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農業を学べる学校10校!社会人が通いやすい東京、大阪などの都市部や週末開講、オンライン講座なども要チェック

農業を学べる学校を紹介します。大学の農学部や農業大学校以外にも、東京や大阪、神奈川、千葉、埼玉、兵庫などの都心から通いやすいエリアや週末開講、オンライン、通信制など、社会人が学びやすい学校も。全日制や寮がある、関東、関西、八ヶ岳の学校なども合わせて、教育内容、学費などを10校紹介します。


畑にいる男女3人

出典:写真AC
農業を学べる学校には、高校卒業後の進学先として、また社会人が新たに学びを深めるための大学の農学部、農業大学校などのほか、社会人が仕事を続けながら農業を学べる学校も存在します。ここでは、さまざまなスタイルで農業を学べる学校を紹介します。

社会人が農業を学ぶ!仕事を辞めて学ぶ or 働きながら学ぶ

パソコンを触る手
出典:写真AC

仕事を辞めてから農業を学ぶ

社会人になったあとに農業を志した場合、どのように農業技術を身につければよいのでしょうか。大学や農業大学校のほか、民間が運営する農業スクールに入学することも可能です。勉強期間中には「農業次世代人材投資資金(準備型)」という資金を受けられることがあります。

補助金についてはこちら


働きながら農業を学ぶ

現在の仕事を続けながら農業を学びたい人には、週末の農業スクールや、短期間で就農体験が可能なインターンシップなどの方法があります。現在の仕事を手放すことなく、農業を知り、実際の仕事内容や自分の適性を知ることができます。

インターンシップについてはこちら


社会人が新たに学びを深める|農業系大学、農業大学校など

ナス畑
出典:写真AC

大学で学ぶ

学生として農業を学ぶことに専念する場合には、農学部のある大学に入学するのが一つの方法です。実践的な農業を学びたいなら、実習環境を確認しておくことが重要です。例えば東京農業大学は、厚木キャンパスの敷地内に農場があるほか、伊勢原農場、棚沢圃場も所有しています。また、明治大学も生田キャンパスの近くに黒川農場があります。

農業大学校で学ぶ

全国42道府県に設置されている農業大学校は、農業経営の担い手を養成する機関です。公立のため、年間の授業料が12万円程度と比較的安く、地域に根差した学びや仲間づくりができます。

農業大学校についてはこちら


茨城県に移住後、農業大学校を卒業して就農したトマト農家 飯沼学さんの体験談


全日制や寮のある学校も!学費やカリキュラムをチェック

土を持つ手
出典:写真AC
社会人が農業を学べる学校を紹介します。まずは、平日の昼間の時間にしっかりと農業を学ぶことができる全日制の学校です。寮に入る必要があることも。詳細は各学校のウェブサイトで確認してください。

トマトパークアカデミー(栃木県)

株式会社 誠和が運営する全寮制の学校。統合環境制御システムを取り入れた最先端の施設でトマト栽培に関する知識と技術を学べます。講義も充実しており、労務管理、農業会計など農業経営に必要なカリキュラムが組まれています。相談窓口やフォロー体制が充実しており、卒業後もサポートがあるので、安心して就農できます。農業次世代人材投資資金(準備型)を活用しての受講が可能です。
主な内容入学時期費用
講義:植物生理 / 環境管理 / 栽培管理 / 病害虫管理 / 労務管理 / 農業会計 / 農家経営など
実習:トマトの栽培管理作業 / 生育調査・診断 / 収穫・調整作業 / 機器のメンテナンス / 統合環境制御機器設定・操作など
8月1,200,000円(税別)/年
研修費用、寮費、食費、保険代、作業着代 などを含む
参考:トマトパークアカデミー

トマトパークアカデミーについての詳細はこちら


日本農業実践学園(茨城県)

公益社団法人日本国民高等学校協会が運営する農業学校。高校卒業生対象の2年制「農業専門士科(旧「本科」)」と社会人・大学卒業生対象の1年制「農業実践力養成科(旧「専修科」)」の2つの教育課程があります。寮生活が基本ですが、希望者は通学も可能です。入学試験は、書類選考と面接です。給付条件が合えば、農業次世代人材投資資金(準備型)を活用しての受講が可能です。全国新規就農相談センターの委託により、農業体験の受け入れも行っています。
コース主な内容入学時期など費用
農業専門士科
(高校卒業生対象2年)
稲作・有機栽培・かんしょ・野菜・養豚・養牛・農産加工の8部門を1週間ごとに回る
基礎的学科
教養科目
農家研修 など
4月経費(授業料・寮費など)
1,031,500円/年
初年度にかかるその他の費用420,000円
農業実践力養成科
(社会人対象1年)
稲作・有機栽培・かんしょ・野菜・養豚・養牛・農産加工のうち、学びたい専攻を決定(希望により複数選択)
学生ほ場での経営実践基礎的学科教養科目
農家研修など
4月、10月
毎月入学を受け付ける場合も有り
経費(授業料・寮費など)
寮生 698,000円/年
通学生 638,000円/年
参考:日本農業実践学園

日本農業経営大学校(東京都)

一般社団法人アグリフューチャージャパンが運営する全寮制の学校。カリキュラムは2年間で農業実習や企業実習を含み、農業経営に必要な「経営力」「農業力」「社会力」「人間力」を身につけるとされています。入学には、小論文、筆記試験、面接が課される入試があります。農業次世代人材投資資金(準備型)を活用して受講することが可能です。また、日本農業経営大学校独自の特待生制度もあり、2年間の学費寮費が給付される仕組みもあります。(詳細は学校HPなどをご確認ください。)
主な内容入学時期費用
農業経営に必要となる講義・演習、技術
先進農業経営体での現地実習
農業外企業での現地実習
農業経営、経営計画の策定など
4月320万円/2年間
参考:日本農業経営大学校

八ヶ岳中央農業実践大学校(長野県)

公益財団法人農村更生協会が運営する270ha余の大農場を持つ学校。研究科と専修科は受験資格が異なり、研究科は大学・短大・専門学校・農業大学校の卒業見込者など、専修科は高校卒業見込者や卒業者などが対象になります。2021年度までは全寮制でしたが、2022年度から通学制に移行します。野菜、花き、酪農、養鶏の4部門のうち、1部門を選択して受講します。直売所やオンラインショップを運営するほか、乳製品加工にも取り組んでおり、六次産業化を実践体験を通じて学ぶことができます。
コース主な内容入学時期費用
研究科(1年制)大規模圃場、畜産での徹底した専攻実習
講義・ゼミ及びプロジェクト研究
農家や農業法人における研修 など
4月・11月入学金 150,000円
教育施設整備費 80,000円/年
授業料 240,000円/年
研究科(7カ月短期コース)同上4月入学金 100,000円
教育施設整備費 60,000円/年
授業料 140,000円/年
専修科(2年制)オールラウンド実習(半年間、全部門での実践学習)
専攻実習
先進農家研修 など
4月入学金 250,000円
教育施設整備費 100,000円/年
授業料 300,000円/年
参考:八ヶ岳中央農業実践大学校

丹波市立 農(みのり)の学校(兵庫県)

丹波市が開校し、株式会社マイファームが運営する公設民営の農業学校。丹波市の地域農業の担い手の育成と、学びの場を通じて移住者が全国から集まることで地域農業が活性化することを目指しています。週5日の全日制で、受講期間は1年間。有機JAS認証取得済みの農場で有機農業の栽培技術を、座学で農業経営を学ぶことができます。
主な内容入学時期費用
座学講義(183時間)
栽培実習・実践 (1,381時間)
地域のなりわい講座 (60時間)
4月受講料 670,000円/年
日本農業技術検定2・3級受験料 7,150円
農業簿記検定3級受験料 1,650円
傷害保険料 およそ15,000円
参考:農の学校

週1回、週末開講、通信制など|社会人が働きながら学べる農業スクールと学費

教室
出典:写真AC
社会人にとって、現在の仕事を手放して農業を仕事にするのは、とても大きな決断です。まずは、働きながら農業について学んでみたい、あるいは農作業に適性があるのか試してみたいという人には、週末開講やオンラインの講座を受講するという方法もあります。

アグリイノベーション大学校(千葉、埼玉、神奈川、京都、大阪、オンライン)

株式会社マイファームが運営する週末開校の農業スクール。有機農業の原理原則を軸とした農業技術や、就農に関する基礎知識、農業経営について学べます。関東校(千葉、埼玉、横浜)、関西校(京都、大阪)のほか、オンラインのコースもあり遠方からの参加も可能。「アグリビジネスコース」と「アグリスタンダードコース」は厚生労働省教育訓練給付制度(一般教育訓練)の対象講座になっています。
コース主な内容入学時期など費用
アグリビジネスコース農業技術・経営の座学/農場実習/オンラインサロン/ゼミナール春季3月、秋季10月開講受講料 888,800円/春開講は1年・秋開講は17カ月
入学金 33,000円
テキスト購入費 3,630円
アグリスタンダードコース農業技術・経営の座学/農場実習/オンラインサロン春季3月、秋季10月開講受講料 723,800円/春開講は1年・秋開講は17ヶ月
入学金 33,000円
テキスト購入費 3,630円
アグリチャレンジコース農業技術の座学/農場実習3月開講受講料 451,000円/1年
入学金 33,000円
テキスト購入費 3,630円
オンライン技術・経営コース農業技術と農業経営の座学講義随時募集受講料 376,200円
入学金 33,000円
テキスト購入費 3,630円
オンライン技術コース農業技術の座学講義随時募集受講料 176,000円
入学金  33,000円
テキスト購入費 3,630円
オンライン経営コース農業経営の座学講義随時募集受講料 200,200円
入学金 33,000円
テキスト購入費 3,630円
参考:アグリイノベーション大学校

農業実践教室(千葉県)

有限会社フォトシンセシスが運営する有機農業を学べるスクール。2週間に1度(隔週水曜・土曜)の開催で、欠席した場合には、振替受講や補講の対応もあります。全10回の講座は、毎回理論と実技があり、基本的な農作業と有機栽培の仕組みを学べます。受講生、卒業生限定の特別企画講座やBLOF理論(生態系調和型農業技術理論)講座も開講しています。
主な内容入学時期費用
農業理論
農業技術
土づくり、栽培方法、栽培管理、病害虫・害獣対策など
3月、8月132,000円/10回
参考:農業実践教室

東京キャリアファーム(東京都)

一般社団法人畑会が運営する農業界に関わりたい人のキャリアをみつける研修。座学はオンラインで、現場の研修は週末に都内の農家で行います。また、個別面談や自己分析のワークを通して、自分のやりたいことにつながる農業のキャリアを探します。研修後のアフターフォローも手厚く、農業関係者や雇用就農先の紹介、ネットワークづくりの支援を受けられます。10月以降でも講座と一部の現場研修は受講可能です。
主な内容入学時期費用
農キャリア、農業業界、生産技術、農業ビジネス、農のライフスタイル
農家での現場研修
個別面談
10月総合コース(面談、座学、現場) 176,000円/3カ月
面談、座学のみ 88,000円
参考:東京キャリアファーム

Small Farmers College(京都府)

特定非営利活動法人スモールファーマーズが運営する社会人向け週末有機農業学校。土曜コースと日曜コースがあり、1年を通して毎月2回、実習と座学(オンライン講義)の授業を行います。実習では共同区画および個人専用区画(約20m2)を使って年間40種類の野菜を栽培。家族は1名まで同伴可能、卒業後1年間の再受講無料、講義はすべて録画され、後日視聴も可能です。
主な内容入学時期費用
野菜栽培技術、科学的な栽培知識
農家訪問、流通・小売業者ゲスト講義など
新規就農に向けての営農計画、農業経営知識など
野菜販売(マルシェ)の実践
保存食(みそ作り、たくあん作り)づくり、ホリスティック栄養学など
年2回
2月開始クラス(1年間)
8月開始クラス(1年間)
入学金 10,800円
授業料 384,000円/12カ月
種や苗、資材費など別途10,000円程度必要
参考:Small Farmers College

アグリガーデンスクール&アカデミー(福岡県)

株式会社アグリガーデンスクール&アカデミーが運営する有機農業を学べるスクール。健康な土作りから始めて、健康な人を作るための高機能野菜を作る本格的な有機農業を目指す人を対象にした「有機農業実践基礎コース」は、週1回(水曜)の座学を中心とした講義となりますが、受講生が各班に分かれて畑作業もありますので、畑の状況によっては、水曜日以外に登校することもあります。そのほか、オンラインで学べる家庭菜園で有機農業を実践したい人向けの「有機家庭菜園コース」と土壌医検定を受験する人向けの「土壌医検定受験コース」があります。
コース主な内容開講時期費用
有機農業実践基礎コース農業基礎1,2/土壌学/ビジネスプロマネ/種子論/環境生態学/持続可能BLOF農業/BLOF理論実践/次世代農業経営/農産物加工論/野菜の健康学/農業実習 など4月入学金 100,000円
受講料 330,000円/年
有機家庭菜園コース有機の土づくりや野菜栽培(6カ月オンラインスクール)5月受講料 1,980円/月
土壌医検定受験コース土壌医検定の勉強にスムーズに入っていくための基礎編、2級・3級出題範囲など
(5カ月オンラインスクール、別途直前対策講座も有り)
9月受講料 39,800円/5カ月
※表中の各コースの開講時期及び各コースの費用は2021年度の場合ですので、来年度も同じとは限りません。
参考:アグリガーデンスクール&アカデミー

農業研修で学ぶという選択肢も|報酬が支払われる場合あり

農園スタッフとトラクター
出典:PIXTA
農業研修は農業法人が運営しているものや自治体が主催するものなどがあります。地域ぐるみで農業研修生を支援し、就農後の農地や販路の確保などのサポートを充実させているところも。研修費用が必要な場合もありますが、給与や報酬が受け取れる研修先もあります。選択肢の一つとしてチェックしてみてください。

農業研修についてはこちら


東京都が運営する東京農業アカデミー


東京農業アカデミー生のインタビュー

宮崎県新富町で研修し、ピーマン農家として独立した甲斐直由生さんの体験談


学びたいと思ったときがスタートの好機!

畑で話す3人
出典:写真AC
農業を学べる学校はさまざまな形で存在します。補助金などを得て毎日しっかりと学ぶ、あるいは現在の仕事を続けながら週末だけ学び、農業への適性を考えるなど、学校に通う方法はいろいろあります。学校のウェブサイトをみるほか、学校説明会や授業見学会に参加すると雰囲気などをより深く知ることができるかもしれません。

社会人になったあとでも学びたいと思ったときが、自分自身にとってのスタートのタイミングです。学校には、仲間や先生との出会いや、専門的な知識の習得、質問の機会など、ほかの場所では得難いものがたくさんあります。ライフスタイルや将来設計、学費など、さまざまな観点からどのように学ぶのが自分にとって最適なのか考えてみましょう。

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神山 朋香

大学卒業後、地方公務員として消費者教育や労働福祉の普及事業に従事した後、AGRI PICK編集部に。AGRI PICKでは、新規就農に役立つ情報などを執筆しています。

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