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- AGRI PICK 編集部
AGRI PICKの運営・編集スタッフ。農業者や家庭菜園・ガーデニングを楽しむ方に向けて、栽培のコツや便利な農作業グッズなどのお役立ち情報を配信しています。これから農業を始めたい・学びたい方に向けた、栽培の基礎知識や、農業の求人・就農に関する情報も。…続きを読む
生姜をプランターや家庭菜園で育てよう
野菜の保存方法はこちらでも
生姜の保存方法と保存期間
基本的に収穫は年に1回なのに一年中出荷が可能という生姜。実は、生姜を生産している農家では収穫した生姜を生のまま1年近くフレッシュな状態で保存しています。生姜を保存するのに適正な温度・湿度は「気温15℃、湿度90%」。この環境を家庭でも保つことができれば長期間の保存が可能ということになります。
では、いろいろな生姜の保存方法とその期間を見ていきましょう。
生姜の保存方法別・保存期間の目安
保存方法 | 保存期間目安 |
常温(冷暗所で保存) | 約2週間 |
常温(発泡スチロールに入れて保存) | 約1~6カ月 |
冷蔵(キッチンペーパーとアルミホイルで保存) | 約1カ月 |
冷蔵(水に漬けて保存) | 約1カ月 |
冷蔵(焼酎に漬けて保存) | 約6カ月 |
冷凍(小分けにして保存) | 約2カ月 |
冷凍(みじん切り・千切りにして保存) | 約2カ月 |
乾燥(ザルに載せて乾燥保存) | 約6カ月~1年 |
生姜の保存方法その1|常温
生姜を常温で保存する方法をご紹介します。新聞紙にくるんで冷暗所で保存
生姜に適した環境上、夏場は無理ですが気温の低い時期に保存は常温保存は可能です。生姜を新聞紙にくるんで水気をとりザルに載せ風通しを良くすれば、1~15℃の冷暗所で約2週間保存ができます。発砲スチロールと新聞紙で保存
家庭菜園など畑から収穫した大量の生姜を保存したい!という人は、新聞紙に包んだ生姜を水道水で濡らしてから発泡スチロールに詰めて保存する方法があります。発泡スチロールは新聞紙を敷き詰めふたを閉めてガムテープなどで密封するようにすると、温度や湿度も変動しにくく長期保存に適しています。採れたての生姜を泥つきのままビニール袋に入れ、発泡スチロールに入れても越冬は可能です。こちらも夏場は適さず、冬場はリビングなど寒くなりにくい室内での保存がおすすめです。長期保存に便利!
生姜の保存方法その2|冷蔵庫
生姜を冷蔵庫で保存する方法をご紹介します。キッチンペーパーとアルミホイルで保存
夏場でも手軽に保存したい場合は冷蔵庫の保存が向いています。一番簡単な方法は、生姜をキッチンペーパーに包んでさらにその上からアルミホイルで包むだけ。それだけで、アルミホイルの金属イオンが細菌の繁殖を予防して1カ月保存できます。水につけて保存
家の中に余っている瓶などがあるのなら、生姜を水に漬ける方法もおすすめです。やり方は瓶に生姜を入れて全体が浸かるように水を入れそのまま冷蔵庫に保管するだけ!この方法は3~4日で中の水を取り替える必要がありますが、一部使用してカットした生姜もまた水に戻せばフレッシュな状態で保存ができるためおすすめです。焼酎につけて保存
生姜を漬ける方法でもさらに長期間保存したい場合におすすめなのが、焼酎に漬ける方法です。やり方は水の時と同じで、瓶に生姜を入れて全体が浸かるように焼酎を入れそのまま冷蔵庫に保管するだけ!これだけでなんと6カ月の保存が可能になります。長期間漬けても風味はそのままで、料理に使うとアルコールは飛び焼酎臭さは残りません。水つけ・焼酎つけなど生姜の保存に!
生姜の保存方法その3|冷凍
生姜を冷凍庫で保存する方法をご紹介します。小さいかたまりに分けて保存
冷凍をする場合は、小分けにした生姜をサランラップでくるみフリーザーバックなどに入れて保存します。大きいかたまりのまま冷凍庫に入れ使わない部分を戻すと味が劣化していくので、使い切れる量の生姜を小分けにするのがポイントです。凍ったままでもすりおろして料理に使うことができますよ!みじん切り・千切りにして保存
すぐに料理に活用したいなら、みじん切り・千切りにしておくと時短調理ができて便利です。切った生姜をラップに包んでフリーザーバックに入れて保存しましょう。みじん切りは鍋の薬味や漬物などに、千切りは鰹のたたきの薬味や生姜焼きなどにおすすめです!大量消費&長期保存にはコレ!生姜の乾燥保存
使い切れないほど生姜があり、大量に消費したい場合は乾燥生姜がおすすめです。ザルや野菜用のネットに薄くスライスした生姜を置き、天日干しで5日もすれば水分が抜け乾燥生姜のできあがりです!薄切りにした生姜をそのまま瓶に入れて保存しても良いですし、乾燥した生姜をフードプロセッサーに入れて粉末生姜にすれば、カサが10分の1に減り飲み物や料理にもパラパラ振りかけて便利に活用できます。
生姜を保存食に加工!おすすめレシピ4選
生姜の保存は素材のままだけでなく、美味しく加工して保存できる保存食レシピも存在します。ここでは、人気の4レシピをご紹介します。新生姜の佃煮
生姜のさわやかな辛味に甘じょっぱさが加わった新生姜の佃煮。ごはんのおかわりが止まりません!保存期間は、冷蔵で1カ月です。
参考:ソライロノヲト「【極上の保存食】新生姜の佃煮【母の味】」
新生姜の甘酢漬け
添加物なしの自家製ガリは、魚料理だけなく肉料理のあとのお口直しにもぴったり。ほんのりピンクの色がキレイです。保存期間は、冷蔵で6カ月です。参考:「【簡単保存食】新しょうがの甘酢漬け」
生姜のオイル漬け
テレビで話題のダイエットに効果があるという生姜のオイル漬けレシピです。材料も生姜とオリーブオイルの2つだけなのですぐに作れそうですね!保存期間は、冷蔵で1週間です。参考:やまでら くみこのレシピ「生姜オイルの作り方。ダイエットに効果があるオイル漬けのレシピ。」
生姜のはちみつ漬け
炭酸で割って自家製ジンジャエールや、お湯で割って体が温まるしょうが湯、生姜がアクセントになるデザート作りなどいろいろ活用ができるジンジャーシロップです。保存期間は、冷蔵で3カ月です。参考:「色々使える♪生姜のはちみつ漬け。」
生姜にカビがはえてしまったら
生姜にふわふわとした白いものが着いていたら、それはカビの可能性大です!カビと言っても体に毒があるタイプのカビではないのですが、お腹を壊す可能性があります。自己判断で食べても大丈夫な場合はありますが、カビは見た目に出ていなくても内部まで菌糸が伸びているため、カビの部分だけを取れば安心して食べれるわけではありません。また白いカビを放っておいて黒いカビになった場合、毒性の可能性があるので残念ですが処分してください。生姜の保存方法|Q&A
ここでは、生姜の保存方法によくある疑問についてお答えします。Q1. 生姜はすりおろして保存もできる?
生姜は、すりおろしても保存できます。冷蔵庫で保存する場合は、ラップに包んで空気が入らないように保存しましょう。長期間保存したい場合は、冷凍保存がおすすめ。すりおろした生姜を平らに伸ばしてラップに包んで冷凍します。小分けにしてラップに包むと、使いやすいですよ。常温保存ですと、すぐに変色し風味も落ちてしまうので気をつけましょう。