レモンを鉢植えで育てよう!冬の管理&大きくならない剪定方法は?

鉢植えでも育てられるレモンの木。ベランダや庭先、室内でもコンパクトに管理でき、寒さ対策も地植えより簡単!土づくりから始まる苗木の植え付け方法や、植え替えの時期など、鉢植えでのレモンの育て方を紹介します。おすすめの品種や、起こりやすいトラブルについても解説!


鉢植えのレモンの木

出典:PIXTA
レモンを植木鉢で育てるときは、鉢植えにあった土づくりや、矮性(わいせい:小型のまま成熟する植物)の品種選びが大切!限られたスペースでコンパクトに管理できる剪定方法や、レモンが苦手とする冬の対策方法などをまとめました。

レモンは鉢植えで育てられる!

出典:写真AC
レモンは、ホームセンターや園芸店で取り扱われていることも多い人気の果樹です。地面に直接植えるイメージを持っている人が多いかもしれませんが、「庭が狭い」「あとから場所を移動させたい」という場合は、鉢植えで育てることもできます!最近では、観葉植物として室内で育てている人も。さわやかな香りのレモンの実を収穫できるだけでなく、紫色が混じったかわいい白い花も見て楽しめます。

レモンを鉢植えで育てるメリット・デメリット

メリット

室内の鉢植え
出典:写真AC

温度管理しやすい

レモンは寒さに弱い植物。気温が0℃以下の環境下では育てるのがむずかしいですが、鉢植えで育てれば、気温に応じて置き場所を室内などに移動できるので、寒さが心配な地域でも育てやすいですよ!

コンパクトに育てられる

レモンを鉢に植えると、地面に直接植えたときよりコンパクトに育てられます。ベランダや、スペースが限られている狭い庭での管理に便利です。

デメリット

植え替えのための土とシャベルとジョウロ
出典:写真AC

植え替えの必要がある

ずっと同じ鉢で育てていると、鉢の中が根でいっぱいになる「根詰まり」を起こし、生育が悪くなってしまいます。数年に一度は大きい鉢に植え替える必要があるのですが、大きく育った植物も土も鉢自体も重いため、一人で無理にしないようにしてくださいね。

収穫量が少ない

鉢植えだと地植えよりも木が大きくならないため、レモンの実の収穫量も少なくなってしまいます。たくさん収穫するのが目的なら、実付きの良い大きく生長する品種を地植えしましょう。

やっぱり地植えで育てたいならこちら。

鉢植えにおすすめなレモンの品種

たくさんのレモンの苗木
出典:PIXTA

リスボン

レモンの中では一番寒さに強く、最も育てやすいとされているのがリスボンで、レモンの代名詞的な品種です。大きくならない性質の台木を使った「矮性リスボン」も売られているので、コンパクトなほうが管理しやすい鉢栽培では、そういった苗を購入すると良いですよ。
ITEM
とげなしリスボン 苗
5号ポット(直径15cm)サイズの苗です。鉢植えで育てはじめるのにちょうどいいサイズ感!

・内容:2年生接ぎ木苗
・樹高:約0.8m

ピンクレモネード

ピンクレモネードは、グレープフルーツのようなルビー色の果肉が美しいレモンです。料理映えするのが魅力!寒さには弱いですが、鉢栽培なら冬だけ場所を移動できるので、問題ないでしょう。
ITEM
ピンクレモネード 苗
植え付け用の苗です。ピンクレモネードは葉っぱに斑(白い筋のような柄のこと)が入っているので、花や実が付いていないときも、観賞価値が高いですよ。

・内容:接木1年生ポット苗
・発送開始予定:11月中旬〜

アレンユーレカ

香りと実付きの良い品種で、トゲが少ないので剪定や植え付けの時に作業がしやすいです。こちらも耐寒性は低いですが、冬は気温が0℃以下にならない場所に移動して管理すれば大丈夫!
ITEM
アレンユーレカ 苗
アレンユーレカのリーズナブルなポット苗です。仮植えしてある状態なので、届いたらひとまわり大きな鉢に植え替えましょう。

・状態:2年生接ぎ木ポット苗
・樹高:0.8m
・発送開始予定:10月上旬〜

 璃の香

「璃の香(りのか)」は、いま注目の新品種。果実のサイズが大きく、病気にも強く、実もたくさんなります。酸味はまろやかで、果汁が豊富で、レモン汁を絞って使いたいときに重宝します!
ITEM
レモン 璃の香
レモンは収穫するのに2年以上必要ですが、3年生の大苗なら、植え付けてからすぐに収穫を楽しめる確率が高いですよ。

・状態:3年生接ぎ木大苗
・樹高:1.0m前後

レモンの栽培カレンダー

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
肥料
剪定
収穫

鉢植えで実践!レモンの育て方



レモンの木にレモンがなる
出典:写真AC

植え付け

用意するもの

ガーデニングの道具
出典:Pixabay
・鉢(鉢底に穴があいているもの。室内に置くなら受け皿も必要)
・鉢底石(赤玉土の中~大粒など)
・赤玉土小粒
・腐葉土
・土をすくう道具(シャベルなど)
・大きいバケツ
・苗木

レモンの苗木の選び方はこちら。

植え付けの手順

1. まずは土づくりを行います。赤玉土小粒7~8:腐葉土3~2の割合でバケツに入れ、よくかき混ぜましょう。
2. 鉢底が見えなくなるまで、赤玉土中~大粒などの鉢底石を敷きます。その上から先ほど作った配合土を、苗を入れることを想定しながら、少しずつ入れていきます。
3. ポット苗から出した苗を中心に置き、周りの溝を埋めるようにシャベルで土を入れていきます。鉢いっぱいまで入れるのではなく、全体の8~9割程度にしておきましょう。水やりしたときに、水と土があふれ出ないようにするためです。
4. 最後にたっぷりと水やりして完成。観葉植物として育てるなら、鉢の表面をバークチップなどで覆うとおしゃれです。

日当たり

レモンの木に日が当たる
出典:Pixabay
レモンは日光が大好きな植物です。風が当たりにくく、日当たりのいい暖かな場所に植えてください。観葉植物として室内で管理する場合は、よく日が当たる窓辺に置き、定期的に外へ出して日光浴させましょう。

水やり

ホースで水をかける
出典:Pixabay
土の表面が乾いてから、鉢底から少し流れ出るくらいたっぷりと水やりします。

肥料

肥料を与える回数は、1年に3回です。3、6、10月に、有機質肥料か緩効性化成肥料を与えます。


剪定

レモンの剪定は3~4月中旬に行います。春に伸びた枝は翌年実を付けるので、剪定せずに残しておきましょう。前の年に実を付けた枝や、元気がない枝、ひょろひょろと徒長している枝をカットします。鉢植えでは木が大き過ぎると管理も難しくなってしまうので、いらないと思った枝はどんどん切るべきですが、一つの実を付けるには25枚の葉っぱが必要です。置き場所のスペースや、管理したいサイズとの兼ね合いで調節してください。


植え替え

シャベルと土
出典:Pixabay

植え替えのタイミングは?

鉢植えで育てたレモンは、3~4年に1度、植え替えが必要です。鉢底穴からのぞき込んだとき、根が見えたら植え替えをする頃合いです。

用意するもの

・一回り大きい鉢(鉢底に穴があいているもの)
・鉢底石(赤玉土の中~大粒など)
・赤玉土小粒
・腐葉土
・土をすくう道具(シャベルなど)
・大きいバケツ

植え替えの手順

1. 植え替えのときの土は、新しいものを使います。赤玉土小粒7~8:腐葉土3~2の割合でバケツに入れ、よくかき混ぜて、配合土を作りましょう。
2. 新しく用意した鉢に、鉢底穴が見えなくなるまで鉢底石を敷きます。その上から作った配合土を、レモンの木を中心に入れることを想定しながら、少しずつ入れていきます。
3. 根を傷つけないように注意して、古い鉢からレモンの木を抜きます。新しい鉢の中心に置き、周りの溝を埋めるようにシャベルで、鉢全体の8~9割の高さまで土を入れていきます。
4. 最後にたっぷりと水やりして完成!

冬越し

レモンは寒さに弱いので、一部の温暖な地域を除いてほとんどの場合、寒さ対策が必要になります。春~秋は外でたっぷりと日光に当て、冬は室内に移動させましょう。

収穫

たくさんのレモン
出典:Pixabay
レモンは苗木から育てて2年目以降に実が付きます。市販のレモンと同じくらいのサイズになったら、早めの収穫を心がけましょう。ずっと木に実が付いたまま放置していると、味が落ちてしまうので注意してください。まだ実が緑色でも、収穫してから3~4日追熟させると酸味が落ち着き、食べやすくなりますよ。

料理だけじゃない!収穫したレモンの使い方はこちら。

病害虫

トゲが果実に当たって傷つくと、果皮に斑点のようなものができる「かいよう病」の原因になります。果実を傷つけないためには、風が当たらない場所に置くことと、トゲを取っておくことが大切です。アゲハチョウなどの幼虫に食害されてしまうこともあるので、防虫ネットをかぶせておくと良いでしょう。


レモンの鉢植えでよくあるトラブル

からまり合った根
出典:写真AC

根詰まり

根に対して鉢のサイズが小さいと、根詰まりによる生育不良を起こします。3~4年に一度は、サイズに余裕がある鉢へ植え替えましょう。

根腐れ

鉢栽培で特に注意したいのが、根腐れです。水は少しずつ何度も与えるのではなく、少ない頻度で一気にたくさん与えたほうが、過湿による根腐れを防げます。

日照不足

室内に置いているときに起こりやすいトラブルです。室内でよく日が当たる場所といえば窓辺ですが、それでもたくさんの光を必要とするレモンにとっては、日照不足であることがほとんど。ずっと室内に置いておくのではなく、よく晴れた暖かい昼間を狙って、定期的に外で日光浴させましょう。

レモンは鉢で育てれば、冬の管理が簡単!

レモンの木
出典:写真AC
鉢でのレモン栽培は収穫量こそ多くありませんが、レモンのさわやかな香りを感じるだけでハッピーな気持ちになれます。なんといっても、レモンの苦手な寒さへの対策が簡単なのが魅力ですよ!

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鉢植えのレモンの木と実
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MitsuyaNao
MitsuyaNao

埼玉県の山奥で、約1反のブルーベリー畑を管理しています。ハイブッシュとラビットアイを約20品種栽培中。野菜、花、ハーブなども育てています。AGRI PICKでは、家庭菜園や園芸の初心者に向けた記事を中心に担当。他メディアでも多数執筆中。