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【毎月更新!】農業なくして持続可能な社会なし今回のテーマ:SDGs目標13|気候変動に具体的な対策を
今回のコラムと関係するSDGs目標は、【目標13:気候変動に具体的な対策を】。目標の内容は「気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る」です。
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目標1・2・3|目標4|目標5|目標6|目標7|目標8|目標10|目標11|目標12|目標13|目標14・15阿蘇中岳の噴火
2021年10月下旬、「阿蘇中岳噴火!」のニュースが日本全国、いえ世界に流れ、多くの皆さまからご心配いただいたことに心から感謝しております。おかげさまで大きな被害もなく、普段と変わらない暮らしをしております。活火山なので、数年に1度はこうした噴火があります。被害がないとは言いませんが、地元民はいたって落ち着いていましたし、火山の麓で暮らしている身としては、火山を悪く言ったり思ったりすることはありません。世界各地で噴火や地震が起きていて、気候変動と関係があるのかは知りませんが、地球そのものも熱くなっている!?と感じています。
「言ったからにはやる」有言実行がモットー
さて、今回のテーマ「SDGs目標13:気候変動に具体的な対策を」のことを、なんと当たり前過ぎる目標…と思うのは私だけでしょうか(笑)。「言ったからにはやる」「むしろやらないことは言わない」というのが基本姿勢の私としては、この目標自体が不思議に思えてしまうのです。「もう~、言うだけじゃなくてやりなさい、もう~」ということで、そろそろウシ年も終わってしまうのであか牛さんの写真です。地球温暖化防止対策とダイエットは似ている!?
地球温暖化防止対策って、ダイエットみたいなものだと思うんですよね(写真はダイエット散水)。「ダイエットする」と言ってすぐ実行する人もいれば、「明日からする」と毎日言う人もいる(笑)。アスリートや直近の目標がある人は、ファスティング(断食)して運動もして1週間で5kg減らすような、普通の人はなかなかできない思い切ったダイエットをやってのけますが、ハードルはかなり高め。5kgって、スーパーでその量の肉を買うって想像するだけでもすごいですよね…。一方、日々の食べる量を少し減らす、甘いものをやめる、軽いウォーキングやジョギングを日常的にするなど、半年で2~3kgやせることを目指したダイエットをする人もいます。
思い切った対策ができる理由
温暖化防止のための具体的な対策も、まさにそんな感じ。思い切った対策をするのは、それがビジネスに直接影響するような企業が主で、投資家からの評価を得るためや利益率を高めるなど、下心があるから、と言っては失礼ですが、そういった事情もあると思います。体重で階級が分かれるようなスポーツをしている選手も同じですが、体重制限をすることが己の利益やパフォーマンスに直結するから実行できているはず。毎日できる小さなこと
私自身は新米がおいし過ぎて、まず秋のダイエットは無理ですし、毎年のように「あと2kg減らす」と年始の目標で言ってる程度の緩過ぎるダイエットをしている一般人です。一般人は、数円だとしても有料のレジ袋を買うよりはエコバッグを持ち歩く、外食に行って食べきれないときは持ち帰る、新しい服を買う割合を減らしてリサイクルショップに行くなど、そういう小さなことこそが「具体的な対策」だと思うのです。チリツモ、ってヤツですね。前回のコラムでご紹介した「1人の100歩より100人の1歩」が世界を変えますから。我が家の具体的な対策
これまでのコラムと内容が多少重なる部分がありますが、我が家がしている具体的な対策の一部をいくつかご紹介します。1. 農薬や化学肥料(いずれも化石資源由来)をほとんど使わない
2. 農機具の燃料を軽油(化石燃料)から、軽油代替燃料(再生可能な燃料)へ
3. 車の燃料をガソリンから電気、しかも太陽光発電で充電へ
4. 家の暖房を灯油ストーブから薪ストーブへ
5. 生ごみや家畜の糞尿(ふんにょう)を堆肥化
6. 家の窓をペアガラスに
7. 県産材、なんなら村産材の利用
農家だって、使いたくて農薬や化学肥料を使っている訳じゃない
O2Farmがまったく農薬を使っていないかというとそんなことはなく、「無農薬栽培」をうたっている田んぼではもちろん使いませんが、「微農薬栽培」という農法をしている田んぼでは、初期に一度だけ最低限の除草剤を使用します。牧草を育てている畑では、雑草が生えていてもそれとて牛のエサとなりますから、特に農薬は使いません。というわけで、使ってはいるけどかなり限られた量なので、私は手を出さなくて済んでいます。「私は農薬を使ったことがありません」というと、すごいエコロジスト!?という感じですが、不器用で注意力散漫な私に農薬を扱わせるとロクなことにならない、と判断した夫や義父が私にはやらせてくれないのです(笑)。農業機械も同じ理由で、よっぽどのことがないと乗らせてもらえません。体力と腕力だけが取り柄の私は、せっせと運ぶとか穴や溝を掘るとか、そういう力仕事を好んでやるし、本人がイヤじゃないなら万事OK!なんてったって、30キロ入りのコメ袋だって、軽々持ち上げてしまうんですから♪
知らぬが仏
手作業での草取りしかしたことがない上、農薬を使ったことがなく効果も知らないので、「草取り大変でしょう?」と言われることもありますが、「大変ですけどそれが仕事ですから」と答えます。田んぼの生き物観察なんぞしながら、お気に入りのPodcastを聴きながら田んぼの草取りをするのは、十分楽しい仕事です♪やったことがないので何ともいえませんが、私にとっては終日オフィスでデスクワークするほうがよっぽど大変なことのように思えます。簡単に「無農薬」とかいえないよね…
国の政策として、化石資源由来の農薬や化学肥料を減らすことと有機農業の拡大に今後めっちゃ力を入れていくようですが、「農薬を使わない=草や虫が増える」わけですから、それを駆除する技術や人手がカギになりますよね。息子たちが家を出てしまった今、私と夫だけで5ヘクタールほどの草取りをするのは、そりゃもちろん大仕事です。その上、耕作放棄地を減らすとか、中枢的な農家の規模拡大とか、都市農村交流とか、いろいろ目標や政策があるわけで、規模を拡大して農薬減らしたら、どんだけ大変なんだ!?と思ってしまいます。そこにかかる時間やコスト(人件費)を農産物に反映させたら、買ってもらえない価格帯になってしまう…。スタート=本当に求めているかどうか
そもそも農薬も化学肥料も安くない、というかむしろ高いですよね。農家だって減らせるもんなら減らしたいので、これは農家の問題や課題というよりは、完全に消費者側の問題だと思っています。その値段で買うならやるよ?もっといえば、そっちがその気ならこっちもやるよ、的なことかなと。ニワトリが先かタマゴが先かの議論というよりも、消費者が農薬や化学肥料を減らすことを本当に求めるかどうか、が明確な「スタート」な気がするんですよね。あまり深追いせずにこの辺にしておきますが。技術がもたらした大きな変化
農林水産省が2021年5月に「みどりの食料システム戦略」なるものを策定しました。日本の農業は、戦後の「食料増産」にはじまり、経済成長期以降の「高品質高付加価値」(農産物のジャパニーズブランド)を経て、これからは「環境との共生」を目指すという対策です。それ自体は時代の流れや社会状況として当然だと思うのですが、副題が「食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現」とある。批判とかではなくて単なる感想ですが、イノベーションでねぇ~と何となくキツネにつままれた気になります。もちろん実際に、「これはイノベーションで解決できたな」と思い当たることももちろんあります。菜の花プロジェクトネットワーク
私はドイツ留学時代から「特定非営利活動法人 菜の花プロジェクトネットワーク」という活動に関わっています。学生だった私がバイトとして、この活動の主力メンバーの視察旅行をアレンジして、通訳として同行したことがキッカケでした。このことで活動に火が付き、活発化したこともあり、ガッツリ取り組んできたというよりは、毎年日本のどこかで開催される「菜の花サミット」に何度か参加するなど、つかず離れず緩やかにお付き合いさせていただいています。ただ、このプロジェクトとの出会いが、私が再生可能なエネルギーに本格的に興味をもったキッカケだったので、大変感謝しています。
この活動は、元々は琵琶湖の水質汚染を防ごうという市民活動が発端となった「使用済み天ぷら油の回収と利用」から始まりました。集めた廃食油から石けんや洗剤をつくっていたのですが、無リンの合成洗剤が登場したことで一気に需要が減ってしまい、せっかく集めた天ぷら油が大量に余るように。
ドイツのバイオディーゼル燃料
その打開策として、ヒントを得たのがドイツのバイオディーゼルです。ドイツでは、日本の減反と同じような、小麦などのつくり過ぎを防ぐための生産調整をやっていたのですが、その一環として、あいた土地に菜の花を植えて、それを軽油の代わりになるバイオディーゼル燃料(BDFとも呼ばれる)にしていました。当時、炭素税を免除したことにより、バイオディーゼル燃料は「最安」の燃料となり、農業機械での利用はもちろん、あのメルセデス・ベンツやBMWの車が普通にバイオディーゼル燃料で走っていたのです。
ドイツへの視察と課題
そこに着目したのが「菜の花プロジェクトネットワーク」の理事長・藤井絢子さん。あれを日本でやりたい、と。そしてドイツまで視察に行く際、私が通訳兼コーディネーターとして携わらせていただきました。ところが大きな課題があって、ドイツと違って「使用済みの植物油」が原料だということ。もちろん、油をろ過したり精製したりするのですが、どうしても品質が一定にならない。品質が不安定だとメーカーが保証できないだけでなく、案の定エンジントラブルも多数発生して、ドイツのような普及には至りませんでした。いえ、至っていません、という現在進行形です。
リサイクル燃料の進化
しかし、ここにイノベーションが起きました。熊本の自然と未来株式会社が、使用済み油の品質を一定にする技術を生み出したのです。カギは「蒸留」。蒸留することで、品質が不安定だった燃料の純度を一気に上げ、「純度99%超」というほとんど軽油と変わらない燃料にしたのです。まだ普及には至っていませんが、それはこれから!現在は、熊本いいくに県民発電所株式会社が自然と未来株式会社から事業継承をし、普及に向けて動き始めています。植物由来の燃料は、植物が生長する際に吸収したCO2しか排出しないということで、国際的にカーボンニュートラルといわれています。農業を仕事にするなら、トラクターは必須。コンバインも必須。それらは全て軽油で動きますから、これを植物由来、つまり排ガスを出さないバイオディーゼル燃料に変えたら、CO2削減効果はハンパないと思います。
蓄電池の進化
もう1つは電気自動車。こちらもまだまだ発展途上ですが、ひと昔前は「電気自動車=近場しか走れない」といわれていたほど、すぐに充電が切れてしまうものでした。しかし、数年前から急激にバッテリー容量が大きくなり、1回充電すると500キロ走れる!というレベルに急発展。技術ってすごいなぁ〜。仕事用の農機具ではなく、暮らし用としては、電気自動車は高い買い物ではありました。でも、阿蘇という国立公園の中に住んでいながら、排気ガスを出して移動するのが心苦しかったので、思い切って切り替えました。
こだわりとしては、充電する電気は電力会社から買うのではなく、我が家の屋根にのっている太陽光パネルがつくり出す電気を使っていること!「太陽の力で移動している」という満足感だけでなく、日中に発電したものを電気自動車にため、夜はその電気を家で使う、という状況もつくれました。
高い買い物だったとはいえ、地球温暖化対策にも、光熱費や燃料費の節約にもなっています♪ここ最近ではガソリンの価格も電気料金も上がってきていますので、我が家に似つかわしくない新車を買う時に渋い顔をしていた夫に、ドヤ顔をして見せています。
捨てない暮らし
捨てればゴミ。使えば資源。そう考えると、農村は資源だらけです。我が家が具体的にやっていることをご紹介します。薪ストーブは3回温まる
熊本地震の影響で使えなくなっていた薪ストーブを、去年ようやく再導入。屋根工事や床の補強工事を伴うので、なかなか踏み切れず、3年間も灯油に頼る生活をしていましたが、やっと重い腰をあげました。今考えると、去年のうちにやっておいて良かった!今年はウッドショックで、木材の価格も他の資材の価格も上がっていますから。薪を使うと、薪をつくるときにまず体が温まり、薪を使うときにまた温まり、木を植えなおすときにまた温まる。つまり3回温まる、といわれています。今年も寒くなってきました。去年つくった薪を使いつつ、来年のために寒くても晴れた日は薪づくりに励みます。
生ごみも排泄物も堆肥に
我が家の菜園には、生ごみをコンポストに入れてつくった堆肥を、田んぼには牛舎から集めたお米の皮(もみ殻)の敷料(しきわら)を発酵させた、自家製有機堆肥を使っています。リユース・リデュース・リサイクル
私自身は都会育ちなので、生ゴミも決まった曜日に捨てていました。ほかに捨てるところがなかったし、利用するという発想もありませんでした。牛の糞尿なんて、見たこともありませんでした。しいていえば、両親は「捨てること」が嫌いで、穴があいた服も繕って着ていたし、本は古本屋さんに売ったり買ったり。私のベッドは家をリフォームしたときに使わなくなった扉を再利用して父が作ったもので、ドアノブだったところは穴があいたままでした(笑)。裕福ではなくても特別貧乏な家だった訳ではないのですが、ドイツに住んでいたことのある両親はフリーマーケットが大好きだったそうで、それ以来、やたらとリユースにはまっていました。当時は「それ、ゴミじゃ!?」と恥ずかしい思いもしていましたが、今考えるとかなり先をいっていましたね。
そして、今も
その母は、孫を膝にのせて、着られなくなったTシャツや肌着をチョキチョキ切っては、油汚れをとったり泥を拭き取ったりするための布をつくってくれます。半世紀以上リサイクル、リデュースに徹している母に学ぶことは多いです。最近では教科書にも「リユース、リデュース、リサイクル」の言葉が載っていて、親がやっていることがそれなりに意味があることなんだと、我が家の子どもたちも理解しているようです。いい時代になりました。
リフォームで暮らしの中の地球温暖化対策
農村に多い低断熱低気密住宅のリフォームは、温暖化対策というより、生活改善やコスト削減の意味合いの方が大きい気がします。リフォームって大変だし高いし、簡単にはできませんよね。でも、「やりたい!」という声も多く聞くし、「地球温暖化防止の具体的な対策」という大義名分があると、少しはハードルが下がるかも!?我が家のリフォームは、基本的に友人と夫の協働作業。親方をしてくれる友人がいて、夫は見習いからはじめて今や助手より上の相方ぐらいにはなっているでしょうか。我が家のリフォームの様子が少しでも参考になれば嬉しいです。
まずはペアガラス!
ペアガラスをまたダイエットに例えるとすると、食事制限も運動もしないけど、補正下着を着る感じに近いかもしれません。それなりに高価ですが、大掛かりなリフォームに比べればずっと安い。普段の生活は変わらないのに、ちょっとウエストが細くなるとか、たるみが取れるとか、そういった「何か」が変わる快感。ペアガラスにするだけで暖房や冷房の効率がグンとあがるので、光熱費の節約にもなるし、温暖化防止の具体的な対策にもなるので、なかなかおすすめです。田舎の家あるあるですが、家がやたらと広いので、一気に全部ペアガラスにするのは費用的に難しく、毎年少しずつ変えて、4年間かけて全てペアガラスにしました。
省エネや断熱も大事
古民家のリフォームというと、某テレビ番組が影響して華やかなイメージがありますが、1棟まるごとリフォームしたら、それはそれは高価で大掛かり。新築の家と変わらないか、それ以上のコストがかかります。というわけで、そんな野望を持たず、できることを少しずつやってきましたが、生活空間にあたる3つの部屋とお風呂を、1年に1部屋ずつリフォームをして、私たちの代でやるべきことは終わったかな、というところ。そこで今年は、冬はほとんど使わない客間ですが、リフォームを伴わない断熱対策をしました。畳をあげて、その下に紙を1枚敷き、その上に極薄(6mm)の断熱材を敷き詰めるだけのことで、下から来る冷気をだいぶカットできるのだそう。やらないよりはだいぶマシという対策です。
良いことずくめのお風呂のリフォーム
家族全員が望んでいた、お風呂のリフォームをしたのはおととしのことです。こちらもそれなりに高いですが、毎日入るお風呂のリフォームは、温暖化防止の具体的な対策というよりも、ヒートショック防止や家族全員の幸福度があがる「費用対効果」の大変高い取り組みでした。それまでは冬は極寒、しかも追い炊き不可。体を洗って急いで湯船に入るものの、家族が多いのでお湯の温度が一気に下がります。その都度熱いお湯を蛇口から足しますが、それも薪ボイラーで沸かしたお湯がなくなればアウトなので、とにかく次々と急いで入っていたのです。
最近のユニットバスは、お湯が冷めにくい構造になっていたり、気密性が高かったり、ガスや電気の節約になったりと地球にも家計にも優しい。家自体は相変わらず古くて、薪ストーブのある部屋以外は寒いですが、お風呂が変わったことで、ヨメ(私)はご機嫌だし、子どもたちは友達を家に泊まらせるのがイヤじゃなくなったし、良いことずくめです。
地元の材を生かした古民家での暮らし
築140年を超える古民家での暮らし。もちろん良いことも悪いこともありますが、私はとても誇りに思っています。5年前に後継者として家を継いでから、4年間かけて、4部屋のリフォームをしました。1年目はダイニングキッチン(元は土間だった寒い台所&食堂)と子ども部屋、2年目は仕事部屋、3年目はお風呂、4年目はリビング。まだ手付かずの部屋はありますが、普段あまり使わない仏壇のある部屋とかなので、このままリフォームはせずに住み続けると思います。
地元産の木のぬくもりと共に
無垢(むく)の木のぬくもりが好きなのもありますが、「地元産」へのこだわりがあって、食べ物も地産地消が一番だし、材も地元のが一番!そんな想いで、リフォームには我が家の山から切ってきた木を使ったり、元々使われていた材を再利用したり、それでも足りないときは阿蘇郡産の材を使います。地元で育った木をシンプルに材にして、天然素材のワックスだけ塗って地元で使う。これを具体的な対策といわずして何という!? もちろん、結果として地球温暖化防止の具体的な対策になっています。
身近に木材がない場合、遠い国の山から切ってきた材を化石燃料を使ってタンカーで輸送して、材が腐らないために防腐剤や塗料を塗るなど、どうしても環境へ負担がかかります。田舎暮らしをされている方は、できれば家を直したり小屋を建てるときに、ホームセンターから材料を買ってくるのではなく、少し時間やコストがかかっても、山を持ってる人に木材を頼むとか、地元産の材を扱っている製材屋さんから買うなどして、ぜひ国産材を使ってくださいね!
ささやかな行動や選択だとしても、結果、地球温暖化防止につながる対策になっていることがたくさんあるはずです。
大津愛梨さんのコラムアーカイブはこちら
【毎月更新!】農業なくして持続可能な社会なし家族経営農家の生活を写真と共に紹介♪「ハッピーファミリーファーマーズ日記」
大津 愛梨(おおつ えり)プロフィール
1974年ドイツ生まれ東京育ち。慶応大学環境情報学部卒業後、熊本出身の夫と結婚し、共にミュンヘン工科大学で修士号取得。2003年より夫の郷里である南阿蘇で農業後継者として就農し、有機肥料を使った無農薬・減農薬の米を栽培し、全国の一般家庭に産直販売している。
女性農家を中心としたNPO法人田舎のヒロインズ理事長を務めるほか、里山エナジー株式会社の代表取締役社長、一般社団法人GIAHSライフ阿蘇の理事長などを兼任。日経ウーマンの「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」やオーライニッポン「ライフスタイル賞」のほか、2017年には国連の機関(FAO)から「模範農業者賞」を受賞した。農業、農村の価値や魅力について発信を続けている4児の母。
ブログ「o2farm’s blog」