目次
レモンは鉢植えで育てられる!
レモンを鉢植えで育てるメリット・デメリット
メリット
温度管理しやすい
レモンは寒さに弱い植物。気温が0℃以下の環境下では育てるのがむずかしいですが、鉢植えで育てれば、気温に応じて置き場所を室内などに移動できるので、寒さが心配な地域でも育てやすいですよ!コンパクトに育てられる
レモンを鉢に植えると、地面に直接植えたときよりコンパクトに育てられます。ベランダや、スペースが限られている狭い庭での管理に便利です。デメリット
植え替えの必要がある
ずっと同じ鉢で育てていると、鉢の中が根でいっぱいになる「根詰まり」を起こし、生育が悪くなってしまいます。数年に一度は大きい鉢に植え替える必要があるのですが、大きく育った植物も土も鉢自体も重いため、一人で無理にしないようにしてくださいね。収穫量が少ない
鉢植えだと地植えよりも木が大きくならないため、レモンの実の収穫量も少なくなってしまいます。たくさん収穫するのが目的なら、実付きの良い大きく生長する品種を地植えしましょう。やっぱり地植えで育てたいならこちら。
鉢植えにおすすめなレモンの品種
リスボン
レモンの中では一番寒さに強く、最も育てやすいとされているのがリスボンで、レモンの代名詞的な品種です。大きくならない性質の台木を使った「矮性リスボン」も売られているので、コンパクトなほうが管理しやすい鉢栽培では、そういった苗を購入すると良いですよ。
とげなしリスボン 苗
5号ポット(直径15cm)サイズの苗です。鉢植えで育てはじめるのにちょうどいいサイズ感!
・内容:2年生接ぎ木苗
・樹高:約0.8m
・内容:2年生接ぎ木苗
・樹高:約0.8m
ピンクレモネード
ピンクレモネードは、グレープフルーツのようなルビー色の果肉が美しいレモンです。料理映えするのが魅力!寒さには弱いですが、鉢栽培なら冬だけ場所を移動できるので、問題ないでしょう。
ピンクレモネード 苗
植え付け用の苗です。ピンクレモネードは葉っぱに斑(白い筋のような柄のこと)が入っているので、花や実が付いていないときも、観賞価値が高いですよ。
・内容:接木1年生根巻苗
・内容:接木1年生根巻苗
アレンユーレカ
香りと実付きの良い品種で、トゲが少ないので剪定や植え付けの時に作業がしやすいです。こちらも耐寒性は低いですが、冬は気温が0℃以下にならない場所に移動して管理すれば大丈夫!
アレンユーレカ 苗
アレンユーレカのリーズナブルなポット苗です。仮植えしてある状態なので、届いたらひとまわり大きな鉢に植え替えましょう。
・状態:2年生接ぎ木ポット苗
・樹高:0.8m
・発送開始予定:10月上旬〜
・状態:2年生接ぎ木ポット苗
・樹高:0.8m
・発送開始予定:10月上旬〜
璃の香
「璃の香(りのか)」は、いま注目の新品種。果実のサイズが大きく、病気にも強く、実もたくさんなります。酸味はまろやかで、果汁が豊富で、レモン汁を絞って使いたいときに重宝します!
レモン 璃の香
レモンは収穫するのに2年以上必要ですが、3年生の大苗なら、植え付けてからすぐに収穫を楽しめる確率が高いですよ。
・状態:1年生接ぎ木ポット苗
・樹高:1.0m前後
・状態:1年生接ぎ木ポット苗
・樹高:1.0m前後
レモンの栽培カレンダー
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
植え付け | ● | ● | ||||||||||
肥料 | ● | ● | ● | |||||||||
剪定 | ● | ● | ||||||||||
収穫 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
鉢植えで実践!レモンの育て方
植え付け
用意するもの
・鉢底石(赤玉土の中~大粒など)
・赤玉土小粒
・腐葉土
・土をすくう道具(シャベルなど)
・大きいバケツ
・苗木
レモンの苗木の選び方はこちら。
植え付けの手順
1. まずは土づくりを行います。赤玉土小粒7~8:腐葉土3~2の割合でバケツに入れ、よくかき混ぜましょう。2. 鉢底が見えなくなるまで、赤玉土中~大粒などの鉢底石を敷きます。その上から先ほど作った配合土を、苗を入れることを想定しながら、少しずつ入れていきます。
3. ポット苗から出した苗を中心に置き、周りの溝を埋めるようにシャベルで土を入れていきます。鉢いっぱいまで入れるのではなく、全体の8~9割程度にしておきましょう。水やりしたときに、水と土があふれ出ないようにするためです。
4. 最後にたっぷりと水やりして完成。観葉植物として育てるなら、鉢の表面をバークチップなどで覆うとおしゃれです。
日当たり
水やり
肥料
肥料を与える回数は、1年に3回です。3、6、10月に、有機質肥料か緩効性化成肥料を与えます。剪定
レモンの剪定は3~4月中旬に行います。春に伸びた枝は翌年実を付けるので、剪定せずに残しておきましょう。前の年に実を付けた枝や、元気がない枝、ひょろひょろと徒長している枝をカットします。鉢植えでは木が大き過ぎると管理も難しくなってしまうので、いらないと思った枝はどんどん切るべきですが、一つの実を付けるには25枚の葉っぱが必要です。置き場所のスペースや、管理したいサイズとの兼ね合いで調節してください。植え替え
植え替えのタイミングは?
鉢植えで育てたレモンは、3~4年に1度、植え替えが必要です。鉢底穴からのぞき込んだとき、根が見えたら植え替えをする頃合いです。用意するもの
・一回り大きい鉢(鉢底に穴があいているもの)・鉢底石(赤玉土の中~大粒など)
・赤玉土小粒
・腐葉土
・土をすくう道具(シャベルなど)
・大きいバケツ
植え替えの手順
1. 植え替えのときの土は、新しいものを使います。赤玉土小粒7~8:腐葉土3~2の割合でバケツに入れ、よくかき混ぜて、配合土を作りましょう。2. 新しく用意した鉢に、鉢底穴が見えなくなるまで鉢底石を敷きます。その上から作った配合土を、レモンの木を中心に入れることを想定しながら、少しずつ入れていきます。
3. 根を傷つけないように注意して、古い鉢からレモンの木を抜きます。新しい鉢の中心に置き、周りの溝を埋めるようにシャベルで、鉢全体の8~9割の高さまで土を入れていきます。
4. 最後にたっぷりと水やりして完成!
冬越し
レモンは寒さに弱いので、一部の温暖な地域を除いてほとんどの場合、寒さ対策が必要になります。春~秋は外でたっぷりと日光に当て、冬は室内に移動させましょう。収穫
料理だけじゃない!収穫したレモンの使い方はこちら。
病害虫
トゲが果実に当たって傷つくと、果皮に斑点のようなものができる「かいよう病」の原因になります。果実を傷つけないためには、風が当たらない場所に置くことと、トゲを取っておくことが大切です。アゲハチョウなどの幼虫に食害されてしまうこともあるので、防虫ネットをかぶせておくと良いでしょう。レモンの鉢植えでよくあるトラブル
根詰まり
根に対して鉢のサイズが小さいと、根詰まりによる生育不良を起こします。3~4年に一度は、サイズに余裕がある鉢へ植え替えましょう。根腐れ
鉢栽培で特に注意したいのが、根腐れです。水は少しずつ何度も与えるのではなく、少ない頻度で一気にたくさん与えたほうが、過湿による根腐れを防げます。日照不足
室内に置いているときに起こりやすいトラブルです。室内でよく日が当たる場所といえば窓辺ですが、それでもたくさんの光を必要とするレモンにとっては、日照不足であることがほとんど。ずっと室内に置いておくのではなく、よく晴れた暖かい昼間を狙って、定期的に外で日光浴させましょう。レモンは鉢で育てれば、冬の管理が簡単!
紹介されたアイテム
とげなしリスボン 苗
ピンクレモネード 苗
アレンユーレカ 苗
レモン 璃の香