いつでも使えて便利!プランターで育てられる薬味野菜5選

青じそやみょうが、えごまなど、香り豊かな薬味野菜。そうめんや冷や奴など、夏の料理を引き立ててくれますよね。プランターで育てておけば、使いたいときにいつでも収穫できて、とっても便利です。夏に向けて、今すぐ育てられる5種類の薬味野菜と、育て方をご紹介します。


出典:PIXTA
夏になると、そうめんやざるそば、冷ややっこなどの冷たくてさっぱりした料理が恋しくなりますよね。そして、これらの料理を引き立ててくれるのが、青じそやみょうがなどの、香り豊かな薬味野菜です。プランターで育てておけば、使えたいときにすぐ収穫できて、とっても便利。夏に向けて今すぐ育てられる5種類の野菜の栽培方法と、使い方のコツを詳しく紹介します!

 

1.薬味野菜で夏バテ予防!


「薬味」とは、独特の香りや辛み、酸味、苦味などを持ち、料理に少量加えることで風味をアップさせる食材のことを言います。ハーブやスパイス、ゆずやレモンなどの柑橘類、にんにくやねぎなどの香味野菜も、いわば薬味の一種。料理の味を引き立てるだけでなく、食欲をアップさせる、食中毒を予防するなどといった効果もあります。

日本の料理にはさまざまな薬味が使われますが、今回は、そうめんや冷や奴など、夏の定番料理に欠かせないものをピックアップ。どれもプランターで簡単に育てられて、病害虫の心配も余りありません。

とれたての薬味野菜は、売り物とは比べものにならないほどフレッシュな香りで、料理をおいしくしてくれること間違いなし!暑さで食欲が落ちやすい真夏も、薬味のパワーで乗り切りましょう。

 

2.育てておくと便利な、薬味野菜5選


夏に収穫できる薬味野菜5種類の使い方や栄養素、プランターでの栽培方法を紹介します。どれも丈夫で、初心者にも育てやすい野菜ですが、種まきや植えつけの時期がずれると、収穫量が減ってしまうので気をつけてください。

栽培に共通で必要なものは、プランター(サイズはそれぞれの野菜を参照)、鉢底ネット、鉢底石、野菜用培養土、土入れや移植ゴテ、ジョウロ、野菜用の肥料などです。種や苗と一緒に準備しましょう。

 

自分で育てれば、穂じそやしその実も楽しめる
青じそ

青じそ 出典:写真AC
「大葉」とも呼ばれ、さっぱりと清涼感のある香りが特徴です。刺身に添えたり、刻んでそうめんにのせたりといった薬味のほかに、肉や白身魚の青じそ巻き、天ぷら、パスタなど、メイン料理にも活躍します。

緑黄色野菜の中でも、特にベータカロテンの含有量が多く、生活習慣病の予防に効果があると言われています。また、さわやかな香りの元は「ペリアルデヒド」という成分で、強い殺菌効果・防腐効果があります。刺身のツマとして青じそを添えるのは、とても理にかなった使い方だと言えますね。

夏の終わりに咲く花(穂じそ)は薬味として、そのあとにできるしその実は、佃煮や塩漬けなどで食べられので、せっかく育てるなら、ぜひこちらも味わってみてください。

 

青じその栽培カレンダー

種まき:4月下旬〜6月上旬

収穫:6月中旬〜10月上旬

 

栽培方法

深さが20cm以上のプランターを用意し、土に直径4〜5cm、深さ5mmのまき穴をあけ、3〜4粒種をまきます。2株以上育てる場合は、穴の間隔を15cmほど開けましょう。土を薄めにかぶせて、たっぷりと水やりします。発芽後は、本葉が出たら1穴1本になるように間引きをして、日当たりのよい場所で育てます。水を好むので、土の状態をこまめにチェックして、乾いていたらたっぷり与えてください。また、種まきから3〜4週間たったら、定期的に肥料を与えます。本葉が10枚以上になったら、収穫を始められます。


一度植えると数年収穫できる!
みょうが

みょうが 出典:写真AC
独特の芳香を持つみょうがは、日本原産のショウガ科の野菜。私たちが食用にしているのは地下茎から出た蕾の部分で、花が咲く前のかたく締まったものを収穫します。細切りにして冷ややっこやお味噌汁にのせたり、揚げ物に添えたりするほか、酢漬けや天ぷら、炒め物など、みょうがそのものを味わう料理もいろいろあります。

ピリッと刺激的な香りは「アルファピネン」という精油成分によるもの。その強い香りから、「みょうがを食べすぎると物忘れをする」という言い伝えもありますが、実際には心配ないようです。精油成分には、呼吸や発汗、血流を促す作用、ホルモンバランスを整える作用があると言われています。調理前に水にさらしてアク抜きをしますが、長く水につけると、この成分が飛んで香りも薄れてしまうので、あくまでもサッと、が基本です。

 

みょうがの栽培カレンダー

植えつけ:4〜5月

収穫:7〜8月(1年目は9月ごろ)

 

栽培方法

みょうがは「根株」という地下茎を植えて育てます。深さ30cm程度のプランターに2/3ほど培養土を入れ、根株を置いて、上に7〜8cm土をかぶせます。たっぷり水やりして、その後は乾燥に気をつけて育てましょう。置き場所は、日なたよりも半日陰が向いています。1か月ほどたつと地上に芽が出てくるので、そのころから月に1回ほどのペースで、肥料を与えます。植えつけ1年目の収穫は、9月ごろから。赤紫色の蕾が出てきたら、花が咲く前に根元から折って収穫します。最初はあまりとれないかもしれませんが、2年目以降、株が成熟するとたくさん蕾が出るようになります。一度植えると、3〜5年収穫できます。

 

韓国料理に欠かせない野菜
えごま

えごま 出典:写真AC
日本では種から搾油した「えごま油」のほうがよく知られていますが、韓国料理では焼肉を巻いたり、キムチにしたりと、葉がよく使われています。青じその仲間で、しそよりも葉がかたくしっかりしていて、香りも特徴的。醤油とにんにくのたれに漬け込んだ「えごまの醤油漬け」は、それだけでご飯が進む一品です。

えごまの栄養素として、よく知られているのがα-リノレン酸です。体内でEPAやDHAに変換され、血液をサラサラにする効果や、老化予防の効果が期待できます。

 

えごまの栽培カレンダー

種まき:4月下旬〜6月上旬

収穫:6月中旬〜10月上旬

 

栽培方法

育て方は青じそとほとんど同じです。種まきが遅いと、すぐに花がついて葉がかたくなるので、時期を守るようにしましょう。深さが20cm以上のプランターに土を入れ、直径4〜5cm、深さ5mmのまき穴をあけ、3〜4粒種をまきます。薄く土をかぶせて、たっぷりと水やりします。本葉が出たら1穴1本になるように間引きをして、その後は水やりをしながら育てます。本葉が10枚以上になったら、葉をハサミで切り取って収穫します。

 

収穫後も葉が再生してお得!
葉ネギ

九条ネギ 出典:写真AC
薬味野菜の代表格で、あらゆる料理に活躍しますが、特にそばやうどん、そうめんなどの麺類には欠かせません。白い部分を長く育てる「白ネギ」に対して、緑の部分を長く育てるため、こう呼ばれ、ほかにも「小ネギ」「青ネギ」などの呼び方があります。

ビタミンA、C、カルシウム、ベータカロテンなどを豊富に含み、風邪予防や疲労回復に効果のある野菜として知られています。香りの元はアリシンという成分で、ビタミンB1の吸収を助ける働きや、乳酸を分解して疲労回復を早める働きがあります。

 

葉ネギの栽培カレンダー

種まき:3〜4月、8〜9月

収穫:6〜12月

 

栽培方法

春と秋の2回種まきができます。深さ15cm以上のプランターに培養土を入れ、1cm間隔でタネをすじ状にまきます。土をかぶせてたっぷりと水やりし、日当たりのよい場所で育てます。発芽後は成長に合わせて間引きをして、株と株の間隔を広げます。間引いた株も薬味として利用できます。品種にもよりますが、背丈が15〜20cmになったらハサミで切り取って収穫します。このとき、株元から3cmほどを残すと、葉が再生して数回収穫できます。

 

やわらかい葉をどんどん収穫
三つ葉


お吸い物や茶碗蒸しなどの和食に欠かせない三つ葉。さっぱりとさわやかな香りで、そのままおひたしや和え物にしてもおいしく食べられます。香りの成分は、クリプトテーネンやミツバエンという成分で、食欲をアップさせたり、気持ちを落ち着けたりといった働きがあります。

家庭菜園では、日陰でも育てられる野菜として人気で、室内や水耕栽培でも手軽に育てられます。

 

三つ葉の栽培カレンダー

種まき:3〜4月

収穫:5〜11月

 

栽培方法

深さ10〜15cmのプランターに土を入れ、深さ5mmほどのまき溝を作り、1列に種をまいて、たっぷりと水やりします。発芽したら、成長に合わせて間引きをして間隔を広げ、株を大きく育てましょう。直射日光に当たると葉がかたくなるので、半日陰や室内の明るい窓辺などに置くのがおすすめです。土が乾いたら忘れずに水やりしてください。背丈が25cmほどになったら、収穫をスタートします。先端近くのやわらかい茎と葉を切り取ると、また新しい葉が伸びて、収穫が続けられます。葉が黄色くなってきたら肥料切れなので、液体肥料か化成肥料を与えてください。

 

3.夏の食卓を豊かにしてくれる、薬味野菜

出典:写真AC
暑くて食欲がない、火の前に立つのが面倒・・・と、ついついキッチンから足が遠のきがちな夏ですが、冷たいものばかり食べていては、夏バテしてしまいます。
おいしい野菜があれば、きっと料理への意欲も湧いてくるので、とれたてのフレッシュな薬味野菜をぜひ活躍させてくださいね!

 

 

 

 

 

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