘデラ・ヘリックス・レディケイ
| 栽培難易度 | ☆☆ |
切れ込みのない葉が、ハート型のようにも見える「レディケイ」。葉の色は深いグリーンで斑も入らないため、落ち着いた印象を与えます。
ヘデラ・ヘリックス・オスカル
| 栽培難易度 | ☆☆ |
みっしりと連なるちぢれ葉が、個性的な「オスカル」。葉が固まって生えているように見え、ほかの品種のように節間が目立ちません。長く伸ばすと存在感抜群のインテリアグリーンに!
ヘデラ・ヘリックス・ゴールデンチャイルド
| 栽培難易度 | ☆☆ |
明るい緑色の葉に、ライムグリーンの覆輪(ふくりん)が入る「ゴールデンチャイルド」。ヘデラ・ヘリックスらしい切れ込みの入った、ベーシックな葉の形もかわいらしい品種です。
ヘデラ・ヘリックス・ホワイトワンダー
| 栽培難易度 | ☆☆ |
葉のふちに、白っぽい斑がにじむように入る「ホワイトワンダー」。ベースの葉色も白味がかっており、絵画のような美しいグラデーションが楽しめます。
ヘデラ・ヘリックス・ホワイトペール
| 栽培難易度 | ☆☆ |
葉に入る白斑の面積が大きいことから、葉の色が青っぽく見える「ホワイトペール」。「ホワイトワンダー」と似ていますが、葉のサイズはこちらのほうがやや小ぶり。小さな鉢で楽しみたい品種です。
白雪姫
| 栽培難易度 | ☆☆ |
ここ数年でよく見るようになった「白雪姫」。白斑が広範囲に入ることから、葉自体も白っぽく見える人気の品種です。この美しい白斑を保つには、光量の管理が重要。暗過ぎる場所では斑が消えてしまいますが、強い直射日光では葉焼けすることがあるので注意しましょう。
ヘデラ・ヘリックス・ゴールドハート
| 栽培難易度 | ☆☆ |
「ゴールデンハート」は、葉の中央に黄色の斑が入るのが特徴のヘデラ・ヘリックスで、50年ほど前に日本で大流行しました。当時ヘデラにはあまり種類がなく、アイビーといえばこのゴールドハートといえるほど、ポピュラーな品種でした。現在はほとんど生産されておらず、姿も見られなくなっています。
番外編|スウェーデンアイビー(プレクトランサス)
| 栽培難易度 | ☆☆ |
最後に紹介するのは、こちらの「スウェーデンアイビー」。アイビーという名前がついていますが、これは流通名で、学名は「プレクトランサス」という全く別の植物です。プレクトランサスには、葉を楽しむものや花を観賞するものなど非常に多くの種類があり、花壇の彩りによく使われます。
アイビー(ヘデラ・ヘリックス)の室内での育て方
栽培カレンダー
水やり
鉢土の表面が乾いたら、鉢底穴から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりします。アイビーは、常に土が湿っていると根腐れしやすくなるため、乾湿のメリハリをつけることが大切。特に土の乾きが遅くなる室内管理は、過湿状態にならないように注意しましょう。
観葉植物への水やり方法や、便利な給水グッズについてはこちら!
用土
観葉植物用の配合土でOK。できるだけ水はけを優先したものを選びましょう。
観葉植物におすすめの土の種類や配合については、こちらの記事で!
肥料
4月下旬~10月上旬の生育期に、緩効性の置き肥を1カ月に1回与えます。
観葉植物におすすめの肥料や与え方は、こちらの記事で!
適した置き場所
光が当たる明るい場所
日の光が大好きなアイビーは、南向きの窓辺など、明るい場所で管理するのがベスト。直射日光もOKですが、日陰から急に強い光に当てると葉焼けしてしまうことがあるため、徐々に光に慣らすようにしましょう。
また、つり鉢にしている場合は、株元まで光が届きにくくなるので要注意。日中外出する間はベランダに置いておくなど、株元まで光が当たるように工夫すると良いでしょう。
風がよく通る場所
葉がよく茂るアイビーは、ムレに弱いため、空気がよどむ場所や無風状態の環境はNGです。風通しが悪い場所では、水分の自然蒸発量が減るため、水やり後の土が乾きづらくなります。根腐れを起こし、最終的には枯れしてしまうこともあるので注意しましょう。

観葉植物に適した置き場所や飾り方は、こちらの記事で!
温度
アイビーに適した温度は、15~30℃。35℃以上の酷暑が続くと株が弱り、生育が鈍ります。また、耐えられる最低気温の目安は0℃になります。
夏越しのコツ
ムレを防ぐため、風通しの良い場所で管理します。アイビーは葉が混み入ったところから枯れ込むので、株のすき間にも空気が入るようにすると美観を保てます。空気がよどみやすい無人の部屋は、送風機やサーキュレーターで空気を循環させるのもおすすめです。
サーキュレーターのおすすめはこちらの記事をチェック!
冬越しのコツ
暖房により、日中と夜間で寒暖差が大きくなる冬は注意が必要です。夜間の窓際は、外気温の影響を受けて低温になるため、窓から離すようにしましょう。

葉水のやり方や効果は、こちらの記事で詳しく解説しています!
日ごろの手入れ・管理
アイビーは、枯れ落ちた葉が株元にたまりやすくなります。定期的にチェックして取り除くようにしましょう。
生長速度
アイビーは生長スピードが早く、1年ほどで見違えるほど長くなります。地植えにすると、あっという間に地面を覆い尽くしてしまうほど繁殖力が旺盛です。また、アイビーは短い気根を密に生やし、吸盤のようにべったり張り付かせて伸びていきます。壁などにはわせていると、がっちり付いて取り除きにくくなるため定期的な剪定(せんてい)が必要です。
アイビー(ヘデラ・ヘリックス)の植え替え方法
アイビーの葉数が減ってきたら、根詰まりを起こしているサインです。根詰まりすると、根本から分岐しなくなるため株元がスカスカになってしまいます。植え替えして、新しい根が伸びるスペースを確保してあげましょう。
植え替えは、根鉢を抜いて根をよくチェックし、古い根や傷んだ根をカットして、新しい土を入れた元の鉢に植え戻します。今よりも長く、大きな株に育てたい場合は、ひと回り大きな鉢に植え替えましょう。徐々に鉢増ししていくことで、根鉢の充実した大きな株にすることができます。
観葉植物の鉢選びについてはこちらの記事で!
アイビー(ヘデラ・ヘリックス)の増やし方|挿し木・水挿し
アイビーは、挿し木(挿し芽)や水挿しで簡単に増やすことができます。
挿し木(挿し芽)
Step1. アイビーをカットする
アイビーを3~4節の長さでカットし、挿し穂を用意します。
Step2. 葉を取り除く
土に挿す部分の葉を取り除きます。地上部の葉はそのままでOKです。
Step3. 土に挿す
挿し穂が倒れない程度の深さで土に挿します。発根するまでの目安は、2~3週間。挿し穂を手で軽く引っ張り、抵抗を感じたら根が出ている合図です。
水挿し
水挿しは、挿し穂を土ではなく、水に浸して発根させる方法です。そのまま水栽培にして楽しむこともOKですが、土に植え替える場合は、発根したら早めに土に植え替えましょう。長期間水挿しのままにすると、水に慣れた根になり、土に適応できなくなってしまいます。
挿し木や株分けなど、観葉植物の増やし方はこちらの記事で!
アイビー(ヘデラ・ヘリックス)の剪定方法・切り戻しの方法
アイビーが長くなり過ぎたら、剪定(せんてい)をして姿を整えましょう。光量不足で根元がスカスカになってしまった場合も、切り戻して仕立て直すのがおすすめ。カットしたものは、挿し木や水挿しにすると株を増やすことができます。
アイビーの剪定は、猛暑になる前に行うのがベター。生育が旺盛になる5月上旬~7月下旬が適期です。

アイビー(ヘデラ・ヘリックス)の病気・害虫
カイガラムシ
アイビーを室内で育てるときは、ムレに注意が必要。風通しが悪い場所に長期間置いていると、カイガラムシが発生しやすくなります。密室に置くのは避け、換気に気をつけてあげましょう。
カイガラムシがついてしまったら、薬剤を散布します。ただし、カイガラムシは成虫を駆除しても卵が残っていることが多く、完全に駆除するのはなかなか大変。カイガラムシ用の駆除剤には、植物に薬剤を吸収させ、それを吸った成虫にダメージを与えるものや、油で窒息死させるといったタイプのものがおすすめです。
アブラムシ
ベランダや玄関先など、屋外にアイビーを置いている場合は、アブラムシの被害にあうことも。飛来した成虫に新葉や新芽を吸汁されると、葉がチリチリになったり、葉の色が悪くなってしまったりします。アブラムシが好む新芽や葉の裏をよくチェックし、寄生されていたら薬剤を散布して駆除しましょう。
観葉植物の害虫対策についてはこちらの記事をチェック!
アイビー(ヘデラ・ヘリックス)のおしゃれな飾り方|インテリア実例
こちらは、ボリュームたっぷりに生長した「ヘデラ・ヘリックス・ドラゴンクロウ」。アイビーはハンギングがポピュラーな飾り方ですが、画像のように高い棚や家具の上に置くのもおすすめ。長く垂れる優雅な葉姿が楽しめます!
観葉植物を吊るす方法や、ハンギングにおすすめの種類はこちらをチェック!
アイビー(ヘデラ・ヘリックス)に関する疑問やトラブルQ&A
アイビーを育てていると、よくあるトラブルや疑問について、観葉植物のプロ・白田さんに聞きました!
Q. アイビーが枯れる原因は?

Q. アイビーの葉がパリパリになってきた…!対処法は?

Q. アイビーは屋外で地植えにできる?

Q. アイビーは水栽培(ハイドロカルチャー)も可能?

また、水栽培で注意したいのは置き場所です。透明な容器を使って明るい場所に置いていると、藻類が発生しやすくなり美観を損ないます。アイビーが弱らない程度の日陰で管理すると、藻類で容器が汚れることがなく、生長もよりゆっくりになるので長く楽しめますよ。
ハイドロカルチャーへの植え替え方はこちらの記事をチェック!
アイビー(ヘデラ・ヘリックス)を育ててみよう!
種類が非常に多く、バリエーション豊かな葉姿が楽しめるアイビー。小さな葉が連なる様子もかわいらしく、お部屋に飾ればナチュラルな雰囲気を演出してくれます。水耕栽培にして、生け花感覚で楽しむのもいいですね。自分好みのアイビーを見つけたら、ぜひ育ててみてください!























































