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- AGRI PICK 編集部
AGRI PICKの運営・編集スタッフ。農業者や家庭菜園・ガーデニングを楽しむ方に向けて、栽培のコツや便利な農作業グッズなどのお役立ち情報を配信しています。これから農業を始めたい・学びたい方に向けた、栽培の基礎知識や、農業の求人・就農に関する情報も。…続きを読む
イチゴの種類には、「一季なり」と「四季なり」がある!
一季なりイチゴは、10月に苗を植え付けてから冬を越え、翌年の5~6月ごろに実を付けます。四季なりイチゴは、品種により植え付け時期が異なりますが、春から秋にかけて長期間の収穫が可能です。四季なりイチゴに必要な肥料の種類や量は、一季なりイチゴと変わりません。
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10月から栽培スタート!一季なりイチゴの「元肥」におすすめの肥料
畑(露地栽培)や庭でイチゴを栽培する場合、まずは元肥を土に混ぜておきます。プランターの場合は、一般的な野菜の培養土を使うと便利です。一季なりイチゴの栽培時期
・植え付け:10月・収穫:5~6月(関東の場合)
※年間平均気温が、12~15℃の温暖(中間)地基準
イチゴを畑や地植えで育てる場合の元肥
1平方メートルの畑の土に対して、以下の元肥を混ぜ合わせておきます。・落ち葉や植物を発酵させた完熟堆肥(腐葉土):5kg
・草木灰:100g
・ぼかし:200g
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イチゴをプランターで育てる場合の元肥
一般的な野菜用培養土をプランターに入れるだけ!元肥がバランス良く入っているため、手軽に栽培をスタートできます。実付きを良くする成分のリン酸がしっかり配合された、イチゴ栽培専用の培養土というのも販売されています。プランターでのイチゴ栽培におすすめの培養土
イチゴ栽培専用!おすすめの培養土
イチゴ栽培は肥料過多に注意!「追肥」の最適な時期・量・やり方
追肥は、イチゴの苗を植え付けてから収穫するまでの間に、2回行いましょう。1回目の追肥は、10月に植え付けた苗が根をはり出す11月ごろに与えます。2回目は、冬を越したイチゴの新葉の発育を促すために2月に。固形肥料の場合は発酵油かすや化成肥料など、液体肥料の場合は水やりのジョウロにハイポネックスなどを適量混ぜて与えましょう。1回目の追肥|11月ごろに
まずは、冬の休眠期前の11月ごろに、根をしっかり張らせるために株の周りに追肥をします。休眠前なので、肥料を与え過ぎないように注意します。イチゴへの追肥の与え方・やり方
株の周りに浅く溝をつくり、肥料をまいたら土をかぶせ、上から水をかけます。液肥の場合は溝はつくらず、ジョウロに液体肥料を適量混ぜて、株の周りにかけるだけで大丈夫です。イチゴへの追肥の量
与える量は、粒状の発酵油かすなら1株あたり2〜3個。化成肥料なら1株あたりスプーン1杯ぐらいが目安です。液体肥料の場合は、水やりを兼ねて、ハイポネックスまたはボカシ液肥を適宜与えるのが良いでしょう。2回目の追肥|2月ごろに
年を越し、冬も終わり、どんどん春めいてくると、新葉が次々に現れます。株や葉の発育を促すため、2月ごろに2回目の追肥をします。与え方や量は、1回目と同じです。イチゴの生育中の注意点
イチゴへの肥料の与え過ぎに注意!
実をたくさん付けて欲しいと肥料を与え過ぎると、根や株が枯れる肥料焼けなどを起こし枯れたり、株自体に栄養がいってしまい、実を付けなくなったりするので気を付けましょう。イチゴの枯れた葉や冬の花や花芽は取ろう
枯れている葉を残しておくと病害虫の原因となるので、株元からはさみでカットします。また、収穫期よりもかなり前に花芽が出ていたら取り除いておきましょう。追肥におすすめ!イチゴ栽培中に最適な肥料
置き肥の場合|発酵油かすや化成肥料など
固形の肥料の場合は、土にパラパラとまくだけで、水やりのたびに肥料が溶け出し土に染み込みます。有機栽培ならこれ!イチゴ栽培におすすめの発酵油かす
使い勝手がいい!イチゴ栽培におすすめの緩効性肥料
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液体肥料の場合|ハイポネックスなど
置き肥を使わない場合は、水やりのときにジョウロにハイポネックスまたはボカシ液肥を適宜加えて与えましょう。イチゴ栽培におすすめの液体肥料
有機栽培におすすめ!ボカシ液肥の作り方はこちら
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初心者にもわかりやすい!イチゴへの肥料・追肥のやり方を動画でチェック
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