菜園でもプランターでも!失敗しないズッキーニの育て方|農業・ガーデニング・園芸・家庭菜園マガジン[AGRI PICK]

菜園でもプランターでも!失敗しないズッキーニの育て方

畑、プランターでのズッキーニの育て方を解説します!受粉の方法やうどんこ病などの病気対策、追肥の仕方まで、栽培を成功させるポイントも徹底的にご紹介。植えてから1カ月半ほどで収穫でき、どんな料理にも合うズッキーニを育ててみませんか?


ズッキーニ 出典:pixabay
ラタトゥイユにオーブン焼き、たまには趣を変えて天ぷらやナムルに。くせがなく食べやすいズッキーニは、アイデア次第でどんな料理にも合わせられ、食卓を充実させてくれる野菜です。
そしてズッキーニは、植えてから1カ月半ほどで収穫できるスピード野菜でもあります!ピーク時には毎日のように収穫できて、連日のズッキーニ三昧も夢ではありません。

畑で、プランターで、大収穫をめざしてズッキーニを育ててみませんか?

1. ズッキーニ栽培、成功のための5つのポイント

出典:pixabay
栽培中の注意点を知っておけば、トラブルが起きても対処できます。次のポイントを押さえておきましょう!

1. 栽培スペースは広めにとろう|支柱を使う方法も

ズッキーニは、つるを伸ばさずに育つカボチャの一種。株の中心から放射状に茎を伸ばし、大きな葉を広げて成長します。苗の段階では10cmくらいですが、最終的には1m四方近い大きさになるので、最初にきちんとスペースを確保することが大切です。葉が密集すると風通しが悪くなり、病気も出やすくなるので、畑で2株以上育てるなら、間隔を1mあけて植えましょう。

プランターの場合は、深さ、直径が30cm以上の大型を用意します。葉はプランターの外まで広がるので、横を通る時に茎を折ったりしないように、置き場所に配慮してください。ベランダが狭くどうしても邪魔になるときは、支柱を立てて茎を上向きに誘引する方法もあります。

2. 傷は腐る原因にも!マルチやワラで防止

出典:写真AC
ズッキーニの花や実は、株の付け根近くにつくので、大きく育つと地面にこすれて傷がつき、そこから腐ってしまうことがあります。植え付け前に畝(うね)にマルチを張るか、植え付け後に畝全体にワラを敷くなどして保護すると、きれいなズッキーニが収穫できます。泥はねで病気が発生するのを抑える効果もあるので一石二鳥!

 

穴なし ワイド黒マルチ 135cm幅

黒マルチシート(農業用資材)とは 、おもに地温上昇効果や雑草や虫、病気から作物を守るために使用されます。アブラムシなどの害虫の被害を抑制し、農薬などの使用も最小限に抑えられ、また夏場など強い日差しの時など急激な地温上昇も抑えられ、ある程度一定の地温を保つことが期待されます。
ワイド黒マルチ
ITEM
ワイド黒マルチ
・サイズ:幅135cm×10m~
・参考価格:450円前後
・備考:10mごとの販売(数量1=10m)
家庭菜園や小さな畑に適した大きさでありがたいです。
50mや100mも要らなかったので、10m単位で買える ”ナチュールアミ” さんを見つけた次第です。
当商品は中心線に等間隔で印がつけられており、畝にカバーするときも、苗を植えていくときも、とてもやりやすかったです。 出典:Amazon

家庭園芸用 敷きわら 12L

寒冷地の保温、夏期の乾燥防止に優れ、冬期の霜や凍結から作物を守ります。
また、雨水による土の流出や雑草増殖の防止にも役立ちます。
天然のワラなので、腐食した後は肥料としても使用することが可能です。
タカショー 敷きわら NO.37
ITEM
タカショー 敷きわら NO.37
・内容(約):天然わら 12L
・参考価格:900円前後

ワラサラバー 1×10m

敷きわらより作業が簡単に行えます。地温上昇を抑え、害虫の怠避効果も見込めます。
吸水性がなく腐食しません。路地の夏秋栽培用、夏場の蒸散防止に適しています。
シンセイ ワラサラバー
ITEM
シンセイ ワラサラバー
・サイズ:幅1m×長さ10m
・カラー:シルバー
・材質:ポリエチレン
・耐用年数(約):3年
・参考価格:900~1,600円前後
小玉スイカとマクワウリの栽培に使用しました。例年は藁を敷いていましたが収穫後は藁を裁断し畑に漉き込んでいたので手間でした。また風が吹いても藁のように飛ぶこともなく重宝しました。黒マルチの上にこの商品を敷いた効果かどうかわかりませんが、今年の日照不足の天候にもかかわらず、スイカもマクワウリも例年より多くの収穫がありました。あと2~3年は使用できそうです。 出典:Amazon

3. うどんこ病は早めに対策

うどんこ病 出典:写真AC
ズッキーニをはじめ、ウリ科野菜がかかりやすい病気に「うどんこ病」があります。カビが原因で起こる病気で、うどん粉(小麦粉)をふったような白い斑点ができることからこう呼ばれます。放っておくと、ほかの葉にもどんどん広がり、やがて枯れてしまうこともあるので、予防と早めの対策が重要です。

予防は、風通しよく育てることが第一。苗を植えるときはきちんと間隔をあけ、葉を密集させないように気をつけます。
また、葉の表面に白いポツポツを見つけたら、その葉は切り取ってしまいましょう。一度病気が発生した葉は元に戻らないので、周りに広がらないようにすることが大切。切り取った葉からも感染するので、すぐに処分してください。

このほかの対策として、人体や環境に影響の少ない自然派農薬を使う方法もありますが、病気が広がってからだと、思ったほど効果がありません。この場合も早めの対策がカギになります。

 

野菜と花のカダンセーフ

ヤシ油とデンプンから作られた、化学殺虫・殺菌剤不使用の農薬。食品が原料なので、収穫前日まで使うことができます。野菜や花のうどんこ病、アブラムシ、ハダニなどに効果的。
フマキラー カダンセーフ
ITEM
フマキラー カダンセーフ
・内容:450ml
・参考価格:560~650円前後
ベランダでパプリカを育てるときにアブラムシ対策で毎年お世話になってます。今年はあまり出なかったので、来年の分に持ち越せそうです。食品成分でできているので、人体に害もなく安心して使えます☆ 出典:楽天市場

4. 人工受粉で確実に収穫

ズッキーニは1つの株に雄花と雌花が咲き、雄花の花粉を雌花が受粉することで実をつけます。自然の環境では、ミツバチなどの昆虫が行き来して受粉を助けてくれますが、虫が少ない場所では、人工授粉をしたほうが確実に収穫できます。次の項目で方法を詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

最初のうちは雄花ばかり咲いて、雌花がなかなか咲かないことがありますが、株が成長すると雌花も咲き始めます。あせらずに待ちましょう。


5. とり遅れに気をつけよう

出典:pixabay
ウリ科野菜は成長が早いのが特徴。ズッキーニは、受粉から5~7日目、長さ20cm前後(丸ズッキーニは直径7cm前後)が食べごろの大きさですが、数日遅れると、あっという間に長さ50cm以上にも育ってしまいます。ジャンボズッキーニも食べられないことはありませんが、皮が硬くなり、種ができるので、調理にちょっと手間がかかります。独特のやわらかさもなくなってしまうので、やはり早めの収穫をおすすめします。
また、大きなズッキーニを放置すると、そちらに養分が取られて株が弱り、収穫時期が短くなってしまうこともあります。

2. ズッキーニの栽培カレンダー

出典:Flickr(photo-by:Joe Lanman)
ズッキーニの成長に適した気温は、25~30℃。気温の十分上がるゴールデンウィーク前後が植えつけにちょうどいい時期です。数株育てる場合は、時期を少しずつずらして長く収穫を楽しむのもおすすめです。

・種まき、苗作り:3~4月
・植え付け:4~5月
・収穫:6~8月

3. 菜園での育て方

4月頃から、園芸店やネット通販で苗が購入できます。自分で苗を作るなら、植え付けの1カ月前に種をまいて、本葉4~5枚の大きさまで育ててから植えましょう。

→苗作りについてはこちら

Step1. 用意するもの

・ズッキーニの苗、マルチ(またはワラ)
・基本の道具

→「基本の道具」関連記事

Step2. 土作り

栽培する区画の酸度調整を済ませ、2週間前を目安に、堆肥と肥料を入れて土作りをしします。幅60cmの畝を立てて、マルチを張ります。

→土作りについてはこちら

Step3. 苗の植え付け

カッターなどでマルチに穴をあけ、畝(うね)の中央に苗のポットと同じサイズの穴を掘り、ポットをはずして植えつけます。周りの土を寄せて、密着させるように手で押さえ、ジョウロでたっぷりと水やりします。2株以上植える場合は、間隔を1mあけましょう。

 

Step4. 追肥

植え付けの2~3週間後から、2週間に1回を目安に肥料を追加で与えます。粒状の化成肥料を使う場合、株が小さいうちは、1株あたり10gをマルチの穴の中にまきます。株が大きくなると根も横に広がるので、マルチをめくって、30gほどを畝の両脇にまきます。マルチは元どおりに埋めておきましょう。

 

Step5. 人工受粉

出典:pixabay
雄花と雌花が両方咲いたら、人工授粉を行います。見分け方は、花の付け根にふくらみ(果実の元になる部分)があるのが雌花、ないのが雄花です。雄花を摘んで花びらを取り除き、雌花の中心の雌しべにそっと花粉をつけて受粉させましょう。花粉の量は早朝が多いので、人工受粉は朝のうちに行うのがポイントです。

 

Step6. 収穫

受粉から5~7日後、長さ20cm程度になったら、ヘタの上をハサミで切って収穫します。丸ズッキーニやUFOズッキーニは直径7cm前後が収穫サイズです。


4. プランターでの育て方

プランターでの育て方も、基本的には畑と同じです。
水ぎれや肥料ぎれすると実のつき方が悪くなるので、その点だけ注意してくださいね.株が大きくなると、たくさん水を吸い上げるので、特に夏場は乾燥に気をつけましょう。

 

Step1. 用意するもの

ズッキーニの苗、直径30cm×深さ30cm以上のプランター
そのほかに用意するものは、こちらを参照ください。

→「基本の道具」関連記事


 

Step2. プランターの準備

プランターの底に鉢底ネットを敷き、底面が見えなくなるくらい鉢底石を入れます。培養土を縁から2cmほど下まで入れ、水でよく湿らせておきます。

 

Step3. 苗の植え付け

出典:写真AC
プランターの中央に苗のポットと同じ大きさの穴を掘り、ポットをはずして苗を植え付けます。最後にもう一度水やりして、植え付け完了。日当たりのよい場所に置いて、土が乾いたらたっぷりと水やりしながら育てます。

 

Step4. 追肥

植え付けから2~3週間経ったら、2週間に1回、液体肥料または固形肥料を追肥しましょう。使用量は製品によりますが、粒状の化成肥料の場合、1プランター当たり10g程度が目安です。

 

Step5. 人工授粉

やり方は畑の場合と同じ。朝のうちに雄花を摘み取り、雌花の中心の雌しべに花粉をつけます。

 

Step6. 収穫

受粉から5~7日で収穫できます。収穫が続いている間は、追肥も忘れずに行いましょう。

 

5. ツヤツヤのズッキーニは、まるで宝物!

出典:pixabay
カラフルでツヤツヤ、形もユニーク。ズッキーニは育てるのも食べるのも楽しい野菜です。自分で育てれば、「花ズッキーニのフリット」など、お店でしか食べられないような料理も作れます!
今年の夏は、ぜひズッキーニの魅力に浸ってみませんか?




紹介されたアイテム

タカショー 敷きわら NO.37

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シンセイ ワラサラバー

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¥874 税込

フマキラー カダンセーフ

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¥648 税込

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