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【連載第19回】SDGs目標10:まずは家庭内平等から|農業なくして持続可能な社会なし

SDGs10「人や国の不平等をなくそう」の目標に向けて、熊本県南阿蘇の米農家 大津愛梨さんが「平等」「不平等」「公平」とは何か?を考えます。持続可能な社会のために、農家はもちろん、家庭でも社会でも身近なところでできる取り組みを考える連載。


キュウリの横で寝る赤ちゃん

提供:O2Farm
九州のほぼど真ん中、熊本県南阿蘇村という場所でお米とあか牛を育てているO2Farm(オーツーファーム)のEriこと大津えりと申します。「農業者こそ“SDGs(持続可能な開発目標)”を達成するための立役者!」という視点で連載をしています。

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【毎月更新!】農業なくして持続可能な社会なし

今回のテーマ:SDGs目標10|人や国の不平等をなくそう

SDGs目標10
出典:国際連合広報センター
今回のコラムと関係するSDGs目標は、【10:人や国の不平等をなくそう】。
目標11の内容は「国内および国家間の格差を是正する」です。

SDGs目標別アーカイブ

目標1・2・3目標4目標5目標6目標7目標8目標10

キュウリ農家をしていたころ感じた「不平等」

直販のキュウリ
提供:O2Farm
就農したてのとき、米づくりのほかに、特別栽培の露地キュウリもやっていました。私たち夫婦は農業後継者として就農したので、親の代がやっていたのを手伝っていた、といったほうがいいかもしれません。

キュウリがランク付けされるとき

夏場は朝5時前に収穫をはじめ、選別、箱詰めをして午前中の出荷に間に合わせる、という日々。そう、毎日。この毎日というのが大変ですよね、農業も家事も母親業も。
とはいえ、休みがないという物理的なストレスよりも、同じように手をかけて育てたのに、真っすぐだと「秀」、曲がってたり傷がついてたりすると「優」にランク付けされて、価格がグンと下がることに対して精神的なストレスを感じていました。なんだかなぁと思い、悔しいので規格外品も最寄りの物産館で販売していましたが、これは農家の皆さん共通の想いだと思います。
今回は、「人間界だけじゃなくて、不平等はどこにでもある」という話です。

決してなくなることのないのが「不平等」

子供を背負いながらキュウリの分別をするお母さん
提供:O2Farm
前回の記事(SDGs目標8「働きがいも経済成長も」って一体どんな目標!?)で、「決してなくなることのないのが農業・農家・農民」という小見出しを使ったのですが、今回は同じ言い回しでも、少しネガティブな意味合いです。悲観や諦めではなく、不平等はなくならないし、どうしようもないことなんだ、と認めるべきなんじゃないかと思うんです。べき、っていうのは言い過ぎかもしれませんが。

完全な「平等」は不自然

不平等なのは動物でも植物でも同じだし、完全な平等は不自然だというのが、私の持論です。我が家では子どもたちに、平等を教える前に「不平等が当たり前」を教えてきました。その上で、「平等だと思える状況を自分たちでどうつくるか」だよ、と。
4人いる子どもたちに同じものを同じ時に買ってあげたり、何かをしてあげることが平等かというと、そうではありません。だってそれぞれの希望やリクエストが違うのですから。それぞれが要望が満たされたと思えるなら、それに越したことはない。「SDGs目標10:人や国の不平等をなくそう」っていうのは、つまりそういうことなんじゃないかと私は解釈しています。

双子育児で学んだ「平等」の意味

赤ちゃん
提供:O2Farm
私が心からそんな風に思うようになったのは、双子を育て始めてから。
最初に授かったのが男児の双子だったのですが、同じときに同じ親から数分違いで生まれた同姓の赤ちゃんが、びっくりするほどに性格や行動が違うのです。同じものを渡してもリアクションが違うし、二人同時に怒ったとしても、1人は泣いて1人は明後日の方を向いている、といった具合で、驚きを通り越して、おもしろ過ぎたぐらいです。

あぁそうか、子どもはどうやって育てたかではなく、持って生まれた個性や資質のところが大きいんだな、と気付かされ、双子だからといって同じものを同時に与えたり、あげたりするのは平等とはいえない、と思うようになったのは、ごく自然な流れでした。

2人を「区別」することで、「平等」の考え方が大きく変わった

食べる量や好きなものも違うのに、同じように分けるのが平等か。
難しい理論や議論もたくさんありますが、二人の無垢な子どもたちと向き合って、あなたはご飯が好きなのね、あなたはパンが好きなのね、と離乳食のころから、差別ではなく区別をしてきたことで、私の中では平等の考え方が大きく変わりました。平等には接してこなかったけど、なるべく公平になるように、双子であってもそれぞれの個性を大切にするように育ててきました。
15歳になった今では別の高校を選び、真逆ともいえるような性格ですが、兄弟仲は良く、物ではなく相手が持っていないものを持っていることで補完し合っているのだな、と思います。

東京オリンピック・パラリンピック競技大会で考えた「平等」と「公平」

千駄ヶ谷周辺
出典:写真AC
誤解を恐れずに言いますが、私自身は今回の東京オリンピック・パラリンピック競技大会は開催すべきではなかったと思っています。これだけの大きな国際イベントが、新型コロナウイルスの感染拡大に拍車をかける可能性があることぐらい、小学生でもわかるじゃん!と思うからです。子どもたちのスポーツ大会が中止になるのに、なぜオリパラはいいの?って聞かれて答えられる大人はいないでしょう。それこそ、不平等じゃないですか。

改めて考えてみる機会かも

平等と公平の違い
出典:PIXTA
そこで改めて考えたのが、「平等」と「公平(公正)」。既に開催しているのにプリプリ怒っていても仕方がないので、「公平な審判」とはいうけど「平等な審判」とはいわないよなぁとか、オリンピック選手がパラリンピックに出たり、パラリンピック選手がオリンピックに出たりしたら平等じゃないよなぁ、などオリパラから連想する平等と公平をあれこれ考えてみました。

この記事が公開されるころにはオリンピックは終わり、パラリンピックの開催中だと思いますが、どんな批判を受けても、感染拡大状況や医療機関の状況をみて、途中で中断して事態の悪化を避けるというレガシーをつくって欲しいと思っています。

母が見た1964年の東京パラリンピック

吉田紗栄子さんの記事
提供:O2Farm
私の母は、障がいのある方の住宅を設計する建築士として50年以上も現場にいます。そのきっかけとなったのが1964年の東京オリンピックとパラリンピックです。当時大学生だった母は、オリンピックでは通訳アルバイトとして、パラリンピックでは通訳兼選手の補助ボランティアとして従事。そのときの経験が彼女のその後の人生を決めたのです。

「平等」な機会をあたえてくれる場に

母については何度か書いてきましたが、せっかくの催しについてネガティブな内容で終わらせたくないので、今回は母が実際にパラリンピック会場で目にした感動のエピソードを1つ紹介します。

水泳のある種目で、かなり遅れを取って溺れそうに見える選手を、係の人が助けに行こうとしたら、チームスタッフが「最後まで泳がせてほしい」と止めたそうです。結局、相当な時間はかかったけれど、その選手は最後まで泳ぎきり、会場は割れんばかりの大歓声と拍手が鳴り響いたことが強く印象に残っている、と母。
その選手にとっては、パラリンピックという晴れの舞台で最後まで泳ぐ機会を与えられた、というのが正に平等だったのではないでしょうか。差別や偏見はなかなか社会からなくなりませんが、オリンピックやパラリンピックという大会やスポーツを通して、一時的にでもそういうものをなくして、平等で、公正で、公平な場をつくってほしいと思います。

復興五輪のレガシー!パリで福島の食を振舞った友人

パリでの交流会
提供:高橋大就(東の食の会)
「食」について真摯に向き合っている私の友人で、オイシックス・ラ・大地株式会社の役員もしている高橋大就さんが東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開会式直前、次回開催国であるパリに乗り込んで、パリのシェフやパリ五輪の関係者ら約30人を招待し、東北のお酒と食を振る舞い、パリと福島の生産者とをつなぐ交流の場を設けました。
彼の想いは、

開催自体を巡って世論は分断され(中略)、世界に東北の復興した姿を見せるという“復興五輪”はどこかへいってしまいました。もちろん、この状況下ではやむを得ないことは重々わかっていますが、この五輪で世界に語り継がれるべきレガシーはこんな分断ではなく、東北の方々がつくった希望のはず。
引用:note「なぜ五輪開会式の日にパリへ行って東北の食を振舞うのか。」(高橋大就さんのnote)

というものです。
これは平等というテーマからは少しずれるかも知れませんが、どうしても紹介したくて。

福島原発事故から10年。絶望のふちから立ち上がり、想像を絶する努力と苦労を繰り返しながら、東北の食に対する信頼・安心を勝ち得た農業者・漁業者・加工流通などの関係者の皆さんに心からのエールを送りたいです。そして、文字通り「つなぎ役」として現地に赴いた高橋大就さん自身にも。このイベントに関する報道記事はこちら

生産者と消費者をつなぐキーパーソン高橋大就さん

高橋大就さん
提供:高橋大就(東の食の会)
高橋大就さんは元外務省の役人で、民間企業への転職を経て、東日本大震災の直後から休職してNPOに参加。その後、一般社団法人 東の食の会を発足を機に退社して事務局代表に就任された方で、かの有名なサヴァ缶を生み出した1人です。熊本地震が発災した直後には、ボランティアとして東の食の会から鹿児島出身の若者を熊本に送りこんでくださいました。

実際に会ったのは1、2回しかないのですが、生産者全般や東北への愛が深く、私たち生産者にとっては自分たちでは決して成しえない相乗効果を生み出す「つなぎ役」。新型コロナウイルスという世界共通の脅威に接している今、こんなつなぎ役が増えてくれたら…と願わずにはいられません。せっかくなので、高橋大就さんに平等について一言いただきました!平等というより、公平という言葉がよりしっくりきますが。
高橋大就さん
高橋大就さん
役人時代から心に留めているのは、ある施策が、最も困難な状況にある人をより良い状態にするか、という判断基準です。直接であれ、間接であれ、常にその基準にかなう仕事をしていきたいです。

家族の中での「平等」を考える

大津家の家族
提供:O2Farm

夫婦の家事分担

世界や社会の話から一気に身近な話に移ります。まずは家庭内平等ということで、夫と私の話から。
結婚してから大学院に進学した私たち同級生夫婦は、奨学金をいただきながら、つましい生活を送る中、もちろん自炊で、大学院にもお弁当を持って通っていました。料理は好きなのですが、毎日のこととなるとストレスになります。平等というか、まったく対等な関係で新婚生活をスタートしたのに、なんとなく私が家事をしている量が多いと感じてきたある日。すべての「やらなきゃいけないこと」をジャンケンで決めよう!と私から提案しました。

大学時代も4年間1人暮らしをしていた夫は一通りの家事をこなせる、というか私より基本的にどれもデキるので、料理や買い物だけでなく、ゴミ捨て、洗濯、掃除など、1日に何回もジャンケンをしながら、平等にかつ公正に家事を分担し始めたのでした。しかし、勘のいい夫はどんどんジャンケンが強くなり、あっち向いてホイにバージョンアップしても勝てず、ジャンケン制度を始める前より私の家事の負担が大きくなってきて、結局私のほうから願い下げする結果に…。

そんなわけで、就農して田舎暮らしを始めてからも、いざというときはいつでも家の中の家事は頼めるのですが、夫は薪割りや家の修理、庭木の手入れなど、力の強い男性がやったほうが自然な家事が増え、子育てが始まったころからは、私が家の中の家事をする割合が増えています。でも、生活リズム的に自然にできる料理や洗濯は自分がやったほうが早いし、今は特に家事の分担に不満を持つこともなく生活できています。

親子の「平等」

料理する子ども
提供:O2Farm
我が家には、4人の子どもたちがいます。差別や不平等をなくすには、まず家庭からと思っているので、生まれた瞬間から「1人の独立した人間」として接することを心掛けてきました。15歳になった息子はもちろんのこと、生まれてたった5年しか経っていない末娘も含め、「親子」というより「協同組合」みたいな関係です。

ざっとしたルールはこんな感じ。

・自分がやりたいことを尊重&応援してもらえる代わりに、家族のほかのメンバーの「やりたいこと」も尊重して、自分ができることで協力する
・「なんかおかしくない?」とか「これどうにかしなきゃじゃない?」と思うことがあれば、家族の誰でも「家族会議」を招集できる
・親が子に怒ったり諭したり、というより、課題解決に向けてどうするべきかを話し合う
・料理や掃除や農作業などは、基本的に全員参加

いわゆる九州男児の夫が、よくぞこんなスタイルに共感して協力してくれているなぁ、とありがたく思っていますが(笑)。

親だから正しい、子どもに教育しなきゃ、とは微じんも思っておらず、1人1人がやれることをやる、というのが我が家の基本姿勢。子どもたちが親になったとき、自分の子どもに頭ごなしに言うような姿を見かけたら、オイオイ、自分たちはそんな風にされてないでしょ、と突っ込んでやるつもりです。

想像がつかない世界がやってくるからこそ

道路にうつぶせになる子ども達
提供:O2Farm
我が家が「親」と「子」という上下関係ではなく、対等な関係を保とうとしているもう一つの理由は、これからの未来がまったく予測や想像ができないからです。AIを含めたテクノロジー、人口減少社会、超高齢社会、地球温暖化やそれに伴う異常気象、国際紛争、パンデミック…。昭和生まれの私たちが教えてもらってきた考えや方法では、とうてい対処できない社会が既に始まっています。これまでのやり方が悪かった、と後悔してもどうにもならず、これからどうするのがベストかを手探りでみつけていくしかない。

子どもたちに教えられること、願うこと

私たちが子どもたちに教えられるのは、

・彼らが愛されている存在だということ
・彼らの持って生まれた個性を(たとえそれが障がいと呼ばれるような個性であっても)伸ばしていいんだということ
・自ら命を絶ったり他人の命を奪ってはならないということ

どこかの先生が言ったわけではなく、完全なる私見ですが、その3つぐらいかな、と思っています。

まぁ、そんな風に育てた結果、1人は学校になじめず一時期は不登校になった訳ですが、世の中に「良い学校」と「悪い学校」があるのではなく、「合う学校」と「合わない学校」があるだけだと思っているので、転校することで解決できました。

大人の私たちで解決できない多岐にわたる問題に対して、諦めたり人を責めたりするのではなく、何ができるのか、何をすればより良くなるかを常に考え、これは違うと思ったら、立ち止まったり中止したりする選択肢を持てる次世代が育って欲しいと思っています。今回の東京オリンピック・パラリンピック競技大会を反省材料として、未来をみていきたいですね。

差別を受けない、差別をしないという習慣を身につけてほしい

走り回る子ども達
提供:O2Farm
こんな風に家庭の中では平等を保ってきた我が家の子どもたちにとっては、生まれたときから差別のない関係は当たり前。ただ、農村育ちで「多様性」に触れる機会が少ないので、子どもたちが小さいころから気軽に外国人を家に招いたり、難民への支援(寄付)をしたりしてきました。

我が家にはサンタさんが来ません。双子の息子たちが小学校に入学した年に、「サンタさんにはプレゼントを断って、鉛筆やノートも買えない子たちにあなたたち分のプレゼントを届けてもらおう」という考えを話し合って、学校に行けないバングラデシュの女の子2人に、彼らが中学校を卒業するまでの9年間、毎月ちょっとずつですが寄付をしていました。
私としては、子どもたちも納得済み、と思っていたのですが、中学3年生になった息子たちから、「妹にはサンタさんのプレゼントあげてくれ」と懇願されて、合意していたのではなく、我慢させていたことに9年越しに気付いたという…。

野球チームの食事
提供:O2Farm
熊本地震の翌年には家族で3カ月間の短期留学をしました。肌の色や言語が違っても、一緒に遊んだり仕事したりすれば友達になれるということを、子どもたちが気付けるような環境をつくってきました。短期留学中は現地の野球チームに入れてもらい、チームメイトたちとすっかり仲良くなったのは、一生の財産だと思っています。

自分たちは親から差別されていない。近隣の人や親せきにも大切にされている。だからこそ、自分たちも差別することなく、不平等な扱いをしない。そんな習慣を子どもたちが身につけて、不平等はなくならない、という前提の上で、公平な世の中になっていけばいいと願っています。

【毎月更新!】農業なくして持続可能な社会なし
家族経営農家の生活を写真と共に紹介♪「ハッピーファミリーファーマーズ日記」

大津 愛梨(おおつ えり)プロフィール
1974年ドイツ生まれ東京育ち。慶応大学環境情報学部卒業後、熊本出身の夫と結婚し、共にミュンヘン工科大学で修士号取得。2003年より夫の郷里である南阿蘇で農業後継者として就農し、有機肥料を使った無農薬・減農薬の米を栽培し、全国の一般家庭に産直販売している。
女性農家を中心としたNPO法人田舎のヒロインズ理事長を務めるほか、里山エナジー株式会社の代表取締役社長、一般社団法人GIAHSライフ阿蘇の理事長などを兼任。日経ウーマンの「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」やオーライニッポン「ライフスタイル賞」のほか、2017年には国連の機関(FAO)から「模範農業者賞」を受賞した。農業、農村の価値や魅力について発信を続けている4児の母。
ブログ「o2farm’s blog」

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大津 愛梨

慶応大学環境情報学部卒業後、夫と共にミュンヘン工科大学で修士号取得。2003年より夫の郷里の南阿蘇で農業後継者として就農、有機肥料を使った無農薬・減農薬の米を栽培している。女性農家を中心としたNPO法人田舎のヒロインズ理事長、里山エナジー(株)の代表取締役社長、一般社団法人GIAHSライフ阿蘇の理事長などを兼任。農業、農村の価値や魅力について発信を続ける4児の母。

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