食品乾燥機を自作する?100均グッズとふとん乾燥機で干し野菜作り放題!

干し野菜やドライフルーツを作るのに便利な食品乾燥機(フードドライヤー・ディハイドレイター)。100均グッズとふとん乾燥機で、簡易食品乾燥機を作ってみました。作った干し野菜は、天日干しネットで作ったものと食べ比べ。さて、ちゃんと干し野菜ができたのでしょうか…。


撮影:murasaki
干し野菜やドライフルーツを作るのに便利な食品乾燥機(フードドライヤー・ディハイドレイター)。100均グッズとふとん乾燥機で、簡易食品乾燥機を作ってみました。作った干し野菜は、天日干しネットで作ったものと食べ比べ。さて、ちゃんと干し野菜ができたのでしょうか…。

干し野菜は一石三鳥

出典:PIXTA

味よし、保存性よし、栄養よし

旬の時期に採れ過ぎて余ってしまったり、おすそ分けしてもらったけれど食べきれなかったりする野菜や果物、買ってけれど使いきれない香味野菜などなど、泣く泣く捨ててしまったことはありませんか?野菜の保存方法はいろいろありますが、最近私がはまっているのが干し野菜。野菜を天日に干して乾燥させる、昔ながらの保存法です。

単純な方法ですが侮ることなかれ。保存が効くようになるだけでなく、味がギュッと凝縮されておいしくなる、天日によってビタミンが増えるという効果も。採れ過ぎたトマトやしいたけを干すうちに、おいしさと保存性の高さに驚き、干し野菜のよさに目覚めつつあります。

室内で使える食品乾燥機が欲しくなってくるけれど…

ただ、ザルや干しかごで干し野菜を作ってると困ったことも。一つは雨です。天気予報はチェックしますが、予想外に降ってくることもしばしば。それに、野菜が傷むのは待ってくれないのに、干したい野菜がある時に限って雨続きなんてことも。そしてもう一つが、虫。大きな虫は網に阻まれて入りませんが、コバエは網目をすり抜けて野菜についていることが。大きな問題はないのかもしれませんが、なんとなく嫌ですよね。また、湿度の高い夏には下手をするとくさってしまうなんてことも。

すると欲しくなってくるのが食品乾燥機。フードドライヤーやディハイドレイターなどとも言われる、温風を送って食べ物を乾かす機械です。オーブンと違い風を使うため温度による成分変化が少なく、天日に近い干し野菜を作れます。しかし家庭内稟議を通すのがなかなか大変そうだ…と考えていたところ、ひらめきました。温風を長時間出す機械、それも普段あまり使わず押入れに入っていがちなものがあります。そう、ふとん乾燥機!家で眠りがちなふとん乾燥機を活用して、簡易食品乾燥機を作ってみることにしました。

ふとん乾燥機で簡易食品乾燥機を作ってみる

上の画像は市販の食品乾燥機。調べてみると、本体に食品を置くトレイが何段か入っていて、そこに40~70℃の風を当てるという構造になっています。我が家のふとん乾燥機は50~65℃。あとは、この風を吹き込むケースと、食品を並べるためのトレイさえあればおおむねOKかな?というわけで予算600円の食品乾燥機作りがスタート。

ちなみに我が家のふとん乾燥機はこちら。アイリスオーヤマのカラリエです。小さくて持ち運びやすく、食品乾燥機にもぴったり?もちろんふとん乾燥機としても優秀。おすすめです。
ITEM
アイリスオーヤマ カラリエ FK-C2
・サイズ:幅約16×奥行約14×高さ約36cm
・重量:約1.8kg
・電源:AC100V
・消費電力:560W

材料を求めてダイソーへ

撮影:murasaki
ケースとトレイを仕入れるため、おなじみダイソーへ。使えそうなものがないか、キッチン用品コーナーや収納コーナーを回ります。

撮影:murasaki
仕入れたのはこの2つ。透明収納ケースを1つと、お皿スッキリラックを3つ。箱は断熱性が高い段ボールを使うことも考えましたが、何度も使うことを想定して水洗いできるプラスチックを選びました。透明なら外から乾燥し具合が確かめられますしね。温度が上がることも考えて、耐熱温度が100℃以上のものを選びました。

カットや穴開け、工作の時間|簡易食品乾燥機の作り方

ラックの足のカット

撮影:murasaki
ケースの中にちょうどよく3段収めるために、お皿スッキリラックの足をカット。電ノコがあると、プラスチックの切断も一瞬です。

 

乾燥機用の穴を作る

撮影:murasaki
そして、ふとん乾燥機の吹き出し口を突っ込むための穴をホールソーで開けていきます。ホールソーがない場合はドリルで切断する線に沿って穴をたくさん開けて、隙間を糸鋸で落とします。

撮影:murasaki
開けたらバリをカッターで削り取ります。透明プラスチックは道具がないと加工しにくいので、お手軽にやるならケースを段ボールにすると簡単です。

 

風の出口の穴開け

撮影:murasaki
風が逃げる口を作ります。できるだけ吹き込み口から遠い位置にします。

撮影:murasaki
外からほこりや虫が入らないよう、穴をガードします。ppシート上の辺だけテープで貼り付け。これで、風が吹き込んでいるときには風が抜けますが、風が吹き込んでいないときには穴が閉じられます。

 

できあがり

撮影:murasaki
中にトレイを入れてやったら本体はできあがり。一度洗ってから使います。ちなみにたくさん作りたい人は大き目のダンボール箱とバーベキュー用の網を使うという手もあります。

撮影:murasaki
穴が少し大きめのため、隙間をなくすようのクッションテープをふとん乾燥機の差込口に張り付け。これで完成!実質作業時間は20分ほどで簡易食品乾燥機ができあがりました。

実力やいかに?VS天日干しネット

撮影:murasaki
では、実際に作った食品乾燥機を使ってみます。さらに、天日干しとの違いも比べてみます。今回使うのは、レンコン、大根、リンゴ、ショウガ。それぞれ皮をむいて2~3mm程度にカットします。もちろんキャベツやなす、白菜やじゃがいもなど他の種類の野菜や果物にも使えます。

ふとん乾燥機ディハイドレーターを使ってみる

撮影:murasaki
トレイに並べていきます。空気の通り道を作るために少し重ねて。

撮影:murasaki
並べてみるとこんな感じに。小さいのであまり入らないかと思ったら、思ったよりたくさん入りました。多段は強い。

撮影:murasaki
乾燥機を穴にセットします。このふとん乾燥機は最長3時間のため、180分にセット。今回は高温(75℃の温風)を使ってみます。そしてスタート。

撮影:murasaki
排気穴が小さかったため少々ふたが浮いてしまいましたがそれ以外は順調そう。あとはタイマー終了まで待つだけ。

比較用に天日干しもセット

撮影:murasaki
比較用に同じように切った食品を干しかごに並べます。

撮影:murasaki
晴れた冬の日。最高気温は13℃、最低気温は8℃でした。夜は室内に取り込み3日間乾燥させます。


乾燥の様子

ふとん乾燥機で食器乾燥機

撮影:murasaki

 
撮影:murasaki
撮影:murasaki
ふとん乾燥機のMAX時間である3時間乾燥させると上の写真のような様子に。まだ少し柔らかく、セミドライといった状態。また、トレイの場所や野菜の置き場所で乾き具合に少し差が出ていました。上の段、トレイの端っこはやはり少し乾きにくいようです。ムラを取り除くため、位置を変えてもう3時間乾燥させたところ、折ることができるくらいパリっとした感触になりました。りんごはチップスみたいな食感に。

 

天日干し

撮影:murasaki
天日干しは3日間干しましたが、まだ柔らかく、特にリンゴは水分を感じます。

味は?見た目は?実食比較テスト

撮影:murasaki
ふとん乾燥機の食器乾燥機はちゃんとできているのか?実際に食べ比べてみました。Aが天日干しでBが乾燥機です。どちらがどちらか知らせず、2人の人に試食をお願い。感想を聞くと「違いがわからなかった」「A(天日)よりB(乾燥機)の方がパリッとしていて好き」とのこと。乾燥機だと味が落ちる、なんてことはなさそうです。よかった!

比較まとめ

乾燥機 天日
乾燥時間 6時間 3日
感触 パリッとしている しっとりしている
見た目 大きな違いはない
大きな違いはない
その他の利点 虫やほこりが付きにくい
天気に左右されない
電気代が掛からない
紫外線による効果がある

干し野菜のレシピ・使い方が気になる人はこちらの記事も!


ちゃんとした食品乾燥機(ディハイドレイター)を買うなら

食品乾燥機、楽しい!虫が付かないのと、短時間でできる、そしてコンパクトな割にたくさん作れるのはとてもよかったです。そして意外にもふとん乾燥機で結構いい感じに作れてしまうことがわかりました。でも、ふとん乾燥機がないならあえて自作する必要は全くなし!ちゃんとした食品乾燥機を買った方が安いし使いやすいです。意外にお安いものもあるので、食品乾燥機に興味を持った方は以下の記事をどうぞ。

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murasaki

DIYなどのものつくりや植物系のガジェットが好き。 屋上で菜園をしたり、自作器具で水耕栽培をしたりしています。