→マルチシートの選び方はこちらを参照。
マルチシートの効果的な張り方を覚えよう!
Step1. 作業に入る前に!マルチシートや畝(うね)の幅を考える
使用するマルチシート幅からマイナス10~20cmを目安に畝幅を決めると、シートが収まりよく被さります。また、シートに土寄せをするため、通路幅は少し広めに確保しておくと作業効率もアップ!手書きでもいいので、区画図を作成しておくと便利です。Step2. 作(さく)を切る
畝を立てる前に、区画図を参考に支柱と水糸で作を切ります。まっすぐ畝立てする目印になります。
Step3. 肥料や苦土石灰、薬剤などを散布する
区画内に、肥料や苦土石灰などを散布します。なお、薬剤によってはマルチ栽培に使用できないものがあるため、使用前に注意書きをよく確認してください。Step4. 畝を立てる
Step5. 畝を平らにならす
レーキを使って畝の上を平らに整地します。畝の中央が凹んでいると、雨水が滞留し病気にかかりやすくなるため、真ん中を少し高くする方法もあります。→おすすめのレーキはこちらを参照!
Step6. マルチシートを仮押さえする

Step7. 畝にマルチシートを張る
Step8. 畝の終点でシートを固定する
畝の終わり地点で再びマルチシートを地面に固定します。Uピンは、30cm以上の長さのものが抜けにくく便利です。Step9. マルチシートの両端に土を寄せる
二人で作業する場合は、マルチシートの両側に同時に土を寄せていきます。一人で作業する場合は、畝をまたぎながら土を寄せる方法や、片側に土を寄せてから反対側を寄せる方法などがあります。いずれの方法も、マルチシートの中心と、畝の中心が合致するようバランスをとりながら土を寄せます。Step10. マルチシートの表面も固定
Step11. マルチシートに穴をあける
穴のないマルチシートの場合は、カッターや専用道具を使って穴をあけます。穴あけ器は、差し込んだ後右または左方向に軽くねじるときれいに穴をあけることができます。力任せに押し込むと、歯が曲がってしまうので注意。穴をあけたら完成です!
なお、作物によっては、最初から穴の開いた専用のシートを使う方法もあります。
マルチシートを効果的に張る3つのポイント
ポイント1|畝の上面を平らにするのはていねいに
畝の表面に凸凹があると、マルチシートがバタついたりや、苗がシートの下に潜ってしまうことがあります。レーキなどを使い、丁寧に平らにならしましょう。ポイント2|大股押さえの土寄せでシワを取ろう!
土を寄せる際に、足の置き場所を大股にしてシートのシワを取り除きながら土を寄せると比較的きれいに張ることができます。ポイント3|風がなく、気温の高いときを狙う
マルチシートは風がないときがきれいに張れます。また、気温が高い昼間に張ることで、朝晩のような気温が下がったときでもピンと張った状態が保てます。逆に気温が低い時に張ってしまうと、気温が上昇する日中、マルチシートが緩んでシワが出やすくなってしまうんです。広い畑なら機械を使って効率的に!
トラクター
トラクターのロータリーに「マルチャー」というアタッチメントを接続して使用します。管理機(マルチャー)
筆者はネットオークションで15万円で落札した、ヤンマーPRA7Sとアタッチメント(機種不明)を使用しています。マルチ張りをしないときは、畝立てで使用できます。小畝仕様ですが、自作アタッチメントを連結して、平畝にも使用しています。以前は一輪管理機で跳ね上げて畝立てしていましたが、マルチャーで畝立てすることで相当な時間短縮になりました!
→管理機+マルチャーでマルチ張りが楽々!こちらをチェック!
人力マルチャー
マルチャーには、人力で張り作業ができる製品もあります。価格が比較的リーズナブルな点が魅力。
ポイントを押さえれば、マルチ張りは難しくない!
【AGRI PICKチャンネル】
AGRI PICKでは、家庭菜園初心者にもわかりやすい!畑でも手軽に視聴できる動画もあります。
野菜を育てるときのお困りごとや、失敗を防ぐワンポイントアドバイス付きの「AGRI PICKチャンネル」も合わせてご覧ください!
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