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トマトにはどんな種類がある?
そんなトマトですが、ざっくり分けると「ピンク系」と「赤系」の2種類に分けられているのを知っていますか?ここでは種類の違いを解説します。
ピンク系
日本でメジャーなのがピンク系です。主に生食用として食べられ、生で食べても甘いのが特徴です。主な品種は、桃太郎や麗夏など日本の品種はほぼ全てピンク系にあたります。しかしながらピンク系品種が食べられている国は少ないそうで、海外では赤系が主流です。
赤系
糖度よりも酸味が強く、主に加熱して食すのが赤系トマトです。果肉がしっかりしており日持ちするのも特徴です。海外で食べられているトマトは赤系が圧倒的に多く、イタリアの品種「サンマルツァーノ」が有名です。何故日本ではピンク系が主流なの?
日本でピンク系の品種が多い理由を松崎さんに聞いてみました!(GFP松崎さん)日本がピンク系を選んだ理由としてはホントのところ知りませんが、予想としは以下のようなことが考えられるかもしれません。
・赤系は完熟すると、色が濃くなりすぎて綺麗ではない。一方ピンクトマトは、完熟しても綺麗な赤っぽいピンクだから、食欲が増す。
・赤系は、ピンク系より生で食べるには単純においしくなかったのかもしれません。
初めてトマトの栽培にチャレンジするのであればピンク系がおすすめです。
野菜種子のプロが選ぶ!トマトのおすすめ品種(種類)ランキング
今回は種子販売会社「株式会社グリーンフィールドプロジェクト」で代表取締役を務める、松崎英(ひで)さんにおすすめのトマトの品種を聞いてみました。食味の良さや育てやすさ、たくさん収穫できるかといった点を踏まえ、ランキング形式でご紹介します!
株式会社グリーンフィールドプロジェクト
有機認証の中でも厳しいとされる「ヨーロッパ有機認証」を取得した、有機種子を輸入・販売。2017年には、日本の固定種を残すことを目的とした「SAVE THE SEED (セーブ・ザ・シード)プロジェクト」を開始。「有機栽培するなら、その種も有機種子であってほしい」という思いから、日本での有機種子の普及に尽力しています。
HP:http://gfp-japan.com/
第5位 「Mr.浅野のけっさく」渡辺採種場
ミニトマトの甘さと大玉トマトの旨みをいいとこどり!大きさは通常の中玉とミニトマトの間くらいで、8~12個着果します。あまり種が出回っておらず、かなりレアでとても楽しい品種です。栽培も極端な節水管理が不要です。一度試してみる価値ありですよ。第4位「麗夏」サカタのタネ
大玉トマトで育てやすい品種ならコレ!おいしさをしっかり保ちつつ、樹なりで完熟まで育てることができるので、どこまで甘くなるか楽しめます。耐病性もあり、玉が硬いので裂果しにくいので初心者にもおすすめの品種です。第3位「桃太郎」タキイ種苗
生食にはやっぱりバランスのとれた桃太郎を育てたい人は多いはず!桃太郎はほどよい硬さと甘さ、しっかりした大きさの日本のトマトを席巻した誰もが知る品種です。耐病性のあるCFシリーズを使うと確実に育てやすい。F1種子です。F1種子についてはこちらをチェック
第2位「世界一トマト」野口種苗
ピンク系トマトのはしり。昔ながらのトマトの風味を持ち合わせながら甘さもあるトマトで、固定種らしい味わいが特徴です。野口種苗公式オンラインショップ「世界一トマト|トマト|野口のタネ オンラインショップ」
第1位「中玉トマト マティナ」グリーンフィールドプロジェクト
スーパーに並ぶピンクトマトもいいけれど、せっかく自分で育てるなら、ヨーロッパの伝統品種の固定種有機種子の栽培がおすすめめ。あまり施肥しなくても、育てやすくたくさん実をつけ、甘みと味わいもしっかりとしています。生でも加熱でもどっちも楽しめる便利品種で一度育てれば、ヨーロッパで長く愛されるわけがわかります!