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- AGRI PICK 編集部
AGRI PICKの運営・編集スタッフ。農業者や家庭菜園・ガーデニングを楽しむ方に向けて、栽培のコツや便利な農作業グッズなどのお役立ち情報を配信しています。これから農業を始めたい・学びたい方に向けた、栽培の基礎知識や、農業の求人・就農に関する情報も。…続きを読む
ネギの種まきはいつ?|白ネギ・長ネギ・根深ネギは2〜3月、葉ネギは7月が最適な時期
白ネギの種まきは2〜3月、葉ネギの種まきは7月が適期です。しかし、品種や育てる地域によっては種まきの時期が異なることもあるので、種の袋に明記されている栽培時期などを参考に適期に種をまきましょう。白ネギの種まき時期
・種まき:2〜3月・植え付け:4〜5月
・収穫:11~翌年3月
※年間平均気温が、12~15℃の温暖(中間)地基準
葉ネギの種まき時期
・種まき:7月・植え付け:8月
・収穫:9月中旬
※年間平均気温が12〜15℃の温暖(中間)地基準
1. 下準備|畑・ポリポット・育苗箱にネギの種まきをする前に
ネギの種まきをして育苗するのは、畑だけでなく、ポリポットや育苗箱でもできます。プランターで葉ネギを育てる場合も、プランターに直まきせず、ポリポットなどで育苗してから、プランターに植え付ける方が、間引きなどの手間が少ないのでおすすめです。畑や地面にネギの種まきをする場合
c畝の高さは必要ありません。育てたい苗の数に合わせて、幅70cm程度の畝などを使って育苗しましょう。畝の表面を平らにならした後、角材などを使って、畝に「すじ」をつくっておきます。
ポリポットや育苗箱にネギの種まきをする場合
ポリポットや育苗箱での種まきと育苗は、扱いやすく温度管理などもしやすいのでおすすめです。直径7.5cm(2.5号)のポリポットか、幅34×奥行26cm程度の浅型の育苗箱を用意して、水はけと通気を良くするために、底に大粒の赤玉土などを半分程度入れ、その上に培養土を入れます。育苗ポットについての関連記事はこちら
2. ネギの種をまく|種と種とが重ならないように注意!
片方の手のひらにネギの種をのせて、そこから種を数粒摘んで、種同士が重ならないように土の上にパラパラとまきます。種は粒の形をそろえる加工をされた、コート種子のほうがまきやすいようです。まきやすい!おすすめの白ネギのコート種子
畑や地面にネギの種まきをする場合
1. 種の種が5~10mm間隔になるように、種をすじに沿ってまいていきましょう。2. 種をまき終わったら、上から5mmほど土をかぶせ、仕上げにネギの種と土がぴったりくっつくように、手で軽く上から押さえましょう。
ポリポットにネギの種まきをする場合
20粒くらいの種をできるだけ重ならないように、ポリポット内の土の上にパラパラとまきます。その上から土を軽くかぶせて、指で鎮圧します。育苗箱にネギの種まきをする場合
地植えと同じようなまき溝をつけ、種をすじまきにして、土をかぶせて軽く鎮圧します。ネギの種まきをするのにおすすめの育苗箱
3. 水を与える|ネギの種に土をかぶせた後は、必ず水やりを
種まきが終わった後は、発芽に必要な水をしっかり与えてあげましょう。発芽するまでの間、種が乾燥すると発芽率が下がるので、適度な水分を保つことが重要です!ネギの種類にもよりますが、3週間ほどで針のような子葉が発芽し始めます。4. ネギの種が発芽したら追肥する|植え付けられる苗になるまでに2回!
ネギの苗を植え付けができるまでの太さに育てるために、追肥は2回しましょう。ただし、ポリポットや育苗箱で培養土を使って育てている場合は、追肥は必要ありません。ネギへの1回目の追肥時期
本葉が2〜3枚くらいのときに、1回目の追肥をします。ぼかし肥料、またはまきやすい粒状の化成肥料を株から少し離れた場所にまきます。ネギの育苗のポイント!必要があれば間引きする
発芽した苗が密接し過ぎている場合は、本葉2~3枚のころに、株と株との間が2~3cm程度になるように間引きます。また、本葉が3〜4枚のころにも、株と株の間が密接していたら、3~5cm間隔になるように生育の悪い株を引き抜きましょう。ネギ専用の肥料も!
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ネギへの2回目の追肥時期
2回目は本葉が4〜5枚くらいのときに、追肥します。ネギの苗が鉛筆の太さくらいまで育ったら、育苗は終了!植え付け場所の準備をしてから、株元の土をシャベルで優しく掘り起こして、苗を根ごと1本ずつ抜きとりましょう。ネギの植え付けについて詳しくはこちら!
初心者にもわかりやすい!ネギの種まき方法を動画でチェック
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