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防除特集

[PR]病害虫防除に効果的!薬剤を正しく活用しよう

作物を安定的に収穫するためには、病害虫防除を適期に行うことが大切です。防除対策に効果的な注目の薬剤と、農薬を正しく安全に使用するための基礎知識についてまとめました。

トマト畑

出典:PIXTA
農作物を栽培するうえで、病気や害虫、雑草の防除は必要不可欠であり、農薬はその手段の一つです。
病気や害虫、雑草の発生は収量や収益だけでなく、労働時間にも影響を与えます。農薬の使用は、最適な労働時間で収量・収益をアップさせてくれます。
その際、目的に応じた農薬の種類を選び、散布のベストなタイミングで効率よく適正に使用することが重要です。

2022年7~8月の病害虫発生予報をチェック

令和4年7月6日および令和4年7月6日に発表された農林水産省の病害虫発生予報によると、向こう1カ月の主要な病害虫の発生予察情報(発生予報)は以下の通りです。
地域ごとの発生予察情報も確認し、該当する場合は早めに防除対策をとりましょう。

・水稲:斑点米カメムシ類の発生が、北海道、北東北、北陸、東海および中国の一部の地域で多くなる
いもち病の発生が、中国および南九州の一部の地域で多くなる※1
・野菜:ネギのアザミウマ類の発生が、北海道、南関東の一部の地域で多くなる※2
・果樹:果樹カメムシ類の発生が、南関東、東海、近畿、中国、四国の一部の地域で多くなる※2
※1出典:農林水産省「令和4年度 病害虫発生予報第5号(水稲特集)(令和4年7月20日)」
https://www.maff.go.jp/j/syouan/syokubo/boujyo/attach/pdf/120104_yoho-35.pdf
※2出典:農林水産省「令和4年度 病害虫発生予報第4号(令和4年7月6日)」
https://www.maff.go.jp/j/syouan/syokubo/boujyo/attach/pdf/120104_yoho-33.pdf


アザミウマ・カメムシの効果的な防除方法


2022年 注目の農薬

1,000倍希釈!気門封鎖剤と展着剤の2つの効果で病害虫を防除|フーモン

フーモン新ボトル
写真提供:日本化薬株式会社
日本化薬株式会社「フーモン」は、ハダニ類・アブラムシ類・コナジラミ類の害虫防除に効果的な気門封鎖剤です。
散布後、高分子(ポリマー)の有効成分が害虫を包み込み、気門(空気の出入り口)を封鎖して窒息死させます。
気門封鎖剤としては唯一展着剤としての機能を持ち、1,000倍希釈で使用できます。

主成分はマーガリンなどに使用される食品添加物。1,000倍希釈で使用するため薬害のリスクが低く、使用回数の制限もありません。
栽培初期から収穫前日まで、病害虫の発生初期から何度でも散布できます。

日本化薬株式会社 アグロ事業部 ホームページ
営業部マーケティング担当
電話番号:03-6731-5321
日本化薬株式会社 アグロ事業部へのお問い合わせ

コナガの防除に|サブリナフロアブル

サブリナフロアブル
AGRI PICK編集部
オイルベースのフロアブル製剤「サブリナフロアブル」は、難防除害虫として知られるコナガや幅広いチョウ目害虫に効果を発揮するBT剤です。
自然由来の製剤で、有機JAS農産物などにも使用でき、特別栽培農産物生産に使用しても化学合成農薬としてカウントされません。


正しく安全に農薬を使用するために|農薬の基礎知識

農薬の種類

農薬の種類には殺虫剤、殺菌剤、殺虫殺菌剤、除草剤、殺鼠剤(さっそざい)、植物成長調整剤、誘引剤、展着剤などがあります。
天敵製剤や微生物剤など、昆虫や微生物を用いた薬剤もあります。


農薬散布前の確認事項

農薬は適切に使用しないと商品となる農作物に薬害が出るだけでなく、環境や人体にも悪影響を与えてしまいます。
農薬取締法を遵守し、農薬使用者や消費者の安全を守り、周辺環境に配慮することが必要です。
どんな農薬を使ったのか記録する散布履歴は、農薬使用回数を把握するだけでなく、翌年以降の農薬散布の参考にもなるのでおすすめです。


農薬の希釈計算・調整方法

多くの農薬は水で希釈するなど自分で調整して散布液を作らなければなりません。
農薬ラベルの確認方法やラベルに記載された希釈倍率にするための計算方法、薬剤の正しい測り方、調整の手順などをいま一度しっかり確認しましょう。


効果的な散布方法

農薬を効果的に散布するためのポイントは以下の3点です。
  • 防除のタイミングを逃さない
  • 天候や季節に合わせた散布
  • 農薬散布前のひと手間
露地栽培では、周囲への影響を考慮することも重要です。


農薬散布後の処理

農薬散布に使用した器具や空の容器には少量であっても農薬が付着しているため、洗浄や廃棄の取り扱いには厳重な注意が不可欠です。
散布液を処理する際は、自身の安全を守るために必ず保護具を着用しましょう。


農薬による事故や被害を防ぐ

農薬に関わる事故や被害の件数は、少しずつ減ってはいるものの、毎年起こっています。
原因を知って、農薬を使う際に注意すべき点をその都度確認し、事故や被害が起きないように適切に使用しなければなりません。


天敵昆虫の利用

農業害虫を防除する手段の一つに「天敵昆虫」を利用する方法があります。
自然界にもともといる生物なので環境に優しく、化学農薬の使用を軽減できるので、生態系を維持しながら作物を育てることができるとあって、農業での利用が広まりつつあります。


薬剤を正しく使用して、病害虫防除対策を万全に

農薬を正しく使用することで、病害虫防除の効果は大きくなります。
農薬として登録されているもののなかにも、使用回数の制限がなく、作物残留のリスクが軽減できるものもあります。
適切な時期に的確な薬剤を使用し、病害虫防除に役立てましょう。

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