【農家直伝】野菜栽培の基本は土づくり!土壌改良の方法教えます

畑や庭の土は、時間の経過とともに痩せてきます。そんなときは土壌改良、すなわちメンテナンスをしましょう。土壌改良は、堆肥や土壌改良材などで土をふかふかにし、また粘土質の土の水はけの改善や連作障害対策にも効果があります。今回は、土壌改良の方法や様々な土壌改良材をご紹介します。


 

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野菜作りの基本は土作り。「土壌改良」を行い、作物にとって理想的な状態の土を作りましょう!土壌改良の資材は、堆肥や苦土石灰以外にも、バーミキュライト、籾殻くん炭、腐葉土など、多くの種類が存在します。さらに、サブソイラーなどの農作業機に取り付けるアタッチメントや天地返し、緑肥、ハウスの湛水も土壌改良の一種です。資材を使うだけではない、農家さん直伝の土壌改良方法を解説します。

土壌改良って何だろう?


 
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作物が育つ望ましい土には、さまざまな条件が絡み合っています。水はけ・水持ちが良い、通気性や保肥性がある、病原菌や害虫がいない、有益な微生物が多く存在する、pHが適正である…などなど。しかし、せっかく作物にとって理想的な土でも、時間が経つと良い状態から離れてしまいます。そこで、資材投入やさまざまな方法により、適した土の状態にするのが土壌改良です。

土壌改良をしなくても野菜はできるの?

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土壌改良をしない土では、作物の生育が悪くなります。例えば、堆肥を投入せずに種まきをすると、発芽はするものの土壌改良したときより生育が悪く、成長もゆっくりです。土の表面はチョコレートのような粘土質になって固く締まり、通気性も悪くなります。

土壌改良はいつやるの?

一作ごとに行い、土を最高のコンディションにするのが理想的です。

土壌改良材とは?

土の性質を改良する資材のことです。この土壌改良材によって、通気性の改善や、微生物数の増加、酸度矯正などを測ります。一般的に土に混ぜ込んで使用することが多いです。

おすすめの土壌改良資材【11選】

1. 牛ふん堆肥

牛ふんにおがくずやワラ、ウッドチップなどの副資材を混ぜ、発酵させたものです。鶏ふんや豚ふんよりも肥料分は少ないですが、長く効きます。

 

茨城県知事賞を受賞|牛ふん堆肥

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牛ふん堆肥
第1回茨城県堆肥コンクールで茨城県知事賞を受賞した牛ふんです。無臭で使いやすい商品。土がふかふかになります。

・容量:約20L



2. 腐葉土

落ち葉に米ぬかや鶏ふんなどの発酵材、水などを加え発酵させたものです。土に混ぜることで、通気性と排水性を高めます。ただし未熟な腐葉土を使うと、葉に付着した害虫の卵を畑に持ち込むことになるので注意してください。



 

自然堆積の熟成した落ち葉を厳選|完熟腐葉土

ITEM
腐葉土
腐葉土は必ず「完熟」と書かれたものを選びましょう。こちらの商品は汚泥や発酵剤などを使わず、自然堆積で熟成させた落ち葉だけを詰め込んでいます。肥沃な土壌にしたいときの定番。

・容量:40L

3. 籾殻

籾殻(もみがら)は、稲の穂から取った殻です。鶏ふん、米ぬか、水などを加え発酵させた籾殻堆肥の原料になります。通気性をアップさせたい土におすすめです。未発酵のものを土に入れると、分解の過程で窒素飢餓状態になるので注意しましょう。

 

何かと使えて便利|籾殻

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籾殻
簡易包装ですがその分お買い得な籾殻です。そのまま畑に撒けば、水分蒸発防止、雑草抑制、泥はね防止のマルチとしても役立ちます。

・容量:60L

4. ピートモス

ミズゴケやシダなどの植物が腐植化した泥炭を乾燥させた後、粉砕し選別したものです。水持ちが良くなり、土をふかふかにします。強酸性。ブルーベリーのような酸性土を好む作物や、土の酸度調整に役立ちます。

 

酸性を好む植物におすすめ|ピートモス

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ピートモス
2袋セットになったピートモスです。ピートモスを使うときは、作物が好む酸度を事前に把握しておくようにしましょう。保水性が良く、ふかふかと軽いです。

・容量:40L

ブルーベリーを育てるのに酸度無調整な物が必要ですので買いました。40LX2でもっと大きな物がくるのかなと思っていましたが、以外とコンパクトで軽くて、これだけの量があれば当分はピートモスを買わなくてもすみそうです。


5. 籾殻くん炭

籾殻を低温で蒸し焼きにしたものです。土の通気性をアップさせる効果があります。アルカリ性。土の酸度調整に使用可能です。


サラサラで粒ぞろい|籾殻くん炭約

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もみがらくん炭
三重県伊賀市産の籾殻をいぶし焼きし、炭化させたものです。アルカリ性。水はけ・通気性がよく、カリ成分を多く含みます。20Lの袋が4つセットになっており、たっぷり使う人におすすめです。

・容量:約80L(20L×4袋)

6. パーライト

主に真珠岩や黒曜石などが原料。軽さと、通気性の高さが特徴です。黒曜石パーライトは排水性を、真珠岩パーライトは保水性を高める働きがあります。使い分けに注意しましょう。

 

排水性アップ|黒曜石パーライト

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黒曜石パーライト
長野県諏訪で採れた黒曜石を発泡させたパーライトです。特に赤土の場合は透水性と保水性がアップし、植物が良く生育するのでおすすめ。

・容量:10L

保水性アップ|真珠岩パーライト

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パーライト
保水性を高めたいなら、こちらのタイプがおすすめ。真珠岩を高温処理することで、10倍以上に膨張させたものです。土壌改良材としてはもちろん、挿し木、種まきにも使えます。

・容量:10L

7. バーミキュライト

黒雲母が風化した鉱物「蛭石(ひるいし)」を高温で焼成し、膨張させたものです。土の保水性や通気性をアップさせる効果があります。

 

挿し木や種まきにも|バーミキュライト

ITEM
バーミキュライト
バーミキュライトは軽量・多孔質で、通気性と保水性に優れています。挿し木・種まき用としてもおすすめな土壌改良材です。

・内容量:30L

自分で土作りをしているので、ふかふかにするためにこちらの大袋はコスパ的にも満足です。


8. 苦土石灰

苦土石灰は、土をアルカリ性に傾けたいときの定番です。カルシウムとマグネシウムも供給できます。

 

カルシウムとマグネシウムを補給|苦土石灰

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苦土石灰
酸性に弱い作物を育てるなら、苦土石灰が定番!酸性土壌をアルカリ性に傾け、豊富なマグネシウムが実を甘くします。家庭菜園でもひと袋持っておいて損はないでしょう。

・容量:20kg


9. 消石灰

消石灰も苦土石灰と同じく、土のアルカリ性を高めるのに役立ちます。アルカリ分は70%前後です。ハウスや畑などに拡がる厄介者、ゼニゴケの生育を抑える効果もあります。

 

土をアルカリ性に|消石灰

ITEM
消石灰
20kg入りの消石灰です。苦土石灰と違って肥料成分は含まれていませんが、強いアルカリ性により、土の消毒ができます。

・内容量:20kg


10. バーク堆肥

樹皮(バーク)を発酵させたものです。多数の微生物によってゆっくりと分解され、土を栄養豊富な状態へと導きます。

 

マルチングにも!|バーク堆肥

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バーク堆肥
微生物に分解されることで、植物の栄養となります。土をふわふわにし、水はけアップの効果もある土壌改良材です。マルチングも行えます。

・容量:40L

11. 環境にやさしい微生物資材!

愛媛県産業技術研究所が開発した環境浄化微生物、「えひめAI-1」から生まれた微生物資材です。土壌の団粒化、肥料の吸収促進に効果が期待されています。

 

材料はオール食材|土壌改良 えひめAI-1(あいいち)ホームガーデニング

ITEM
土壌改良 えひめAI-1(あいいち)ホームガーデニング
酵母菌や乳酸菌、納豆菌などを発酵培養させた環境浄化微生物です。すべて食材からできているので、安心・安全!

・容量:1L×2本

これも土壌改良!塩類除去・天地返し・蒸気消毒など

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ハウス内などの塩類を取り除く

施設栽培では、たとえば過剰な肥料分により、土に塩類が蓄積するケースもみられます。この状態では作物が育たないので、塩類を除去するため、ハウス内の湛水・深耕・客土作業や、緑肥作物の栽培およびハウス外への搬出を行います。

天地返しを行う

土の上の層と、下の層を入れ替える作業です。おすすめの時期は冬。霜にあてることで、病害虫の死滅が期待できます。

サブソイラーで弾丸暗渠を施工

サブソイラ―とはトラクターのアタッチメントのこと。圃場の周囲に暗渠を施工することで、長年のロータリー耕で生成された硬盤を破砕し、通気性や排水性を高める効果があります。

緑肥作物を育成する

ソルゴーをはじめとした緑肥作物は、多くの根が深く張ります。育てることで土の通気性アップが期待できますよ。栽培後は土にすき込むと、有機物を供給できます。


太陽熱や蒸気で消毒する

蒸気や熱湯を土壌に注入し、病害虫を叩く方法です。農薬のように毒性を心配する必要がなく、有機栽培でもOK。トマト連作障害の軽減を目的に行われているケースもあります。

排水性?保水性?酸度矯正?土壌改良は、まず目的を明確に

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ご紹介してきたように、土壌改良資材にはさまざまな種類があります。やみくもに使用するのではなく、まずは畑の状態を把握しましょう。それから適正な土壌改良資材を選び、かつ正しい量で使用することが成功の秘訣です!

<構成>こぐま農場

→こぐま農場やさいひろば:https://koguma.theshop.jp/

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