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→育苗のコツを知りたいなら
育苗で使う容器を知ろう
育苗箱は、プラスチック製の浅い箱で、水稲苗が中心ですが野菜苗の生産にも使用されています。ポリポットは、ポリエチレン製の植木鉢状の容器で、果菜類を中心に使用されます。セルトレイは、プラスチック製や発泡スチロール製などで、1トレイあたり100~300程度の穴があり大量の苗を作ることができます。このほか、セルトレイより大きめの穴が連結された連結ポットもあります。
育苗箱は、野菜に使用できる?どう使うの?
深さが約3cmしかないため、短期間の育苗向きです。育苗箱に種まき専用培土を入れ、キュウリやカボチャ、トマトなどの種を播いて、発芽~本葉2枚程度まで育苗します。なお、野菜の育苗には、底穴がたくさんあり、凹凸がないタイプを使うと良いです。
中成苗用の育苗箱は穴の数が多く、野菜苗の育苗に適しています。底面保水タイプは野菜には向きませんが、穴は多いので、ひっくり返して使えば、水も溜らず問題ありません。また、稚苗用は穴が少なくあまり活用できません。
また、冬場、電熱マットで育苗する際に活用する手も。マット面に水が溜まるので、育苗箱をひっくり返してトレイとマットの間に置けば、通気性が確保できます。
積み重ねができて収納も簡単!中苗用育苗箱
積み重ねでの使用も可能です。
・内容:
Yahoo 40枚
楽天市場 1枚
・サイズ:横580×縦280×高さ28mm
・穴径3.5mm
・穴数1301個
ポリポットはどう選ぶ?
ポリポットは果菜類の育苗に向いています。キュウリには9cm、トマトやピーマンには12cm、ナスには15cmサイズがよく使われます。低温期は育苗日数が多くなるので、大きめのサイズを使用することで、根が内側に巻き付き老化することを防ぐことができます。また、カボチャやキュウリ、トマトなどを育苗箱で初期育苗した後、「ポット苗専用培土」を詰めたポリポットに鉢上げし育苗すると、根の張りが良くなります。
ベーシックな12cmのポリポット│環境配慮商品
・内容:4号×100個
・サイズ:口径12×高さ10.1cm
安いが思っていた通りのとても良い商品で満足です。
出典: 楽天市場
遮熱効果やアブラムシをブロック!シルバーのポリポット
・内容:100個
・サイズ:口径9cm×高さ7.6cm
黒のポリポットより便利だなと。様々なカラーがあると見分けやすいですし、見た目もカラフルでイイと思います。
出典: 楽天市場
根巻きの軽減に!スリット入りポリポット
・内容:3号
100個
・サイズ:口径9×高さ7.6cm
・スリット:8本
真ん中に大きな穴が開いていないので、土をザーッと入れてもこぼれませんし、水はけが格段に良いため植物が元気に育ちます。根腐れしづらいです。アップした画像では円柱形に写ってしまっていますが、本当は口の方は広くて、底は少し狭くなっています。
上手く撮れていなくて御免なさい)私はネリネに使っていますが、他の花苗などにも最適だと思います。お奨めします。
出典: 楽天市場
ナス苗には15cmのポリポット
・内容:5号×100枚
・商品サイズ:口径15cm、高さ12.7cm
強健な苗を作るなら連結ポットがおすすめ
「連結ポット」とはそれぞれのポットが連結されており、16~49個程度の穴が開いた正方形の容器のこと。セルトレイよりも大量の培土が必要になりますが、活着が良いがっちりした苗を作ることができるほか、定植までの日数に余裕ができるメリットあり。25穴でブロッコリーやキャベツを育苗すると、根鉢がしっかり形成された立派な苗に育ちます。
家庭菜園ユーザーにもおすすめ!強健な苗なら25穴の連結ポット
・内容:10枚
・穴数:25穴
大量に苗を生産するなら、断然セルトレイ!|穴の数や色で選ぶ
「セルトレイ」を使えば、省スペースで大量の苗が生産可能。機械や専用器具による定植も行えるため生産性が高いです。72~300穴程度の種類があり、キャベツやブロッコリー、ハクサイなどの葉茎菜には128穴、レタスには200穴などを使います。セルトレイは黒が一般的に使用されますが、夏場の高温による苗徒長を抑えるため、白が使われるケースもあります。ベーシックな128穴のトレイならこれ!
・穴数:128穴
夏の育苗にはこれ!白のセルトレイ
・商品サイズ(外寸):280×545×44mm
・穴数:128穴
・セル穴サイズ:28.5×28.5mm
育苗箱やセルトレイのメンテナンス
育苗箱やセルトレイなどの資材は、水洗い~天日乾燥している方も多いのでは?この方法だと病原菌が蔓延するリスクがあるため、消毒液に浸してから使うとより安全です。資材を上手に活用して、良い苗づくりを実現しよう!
<構成>こぐま農場
→こぐま農場やさいひろば:https://koguma.theshop.jp/