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- AGRI PICK 編集部
AGRI PICKの運営・編集スタッフ。農業者や家庭菜園・ガーデニングを楽しむ方に向けて、栽培のコツや便利な農作業グッズなどのお役立ち情報を配信しています。これから農業を始めたい・学びたい方に向けた、栽培の基礎知識や、農業の求人・就農に関する情報も。…続きを読む
そこでこの記事では、ニンジンの収穫時期の目安や採れどきを見極める方法、じょうずに土から抜き取るコツなどを紹介します。また、ニンジンをフレッシュなまま保存できる方法も知っておくと便利ですよ。収穫方法がよくわかる動画もぜひチェックしてみてくださいね!
ニンジンの収穫時期の目安は、種まきから約4カ月後|春まきは採り遅れに注意!
栽培する地域や品種によって多少異なりますが、ニンジンの収穫期は、種まきから約4カ月後が目安です。ニンジンの栽培は、春まきと夏まきが一般的。11月の秋まきも可能ですが、トンネルを設置したり、ハウス内で栽培したりするなど霜よけ対策が必要なうえに、収穫まで6カ月ほどと栽培期間が長くなります。ニンジンの栽培カレンダー|種まきと収穫時期
・種まき:3〜4月(春まき)、7〜8月(夏まき)、11月(秋まき)・収穫:6〜7月(春まき)、11〜翌3月(夏まき)、翌4〜5月(秋まき)
春まきニンジンの収穫時期は6〜7月|採り遅れに注意
3~4月に種をまき、6~7月に収穫します。ニンジンは気温が15℃以上になると生育が進むため、収穫のタイミングが遅れると「裂根(れっこん)」という、根が裂けた状態になってしまいます。春まきのニンジンは、収穫時期になったら一気に採るようにしましょう!夏まきニンジンの収穫時期は11〜12月|冬越しで甘みがアップ!
7~8月に種をまき、11~12月に収穫します。夏まきの場合、収穫を迎えるころには気温が低くなるため、裂根の心配がないのがメリット。また、5〜10℃くらいの低温になると、ニンジンの生育がストップします。そのまま収穫しないで越冬させれば、翌年の3月ごろまで収穫が楽しめます。ニンジンは寒さで凍らないように糖分を蓄えるので、甘さもぐんとアップしますよ!ニンジンを冬越しさせるときのポイント!
冬越しさせるときは、ニンジンの根が露出しないように土寄せをするのを忘れずに。土から根が出ていると、ひび割れなどの凍害を起こしてしまいます。秋まきニンジンの収穫時期は翌4〜5月|防寒対策が必要
11月の種まきは、トンネルやハウスで防寒対策をして越冬させれば、翌年の4~5月に収穫できます。ニンジンを収穫するタイミングの見極め方|5cmほどの太さになったらOK!
ニンジンが収穫適期かどうかを見分ける目安は、土からのぞいている根の太さです。ニンジンの太さを確認するために土を掘った場合は、必ず株元に土を寄せ戻してくださいね。根が露出したままだと、黒っぽく変色してしまうので注意しましょう。収穫可能なニンジンの太さの目安
種類によって収穫時期の違いはありますが、太さの目安は以下の通りです。・五寸ニンジン:5cm
・三寸ニンジン:3〜4cm
・ミニニンジン:1〜2cm
ニンジンの葉色も、収穫目安のサインに!
ニンジンが育ってくると、地上部の葉も茂ってきます。このような状態になると、株元をチェックするのが難しいことも。そんなときには、上からニンジンの葉を眺めてみましょう。緑色の葉の中に、やや黄緑色の葉を見つけたら収穫適期のニンジンです!ニンジンの収穫方法|折らずにじょうずに抜くコツは?
それでは、いよいよ収穫です!力まかせに引き抜くと、ニンジンが途中で折れてしまうことがあるので慎重に行いましょう。ニンジンを収穫するときのコツ
葉の付け根部分を両手で持ち、左右に少し動かしてから持ち上げると抜けやすくなります。まっすぐ上に引き抜くと、ニンジンが途中で折れるのを防げますよ。ニンジンを収穫するときの注意点
春まきニンジンの収穫の場合
春まきニンジンの収穫期は、日差しが強くなる6~7月。ニンジンが直射日光で変色しないように、できるだけ早朝に収穫を済ませるようにしましょう。夏まきニンジンの収穫の場合
夏まきの場合は、気温の低い冬が収穫期になるので、ニンジンが寒さで黒っぽく変色してしまう凍害に要注意。凍害で変色してしまったニンジンは、保存しても腐ってしまうため取り除いてくださいね。ニンジンの収穫時期の見極め方・収穫方法を動画でチェック!
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