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ライター - まつたかずき
市民農園のスタッフをしながらライターとして活動しています。野菜づくりを誰もが気軽に出来る趣味にすることを目標に、初心者の方でも興味を持っていただける記事を執筆していきます!…続きを読む

出典:写真AC
キュウリ栽培のコツは、支柱をしっかり立てて、どんどん伸びるつるや茂る葉をネットに絡めながら管理すること!畑やプランターなど、栽培場所に合わせた支柱の立て方を知って、おいしいキュウリをたくさん収穫してください。
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キュウリ栽培時の支柱の効果

出典:写真AC
キュウリの栽培の過程で、支柱やネットにつるや茎をしっかり誘引していくと、風などで茎が倒れたり折れたりせず、できた実も安定して、すくすくと育ちます。また、立体的に誘引していくことで剪定がしやすく、風通しも良くなり、害虫対策や病気の予防にも効果的!
支柱を立てるタイミング

出典:写真AC
支柱は、苗を植え付けてからすぐに立てるのがベストです。苗に高さはまだないですが、突風などで茎が折れてしまうこともあります。園芸ネットを同時に張ってしまってもいいでしょう。
栽培初期は、あんどんで防風・防虫対策

撮影:まつたかずき
つるが伸びてくるまでは、支柱の周りにビニールであんどんを作ると、強風から株をより守ることができます。栽培初期に葉をボロボロにするアブラムシやウリハムシなど、風にのって飛来する害虫の予防にもなります。ゴミ袋や空の肥料袋などでも代用できますよ。
キュウリ栽培に合った支柱の立て方|合掌式や一本立てなど

撮影:まつたかずき
小さな家庭菜園でもできる、キュウリ栽培のための支柱の立て方をいくつか紹介します。倒れにくく、簡単に立てられる合掌式が一般的ですが、一本立てやピラミッド式など、プランターなどでもできる立て方もあります。
合掌式|キュウリ栽培時の支柱のスタンダード

撮影:まつたかずき
キュウリを2列に複数株植え付けた場合の、定番の支柱の立て方です。斜めに差し込んだ2本の支柱を交差して、麻ひもなどでくくって固定します。組み立てた支柱に園芸ネットを張って、そこにつるを絡ませていきます。
Step1. 支柱の準備

撮影;まつたかずき
180〜210cm程度の長さの支柱を、5本準備します。畝の両端に2本ずつ斜めに差し込み、畝の上で支柱をクロスさせます。
積水樹脂 イボ竹 園芸用支柱
丈夫でサビに強く、キュウリのつるが絡みやすい支柱です。イボがあることでストッパーの役割になり、支柱と支柱、支柱とつるなど、ひもで結んだときにずれにくいのが特徴。
・サイズ:太さ2×長さ210cm
・内容:5本セット
Step2. 固定する

撮影:まつたかずき
2本がクロスしたところに、もう1本の支柱を横にのせます。土に差し込んだ支柱と、のせた支柱の3本を麻ひもで固定します。風などでほどけないように、できるだけきつめに結びつけましょう。うまくいかない場合は、はさみ込むだけの固定具なども便利ですよ!
DAIM 棚ッカー 太さ16mm支柱用
合掌式の支柱立てをするときに、ひもでうまく固定できない人に便利なアイテム。支柱同士をはめ込むだけで、しっかり固定することができます。
・内容:3個
Step3. 園芸ネットを張る

撮影:まつたかずき
キュウリの栽培では、支柱を立てるだけで作業は終わりません。作成した合掌式の支柱に、園芸ネットを張ります。ネットがたるまないようにピンと張って、麻ひもで支柱とネットを固定していきます。
園芸ネット 13cm角目
園芸ネットは、キュウリ栽培の必需品です。立てた支柱に対して、園芸ネットをピンと張ってつるや葉を誘引していきます。ポリエチレン製の園芸ネットなら、何度も再利用できるので経済的ですよ。
・サイズ:幅180×長さ180cm
1本仕立て|せまい畑でも楽々管理

出典:写真AC
つるが次々に伸びてくるキュウリは、支柱を1本仕立てにするとすっきりと整理できます。
苗の根本から約10cm離れたところに、支柱を垂直に立てます。支柱の端が尖った方を土に刺して、地中20~30cmまでしっかり打ち込みます。土が固い場合は、ハンマーなどでたたくと入りやすいですよ。
ピラミット式|プランター栽培におすすめ!

出典:写真AC
栽培エリアが狭く深さもないプランター栽培では、支柱が不安定になるので、
3本の支柱を斜めに立てて先端を束ねるピラミット式の立て方がおすすめです。一つの支柱にかかる負担を分散させることができますよ。
キュウリのつるの誘引のコツとは?

撮影:まつたかずき
誘引には麻ひもがおすすめです。ビニールひもでも誘引はできますが、土に還らないので回収が手間なのが難点です。
ひもは8の字にクロスして、締め付け過ぎないようにゆるく結ぶようにしましょう。クロスさせずに誘引すると茎が支柱に擦れて傷ができて、そこから病気になったり、強く結んでしまうと茎が太くなったときに窮屈になったりします。
キュウリの詳しい栽培方法やおすすめ品種
きゅうりの支柱立てに関するQ&A

出典:写真AC
支柱立てに関する疑問をあらかじめ確認して、キュウリ栽培を成功させましょう!
Q. 支柱は何センチのものを使えばいい?
キュウリは支柱が長ければ長いほどどんどん伸びていくので、
2m程度にしておくと作業がしやすいです。
Q. アーチパイプは使用できる?立て方は??
アーチパイプは合掌型のような立て方を支柱1本でできるため、とても便利です。支柱の
先端を30センチほど土に差し込みます。
詳細な立て方は下記の記事をチェック!
Q. 垂直仕立てでも栽培できる?
キュウリの支柱は
垂直立てでも栽培可能です。支柱1本でもいいので初心者におすすめです。
Q. 支柱やネットが無くても育てられる?
支柱やネットが無くても、フェンスなどで代用して
栽培は可能ですが、収穫できる量が減ってしまう可能性があります。
Q. キュウリの支柱の間隔は何センチ?
キュウリを植え付ける際の適度な株間は30〜40cmです。支柱もそれに合わせて
30〜40cm間隔に設置してください。
キュウリの植え付けについてはこちらで詳しく解説
Q. キュウリの支柱はどこで買える?
コメリや
カインズなどのホームセンターの農業・家庭菜園コーナーで購入することができます。
ただ2m程度と大きいものになるので
オンラインで購入するのがおすすめです。
支柱の立て方を知って、おいしいキュウリをたくさん収穫しよう!

出典:写真AC
一見難しいイメージの支柱立てですが、きれいにできるとその後の管理も楽で、キュウリものびのびと生長します。うまく設置できると栽培の自信も付きますよ。支柱立ても合わせて、キュウリ栽培を楽しんでみてくださいね!
【AGRI PICKチャンネル】
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