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- AGRI PICK 編集部
AGRI PICKの運営・編集スタッフ。農業者や家庭菜園・ガーデニングを楽しむ方に向けて、栽培のコツや便利な農作業グッズなどのお役立ち情報を配信しています。これから農業を始めたい・学びたい方に向けた、栽培の基礎知識や、農業の求人・就農に関する情報も。…続きを読む
サトイモの種イモの植え付け時期|4〜5月に植えて秋に収穫!
サトイモの植え付け時期は、4〜5月にかけて。収穫は10〜11月で、種イモの植え付けから収穫までの栽培期間が長く、水を好むので、6月の梅雨明け以降の水やりや、管理がしやすい場所で育てるようにすると楽ですよ。サトイモの植え付けと収穫の時期
- 植え付け:4~5月
- 収穫:10~11月
栽培適温
栽培適温:25〜30℃1. サトイモの種イモを用意|しっかりと芽が出たものを選ぼう!
サトイモは種イモから親イモができ、その周りに子イモ、孫イモというように分球して増えていきます。子イモや孫イモを食べるもの、親イモを食べるもの、子イモも親イモも食べるものなど、収穫して食用にする部分の違いなども含めて、さまざまな品種があります。種イモ(子イモ)の選び方
販売されている種イモは、「子イモ」と呼ばれます。40〜60gくらいの大きさで、頂芽に緑色の芽が出ていて、イモの外側に傷がないものを用意しましょう。食用のサトイモは種イモにはなりません。4月が種イモの発売開始時期!おすすめのサトイモの品種
栽培しやすい!家庭菜園におすすめのサトイモの種類をチェック
2. 土と畝の準備|サトイモを植え付けるために必要な肥料など
土づくりはどの野菜もほぼ一緒ですが、サトイモを植え付けるための土も、有機物が豊富に含まれ、それを分解する微生物がいっぱい活動しているふかふかの土が理想です。サトイモの生育には、水持ちと水はけが良い土が適しているので、1平米あたり5kg以上の堆肥を入れて土に混ぜておきます。土づくりのための肥料の関連記事はこちら
サトイモの植え付けに必要な畝の大きさ
畑の場合、畝の幅は70cmくらいにして、高さは必要ありません。低い温度ではサトイモが腐りやすいので、4月でも寒さが残る時期はマルチをして地温を上げましょう。マルチシートの関連記事はこちら
サトイモをプランターで栽培する場合
なるべく大きめのプランターに野菜用培養土を入れて、ゆったり育てましょう。直径36×深さ30cm程度の12号の丸形プランター(ポット)に野菜培養土を入れて、1株栽培できます。3. サトイモの植え付け方法|種イモを植える向きと深さに注意!
株が大きくなるサトイモを植え付けるときは、1条植えにします。株間ももちろん大切ですが、種イモの芽の向きと植え付ける深さも重要なポイントです。1. 種イモと種イモの間隔
サトイモは、土の中のイモが大きくなるのはもちろん、地上部の茎も背が高くなり葉も広がります。種イモの株間は、30〜40cmあけましょう。- A:畝幅/70cm
- B:株間/30〜40cm
2. サトイモの種イモを植え付ける際の向き
植え付ける場所に、シャベルで少し深めの穴をあけます。穴の中に種イモを植え付けるときは、サトイモのとがっている方を下、芽が出ているほうを上にして置きます。サトイモの収穫量を増やすために、芽を下向きに植える方法もあります。ぜひ試してくださいね!菜園のプロがおすすめ!種イモの上下を逆さにする植え付け方法はこちら
3. 種イモを植える深さ
植え付けのときに、種イモの新芽の先が出ていても構いませんが、芽の基部が暗くないとイモの部分が大きくなりません。かぶせる土の厚さを5〜10cmくらいにして、深く植えすぎないようにしましょう。収穫は10月です。梅雨明けをすると雨も少なくなり、土が乾燥しがちです。夏越しもするので、日々の積極的な水やりを心がけてくださいね!
初心者にもわかりやすい!サトイモの植え付け方法を動画でチェック
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