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翠緑の草千里、きらめく八代海、清らかな天然水…魅力あふれる熊本に移住するなら


熊本県への移住についてまとめました。都市部からのアクセス、気候や地域の特徴といった基本情報から、仕事や空き家探しや補助金、支援制度などのお役立ち情報まで。東京や大阪にいながら移住の相談ができる「くまもと移住定住支援センター」の窓口もご案内。熊本への移住を検討しているなら要チェック!

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神山 朋香

大学卒業後、地方公務員として消費者教育や労働福祉の普及事業に従事した後、AGRI PICK編集部に。AGRI PICKでは、新規就農に役立つ情報などを執筆しています。…続きを読む

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草千里

出典:写真AC
一篇の詩とともに、国語の教科書に載っていた草千里の写真。その風景に憧れて、熊本県を訪れたことがあります。水や空気がきれいで、食べ物がおいしくて、こんなところに住めたらいいなと思いました。
ここでは、魅力あふれる熊本県への移住についてお伝えします。

熊本県の特徴と魅力

阿蘇くまもと空港
出典:写真AC

熊本県のすがた

熊本県は九州のほぼ中央に位置しています。東京から飛行機で1時間40分、大阪から新幹線で最速2時間58分、福岡からは新幹線で最速33分で到着します。雄大な景色で有名な「阿蘇」、大小の島々が美しい「天草」などの美しい景観に富み、水道水源の約8割が地下水で、蛇口をひねれば天然の地下水が出てくるという恵まれた環境です。この清らかな水で育った野菜や肉牛など、おいしいものがたくさんあります。

熊本県の気候

熊本県の気候は地域によって異なります。天草地方は平均気温が17℃前後と温暖ですが、熊本市周辺などの内陸部では寒暑の差が大きくなっています。阿蘇などの山間部は冬に降雪があり、夏は25℃程度と比較的冷涼です。

どの地域に移住する?

ピンが刺さった熊本県の地図
出典:写真AC

県北地域

菊池市、山鹿市、合志市などの県北部の地域。阿蘇を源とする豊かな水資源と肥沃な土地が広がり、お米、野菜、肉牛など豊富な農畜産物が生産されています。また、輸送用機器や半導体関連企業の集積が進んでおり、雇用の場が広がっています。

阿蘇地域

阿蘇市を中心とした北東部の地域。世界最大級のカルデラ地形をはじめ、広大な草原など貴重な自然が広がっています。山間高冷地のため夏は涼しく、冬は降雪があります。


県央地域

熊本市を中心とした県の中央地域。熊本市は人口約74万人の政令指定都市です。九州新幹線の開通で、福岡県内も通勤圏となるなど、利便性が向上しています。交通機関や医療、教育などが充実している地域です。有機JAS認証を取得した生産事業者数が日本一の山都町もこのエリア。


県南地域

八代市、水俣市、人吉市などがある南部の地域。海と山の両方の良さを兼ね備えています。デコポンや梨、桃などの果樹の栽培が盛んです。

天草地域

天草市、上天草市、苓北町からなる天草諸島の地域。冬は温暖で、夏も比較的涼しいことや、美しい海の景観、新鮮な魚介類などが魅力です。最近はシニア層の移住が増えているそう。

移住への支援や補助金は?

おもちゃの家とコイン
出典:写真AC
移住にあたっては何かとお金が必要。補助金などの支援が得られると心強いもの。子育て世帯やリタイア世代には、子育てや医療などの体制も気になるところです。

移住支援金制度

東京圏から熊本への移住で最大100万円(単身60万円)が受け取れる

熊本県では「熊本県移住支援事業」を実施しています。

この事業は東京23区内に5年以上在住または通勤していた人が、熊本市など県内の対象市町村へ移住して就職または起業すると、2人以上の世帯の場合100万円、単身の場合には60万円が支給されるというものです。交付要件がありますが、受給できれば新しい生活の大きな助けになりますね。

熊本県移住支援事業について(熊本県ウェブサイト)

空き家を利用して天草市に定住すると奨励金が

天草市では、市の空き家バンクを利用して転入した人が一定の要件を満たす場合に、20万円の奨励金を交付しています。

天草市定住促進奨励金(天草市移住・定住サイト「あまくさライフ」)

新婚さんへの支援

市町村の中には、結婚した人への祝い金等で移住者を支援しているところもあります。荒尾市や玉東町では、新規に婚姻した人への住宅取得や引っ越しに関する支援があり、南関町、和水町、御船町では結婚に関する祝い金があります。受けられる支援は、ぜひ活用したいですね。

熊本県移住・定住ポータルサイト

子育てへの支援

子育ての支援制度もいろいろあります。いくつかの市町村で行われている出生祝金や医療費の助成のほかに、八代市では第3子以降の保育料無料制度、荒尾市では小学生の給食費無償や中学生の英検検定料の補助などが行われています。

熊本に移住したいと思ったらどうする?

パソコンに向かう女性
出典:写真AC

移住支援員がアドバイス!情報収集時はここをチェック

自らも移住経験者である岡山県真庭市の移住支援員、藤本一志さんが移住先を探すときの「情報収集」方法を解説します。

失敗しないために情報収集をしっかりと!

移住には事前の情報収集がとても大切。まずは、インターネットで情報を集めてみましょう。

まずはここをチェック!熊本県移住・定住ポータルサイト

熊本県が運営する移住のためのポータルサイト。まずはここを見ると、地域の特徴や住宅、仕事などの情報が網羅されています。また、「住宅」「子育て支援」などの支援制度が市町村ごとに比較できるのも便利。

熊本県移住・定住ポータルサイト

イベント情報ならここ!一般社団法人 移住・交流推進機構ウェブサイト

移住相談会やセミナー、地域のイベントなどの情報が充実しているサイト。現地を訪れる前にはぜひチェックを。お仕事情報、地域おこし協力隊情報なども掲載。

一般社団法人 移住・交流推進機構

参考にしたい!移住した人の体験談

AGRI PICKでは、熊本県へ移住した人の体験談を掲載しています。横浜から熊本県山都町に移住した鳥越靖基さんは、農業経験ゼロから有機農業を学び、耕作放棄地を自分達で再開墾して畑を作りました。「有機農業」と「音楽」と「地域」をつなぎ、山都町だからできる暮らしを大切にしている鳥越さんの体験談はこちらからどうぞ。


訪れて、できれば滞在を

リュックを背負う女性
出典:写真AC
情報を収集して気になった土地に行ってみて、雰囲気を確かめてみましょう。特に知っておきたいのは、交通機関や教育、医療環境など。現地で生活をしていくことをイメージしてみることが重要です。車での移動が中心となるような場所の場合には、自分だけでなく家族がどのような生活をすることになるのか想像することも必要。一定期間滞在して、暮らしを体験できる制度を持つ市町村も。

熊本県移住・定住ポータルサイト「暮らし体験」の比較表

仕事を探そう

まずは仕事について考えましょう。住む場所を考えるにあたっても、通勤の方法や手段を考慮する必要があります。移住者の体験談からは、第一次産業や伝統工芸、飲食業、IT関連などさまざまな仕事に就いていることがわかります。熊本県は認定農業者数が全国3位(2018年3月末)と、農業も盛んです。


住居を探そう

住宅についても、自治体によってさまざまな支援があります。芦北町では、町産材を構造材の80%以上使用し、町内の業者を活用した住宅を建築すると、新築200万円(上限)の助成が受けられます。各市町村の空き家バンクなどは、比較的安い料金が設定されているようです。

車についても考えておこう

熊本県内の移動については、車があった方が断然便利。運転免許の取得や、車の購入、維持費についても考えておく必要があります。

くまもと移住定住支援センターに相談しよう!

相談センター内の資料コーナー 撮影:AGRI PICK編集部
熊本県では熊本県内だけではなく、東京、大阪、福岡にも移住に関する相談窓口を設置。仕事や住居のこと、支援制度などについて、相談窓口で相談することをおすすめします。

AGRI PICK編集部は、くまもと移住定住支援センターの東京窓口に行ってみました。JR有楽町駅から徒歩1分というアクセスの良さ。移住全般についてはもちろん、仕事探しについても専任の相談員の方がいるので気軽に相談することができます。

くまもと移住定住支援センター
<東京窓口>
〒100-0006 東京都千代田区有楽町2-10-1
Tel:080-2125-1656
Fax :03-6273-4404
<大阪窓口>
〒530-0001 大阪市北区梅田1-1-3-2100
Tel:090-9288-0046
Fax :06-6344-3807
<熊本窓口>
〒862-8570 熊本市中央区水前寺6-18-1熊本県庁地域振興課内
Tel:096-333-2181
Fax :096-381-9001

熊本に移住した芸能人・有名人

ライブ風景
出典:写真AC
熊本には、芸能人がUターンなどで移住したという話題が多くあります。「ココクマ」というウェブサイトによると、Do As Infinityボーカルの伴都美子さん、井出らっきょさん、スザンヌさんが熊本県に移住されているとのこと。芸能人や有名人はマスメディアが集中する都心で生活する方が便利そうですが、子育てのしやすさや故郷への想いなど、それぞれの理由で熊本での生活を選んでいるのですね。

幅広い魅力がある熊本県での生活をはじめよう

天草の風景
出典:写真AC
高冷地の清々しさも、南の海の暖かさもある熊本県。そして、移住した人の体験談では、地元の人の温かさに心を動かされている人が多いことに気づきます。熊本の地に魅力を感じ、熊本に住むことを優先的に考えて人生のハンドルを切っているようです。熊本県には、新しい一歩を促すほどの大きな魅力があるのですね。

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