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- AGRI PICK 編集部
AGRI PICKの運営・編集スタッフ。農業者や家庭菜園・ガーデニングを楽しむ方に向けて、栽培のコツや便利な農作業グッズなどのお役立ち情報を配信しています。これから農業を始めたい・学びたい方に向けた、栽培の基礎知識や、農業の求人・就農に関する情報も。…続きを読む
苗の植え付け時期|白ネギは4〜5月・葉ネギは8月
白ネギ・長ネギ・根深ネギは4月~5月。葉ネギは8月に苗の植え付けをします。ネギの植え付けは、暑過ぎたり気温が低過ぎるときは避け、天候の良い日に行いましょう。風の強い日や雨など悪天候時の植付けは、苗の活着が遅れ、初期生育が悪くなります。白ネギの栽培時期
・種まき:2〜3月・植え付け:4〜5月
・収穫:11~翌年3月
※年間平均気温が、12~15℃の温暖(中間)地基準
葉ネギの栽培時期
・種まき:7月・植え付け:8月
・収穫:9月中旬
※年間平均気温が12〜15℃の温暖(中間)地基準
ネギの苗の植え付け方法を動画でチェック!
【AGRI PICKチャンネル】
家庭菜園初心者にもわかりやすい!さまざまな野菜の栽培方法を手軽に視聴できる動画。野菜を育てるときの困りごとや、失敗を防ぐワンポイントアドバイス付きです。
1. ネギの苗の用意|鉛筆ぐらいの太さが最適
ネギを育苗箱や畑などに種まきをして苗を育てている場合も、園芸店などで苗を買ってくる場合も、植え付けに適している苗は鉛筆の太さくらいに育ったものにしましょう。ネギの種まきと育苗方法はこちら
2. 下準備|土と畝を用意しよう
土づくりはどの野菜も一緒ですが、有機物が豊富に含まれ、それを分解する微生物がいっぱい活動しているふかふかの土が理想です。土をほぐす&水やりをしっかりしておく
苗を植えやすくするために、植え付ける場所の土をシャベルを使ってふかふかにほぐしておきましょう。植え付け前に、完熟堆肥を平米当たり5kg以上入れて混ぜます。プランターの場合は、元肥入りの野菜用培養土を入れるだけでOK!
さらに十分灌水(かんすい)を行い、土に水分を与えます。畝にマルチを貼る場合にも、あらかじめ水分が十分にあるか確認しましょう。
※灌水:水を注ぐこと、植物に水を与えること。
ネギの植え付けに必要な畝の高さや幅
・畝の幅/70cm
・畝の高さ/0~50cm(白ネギの場合は、土寄せでだんだん高くする)
白い部分をつくるために50cm程度の高さの畝をつくり、その真ん中に溝を掘ります。
葉ネギの場合
畝の高さは必要ありません。
初心者には葉ネギの栽培がおすすめ!
白ネギは土寄せを何度もして白い部分を長くつくらなくてはいけないので、プランター栽培には向いていません。葉ネギは、土の深さも必要なく、1株でも株元を残して収穫すれば何度も収穫できるので、小さなプランターでも栽培が可能!畝も必要ないので、家庭菜園初心者には葉ネギの栽培がおすすめです。
畝の詳しいつくり方
堆肥や土づくり
葉ネギの栽培方法
3. ネギの植え付け方法|苗と苗の間隔&深さに注意
ふかふかの土にネギの苗を植え付けていきます。株間と植える深さに注意しましょう。植え付けるネギの苗と苗の間隔
白ネギ・根深ネギ・太ネギ品種の株間|5〜8cm
土寄せが必要で白い部分が長く太くなるネギの場合は、植え付ける苗と苗の間は5〜8cmぐらいあけましょう。だいたい人さし指1本分ぐらいがちょうどいいですよ。葉ネギの株間|2〜2.5cm
土寄せが必要ない、地上部の葉の部分を長く育てる葉ネギや細ネギの場合、植え付ける苗と苗の間は、2〜2.5cmぐらいにします。指の先から第一関節くらいの間隔です。ネギの苗の植え付け方
指で土の中に穴をあけて、その中に根と株元を土に押し込むように差し込んでいきます。植え付けるときの注意点
土の中に差し込むときに、ネギの生長点を埋めてしまわないようにします。土寄せのときも同様に、生長点は必ず地上に出しておきましょう。4. ネギの植え付け後|苗の横に肥料と敷きわらを
植え付けたネギの周りに肥料をまく
植え付けが終わったら、苗から少し離れたところに肥料をまきます。ぼかし肥料、またはまきやすい粒状の化成肥料が扱いやすいですよ。プランター栽培で元肥入りの培養土に植え付ける場合は、肥料は必要ありません。ネギ・にんにく・玉ねぎの肥料
ネギやタマネギなどの生育に良い栄養が、バランス良く配合されている肥料です。もちろん追肥にも使えます。
内容量 | 600g |
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ネギの根元にわらを敷こう
白ネギなど、土寄せしながら育てるネギの場合は、土の中の通気性を高めるために、できれば肥料をまいた上から、ネギの根元にわらを敷きましょう。風で飛ばされないように軽く上から土をかぶせます。プランターでもOK!家庭菜園でネギを育てよう
ネギを家庭菜園で育ててみましょう!白ネギに比べて、葉ネギやワケギは、プランターでも簡単に育てることができます。しかも、根と生長点を残して収穫すると、何度もまた新しい葉が伸びて収穫できますよ♪