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【連載第3回】実はたくさんある!移住の情報収集の方法を紹介|移住支援員の移住のはなし


岡山県真庭市の移住支援員、藤本一志は2拠点居住の兼業農家。さらに真庭市への移住者でもあります。今回は、移住に関する情報収集の方法について。相談会や専用の窓口など、ニーズに応じたさまざまな方法があります。

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藤本一志

1994年岡山県岡山市生まれ。岡山大学環境生命科学研究科修了後、岡山市の企業に1年勤務した後、2020年3月に真庭市に移住。真庭市交流定住センターで移住支援員として情報発信に取り組みつつ、米農家、Webライターとしても活動中。ライター活動の一環で、移住に関するブログ「赤トンボの田舎暮らし」を運営。活動のミッションは「今ある風景を次世代につなぐ」。…続きを読む

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ライターの藤本

写真提供:石原佑美
岡山県真庭市で移住支援員をしつつ、米農家・ライターをしている藤本一志と申します。「地方移住」をテーマに連載をしています。第3回は、移住先を探すときの「情報収集」の方法について紹介します。

岡山県真庭市についてはこちら!

移住のステップの中でも重要な「情報収集」

真庭市の移住パンフレット
写真提供:真庭市交流定住センター
一般的に、移住には次の5つのステップがあるといわれています。

移住の5つのステップ
1.移住の目的を考える
2.情報収集
3.現地に行く
4.仕事を探す
5.住まいを探す

情報収集は2番目です。生活環境や仕事、地域行事など、移住先の気になる情報を調べていきます。事前に情報を集めてから現地に行くことで、「その地域に暮らす」という視点で地域を見られます。下調べなしで現地に行くと観光に近い視点になってしまうので、情報収集しておくのがおすすめです。

まずは広く情報を集めよう

真庭市の移住相談ブース
写真提供:真庭市交流定住センター▲移住相談会での真庭市の出展ブース
最初に「この地域いいな」と思う市町村をいくつかピックアップしてみましょう。
移住の目的を軸に、浅く広く探す感じです。
移住候補先の探し方として、次の2つの方法を紹介します。

全国の自治体が集まる大規模な移住相談会

年に数回、東京と大阪で全国規模の移住相談会が開催されます。全国各地の市町村が集まり、移住相談ブースを出展します。就職活動の合同企業説明会みたいなイメージです。
この全国規模の移住相談会に参加するメリットは、以下の4つです。

全国規模の移住相談会に行くメリット
・各市町村を比較できる
・パンフレットなどの資料がたくさん手に入る
・相談会によっては自分の興味・関心に合う市町村をピックアップしてくれる
・移住に関するセミナーも開催している

最近増えたのは、3つ目の「市町村とのマッチング」です。自分の興味・関心など、必要事項を入力すれば、希望に近い市町村をいくつかピックアップしてくれます。「どこに移住相談しようか迷っている」という人におすすめです。

もちろん、相談する市町村を前もって決めて行くのもOK。比較することで、どこが自分に合いそうかわかりますからね。

思いがけない出会いもある

全国規模の移住相談会では「対応してくれた人が良かったから移住した」「話を聞いているうちに引き込まれ、移住を決めた」という声もあります。“思いがけない出会い”があるのが、全国規模の移住相談会の魅力なのです。

最近では、新型コロナウイルスの影響で、オンラインで開催されています。実際に会って話せないため“思いがけない出会い”は減ってしまいましたが、セミナーや地域とのマッチングサービスは継続中。むしろ、さらに充実しているように感じます。実際に移住相談会があるときは、SNS広告や各自治体のポータルサイトで告知されるので、そこでチェックしましょう。

県単位で相談できる東京・大阪の相談窓口

東京・大阪の相談窓口のパンフレット棚
写真提供:真庭市交流定住センター▲東京・大阪の相談窓口は、パンフレットも充実している
「〇〇県に移住したいけれど、具体的な地域が決まっていない」という人には、東京と大阪にある相談窓口がおすすめです。こちらは岡山県、香川県というように、県単位で移住相談ができます。県ごとに専門の相談員が在中しています。

ここで移住相談をするときは、自分の興味・関心ややりたいことなどを話すのがポイント。すると「○○県の中では△△市と××町が合いそうですね」と、具体的な提案をしてもらえます。実際に、真庭市も「林業」や「複業」、「里山暮らし」に関心がある方と多くつないでもらっています。

県は絞れているけど、そこから先に進めないという人はぜひ相談してみましょう。

窓口はこちら!
東京:認定NPO法人ふるさと回帰支援センター
大阪:大阪ふるさと暮らし情報センター


移住先候補を絞った後の情報収集

真庭市のオンライン移住相談風景
写真提供:真庭市交流定住センター▲オンライン移住相談の風景。真庭市はZoomとLINEを使っている。
移住先候補が絞れたら、その地域について詳しい情報を調べていきます。

各自治体のポータルサイトを詳しく見る

ここ数年は地方移住の動きが活発なので、各市町村が移住のポータルサイトを持っています。真庭市の場合は「COCO真庭」というサイトがあります。ポータルサイトでは地域の暮らしや人、住まいや仕事など、移住に関する情報が詳しく掲載されています。また、移住支援制度がわかるのも特徴。移住にはお金がかかるので、知っておくと便利です。

最近ではYouTubeを使って情報発信をしている自治体も増えています。地域の紹介や移住者インタビューなどのコンテンツがあるので、気になる動画は見ておきましょう。真庭市もYouTubeを使った情報発信をしているので、ぜひご覧ください。

移住相談窓口に相談してみる

もっと詳しく情報を集めたいときは、各市町村の移住相談窓口を利用してみましょう。最近は多くの自治体がオンラインでの移住相談に対応しているので、自宅から気軽に相談できます。あらかじめ質問を用意して、気になることはすべて解決しておきましょう。

移住相談窓口を利用するときのポイントは、良いことばかりではなく悪いことや不便なことも聞いておくことです。地方での暮らし、特に田舎での暮らしは、都市部に比べると不便な点が多いです。真庭市で例を挙げると「20時を過ぎるとお店がほとんど閉まる」「車がないと生活できない」といった感じでしょうか。暮らし始めると慣れますが、事前に知っておくとより生活のイメージが膨らみます。

情報収集にはこんな方法もある

真庭市の農村の風景
写真撮影:藤本一志▲真庭市交流定住センターのInstagramにも掲載
移住の情報収集には、以下のような方法もあります。

そのほかの移住の情報収集
・Instagramで#検索
・自分の興味・関心のある雑誌を読む
・移住スカウトサービス「SMOUT」で興味のあるプロジェクトを見つける

Instagramは地域の暮らしを“視覚的に”知ることができます。「#田舎暮らし」や「#移住」で検索してみましょう。雑誌も、移住や田舎暮らしのものがたくさんありますよね。「人気の移住先ランキング」といった特集をしている雑誌もあります。実際、真庭市でも雑誌を読んだ人からの問い合わせもたくさんあります。

SMOUTに関してはおもしろいサービスなので、次回詳しく紹介したいと思います。

情報が集まったら現地に行って、さらに情報を集めよう

真庭市の通学風景
写真提供:いいね!真庭
たくさん情報を集めたら、次は現地に行きましょう。実際に地域を見ることで、新しい疑問が湧いてきます。
ぼくも、真庭市に移住する前はCOCO真庭を隅々まで調べましたし、何度も真庭市に通いました。たくさんの情報を仕入れて、地域の人々との関係性を築くことで、充実した移住ライフにつながっています。
移住を良きものにするためにも、しっかりと調べて、自分に合う地域を見つけてくださいね。

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移住支援員の移住のはなし

藤本一志プロフィール
1994年岡山県岡山市生まれ。岡山大学環境生命科学研究科修了後、岡山市の企業に1年勤務した後、2020年3月に真庭市に移住。真庭市交流定住センターで移住支援員として情報発信に取り組みつつ、米農家、Webライターとしても活動中。活動のミッションは「今ある風景を次世代につなぐ」。

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