レモンの剪定をする前に!時期や理想の樹形を確認しよう
剪定の時期
レモンの木の剪定は、基本的に3~4月に行います。夏に葉や枝が伸びすぎて、春以外に剪定をしたい場合でも、真冬の剪定はしないようにしましょう。剪定=枝を切ることは、木にとってはダメージでもあるので、寒さと相まって木が弱ってしまいます。
ほかの月の作業って?レモンの木の栽培カレンダーはこちら!
レモンはどんな樹形が理想?
根元から均一な太さの主枝を3~4本伸ばす「開心形」が理想です。縦に伸ばしすぎず、側枝を横に広げるイメージで整理しましょう。下方向に伸びた枝はできるだけ切って、内側までしっかり光が当たるようにしてください。小さい苗木も剪定が必要?
レモンの苗木を植え付けてから約3年間は剪定せず、放任でOKです。ある程度大きくなって、風通しや木全体の日当たりが悪くなってきたと思ったら、その年の3~4月に剪定を始めましょう。ただ、病害虫の被害がみられる枝は、小さな苗木であっても切り落とすようにしてください。レモンの剪定方法!失敗しないためのコツと手順
剪定のコツ
日が当たるかどうか
実を収穫したい場合は、剪定しすぎず、新しい枝を残す
余裕があればトゲも取る
剪定の手順
2. 混み合った場所の枝を整理する「間引き剪定(透かし剪定)」を行います。
ほかの枝と重なり合って日当たりを妨げている枝、日光が当たらず元気のない枝、細くて弱い枝、徒長した枝、下向きに伸びた下がり枝などを取り除きましょう。このとき、枝の途中で切るのではなく、付け根から少し上をカットしてください。
3. 次は、前年に実が付いた枝から間引いていきましょう。前年に実を付けた枝は、連続して実を付けないからです。
4. レモンのトゲも取りたい場合は、軍手や革手袋と園芸用のハサミを使い、トゲの付け根ぎりぎりのところでカットしましょう。このときに枝を傷付けないよう注意してください。
庭木の剪定の基礎や不要枝の見分け方などは、こちら!
切り口には癒合促進剤を塗ると◎
癒合促進剤とは、剪定で傷付いた木の切り口を保護して、病原菌の侵入から守るためのもの。太い枝を切ったときや、木が小さめのときは剪定によるダメージを受けやすいので、癒合促進剤を使うと安心です。 住友化学園芸 トップジンMペースト
剪定したときの切り口に塗るペースト状の殺菌剤です。病原菌の侵入を防ぎ、切り口の治りを早めます。レモン以外の果樹はもちろん、花木や野菜にもおすすめです!チューブなので塗りやすいですよ。
・内容量:100g
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庭の木を剪定したときは、いつもこれを使っています。昔はキャップが小さく無くしたり、ねじが駄目になったしていましたが大きくなったので改良されて良いです。
出典: Amazon
切り過ぎに注意して剪定しよう!
レモンは保存が効き、ドリンクや調味料などにも使える便利な果実です。果実も収穫したい場合は、「枝を切り過ぎない」「日光が奥まで行き渡るようにする」「春枝を残す」といったポイントに気を付けながら、レモンの木を元気にする剪定を目指してくださいね。紹介されたアイテム
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