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ライター - まつたかずき
市民農園のスタッフをしながらライターとして活動しています。野菜づくりを誰もが気軽に出来る趣味にすることを目標に、初心者の方でも興味を持っていただける記事を執筆していきます!…続きを読む

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冬の家庭菜園に必要な作業や冬に栽培できる野菜を紹介します。寒い季節でも土や野菜に効果的な作業をすることで、野菜がより元気に育つようになりますよ!冬の作業のポイントを知って、無理なく楽しみながらやってみてくださいね。
冬の野菜栽培に必要な作業|土づくり・防寒対策など

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冬は、肥料の効き目が鈍ります。また、寒いから活動しないと思いがちな鳥や害虫も、大事に育てている野菜を食べに来ます。土づくりのタイミングや肥料、鳥害、防寒対策など、冬の野菜栽培に必要なメンテナンスについて解説します。
土づくり|肥料投入は早めの3週間前に
10月以降、気温が低下してくると、肥料の分解が遅くなり効き目も鈍ります。元肥の投入は、種まきや植え付けの3週間前に実施しましょう。夏野菜の栽培で肥料がまだ効いている場所なら、あえて元肥をせずに栽培してみましょう。
元肥が遅れたら!
大根やカブなどの根菜類は、元肥がないと育ちが悪くなる可能性があります。元肥が遅れた場合は、比較的寒さに強い葉物を育ててみましょう。おすすめは、小松菜、ほうれんそう、チンゲンサイです。
黒マルチシート|地温を上げよう

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黒マルチシートを張ると地温が上がるので、種の発芽や生育などに良い効果が出ます。シワがないように、ぴったりと土の上にマルチシートを張るのがポイントです!
マルチシートについて、しっかり知ろう
肥料|即効性なら液肥が万能

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土づくりが遅れてしまった場合は、追肥をしましょう。固形肥料の場合、効き目が出るまでに時間がかかるので、生育の悪さが気になるようなら、効果が早く出やすい液肥を使用してみましょう。
液肥の効果について
害虫・害鳥対策|ネットで野菜をガード!

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鳥や虫の餌が少なくなる12~2月ごろになると、菜園や畑の野菜が狙われます。特に雪が降った後は地面が雪で覆われてしまうので、被害がわかりにくく手遅れになることも。防虫ネットや防鳥ネットを使って、しっかり野菜を守りましょう。
防鳥ネットや防虫ネットの具体的な張り方
防寒対策|ビニールトンネルを作る

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気温が10℃を下回ったら、園芸用ビニールを使用してトンネルを作り、防寒対策をしましょう。防虫ネットの上からで大丈夫です。ただし、気温が15℃以上になると、ビニール内が必要以上に高温になり蒸れてしまいます。気温の上昇とともに外しましょう。
ビニールトンネルについての張り方など、詳しくはこちら!
冬だからこそ土壌改善!寒起こしのやり方とは?

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霜が降りる12~2月ごろに、何も栽培していない畑で行う土壌の改良作業を「寒起こし」といいます。
地中の部分を掘り起こして冷気にあてることで、病害虫を死滅させる効果が期待できます。また土が凍結と解凍を繰り返すことで、土の中に隙間ができて
野菜作りに適した団粒構造の土壌になります。
ここでは、冬に行いたい寒起こしのポイントを解説します。
どんな畑に寒起こしが必要か?

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効果が大きく出るのが、スコップが入りにくい土質が固く締まった土壌。寒起こしをすると、春にはサラサラの土質になり、根張りが良くなります。また、害虫が多い場所や雑草の生育が盛んな場所にも効果あり!
実施時期
12~2月が適期です。寒冷地帯では12月から開始しましょう。
作業手順
Step1. 1平方メートルあたり、1リットルの米ぬかをまんべんなく散布します。米ぬかは微生物のエサになり、養分の多いふかふかの土になるため、あれば使いましょう。
Step2. スコップを使い、30cmくらいの深さから、てこの原理で土を地表に裏返しにするように掘り起こし、表面積を広げます。土の塊は、崩さないようにそのままにしておきましょう。
Step3. 約1カ月、寒さにさらします。
プランター栽培の冬対策

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比較的環境の良い場所でするプランター栽培でも、冬の防寒対策やメンテナンスをすると、より植物の生長が良くなります。何も育てていない場合も、プランターに入ったままの土を春に向けて良い土にする方法もありますよ!
プランターにカバーをしよう!
寒さに強い野菜でも、霜が降りると葉を傷める可能性があります。日中が10℃以下の日が続くようなら、プランター全体を園芸用ビニールなどで覆って保温します。市販の霜除カバーなどを使いましょう。
ミニ温室 650型プランター用 M
霜や寒さはもちろん、雨風にも強く、植物の生育を守ります!病害虫除けにも効果を発揮します。
・適応サイズ:650型プランター
・材質:PE(カバー、ヒモ、ジョイント)、PVC被覆鉄線(支柱)
室内に移動しよう!
プランターを寒くなり過ぎない室内に移動すれば、防寒対策は必要ありません。日中の日当たりが良いときは外で、寒くなる夕方から夜だけ室内にと、移動するのもいい方法です。ただし、室内でも窓際は寒くなる場合もあるので注意しましょう。
土をクリーニングしよう

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冬の間、プランターで野菜を育てないなら、プランターの中の土をクリーニングしておきましょう!病害虫を除去し、土を元気にしておくことで、春から栽培する植物がより元気に育つようになりますよ。
Step1. ふるいを使って、土の中の根や害虫を取り除きます。
Step2. 不織布やビニールシートの上に土を広げて、熱湯をかけます。
Step3. 屋外に置いて霜と寒さにさらします。2~3週間に1度かき混ぜると、病害虫を死滅させることができます。2カ月間は冷気にあてましょう。
秋から冬に植える!人気の定番野菜

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冬に育て始める野菜があるの?そんな疑問を持つ方もいると思いますが、秋から冬にかけて植えて、冬から春に収穫できる野菜もたくさんありますよ!
春キャベツ
ふわっとゆるく結球する春キャベツは、葉がとてもみずみずしくやわらかいので、生のままか軽く炒めて食べると最高です。11~12月中に植え付けをして、5月ごろに収穫します。
キャベツの基本的な育て方
そら豆
10~11月中に種まきを行います。冬になる前に種まきを終わらせるのがポイントです。冬を越した後から追肥をしながら育てることで、急激に生育していきます。収穫時期は5月ごろです。
そら豆の栽培方法をもっと詳しく知る
大根
小ぶりな大根の場合は、10~12月まで種まきしても栽培可能。収穫時期は12~3月ごろです。また、気温が下がり害虫が減れば、栄養たっぷりの葉も収穫できますよ!
そのほかの秋から冬に植えられる野菜
【番外編】イチゴ栽培は寒さにあてるのがポイント!

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イチゴは寒さに強く、-5~6℃くらいまでなら特別な寒さ対策は必要ありません。逆に、寒さにあてることで春に花がよく咲く=実がよく付きますよ!逆に暖冬のとき、黒マルチや敷わらなどを使って栽培している場合は、温度管理に注意しましょう。
冬に枯れた葉は摘み取りましょう。
寒くなる12月ごろにイチゴは休眠し始め、一部の葉は枯れます。枯れた葉は残しておくと病気の原因になる場合もあるので、摘み取っておきましょう。
いちごの栽培についてはこの記事もチェック!
防寒対策して、冬も菜園ライフを楽しもう!

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いくら野菜にしっかり防寒対策をしても、作業する皆さんが風邪をひいては元も子もありません。体が冷えないように寒さ対策を忘れずに!冬の作業や栽培も含めて、家庭菜園をもっと楽しんでくださいね。