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ブロッコリーの保存期間や長持ちさせる方法は生のまま?冷蔵or冷凍?「おばあちゃんの知恵」に学ぶ、簡単おいしい養生ごはん

ブロッコリーの保存期間と長持ちさせるための保存方法(冷蔵・冷凍)について、生のそのままの場合とゆでてから保存する場合に分けてお伝えします。長期保存するためのポイントやブロッコリーを使った保存食レシピ、レンジを使った冷凍方法、ブロッコリースプラウトの保存方法も紹介します。


ブロッコリー

写真提供:養生キッチンふうど
栄養が豊富に含まれており、いろいろな料理に利用できるブロッコリー。人気のある野菜のひとつですが、鮮度が落ちやすいという欠点があります。そこで今回は、ブロッコリーの保存期間とともに、長持ちさせるための適切な保存方法(冷蔵・冷凍)やブロッコリーの保存食レシピについてお伝えします。あわせて、昨今注目を集めているブロッコリースプラウトの保存方法についても紹介します。

ブロッコリーの保存期間|冷蔵or冷凍のどちらの方法が適切?

ブロッコリー
出典:Pixabay
ブロッコリーをおいしく食べるためには、新鮮なうちに適切な方法で保存することが大切です。保存期間などを確認して、冷蔵と冷凍のどちらがよいかを選んでくださいね。

ちなみに、ブロッコリーを常温で保存するのは避けましょう。収穫後は水の吸収が止まり、ブロッコリーから水分がどんどん失われていきます。気温20度以上の環境に置いておくと、収穫してから2日間ほどで黄色に変色してしまいます。

冷蔵なら、保存期間は1~4日程度

ブロッコリーを生の状態で冷蔵保存すると、3~4日間は日持ちします。下ゆでしてから冷蔵した場合、保存期間は1~3日程度です。

長期保存したいとき|冷凍期間は約1カ月

すぐに食べる予定がなく、長期間保存したい場合は、冷凍しましょう。新鮮なうちに冷凍することで風味や食感が悪くなるのを防げます。生の状態でもゆでてからでも冷凍することができ、どちらも保存期間は約1カ月です。

ブロッコリーを冷蔵保存する方法

ブロッコリー
出典:Pixabay
新鮮なブロッコリーが手に入ったら、ひとまず冷蔵保存しましょう。

そのまま冷蔵保存する場合

生のブロッコリーをそのまま冷蔵保存するときのポイントは、「乾燥しないようにする」ということです。

〈生のまま冷蔵保存する方法〉
1. 湿らせたキッチンペーパーなどで房をすっぽりと包む。その上からビニール袋などをかぶせる。
2. 茎が下側になるようにして冷蔵庫に入れ、立てて保存する。


下ゆで後に冷蔵保存する場合

ブロッコリー
写真提供:養生キッチンふうど
ブロッコリーを下ゆでしたものを冷蔵保存しておくと、いろいろな料理にすぐに使えて便利です。その後調理することを考えて、硬めにゆでておくようにしましょう。ゆでた後に水気をしっかりと切ることも大切です。

〈下ゆで後に冷蔵保存する方法〉
1. ブロッコリーは子房に切り分ける。
2. 鍋にたっぷりの湯をわかし、少量の塩(水の量に対して1%程度)を入れて、1のブロッコリーを1~2分ゆでる。
3. ザルなどにあげて水気をよく切り、粗熱を取る。清潔な保存容器に入れて、冷蔵庫に入れる。


長持ちさせるために適切な温度とは?

生のブロッコリーを保存するときに最適な温度は、「0℃」とされています。そのため、野菜室ではなくチルド室で保存するのがおすすめです。通常の冷蔵庫の野菜室は約3~7℃であり、保存に適切な温度よりもやや高いため、劣化を早めてしまうことがあります。

これに対して、チルド室は0~3℃であり、食品が凍る一歩手前の温度に設定されています。一般的にチルド室には肉や魚介類を入れることが多いですが、ブロッコリーなど特定の野菜の保存にも活用できます。

ブロッコリーを冷凍保存する方法

ブロッコリー
写真提供:養生キッチンふうど
ブロッコリーがたくさん収穫できたときやすぐに使う予定がないときなどは、冷凍保存しましょう。冷凍保存の場合、生のまま保存するやり方とゆでてから保存する方法があります。それぞれにメリットとデメリットがあるので、好みや必要に応じて使い分けるようにしたいですね。

ここでは2種類の冷凍方法とともに、昨今話題のブロッコリーライスの冷凍方法を紹介します。


生のまま冷凍保存する場合

生の状態のまま冷凍保存するメリットは、ブロッコリー独特の食感が残ること。また、ゆでていないためビタミンなど栄養の損失が少ないことも大きなメリットです。冷凍したブロッコリーの房はポロポロと崩れやすいので、取り扱いに気を付けてくださいね。

〈生のまま冷凍保存する方法〉
1. ブロッコリーを小房に切り分ける。
2. ブロッコリーを重ならないようにラップなどで包む。
3. ブロッコリーを保存用ポリ袋に入れる。


ゆでてから冷凍保存する場合

ゆでてから冷凍保存するメリットは、さっと調理しておくとすぐに使えることと、房が崩れにくくなること。ゆでる方法は、冷蔵保存する場合の下ゆでと基本的には同じです。おいしさをキープするために、さっとゆでて、水分をしっかりとふき取るようにしましょう。

〈ゆでてから冷凍保存する方法
1. ブロッコリーは子房に切り分ける。
2. 鍋にたっぷりの湯をわかし、少量の塩(水の量に対して1%程度)を入れて、1のブロッコリーを30秒~1分程度ゆでる。
3. ザルなどにあげて水気をよく切り、キッチンペーパーなどで水分をふき取る。
4. 粗熱が取れたら、ブロッコリーを保存用ポリ袋に入れる。


電子レンジを使った方法も便利!

より手軽さを求めるなら、電子レンジを使う方法もあります。レンジを使うことで、ビタミンの流出を防ぐことができます。ただし、水分が飛んでブロッコリーがパサパサになりやすいので、水分を少量加えるなど工夫しましょう。レンジの機種によって、加える水の量や加熱時間を調整してくださいね。

〈電子レンジを使った冷凍保存の方法〉
1. ブロッコリーは子房に切り分ける。
2. 耐熱皿に並べて、水を上からまんべんなくかけてラップをして加熱する(ブロッコリー100gに対して、加える水の量は大さじ1~2、加熱時間は600Wで1分程度が目安)。


冷凍したブロッコリーの食べ方

冷凍したブロッコリーを自然解凍すると、水分が出てべチャッとしてしまいます。基本的に、凍った状態のまま料理に利用するようにしましょう。また、生のブロッコリーを調理した場合に比べて、冷凍したものは柔らかく食感が悪くなりやすいです。サラダなどではなく、スープや煮もの、炒めものなどの加熱する料理が向いています。

昨今話題の「ブロッコリーライス」として冷凍保存するのもおすすめ

ブロッコリーライス
写真提供:養生キッチンふうど
ブロッコリーライスとは、ブロッコリーをお米のような形状に刻んだもののこと。お米の代わりとして食べることができ、糖質制限をしている人やダイエット中の人などに人気があります。

ブロッコリーライスは、フードプロセッサーまたは包丁でブロッコリーを刻むだけで作ることができます。冷蔵保存すると風味が落ちやすいので、すぐに食べないときは小分けにして冷凍保存するのがおすすすめです。食べるときは、凍った状態のまま加熱して利用します。炒飯(チャーハン)に混ぜたり、カレーを添えたりして食べるとおいしいです。

お米の代わりに野菜を食べるなら、「カリフラワーライス」も人気があります。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

話題のブロッコリースプラウトやブロッコリースーパースプラウトの保存方法

ブロッコリースーパースプラウト
出典:PIXTA
ブロッコリースプラウトとは、発芽したばかりのブロッコリーの新芽のこと。ブロッコリースーパースプラウトは、ブロッコリースプラウトに多く含まれる注目の成分「スルフォラファン」が高濃度に含まれる商品のことです。どちらも栄養が豊富に含まれており、手軽に食べられることから昨今人気を集めています。

ブロッコリースプラウトも、ブロッコリーと同じく日持ちがしない野菜です。時間が経過するにつれて栄養も失われてしまうことから、基本的には早めに食べ切るのがおすすめです。冷蔵保存の方法は、食べる分量だけをスポンジから取り、残りをパックのまま立てた状態で冷蔵庫に入れます。冷蔵した場合の保存期間は、3~4日程度。冷凍保存には向いていません。

ブロッコリースプラウトの栄養や食べ方についてはこちら

ブロッコリースプラウトに含まれる栄養やおすすめの食べ方については、こちらの記事をご覧ください。

ブロッコリーを使った、簡単おいしい保存食レシピ

ブロッコリー
出典:Pixabay
そのままの状態や下ゆでしただけの状態で冷蔵保存しておくと、時間が経つにつれて、ブロッコリーの風味はどんどん落ちてしまいます。ゆでた後に味付けをしておくことで、味の劣化を最小限にできます。ここでは、ブロッコリーの簡単保存食として「ブロッコリーのごま和え」と「ブロッコリーのピクルス」を紹介しましょう。


ブロッコリーのごま和え

ブロッコリーのごま和え
写真提供:養生キッチンふうど
ブロッコリーを新鮮なうちにゆでて、人気のごま和えを作ってみましょう。保存期間の目安は、冷蔵保存で2~3日程度です。ごま和えの代わりに、かつお節や青のり、梅干しをたたいたものを加えるのもおすすめです。

〈材料〉作りやすい分量
・ブロッコリー 1株
・すりごま(黒・白どちらでもOK)大さじ2
・しょうゆ・てんさい糖(きび砂糖などほかの砂糖でもOK) 各小さじ2


作り方

  1. ブロッコリーは子房に切り分ける。
  2. 鍋にたっぷりの湯をわかし、少量の塩(水の量に対して1%程度)を入れて、1のブロッコリーを2~3分ゆでる。ざるにあげて、水気を切る。
  3. ボウルにすりごま・しょうゆ・てんさい糖を入れて混ぜ合わせる。2のブロッコリーを加えて、全体をあえる。

ブロッコリーのピクルス

ブロッコリー ピクルス
写真提供:養生キッチンふうど
ブロッコリーのピクルスは、料理の付け合わせや箸休めにぴったり。お好みで、具材にカリフラワーやにんじんなどを加えてボリュームアップしたり、ピクルス液ににんにくや唐辛子、黒コショウなどを加えたりするのもおすすめ。保存期間の目安は、冷蔵保存で3~4日程度です。

〈材料〉作りやすい分量
・ブロッコリー 1株
・水・酢 各100cc
・はちみつ(てんさい糖でもOK) 大さじ3
・塩 小さじ1
・ローリエ 1枚


作り方

  1.  ブロッコリーは子房に切り分ける。
  2.  鍋にたっぷりの湯をわかし、少量の塩(水の量に対して1%程度)を入れて、1のブロッコリーを2~3分ゆでる。ざるにあげて、水気を切る。
  3. 別の鍋に水・酢・はちみつ・塩・ローリエを加えて加熱し、沸騰直前で火を止める。
  4. 清潔な保存容器に2のブロッコリーを入れて、上から3のピクルス液を注ぎ、ひたひたに浸かる状態になるようにする。粗熱が取れたら冷蔵庫に入れて、2~3時間程度待つ。

ブロッコリーの茎(芯)の栄養や食べ方についてはこちら

ブロッコリーは房だけでなく、茎(芯)にも栄養が豊富に含まれています。冷蔵・冷凍保存する際には、茎(芯)も一緒に使うようにしましょう。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

ブロッコリーを正しく保存して、長期間おいしく食べよう

ブロッコリー
出典:Pixabay
栄養が豊富でいろいろな料理に活用できる、ブロッコリー。日持ちがしにくい野菜のひとつですが、適切な方法で保存することで長期間味わうことができます。今回紹介した冷蔵・冷凍保存方法や保存食のレシピなどを、ぜひ参考にしてみてくださいね。ブロッコリーをおいしく食べて、健やかに過ごせますように。

ブロッコリーの品種や栽培方法についてはこちら

ブロッコリーは家庭菜園でも手軽に栽培できます。品種や栽培方法について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

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松橋 佳奈子

早稲田大学を卒業後、企業とNPOにてまちづくりの仕事に10年以上携わる。その間にバックパッカーとして35カ国を訪問・視察し、世界各地の風土と食文化について考察を深める。2014年に薬膳とおばあちゃんの知恵をベースに「養生キッチンふうど」を立ち上げる。現在は愛知県を拠点に、風土食をのこす・つくる・伝える活動をしている。主な資格は、国際薬膳師。

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