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- AGRI PICK 編集部
AGRI PICKの運営・編集スタッフ。農業者や家庭菜園・ガーデニングを楽しむ方に向けて、栽培のコツや便利な農作業グッズなどのお役立ち情報を配信しています。これから農業を始めたい・学びたい方に向けた、栽培の基礎知識や、農業の求人・就農に関する情報も。…続きを読む
この記事では、ブロッコリーの収穫時期や採れどきの見極め方、収穫のコツを紹介!収穫方法がよくわかる動画もぜひチェックしてみてくださいね。
ブロッコリーの収穫時期|春まきは5月・夏まきは10月~翌2月
ブロッコリーの栽培チャンスは年2回。2月に種まきをして5月に収穫する春まきと、6〜8月に種まきをして10月〜翌年2月にかけて収穫する夏まきがあります。夏まきの場合、極早生種や晩生種など、品種によって収穫までの期間は大きく変わります。ブロッコリーの品種「極早生種」「中生種」「晩生種」について
ブロッコリーの品種には、種をまいてから収穫するまでの期間が145日以上の「晩生(おくて)種」と、それよりも早く収穫できる「極早生(ごくわせ)種」や「中生(なかて)種」があります。収穫したい時期を決めてから、どのブロッコリーを育てるのか決めると良いかもしれませんね。
ブロッコリーの栽培カレンダー
・種まき(育苗):春まき 2月/夏まき 6~8月・植え付け:春まき 3月/夏まき 8~9月
・収穫:春まき 5月/夏まき 10月(極早生)、11月(中生)、1~2月(晩生)
スティックブロッコリーなど、家庭菜園におすすめの品種はこちら
収穫できるブロッコリーの見極め方|花蕾が15cmほどに育ったら採れどき!
ブロッコリーは、頂花蕾が直径15cmほどに成長したら収穫のタイミング。まだ蕾が硬く、ギュッと固まっているころがベストです。収穫が遅れると、花蕾の形が乱れてしまうので注意しましょう。ブロッコリーの収穫方法|切り口は斜めにするのがコツ!
はさみか包丁を使い、頂花蕾から10~15cm下の茎を切って収穫します。花蕾の周りにある余分な葉も切り落としましょう。ブロッコリーの茎を切るときは斜めに!
ブロッコリーを収穫するときは、切り口を斜めにするのがおすすめ。水平に切ると、茎の上に雨水がたまって腐りやすくなります。そのまま放っておくと腐敗が進み、株が枯れてしまうことも。頂花蕾を採ったあとも、側花蕾を育てて収穫したいという人は株を枯らさないように注意しましょう。ブロッコリーの頂花蕾の収穫後|追肥と摘葉で側花蕾を育てよう
ブロッコリーは頂花蕾の収穫が終わると、わき芽から生える側花蕾が伸びてきます。頂花蕾を収穫してから2週間後ぐらいを目安に、側花蕾が3~5cm程度になったら順次採っていきましょう。スティックブロッコリーも側花蕾を大きく育てて収穫します。側花蕾をたくさん収穫するためには、適度な追肥と不要な葉を取り除くことがポイントです。追肥|側花蕾の出が悪くなったら適宜与える
頂花蕾の収穫後、側花蕾があまり出なくなってきたら、緩効性の固形肥料を半握り〜ひと握り程度与えます。広がった葉のやや内側の位置にまくようにすると、効果的にブロッコリーの根に栄養分を届けることができますよ。ブロッコリーの追肥の方法を動画でチェック!
摘葉(葉かき)|わき芽に日が当たるように不要な葉を取る
わき芽に日をよく当てて側花蕾の生長を促すために、不要な葉はカットしましょう。摘葉をすると風通しが良くなるので、病害虫の予防にもなります。肥料の種類や作り方については、こちらの記事で!
収穫したブロッコリーの保存方法や食べ方はこちら
ブロッコリーはいつまで採れる?
ブロッコリーの栽培適温は15~20℃なので、気温が高くなるとわき芽が育たず、側花蕾も採れなくなります。そのような状態になったらブロッコリーの収穫は終わりです。残った株を土から引き抜き、適当な大きさにカットして処分しましょう。大きく育ったブロッコリーの茎は硬いため、のこぎりが必要なこともあります。ブロッコリーの収穫方法を動画でチェック!
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