目次
この記事では、自宅にあるものを使ったサビ取り方法と、バイクや自転車、ステンレス等のサビ取り、サビ防止方法、市販のおすすめサビ取り剤とアイテムをご紹介します。
サビはすべてが悪者?
だから、サビの種類をよく知らずにすべてのサビが悪者!と決めつけて取り去るのはおすすめできないのです。
では、サビは何種類あるのでしょうか。サビは、色で分ける、発生のメカニズムで分けるなど分類法はいろいろありますが、色で分類すると赤錆、黒錆、白錆、緑錆、茶錆、青錆、黄錆に分けられます。こんなにあるの?って驚きますよね。でも普通私たちの目につくサビは少数です。
私たちが目にするサビは主に3種類
青サビ
銅や銅合金に発生する青緑色のサビ。このサビは緑青(ロクショウ)とも呼ばれ、銅板で葺いた寺院の屋根や鎌倉の大仏さまなどでおなじみですね。青サビには、それ以上銅を腐食させないようにする「保護皮膜」の役割もあるのですが、一時は青サビは有毒、なんて信じられていたことがありました。でも、それは間違いであることが現在ではわかっています。だから家庭にある銅なべが錆びて青緑色になったからといって大慌てしないようにしましょう。
赤サビ
鉄にできる褐色のサビは赤サビと呼ばれています。むき出しの鉄だけにできるのではなく、最初はコーティングされている鉄でできた階段なども徐々に褐色に錆びてきます。そして次第に鉄を腐食させ、ボロボロにしてしまいます。黒サビ
赤サビを黒サビに変えて、鉄を腐食から守るとされる錆転換材はこの黒サビの性質を利用したものです。
錆びないはずのステンレスがなぜ錆びる?
もらい錆
ステンレスと他の金属を接触させることで起こるサビをいいます。ステンレスにサビができる過程は以下の通り。1. ステンレスは電位が高い材料なので、ステンレス側ではなく接触する相手方の金属が腐食しサビが発生します。
(例)ステンレスの上に水に濡らした鉄釘を置いておくと、翌朝には釘の形をした赤サビができます。これは電位の低い釘がステンレスに触れることによって腐食が助長され、赤サビを発生させたことから起こる現象なのです。
2. ステンレスに接触している相手側(鉄釘)に発生したサビが、ステンレス表面の酸化被膜の耐性を弱める。
3. 2が繰り返されることで耐性が弱った部分にピンホール状の穴ができ、そこに水分が入り込み、サビが発生するようになる。
シンクに出る錆
そこへ食塩水や熱湯をかけたり、ゴミが付着したりするとサビの発生につながってしまうのです。
アルミにおすすめのサビ取り剤
アルミレスキュー
原液のアルミ専用サビ落とし剤だから、空冷エンジンのフィンの隙間まで入り込み、強力に頑固なサビを落とします。ホイールクリーナーとしても使えるので、ホイールの白い部分は輝き、ブレーキダストも同時に落ちて輝きを取り戻します。
ブルーマジック
アルミ、マグネシウム、金、銀、銅、ステンレスなどの錆びや汚れを取り、ツヤ出しやシリコンコーティングもできるメタルポリッシュクリーム。バイクだけではなく、自転車の頑固なサビ落としにも使えますよ!スチール素材におすすめのサビ取り剤
ロックタイト
表面に傷をつけたくない、サビの再発も防ぎたい!そんなわがままに応えてくれるサビ落とし。ペースト状で垂れにくいので垂直面でもストレスなく使えます。オートバイ、自転車、三輪車の金属面やメッキ面のサビ落としだけではなく、スチール家具、パイプ椅子、レンジ、工具、電気器具など、またゴルフ、釣具などのスポーツ用品やドアの取っ手のサビ落としも得意分野!
ネジザウルスリキッド
ビックリするほど錆が落ちる!、と評判のサビ取り剤。なんとAmazonの売れ筋ランキングで1位だから、効果はいわずと知れますね。錆びたネジを取り除くことも簡単!ビニールハウスのパイプ接合部などサビやすい部分のメンテナンスにもお使いください!
ステンレスにおすすめのサビ取り剤
ステングロス
ステンレスやスチール、アルミ、真鍮等にも使用できる、食品添加物だけでつくられた安全性の高いサビ落とし。錆や汚れを落とすだけではなく、特殊オイルのはたらきで表面を傷つけず、ツヤ出しと表面の保護ができます。
シーバイエス ステングロス
・内容量:480ml
・参考価格:817円前後
・参考価格:817円前後
…初めて使う時に、水垢をきっちり取ってあげれば、その後は、週一から月1でやっていますが、水垢がついてもすぐに取れるようになります。(もちろん数日間放置するようなことは絶対しないで、放置しても一晩放置する程度にし、基本は白いタオルで拭きあげる習慣は必要)もし放置してしまったとしても、酢のスプレーを軽く拭いて30分ぐらいたてば、その後タオルで拭けば水垢はとれます。またこのステングロスをスプレー後にしばらく放置後に拭きあげるとかいていますが、先日一晩放置していたら、シンクの傾斜のおかげで泡が排水口まで綺麗に流れ出ていて、全て流れて綺麗になっており、拭きあげる必要なんて無いのでは?と思いました 出典:Amazon
ステンレス汚れ落とし
高温で焼きついた汚れを分解して落とすクリーナー。長年の汚れが染み付いたステンレスやガス器具・調理器具などガンコな汚れやコゲ跡もスッキリ解消!環境ホルモン被疑物質や環境に有害な物質を使ってないから自然にも優しい!頑固な自転車のサビにおすすめのサビ取り剤
おすすめのサビ取り剤
自転車の走行まで左右してしまうサビ。特にチェーンのサビ取りはかなり手強そうなので、作業にとりかかるのが億劫になりがちです。でもご安心を!風を感じながら気持ちよく走れる自転車に戻してくれるアイテム発見!チェーンルブ
定期的にメンテナンスしたいチェーン等の駆動系。付着した砂やホコリをきれいにすることで買ったばかりのような快適な走りに戻してくれるのがチェーンルブ。錆の発生を抑制し、チェーンの動きが軽くなって寿命を延長。使用時も飛び散らないし、揮発にも優れています。
KURE 5-56
防サビ、可動部の潤滑、電気系統の除湿・防湿、電気接点の清浄までこれ1本で完結する優れもの!
自転車のサビ取の落とし方をご紹介!
1. ワイヤーブラシでこする
最初にワイヤーブラシで錆びた部分をこすってみましょう。その後、雑巾で乾拭きします。ワイヤーブラシで落ちなかったら、サビが奥まで入り込んでいる可能性があります。そんな時はオイルを使います。2. オイルを錆びた箇所に塗る
灯油があれば要らない布に染み込ませてサビ部分に塗り込みます。揮発性のスプレー式オイルなら直接サビ部分に吹きかけます。3. スチールブラシでこする
オイルを塗りこんだ場所をスチールブラシで軽くこすります。これでもサビが取れなかったらサビ取りクリームを使います。4. サビ取りクリームで表面を磨く
スチールブラシでついた傷を滑らかにするために、メッキやアルミにも使えるサビ取りクリームを紙やすりか布につけて磨きます。かなり根気がいる作業ですが、再びサビさせないようにするためにも、頑張って表面が滑らかになるまで磨きましょう。5. 表面にオイルを塗る
最後に表面をオイルでコーティングします。揮発性のオイルを塗り込んでおしまいです!自転車のサビの予防のポイントは「保管場所」にあり
バイクのメッキ部分におすすめのサビ取り剤
サビトリキング
強くこするとせっかくのメッキが取れて新しいキズができて、そこからもサビが発生することも。そこで、力を入れなくてもサビが取れるサビ取り剤を使って、科学の力ですっきり落としましょう。
PITGEAR
メッキやステンレス製フェンダー、マフラーについた手強いサビ取りに!同社のPG-225/256等のブラシと一緒に使うと効果的にサビが取れます。
重曹・酢・クエン酸…家にあるものでもサビが取れる!
そんな時はサビ取り剤を買いに走る前に、お家にあるものでサビ取りしてみませんか?化学薬品を使わないのでエコですし、体にも安心です。
重曹
重曹のペーストを塗る
サビが広範囲にわたっていない時には便利な方法。重曹を少量の水でシャーベット状にします。錆びた部分に塗り、30分以上放置。その後、歯ブラシやワイヤーブラシでサビをこそげ落とします。クエン酸
サビは酸素が金属を酸化したために起こりますが、酸化した金属から酸素を切り離して、酸化する前の状態に戻す働きのことを還元作用といいます。クエン酸や酢にはこの働きがあるので、金属のサビ取り剤として使えます。エコ洗剤で有名なクエン酸の主な働きは、酸性の力で汚れを分解・中和して落とすこと。赤錆を落とす時は、クエン酸水を雑巾などに染み込ませてしばらくサビの上に放置。ガンコな赤錆の場合はクレンザーもプラスして柔らかいスポンジでこすりましょう。

金属磨き剤も使える!
自転車やバイクなどを磨く時に使う金属磨き剤は、点サビも取れる優れものです。錆びた部分を鏡面のようなピカピカ仕上げにしたいならコレ!頑固なサビにはワイヤーブラシ
ネジやボルトの頑固なサビを落とす時の必需品。サビを強力に落とせるワイヤーブラシにはステンレス、真ちゅう、ナイロン製があります。一番硬いものがステンレスブラシで、ソフトなものがナイロンブラシです。用途に応じて使い分けましょう。白酢に浸す
レモンと塩をふりかける
塩をサビのついた部分に表面が見えなくなるまでたっぷりふりかけ、その上からレモン汁をかけます。2~3時間そのまま置いた後に、サビを擦り落とします。歯磨き粉で落とす
練り歯みがきだけでもいいのですが、重曹を混ぜて使うと効果的です。歯磨き粉と重曹を1対1の割合で混ぜて、サビの部分に厚めに塗ります。10分後にブラシでサビをこそげ落とします。軽めの錆ならメラミンスポンジ
汚れた部分を軽くこするだけで網目が汚れを掻き取ってくれるメラミンスポンジもサビ落としに使えます。使い方は水をつけてこするだけ。それでも落ちない時は、酢に浸してこする手も。サンポール
トイレ用洗剤のサンポールをキッチンペーパーなどにつけて、サビ部分を30分間覆います。その後、サビが残っているようなら、覆っていたペーパーなどでこすり取ります。あとは酸が残らないようにきれいに洗い流します。※ゴム手袋をつけてからサンポールを使用しましょう。
ステンレスのサビを予防する方法
長年使っているとステンレスにもサビは発生します。また台所のシンクは洗剤、酢、塩などが付いた食器や鍋を置く場所だからサビも発生しやすくなります。ステンレスのサビ取り剤をご紹介しましたが、できれば後手後手に回らず、前もってサビがつかないようにしておきたいものですよね。では、サビを予防するためにはどんなことをすればいいのでしょうか。